メイン | 2004年09月 »

2004年08月31日

早くも文庫化

数ある京極本の中でも、ひときわ濃いぃ内容で異彩を放った『別冊宝島 僕たちの好きな京極夏彦』が、このほど宝島社文庫の一巻として上梓されました(一部増補あり)。

もともとヴィジュアルよりも活字重視の本なので、文庫になってもそんなに違和感ないですね。小生と多田克己&木原浩勝両氏による京極馬鹿(!?)座談会は、やっぱり異様だけど(笑)。

isbn:4-7966-4269-2

投稿者 東 雅夫 : 2004年08月31日 18:06 | コメント (0)

百年に一度やってくる!?

「日刊ゲンダイ」8月31日付「話題の焦点」が、今夏の怪談ブームを特集。小生もコメントを寄せております……というか、見出しになっちゃってます(汗)。

gendai.JPG

いや、怪談百年周期説はかねてよりの持論なんで、本望といえば本望なのですが。
百年前の1904年は八雲の『怪談』が刊行された年、二百年前の1804年は鶴屋南北の出世作であり、「怪談狂言誕生の契機となった」(須永朝彦/『日本幻想文学全景』所収「怪談狂言」より)とも評される『天竺徳兵衛韓噺』が初上演された年なのですね。え? だから今年『幽』を創刊したのか!? も、もちろんですとも(大汗)。

isbn:4-403-21062-7

isbn:4-434-03614-9

投稿者 東 雅夫 : 2004年08月31日 11:51 | コメント (0)

潜戸リベンジ!

広島には妖怪探訪オフの皆様と御一緒させていただいたのですが、そのあと一行は中国山地を横断して一路、松江へ。はからずも、『幽』の取材から程経ずして小泉八雲ゆかりの地を再訪することとなりました。前回、海が荒れて断念した「加賀の潜戸」探訪を、今回は首尾良く果たすことができて、満足まんぞく。風波の浸食で生まれた洞窟は、ゴシック聖堂を思わせる荘厳なたたずまい。「ゴシックの恐怖」(『怪談・奇談』所収)を書いた八雲が三嘆したのもうなずけます。

kukedo3.JPG

そしてこちらは、長く細いトンネルを抜けて辿りつく波打ち際の「賽の河原」……まさに、あの世へのとば口のようではないですか。

kukedo2.JPG

なお、潜戸については、八雲の「子供たちの死霊の岩屋で」(『新編 日本の面影』所収)という、あはれ深い一文を、ぜひとも御参照ください。

bibid:02445919
isbn:4-06-158930-X
isbn:4-04-212004-0
isbn:4-480-03992-9

投稿者 東 雅夫 : 2004年08月31日 01:57 | コメント (0)

2004年08月30日

稲生物怪録展に行ってきました

伝説の発祥地・広島県三次市の県立歴史民俗資料館で開催された「稲生物怪録と妖怪の世界」展を覗いてきました。
新発見の『稲亭物怪録』をはじめ、現在確認されている絵巻の総てが一堂に展覧されており、なかなかの壮観。別室に設けられた手作り感覚のディスプレイも、イイ味出してます。

inoten1.JPG

『稲生モノノケ大全 陰之巻』のみならず、拙著『百物語の百怪』までが堂々と展示されていたのには、思わず仰け反りましたが(笑)、いやはや。
「三次は遠くて……」という方には(というか、8月末で展示終了してますね)、今回の展覧会にあわせて企画刊行された『稲生物怪録絵巻集成』がおすすめ。充実した図版類を引き立てる斬新なレイアウトが刺激的です。

isbn:4-620-31649-0
isbn:4-336-04635-2
isbn:4-04-883841-5

投稿者 東 雅夫 : 2004年08月30日 16:56 | コメント (0)

2004年08月01日

東 雅夫 年譜 (37歳〜47歳)

■1995年(37歳)
 7月、田中貢太郎の怪奇物語を集大成する〈日本怪談大全〉全5巻(国書刊行会)の第一巻『女怪の館』刊行される。全巻の構成と巻末解説を担当する。貢太郎の郷里・高知まで(自腹で)取材におもむき、現地踏査の大切さを実感、以後次第に増加する探訪紀行系の仕事への示唆を得た。
 12月、初の単著となる『クトゥルー神話事典』を〈学研ホラーノベルズ〉の一冊として刊行。

■1996年(38歳)
 この頃から、『ファンゴリア日本版』を発行する岡本晃一&竹内義和コンビが、ぶんか社と提携してdp2を起ちあげたのにともない、契約社員待遇で企画・編集に関与するようになる。
 12月、『ムー』で「日本伝説紀行」の不定期連載を開始。第一回は、広島県三次市に伝わる稲生平太郎妖怪伝説を探訪した。担当編集者・獅子堂(仮名)との弥次喜多道中は現在も続行中。

