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2005年02月24日
URL変更&プチリニューアル、完了です以前告知しました、URL変更が完了しました。また、引越しにともない、若干レイアウトの変更もしましたので、そちらのほうもぜひご覧いただければと思います。
新しいURLの幻妖ブックブログもどうぞよろしくお願い申し上げます。
投稿者 : 2005年02月24日 22:12 | コメント (0)
2005年02月23日
シャグパットの環っ! 『ゴシック名訳集成 暴夜幻想譚』の購読特典について「まだかー」とのお問い合わせをいただいているようですが、目下もろもろの間隙を突いて準備中ですので、もうしばらくお待ちください。特典は3月なかば購入まで有効なので、まだの方も、この機会にぜひ!
ちなみに今月の「伝奇入門」@ムーでも言及したのですが、『週刊文春』の年末恒例「ミステリーベスト10」で、およそ畑違いにもかかわらず『ゴシック名訳集成 西洋伝奇物語』を挙げてくださった方が、お三方も――作家の飯野文彦さんと高井信さん、翻訳家の中村融さん、ありがとうございます――いらしたことを最近になって人から教えられて知り、おおいに感激した次第です。
また『暴夜幻想譚』についても、諸サイトでの言及がそろそろ管見に入ってきて、これまたおおいに励まされております。
特に素天堂さん(http://d.hatena.ne.jp/sutendo/)が、皆川正禧の「蓬莱」に反応してくださっているのは、編者冥利に尽きますですな。同サイトでは、なんだか「シャグパットの毛剃」をめぐる熱い交感(!?)も始まっているようで嬉しいかぎりです。
ひろげよう、シャグパットの環!(笑)
isbn:4059002976
ちなみに最近、それ系の関係者と会うたびに何故か質問されるパート3『吸血妖魅譚(仮)』の内容なのですが、泰西吸血鬼小説移入の黎明を展望するのは当然として、ドラキュラに代表されるユニバーサル・ゴシック的なるものと本朝伝奇/怪奇小説との関わりを裏テーマに据える心算でおります。
ま、具体的には、バイロン、ポリドリ、シェリー夫妻による名高きディオダティ荘の一夜を紙上再現しようって趣向なんですが、いずれにせよ、『暴夜幻想譚』が大コケしたら次はない恐れも十分に考えられますので……ひろげよう、シャグパットの環!(しつこい)
isbn:488721331X
↑ディオダティ荘の惨劇(?)については、この本が特に詳しいっすね
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月23日 08:38 | コメント (0)
2005年02月21日
アンケート御礼 拙著『妖怪伝説秘宝(仮/風前の灯火……)』へのアンケート、こんなに多くの御回答をいただけるとは! 担当の獅子堂ともども、大感激しております。ありがとうございます。本日正午をもって締め切らせていただきました(深川さん、ナイスなボケをありがとうございました)。
せめてものお礼のしるしに、謹呈本を1冊から2冊に倍増(笑)することにしました。抽選と発表は追ってまた。
タイトル最終決定にあたっては、皆さまの御意見を参考にさせていただく所存です。どうか今後ともよろしくお願いいたします。
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月21日 23:21 | コメント (0)
【再告知】URL変更のお知らせ幻妖ブックブログをご利用いただき、誠にありがとうございます。
以前告知し、ビーケーワン本体のリニューアルとともに延期しておりました当ブログのhttp://blog.bk1.co.jp/genyo/へのURL変更ですが、ビーケーワン本体のリニューアルに先だって実施することとなりましたので、ご報告いたします。
実施の日時ですが、
2月24日(木) AM 11:00〜
を予定しております。作業自体は数時間で終わる予定となっております。
リニューアルの作業中は現状のURLで当ブログを閲覧することはできますが、その期間中に投稿されましたコメント、トラックバックは新URLには反映されませんので、ご注意ください。
投稿者 : 2005年02月21日 17:47 | コメント (0)
2005年02月19日
緊急アンケート企画 突然ですが、目下『妖怪伝説秘宝(仮)』のタイトル決定が、船頭多くしてなんとやらで大難航中(この期に及んで……)。つきましては、ここをごらんの皆さまから御意見を拝聴したいと思います。
下記のタイトル候補の中で、どれが最もふさわしいと思われるか、コメントを頂戴できたら幸いです。何故そう思われるのか、簡単でけっこうですから付言していただけると嬉しいっす。
コメントをお寄せいただいた方全員の中から、厳正なる抽選により1名様に、同書をサイン入りで謹呈させていただきます。締切は、週明け21日(月)の正午までといたします。
1 妖怪伝説秘宝
2 妖怪伝説至宝
3 妖怪伝説宝典
4 妖怪伝説探訪
5 妖怪伝説奇聞
6 妖怪伝説秘録
7 妖怪宝匣
8 妖怪宝巻
9 妖怪観光
10 妖怪大紀行
なお、御参考までに、下記に目次一覧を掲げておきますので御参照くださいませ。
◆東雅夫『妖怪伝説秘宝(仮)』内容一覧(予定)
妖怪秘宝(グラビアPart1)〜全国に秘蔵される妖怪の「お宝」をアップで大公開!