■1997年(39歳)
 7月、ぶんか社から怪談会のドキュメント『文藝百物語』を刊行。企画コーディネイトと構成、編集実務を担当する。
 8月、国書刊行会から『幻想文学1500ブックガイド』(石堂藍との共著)を刊行。同社の礒崎純一編集長の発案により、神楽坂の日本出版クラブで出版記念会が開催され、いたく恐縮する。

■1998年(40歳)
 2月、ぶんか社から長編ホラー書き下ろし叢書〈HORRORWAVE〉を発刊。企画・編集実務を担当する。
 7月、日本初のホラー小説専門誌『ホラーウェイヴ』(ぶんか社)を創刊。編集長兼雑役係となる。
 8月、河出文庫から『怪獣文学大全』を、桜桃書房から『妖髪鬼談』を、それぞれ刊行。『妖髪鬼談』はすぐに増刷がかかり、ホッとする。アンソロジストとして、ようやく一本立ちできそうな手応えを感じたものだ。

■1999年(41歳)
 1月、京極夏彦、木原浩勝、中山市朗の三氏と〈怪談之怪〉を結成、『ダ・ヴィンチ』を舞台に、現在もさまざまな企画を展開中。
 4月、幻想文学会会員だった櫻井清彦氏が運営するウェブサイト「牛込櫻会館」に参加。
 7月、ビレッジセンター出版局から『ホラーを書く!』を刊行。インタビュアーとしての総決算的な仕事となった。
 12月、『ムー』の取材で、神戸・岡山方面へ「くだん狩り」の旅に出る。作家の岩井志麻子さんも飛び入り参加。案内役として岡山在住の妖怪研究家・化野燐氏の協力を得る。このときの取材にもとづく特集記事「妖獣くだんの謎」(『ムー』2000年3月号掲載)は、日本伝説紀行始まって以来のヒットとなる。

■2000年(42歳)
 7月、オンライン書店bk1のホラーサイト編集長に着任。サイエンス・ライター森山和道さんの慫慂によるもの。

■2001年(43歳)
 1月、白泉社との提携企画第一弾として『陰陽師伝奇大全』を刊行。続いて〈皆川博子作品精華〉をプランニングする。
 7月、前年より参画していた「学研伝奇プロジェクト」が本格始動、ムー伝奇ノベル大賞入選作を掲載した雑誌『伝奇M(モンストルム)』が発売される。企画監修、特集記事執筆等。
 同月、同朋舎より『百物語の百怪』を刊行。単著をまったくのゼロから書き下ろすのは初体験で、担当編集者の三津田信三氏には多大な御迷惑をおかけしたが、おかげで長丁場を書き抜くコツがつかめてきた気がする。感謝に堪えない。
 11月、学研伝奇プロジェクトの一環として、文庫アンソロジー・シリーズ〈伝奇ノ匣〉が『国枝史郎ベスト・セレクション』でスタート。国枝の初期幻想戯曲を完全復刻するという開き直った企画が功を奏したのか売れ行き堅調で、以後、コンスタントに巻を重ねることができた。

■2002年(44歳)
 1月、『小説推理』で〈幻想と怪奇〉時評の連載を開始。同誌では、連載と並行して「幻想と怪奇プロジェクト」を推進中。
 8月、双葉社から『ホラー小説時評』を刊行。『SFマガジン』に十二年間連載していたホラー時評を集大成したもの。〈幻想と怪奇〉時評担当者である平野優佳さんの慫慂による。平野さんには索引作りや書影の割付などにも多大な御尽力を賜った(深謝)。
 この時期、双葉社に程近い神楽坂界隈で仕事や散策をする機会が増え、その魅力に取り憑かれる。今でも手頃な物件があったら、彼の地に仕事場を構えたいものと妄想しているのだが。

■2003年(45歳)
 5月、双葉社から対談集『ホラー・ジャパネスクを語る』を刊行。もともと同朋舎版〈ホラージャパネスク叢書〉の一巻として進められていたものだが、同社の出版業務停止にともない、双葉社さんに引き受けていただいた企画である(これまた感謝)。
 9月、毎日新聞社より『稲生モノノケ大全 陰之巻』を刊行。この年4月に急逝した担当編集者Sこと二階堂奥歯さんの頑張りで実現した企画であった。朝日新聞の書評欄で中条省平氏が好意的に取りあげてくださったのをきっかけに売れ足がついて、高額の大冊にもかかわらず重版がかかり、なによりの手向けとなった。

■2004年(46歳)
 6月、メディアファクトリーより『ダ・ヴィンチ』増刊として、日本初の怪談専門誌『幽』を発刊、編集長に着任する。『ダ・ヴィンチ』副編集長で〈怪談之怪〉の責任者でもある岸本亜紀さんに、〈怪談之怪〉での実績を踏まえた専門誌の創刊を打診したところ、ほぼ二つ返事で快諾を得たもの。『幽』という誌名の発案者は京極夏彦氏であった。幸いにも多くの皆様の御支援・御協力を得て、創作、実話、漫画を三本柱とする怪談エンターテインメント・マガジンとして、現在望みうる最高の人材を結集することができたと思っている。
 8月、ビーケーワンとの提携サイトとして「東雅夫の幻妖ブックブログ」がスタート。実質、ウェブ日記であるわけだが、2005年12月現在まで途切れることなく継続中。オンライン、オフラインを問わず、こんなに日記が長続きするのは画期的なことだ。文章も画像も、書き込んですぐサイトに反映できる容易さが、せっかちな気質に合っているのだろう。

■2005年(47歳)
 前年『幽』の発刊にかかりきりで溜まっていた企画が一挙に押し寄せ、あたかも「月刊東雅夫」状態に。その内訳はというと……2月、学研M文庫より『伝奇ノ匣8 ゴシック名訳集成 暴夜幻想譚』を、3月、角川ホラー文庫より『闇夜に怪を語れば』を、5月、毎日新聞社より『稲生モノノケ大全 陽之巻』、学研より『妖怪伝説奇聞』を、6月、メディアファクトリーより『幽』第3号を、7月、創元推理文庫より『日本怪奇小説傑作集1』を、8月、小学館文庫より『妖怪文藝 巻之壱 モノノケ大合戦』を、9月、創元推理文庫より『日本怪奇小説傑作集2』、角川ホラー文庫より『血と薔薇の誘う夜に』と『火星の運河 江戸川乱歩のホラー読本』、小学館文庫より『妖怪文藝 巻之弐 響き交わす鬼』を、10月、小学館文庫より『妖怪文藝 巻之参 魑魅魍魎列島』を、12月、創元推理文庫より『日本怪奇小説傑作集3』、メディアファクトリーより『幽』第4号を……という具合。我ながらよくまあ無事に乗り切ったものであることよ。

投稿者 coolmint : 2004年08月01日 00:00 | コメント (1) | トラックバック (0)

東 雅夫 年譜 (25歳〜36歳)

■1983年(25歳)
 3月、河出書房新社の『ブック・ガイド・ブック1983』に、日本の古典幻想文学に関する作品案内を寄稿。物書きモードでの最初期の仕事のひとつである。他に『週刊読書人』や『アングル』などにも寄稿した記憶あり。

■1984年(26歳)
 8月、田中光二『闇の牙』(集英社文庫)の解説を執筆。文庫解説の初仕事となる。

■1985年(27歳)
 5月、澁澤龍彦・中井英夫両氏を選者に迎えた「第一回幻想文学新人賞」入選作を掲載したアンソロジー形式の単行本『幻視の文学1985』を刊行。第一回の受賞作は、加藤幹也(現在の作家・秋里光彦こと文芸評論家の高原英理)の「少女のための鏖殺作法」、佳作に牧野みちこ(現在の牧野修)「召されし街」など。
 9月、澁澤龍彦監修・幻想文学会編による『日本幻想文学大全』全2巻が、青銅社から刊行される。解題を執筆。『幻視の文学』とともに、アンソロジストとしての実質的な初仕事といえよう。

■1986年(28歳)
 2月、研究批評誌である『幻想文学』を補完する怪奇幻想小説の専門誌として『小説幻妖』を創刊。泉鏡花、香山滋、鈴木泉三郎、ジャン・レイ、ダンセイニ、ソログープといったラインナップは、一部マニアの好評を博すも、あえなく2号で途絶した。

■1987年(29歳)
『獅子王』9月号の特集「怪奇小説が読みたい。」に、日本のホラー史をたどるガイド風エッセイを寄稿。このあたりから、ホラー評論家としてのスタンスを、漠然とではあるが意識しはじめた気がする。

■1988年(30歳)
 前年8月の澁澤龍彦氏逝去をうけて、11月に別冊幻想文学『澁澤龍彦スペシャル1 シブサワ・クロニクル』を刊行。澁澤龍子さんの全面的な御協力のもと、豊富な一次資料を駆使して思う存分、取材・編集作業に打ち込めたことは、このうえない幸せであった。雑誌編集者としての代表作を自薦せよと言われたら、迷わずこの号を挙げると思う。

■1990年(32歳)
 2月から『SFマガジン』誌上で、ホラー小説時評の連載を開始。まさか12年間も続けることになろうとは、当時は夢にも思わなかった。
 8月、書評専門誌『BGM(ブックガイド・マガジン)』を創刊するも3号で挫折。この頃から次第に、家内制手工業的な出版活動に限界を感じはじめる。