第一章 魔王の木槌を求めて〜稲生物怪録の故郷で「平成の平太郎」氏と対面
第二章 妖獣クダンを追え!〜岡山・兵庫・京都にクダン/牛女の幻影を求めて
第三章 ワレラ妖怪島ニ上陸セリ〜岡山牛窓の牛鬼群島伝説を探訪
第四章 奇祭・数方庭と塵輪の謎〜下関長府に伝わる天下の奇祭と舶来大妖魔
妖怪奇祭(グラビアPart2)〜数方庭、牛鬼祭、稲生祭の模様を迫力の連続写真で
第五章 燃えよ宇和島、牛鬼まつり〜街で怪獣たちが大暴れ!? 四国牛鬼紀行
第六章 讃岐路の牛妖たち〜もうひとつの甲山と名勝・五色台の牛鬼伝説に迫る
第七章 魔の道ナメラスジを往く〜岡山・四国の「魔物が通る道」を踏破する
第八章 八幡の藪知らず〜千葉市川の街角にひそむ禁断の魔処とは?
妖怪魔道(グラビアPart3)〜妖怪がひそむ風景を満載!
第九章 鬼の骨を祀る寺にて〜集団自殺を遂げた鬼たちの歯や骨が眼前に
第十章 松山蛇骨伝説〜雌雄の大蛇の骨にまつわるホラーな因縁を探る
第十一章 九州怪猫紀行〜鍋島猫騒動の意外な真相と猫の王が棲む魔の山
第十二章 児啼爺の棲息地を発見!?〜阿波の秘境に息づく妖怪伝説ドキュメント
参考文献/あとがき
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月19日 03:11 | コメント (15)
2005年02月18日
百物語アンソロジー書影 角川ホラー文庫から3月10日発売予定のアンソロジー『闇夜に怪を語れば――百物語ホラー傑作選』のカバーデザイン最終ラフが届きました。
想像していた以上の素晴らしい出来映えに欣喜雀躍。
デザイン案の実現にあたり獅子奮迅の活躍をみせた担当Tあらためツ嬢とデザイナーさんに感謝。
ともかく、ごらんください! 詳細は追ってまた。
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月18日 15:36 | コメント (0)
妖怪伝説秘宝、入稿完了! 万難を排して3月末までに本にすることが至上命令とされている拙著『妖怪伝説秘宝(仮)』(学習研究社)。と、いうことは……入稿までに、あと3日しかないやん!
てなわけで、書庫の目立たない処に保管してある膨大な『ムー』のバックナンバーの中から、今回単行本に入れる分が載っている号を引っぱりだして、一気呵成に諸準備を進める。最初期の三次モノノケ紀行や、リポート記事だったため短縮化した児啼爺関連記事などは大幅に手を入れたのだが、それ以外についても、ついつい細かく手直しを施すことになった。大きな声では云えないが、連載時点ではまったく気づかずにいた事実関係の符合に愕然としたりとか、なかなかスリリングな改訂作業であったことよ。それしても、よくぞまあこれだけ執拗に「牛」関係の伝承を追いかけたものだよな、ぶもももーん。
連休の中日を利用して、担当の獅子堂@ムー(休日出勤深謝)とふたりで、編集部に保管されている膨大な取材写真のポジ・ファイルの中から必要なカットを選びだす作業を実行。今回は、小生の本にしては珍しく、フルカラー・グラビアを40ページ近く入れられることになったのである(嬉)。また、デザイナーの中村友和さんにお願いしていた本文レイアウトも、毎ページにたっぷり余白をとって、写真や図版を盛り込める凝ったデザインになっていて、かなり贅沢な造りの本にできそうな手応えを感じつつあり。妖怪関連の「お宝」を求めて東奔西走した連載なので、一冊の本としても、目指す対象へと肉迫してゆく臨場感と高揚感みたいなものを視覚化できたら面白いなと考えている次第である。
近々、bk1でも特典付き予約受付を始めたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
↑記念すべき連載第1回が掲載された1996年12月号には、特別附録として「稲生物怪録絵巻ポスター」(全点を一枚に掲載したのはたぶん空前絶後)が添付された。いまや、けっこうレアかも!?