■1991年(33歳)
 9月、別冊幻想文学『日本幻想作家名鑑』(石堂藍と共著)を刊行。半年近く、通常の編集業務を停止して取り組んだ大仕事だった。

■1994年(36歳)
 7月、『幻想文学』の発行元が、有限会社幻想文学出版局から、川島徳絵を代表とする株式会社アトリエOCTAに移行したのにともない、独立して「幻想文学企画室」を起ちあげ、『幻想文学』の企画編集と並行して、他の出版社の仕事も請け負うようになる。
 8月、幻想文学企画室としての事実上の初仕事となる〈学研ホラーノベルズ〉第一弾として、『魔道書ネクロノミコン』『クトゥルー怪異録』など4冊を同時刊行。同シリーズは、96年末の刊行終了まで一貫して企画編集実務を担当した。ちなみに当時、同じフロアで、ヤスケンこと安原顕さんも仕事をされており、さながらプレbk1状態だったことを思い出す。
 12月、河出文庫から〈不気味な話〉シリーズの第一巻として『不気味な話1 江戸川乱歩』刊行される。作品のセレクションと編集実務を担当する。

投稿者 coolmint : 2004年08月01日 00:00 | コメント (0) | トラックバック (0)

東 雅夫 年譜 (13歳〜24歳)

■1971年(13歳)
 4月、横須賀市立不入斗(いりやまず)中学校に入学。陸上部に所属、種目は中距離(800メートル走とかですな)ひと筋。
 一年の夏の自由研究で「怪奇幻想文学の系譜」をテーマに選び(ネタではありません)、年表や系統図づくりに励む。担任の長谷川先生にその旨を報告したら、「僕の甥っ子にSFを書いてる作家がいるんだが、話を聞きに行くかね?」と言われる。甥御さんとは、平井和正のことだった。根がひっこみ思案なので、つい気おくれしてしまって後で後悔した。
 中一の夏休みは、陸上部の練習と、三一書房版『夢野久作全集』および桃源社版『澁澤龍彦集成』で明け暮れた。

■1974年(16歳)
 4月、神奈川県立横須賀高等学校に入学。陸上部の勧誘を振りきって放送部に入り、山村暮鳥の「いちめんのなのはな……」(詩集『聖三稜玻璃』所収の「風景」)を放送劇にして顰蹙をかったりしていた。
 入学後まもなく、長身に丸刈り頭でネズミ男みたいな風貌の生徒がひょこひょこ教室にやってきて、いきなり「これ、知ってるか」と『幻想と怪奇』のラヴクラフト特集号(当然こちらも既読)を突きつけた。後の思想家(で、いいのかな?)浅羽通明である。浅羽が中心となって結成された「横高SF研究会」に参加、ガリ版刷りの同人誌『百鬼夜行』に、SFとはなんの関係もない日夏耿之介やドイツ浪漫派や英国怪奇小説のことを書きちらしていた。出来上がった雑誌を渡り廊下に並べ、オカリナを吹いては客寄せをしていた浅羽の姿を思い出す。
 高校二年の頃から、月に一、二度、神田神保町の古書店街へ通いはじめる。最初に親に連れていってもらったとき、夢に見るほど入手を切望していた東京創元社版〈世界恐怖小説全集〉の全巻揃いが棚にあるのを見つけ、「さすがは神保町……」と実感する。親を拝み倒して買って帰ったことは申すまでもあるまい。
 東京駅で中央線に乗り換え、お茶の水駅から坂道を駆け下りると、真っ先に飛び込むのが三省堂アネックス(今はカラオケ店パセラに変わっている)だった。一階の平台に蝟集する幻想文学関連の新刊書の前に立つと、決まって妖しく胸ときめいたものだ。創土社の〈ブックス・メタモルファス〉、牧神社の〈アーサー・マッケン作品集成〉や〈こわい話・気味のわるい話〉、国書刊行会の〈世界幻想文学大系〉、月刊ペン社の〈妖精文庫〉……毎月のように、文学観や世界観を一変させる出逢いがあった。

■1977年(19歳)
 4月、早稲田大学第一文学部に入学。入学とほぼ同時に、横須賀中央の平坂書房本店でアルバイトを始める。同店は市内最大手の新刊書店。当時は凄い長髪だったので、とてもレジには出せないと(!?)もっぱら奥で返品作業や在庫管理の補佐にあたる。本と読者が出逢う最前線の裏側に身を置いたこのときの経験が、後に出版の仕事に携わるようになってから役立つことになった。給与から天引きで本を割引購入できるのをよいことに、しばしば調子にのって買いすぎては「逆給料」を支払う羽目に。

■1979年(21歳)
 この年、早大政経学部の学生数名が中心となって結成された「幻想文学会」に参加。創立当時のメンバーに、保坂会長こと神宮寺元(歴史小説家)、倉阪鬼一郎、石堂藍などがいた。後に学外へも参加を募り、作家デビュー前の菊地秀行や、東大英文科の院生だった南條竹則らが加わる。
 6月に、ガリ版刷りの同人誌『幻想文学』を発刊。後の『幻想文学』の原点ですな。小生が「泉鏡花とアラビアン・ナイト」と題する評論や、ヘンリー・ジェイムズ『聖なる泉』、ヒュー・ラム編『Forgotten Tales of Terror』、R・ダービイ編『The Best Ghost Stories of H.R.Wakefield』等々のレビューを寄稿し、倉阪が「塔」と題する短編を載せている……むむむ、最近の『小説推理』とどこが違うんだ、と突っ込まれそうである(笑)。
 せっかく作ったのだから、と、斯界の先達諸氏へ失礼も省みず謹呈したところ、作家の中井英夫さんから思いがけず温かい督励の葉書をいただき、大感激する。それが縁となって、当時世田谷の羽根木にあった中井邸に、ときおり出入りするようになる。

■1980年(22歳)
 6月、幻想文学研究季刊誌『金羊毛』を創刊(編集人・東雅夫/発行人・保坂泰彦/発行・早大幻想文学会)。『幻想文学』の直接の前身である。タイプ印刷で150頁ほどの同人誌だったが、ものはためしと、神田神保町の三省堂アネックスや高田馬場&池袋の芳林堂書店に持ち込んだところ、思ったより良く売れて味をしめる。
 創刊号の内容は、評論が東雅夫「管絃・巫・修験――巫者の文学としての『蓬莱曲』論」、大沢弘逸「『幻想』としての不連続――小栗虫太郎試論」、保坂泰彦「夢鏡」、創作が倉阪鬼一郎「青猫の輪唱」、葛木悠子「暮色の靴音」、書評に塔英介「『とらんぷ譚』論」、嵯峨敦「『家畜小屋』―池田得太郎」ほか、巻末特集として「日本幻想作家リスト1」という布陣であった。

■1981年(23歳)
 3月、就職活動そっちのけで制作に没頭していた『金羊毛』第2号が完成。南條竹則入魂の「作家特集 リチャード・ミドルトン」や、巻末リスト「日本幻想文学アンソロジー81」など。制作にあたって、『夜想』創刊まもないペヨトル工房の今野裕一編集長とミルキイ・イソベさんに、なにくれとなく御援助・御指導いただいた。
 5月頃、〈ドイツ・ロマン派叢書〉などを刊行していた小出版社・青銅社に入社。営業、在庫管理、編集実務など出版活動のキホンを仕込まれる。通勤の便を考え、文京区小日向にアパートを借りる(大学時代は横須賀から通学していたのだ)。

■1982年(24歳)
 4月、季刊誌『幻想文学』を創刊(編集人・東雅夫/発行人・川島徳絵/発行・幻想文学会出版局)。当初は青銅社から発行の予定で編集作業を進めていたが、直前になって社内事情が変わったため、退社・独立しての刊行を決意。青銅社の葛西良員社長には、印刷・製本所を紹介していただくなど、ひとかたならぬお世話になった。
「特集 幻想文学研究の現在」と題する創刊号は、新宿の紀伊国屋本店で瞬く間に100部を完売するなど、予想以上の反響があった。海のものとも山のものともつかぬ創刊誌に、こころよく御寄稿・御登場くださった澁澤龍彦、中井英夫、荒俣宏、大瀧啓裕の諸氏、そして素晴らしい表紙絵を描いてくださった建石修志画伯には、感謝の言葉もない。また、刊行直後から新聞等のコラムで好意的に取りあげてくださった川本三郎さんも、恩人のひとりである。
 とはいえ、雑誌発行だけで食えるはずもなく、当初の数年間は、週に三日、学習塾「学協」西葛西教室で、小学校三年から中学三年生を相手に国語を教えていた。

投稿者 coolmint : 2004年08月01日 00:00 | コメント (0) | トラックバック (0)

東 雅夫 年譜 (1歳〜12歳)

■1958年(0歳)
 4月11日、神奈川県横須賀市に生まれる。本名は政男。東外喜雄(ひがし・ときお)・房江の長男。独りっ子である。父は石川県の出身で、海軍予科練から海上自衛隊に入隊、事務官として停年まで勤務した。横須賀は母の地元であった。母方の家が秩父三峰講の信者であったため、父に背負われて三峰山奥宮に登拝したときの断片的な情景が、最も古い記憶かも知れない。

■1965年(7歳)
 4月、横須賀市立鶴久保小学校に入学。
 幼稚園から小学校にかけては、恐竜や怪獣にとりわけ熱中する。小学校入学の翌年1月から、テレビで「ウルトラQ」の放映が始まった世代なのだから当然ではあろう。
 叔父の部屋で偶然見つけた生物の教科書に、古生物の挿絵が載っているのを目にしてたいそう魅了され、早速、A6サイズのノートに『きょうりゅうのれきし』と命名して、分類・整理・解説(笑)作業に熱中する。どうも根っからエディトリアルな人間であるらしい。私家版の第二弾は、当然のことながら『怪獣手帳』。こちらは一巻ではおさまらずシリーズ化(?)されるに至る。キネマ旬報別冊『世界怪物怪獣大全集』が当時のバイブルで、文字どおりボロボロになるまで愛読した。
 小学校の図書館では、『シートン動物記』『ファーブル昆虫記』『世界の神話伝説』などに、まずハマった。子供向けの『日本文学全集』で、佐藤春夫の「西班牙犬の家」や芥川龍之介の「河童」や宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読んだあたりが、幻想文学とのファースト・コンタクトではなかろうか。ちなみに、生まれて初めて自分の小遣いで買った本は、水木しげる『墓場の鬼太郎』だった。

■1968年(10歳)
 たしかこの頃、初めて町の書店へひとりで行き、岩波文庫のカフカ『変身』を購入。レジへ持っていったら店員に「おうちの人に頼まれたの?」と聞かれたので、「自分で読む」と答えたら、ヘンな顔をされた。
 なぜ『変身』を選んだのかといえば、「ウルトラQ」的な世界(アンバランス・ゾーン!)に通じているように思ったのと、価格が★ひとつで安かったからである。

■1970年(12歳)
 最寄り駅であるJR横須賀線・衣笠駅前のさんせい堂書店で、創元推理文庫版『怪奇小説傑作集』第2巻を購入。冒頭の「ポドロ島」を読むなり、世の中に、こんなにもわけが分からない、それでいて、こんなにも心惹かれる物語があることに深甚な衝撃を受ける。すべてはここから始まったらしい。
 その後、ブラッドベリ『10月はたそがれの国』や帆船マークの諸作を片ッ端から読破しているうちに、新人物往来社の〈怪奇幻想の文学〉や月刊ペン社の『アンソロジー恐怖と幻想』、そして桃源社や薔薇十字社の異端文学本が、文芸書の新刊棚に並んでいるのを次々と発見。思えば畏ろしき、そして至福の時代であった。
 読書感想文に、ビアスの「犬の油」や『ブラックウッド傑作集』を取りあげて、白い目で見られる(あたりまえだ)。

投稿者 coolmint : 2004年08月01日 00:00 | コメント (0) | トラックバック (0)

東 雅夫プロフィール

東 雅夫(ひがし・まさお)
 アンソロジスト、文芸評論家。怪談専門誌『幽』編集長。
 1958年4月11日、神奈川県横須賀市に生まれる。
 早稲田大学第一文学部日本文学科卒。在学中、幻想文学会に参加、機関誌『幻想文学』『金羊毛』(『幻想文学』の前身)の編集を担当する。
 卒業後、文芸書出版社の青銅社に一年弱勤務を経て、82年4月『幻想文学』創刊を機に独立、幻想文学会出版局(後にアトリエOCTAと改称)として活動を始める(発行人は川島徳絵)。2003年7月の終刊まで一貫して編集長を務める。
 『幻想文学』の活動と並行して、他の版元での企画・編集・制作業務も手がけた。おもな出版物に、学研ホラーノベルズ(学習研究社)、HORRORWAVE(ぶんか社)、書物の王国(国書刊行会)、伝奇ノ匣(学研M文庫)等のシリーズがある。
 2000年頃からは、怪談やホラー、幻想文学ジャンルのアンソロジスト/評論家としての企画編纂・研究批評活動を中心に展開して現在に至る。
 2004年6月より、メディアファクトリー刊(ダ・ヴィンチ増刊)の怪談専門誌『幽』編集長に就任。
 現在、『小説推理』誌で〈幻想と怪奇〉時評を、『ムー』で「日本伝説紀行」を、それぞれ連載中。
 また、ビーケーワン怪談大賞、『幽』怪談文学賞の選考委員を務める。
 ビーケーワンとのコラボレーションによる「幻妖ブックブログ」も展開中。

 主要な著書・編纂書は下記のとおり。
●著書
クトゥルー神話事典 学研ホラーノベルズ 1995年 ISBN 4054006337
ホラーを書く! ビレッジセンター出版局 1999年 ISBN 4894361280
新訂 クトゥルー神話事典 学研M文庫 2001年 ISBN 405900023X
百物語の百怪 同朋舎 2001年 ISBN 4810426963
ホラーを書く! 小学館文庫 2002年 ISBN 4094028366
ホラー小説時評 1990-2001 双葉社 2002年 ISBN 4575234486
ホラー・ジャパネスクを語る 双葉社 2003年 ISBN 4575234699
妖怪伝説奇聞 学研 2005年 ISBN 4054027199
ホラー・ジャパネスク読本 双葉文庫 2006年 ISBN 4575713120
クトゥルー神話事典 第三版 学研M文庫 2007年 ISBN 405900460X
百物語の怪談史 角川ソフィア文庫 2007年 ISBN 4041783054
江戸東京 怪談文学散歩 角川選書428 角川学芸出版 2008年 ISBN 4047034282
怪談文芸ハンドブック メディアファクトリー 2009年 ISBN 4840127514
●共著
事典の小百科 大修館書店 1988年 ISBN 4469012246
日本幻想作家名鑑 幻想文学出版局 1991年
幻想文学1500ブックガイド 国書刊行会 1997年 ISBN 4336039976
日本幻想文学全景 新書館 1998年 ISBN 4403210627
京極夏彦の世界 青弓社 1999年 ISBN 4787291351
伝染る「怖い話」 宝島社文庫 1999年 ISBN 4796615660
真夜中の檻 創元推理文庫 2000年 ISBN 4488585019
ワールド・ミステリー・ツアー13 京都篇 同朋舎 1999年 ISBN 4810425606
ワールド・ミステリー・ツアー13 空想篇 同朋舎 2000年 ISBN 4810425657
日本怪奇幻想紀行 一之巻 妖怪/百鬼巡り 同朋舎 2000年 ISBN 4810426149
日本怪奇幻想紀行 二之巻 祟り・呪い道中 同朋舎 2000年 ISBN 4810426157
日本怪奇幻想紀行 三之巻 幽霊・怨霊怪譚 同朋舎 2000年 ISBN 4810426165
日本怪奇幻想紀行 五之巻 妖怪/夜行巡り 同朋舎 2001年 ISBN 4810426181
ジャンル別映画ベスト1000 学研M文庫 2001年 ISBN 4059011029
永遠の伝奇小説BEST1000 学研M文庫 2002年 ISBN 4059001945
ゾンビ映画大事典 洋泉社 2003年 ISBN 4896917111
泉鏡花『高野聖』作品論集 クレス出版 2003年 ISBN 4877331425
「学校の怪談」はささやく 青弓社 2005年 ISBN 4787291777
稲垣足穂の世界 タルホスコープ 平凡社 2007年 ISBN 9784582634297
クトゥルー神話の本 学研 2007年 ISBN 9784056049015
●編纂書
幻視の文学1985 幻想文学会出版局 1985年
日本幻想文学大全 上 幻想のラビリンス 青銅社 1985年
日本幻想文学大全 下 幻視のラビリンス 青銅社 1985年
澁澤龍彦 回想と批評 幻想文学出版局 1990年
血と薔薇のエクスタシー 吸血鬼小説傑作集 幻想文学出版局 1990年
クトゥルー怪異録 クトゥルー神話セレクション 学研ホラーノベルズ 1994年 ISBN 4054003850
少女怪談 恐怖少女セレクション 学研ホラーノベルズ 1994年 ISBN 405400444X
不気味な話1 江戸川乱歩 河出文庫 1994年 ISBN 4309404332
不気味な話2 夏目漱石 河出文庫 1995年 ISBN 4309404421
日本怪談大全 第1巻 女怪の館 田中貢太郎 国書刊行会 1995年 ISBN 4336037310
日本怪談大全 第2巻 幽霊の館 田中貢太郎 国書刊行会 1995年 ISBN 4336037329
日本怪談大全 第3巻 禽獣の館 田中貢太郎 国書刊行会 1995年 ISBN 4336037337
日本怪談大全 第4巻 犯罪の館 田中貢太郎 国書刊行会 1995年 ISBN 4336037345
日本怪談大全 第5巻 奇談の館 田中貢太郎 国書刊行会 1995年 ISBN 4336037353
文藝百物語 ぶんか社 1997年 ISBN 4821105594
書物の王国1 架空の町 国書刊行会 1997年 ISBN 433604001X
書物の王国17 怪獣 国書刊行会 1998年 ISBN 4336040176
書物の王国2 夢 国書刊行会 1998年 ISBN 4336040028
書物の王国11 分身 国書刊行会 1999年 ISBN 4336040117
書物の王国18 妖怪 国書刊行会 1999年 ISBN 4336040184
書物の王国4 月 国書刊行会 1999年 ISBN 4336040044
怪獣文学大全 河出文庫 1998年 ISBN 4309405452
恐竜文学大全 河出文庫 1998年 ISBN 4309405541
妖髪鬼談 桜桃書房 1998年 ISBN 4756705529
屍鬼の血族 桜桃書房 1999年 ISBN 4756711200
怪猫鬼談 人類文化社 1999年 ISBN 4756711871
クトゥルー怪異録 学研M文庫 2000年 ISBN 4059000078
少女怪談 学研M文庫 2000年 ISBN 4059000086
文藝百物語 角川ホラー文庫 2001年 ISBN 4043598017
陰陽師伝奇大全 白泉社 2001年 ISBN 4592760913
皆川博子作品精華 幻妖 幻想小説編 白泉社 2001年 ISBN 4592750055
伝奇ノ匣1 国枝史郎 ベスト・セレクション 学研M文庫 2001年 ISBN 4059000671
伝奇ノ匣2 岡本綺堂 妖術伝奇集 学研M文庫 2002年 ISBN 4059001201
伝奇ノ匣3 芥川龍之介 妖怪文学館 学研M文庫 2002年 ISBN 4059001716
伝奇ノ匣4 村山槐多 耽美怪奇全集 学研M文庫 2002年 ISBN 4059002011
伝奇ノ匣5 夢野久作 ドグラマグラ幻戯 学研M文庫 2003年 ISBN 4059002364
伝奇ノ匣6 田中貢太郎 日本怪談事典 学研M文庫 2003年 ISBN 4059002607
伝奇ノ匣7 ゴシック名訳集成 西洋伝奇物語 学研M文庫 2004年 ISBN 4059002976
伝奇ノ匣8 ゴシック名訳集成 暴夜幻想譚 学研M文庫 2005年 ISBN 4059003360
伝奇ノ匣9 ゴシック名訳集成 吸血妖鬼譚 学研M文庫 2008年 ISBN 4059005312 
闇夜に怪を語れば 百物語ホラー傑作選 角川文庫 2005年 ISBN 4043598025
稲生モノノケ大全 陰之巻 毎日新聞社 2003年 ISBN 4620316490
稲生モノノケ大全 陽之巻 毎日新聞社 2005年 ISBN 462010695X
火星の運河 江戸川乱歩のホラー入門 角川ホラー文庫 2005年 ISBN 4041053277
血と薔薇の誘う夜に 吸血鬼ホラー傑作選 角川ホラー文庫 2005年 ISBN 4043804016
妖怪文藝 巻之壱 モノノケ大合戦 小学館文庫 2005年 ISBN 4094028374
妖怪文藝 巻之弐 響き交わす鬼 小学館文庫 2005年 ISBN 4094028382
妖怪文藝 巻之参 魑魅魍魎列島 小学館文庫 2005年 ISBN 4094028390
猫路地 日本出版社 2006年 ISBN 489048955X
幻妖の匣1 赤江瀑名作選 学研M文庫 2006年 ISBN 4059004529  
黒髪に恨みは深く 髪の毛ホラー傑作選 角川ホラー文庫 2006年 ISBN 4043804024
文豪怪談傑作選1 川端康成集 片腕 ちくま文庫 2006年 ISBN 489048955X
文豪怪談傑作選2 森鴎外集 鼠坂 ちくま文庫 2006年 ISBN 4480422420
文豪怪談傑作選3 吉屋信子集 生霊 ちくま文庫 2006年 ISBN 4480422439
文豪怪談傑作選4 泉鏡花集 黒壁 ちくま文庫 2006年 ISBN 4480422447
文豪怪談傑作選5特別篇 百物語怪談会 ちくま文庫 2007年 ISBN 4480423346  
文豪怪談傑作選6 柳田國男集 幽冥談 ちくま文庫 2007年 ISBN 4480423591
文豪怪談傑作選7 三島由紀夫集 雛の宿 ちくま文庫 2007年 ISBN 4480423648
文豪怪談傑作選8特別篇 文藝怪談実話 ちくま文庫 2008年 ISBN 448042461X
文豪怪談傑作選9 小川未明集 幽霊船 ちくま文庫 2008年 ISBN 4480424717
文豪怪談傑作選10 室生犀星集 童子 ちくま文庫 2008年 ISBN 4480424873
飛騨の怪談 新編・綺堂怪奇名作選 岡本綺堂 幽Classics メディアファクトリー 2008年 ISBN 4840121710
お岩 小山内薫怪談集 幽Classics メディアファクトリー 2009年 ISBN 4840127336
●共編書
怪談之怪之怪談 メディアファクトリー 2003年 ISBN 484010848X
日本怪奇小説傑作集1 創元推理文庫 2005年 ISBN 4488564011
日本怪奇小説傑作集2 創元推理文庫 2005年 ISBN 448856402X
日本怪奇小説傑作集3 創元推理文庫 2005年 ISBN 4488564038
怪談の学校 メディアファクトリー 2006年 ISBN 4840114978
響鬼探究 国書刊行会 2007年 ISBN 4336049270
てのひら怪談 ポプラ社 2007年 ISBN 4591096998
てのひら怪談2 ポプラ社 2007年 ISBN 4591100103
てのひら怪談 百怪繚乱篇 ポプラ社 2008年 ISBN 4591103870
てのひら怪談 ポプラ文庫 2008年 ISBN 4591103528
てのひら怪談・己丑 ポプラ文庫 2009年 ISBN 459111015X
リトル・リトル・クトゥルー 学習研究社 2009年 ISBN 4054037984

投稿者 coolmint : 2004年08月01日 00:00 | コメント (0) | トラックバック (0)