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月18日 03:43 | コメント (0)
2005年02月17日
『日本の海の幽霊・妖怪』復刊へ!bk1でも絶讃発売中の『ダ・ヴィンチ』3月号。小生は「怪談之怪」コーナーに、中公文庫BIBLIOから地味〜に刊行中の〈異の世界〉叢書について寄稿している。怪談や妖怪関係の古典的名著を、読みやすい文字組と鮮明な図版、巻末には索引まで付けて復刊するという至れり尽くせりなこの好企画については、以前このブログでも紹介したことがある。
bibid:02521880
実は今回の記事掲載に際しては、校了寸前にちょっとしたドラマがあった。
今年6月に発売される第三回配本の予定書目が、神田左京『不知火・人魂・狐火』と關山守彌『日本の海の幽霊・妖怪』であることは、すでに企画の黒幕(!?)とおぼしき京極夏彦氏から内々に聞かされていたのだが、担当編集者に問いあわせたところ、『日本の海の幽霊・妖怪』はまだ公表を見合わせてほしい、との返信。著作権者に連絡が取れていないというのだ。
うーむそっかあ、海妖伝承の(おそらくは)唯一にして篤実なる研究書『日本の海の幽霊・妖怪』は妖怪マニア垂涎の稀覯書なので、インパクト絶大(ただし全国で数百人規模!?)なのになあ……と残念に思いつつ、そこは伏せたまま原稿を書きあげて送信した。
ところが。校了後に編集部の吸血キッシーから報告があった。校了寸前、担当のNさん@中央公論新社から「やっと著作権者の方と連絡がとれそうなんです。まだ記事のさしかえ、可能ですか?」という連絡が入ったというのだ。急遽、校了時間を引き延ばしてハラハラドキドキ待つこと数時間――「了解取れました!」という吉報が入ったので、大急ぎで記事を手直しして、なんとか下版に間に合わせたそうな。いい話ではないか。
ちなみに記事中でも触れたのだけれど、『日本怪談集』の編著者・今野圓輔と、師の折口信夫、やはり折口の高弟だった『日本の幽霊』の著者・池田彌三郎が、いずれも申し合わせたように67歳で死去しているのは奇異なるかな(しかも今野と池田は同年生まれで同年没)。とりわけ今野の遺著となった『柳田國男随行記』に、その旨の指摘があるのは、これまたドラマチックというほかあるまい。
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月17日 15:26
「編」か「監修」か!?「あ、そうそう、ヒガシさん、昨日のブログに誤植ハケーンしました」
若い編集者と電話で話していたら、指摘されてしまった。ちっ、またやっちまったか。
「いのもけのラインナップの最後が『編者あとがき』になってますけど、あれは『監修者あとがき』でしょ?」
目の玉が飛び出るくらい仰天した。どうやらその編集者氏は、通常の名作アンソロジーは「編」だが、書きおろしアンソロジーは「監修」と表記する慣例があると思いこんでいたらしいのである。
むろんのこと、そんな珍妙な慣例は存在しない。そもそも「監修」というのは、ある分野の権威や第一人者と目される人物が、その分野に属する書物の企画編纂内容の監督や指導をおこなうことを意味するという基本認識が、小生などにはある。小生がそのような任に価しないことは申すまでもない。
しかも『稲生モノノケ大全 陽之巻』は、斯界の大家から新鋭までを結集した書きおろし創作集/競作集である。小説を「監修」するとは、どういうことなのか……謎は深まるばかりだ。
ちなみに小生は「書きおろしアンソロジー」という言葉にも非常に抵抗を感じるので、自分では極力使わないようにしている。「競作集」で十分ではないか。
したがいまして『稲生モノノケ大全 陽之巻』は、東雅夫「編」の書きおろし「競作集」であることを、ここに謹んで銘記させていただきます(笑)。
isbn:4-620-31649-0
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月17日 14:18 | コメント (0)
2005年02月16日
今度はモダンなモノノケ絵巻に! 装幀家・妹尾浩也さんの事務所で、いよいよ編集制作作業が本格始動した『稲生モノノケ大全 陽之巻』のデザイン打ち合わせ。
担当編集者のFさんが、宇野亞喜良さんから拝借してきた『ぼくはへいたろう』幻バージョンの原画(いやー眼福であった。ここにお見せできないのが残念!)を前にして、あれやこれやと作戦をめぐらす。
クラシックな「陰之巻」とは対照的に、モダンを強調した斬新なデザイン・コンセプトの本にしようね、ということに衆議一決。それは同時にまた、宇野亞喜良版「いのもけ」の特質でもある。
最終確定した『稲生モノノケ大全 陽之巻』のラインナップは次のとおり。御期待ください!
【巻頭グラビア】
宇野亞喜良 「ぼくはへいたろう」幻のバージョン
*
京極夏彦 「もう臭わない――『旧耳袋』より」
菊地秀行 「逆しま屋敷」
長島槇子 「異本」
加門七海 「文月問答」
越水利江子 「釣りぎつね」
小林泰三 「S・R・P」
牧野修 「砂浜怪談」
福澤徹三 「逢魔の夏」
津原泰水 「夢三十夜」
寮美千子 「平気の平太郎 魔王の館」
佐藤弓生 「菩提町日記」
秋里光彦 「クリスタリジーレナー」
皆川博子 「魔王――遠い日の童話劇風に」
*
石神茉莉 「音迷宮」
松本楽志 「生者・死者・物怪」
戸隠珠子 「妖鼓変」
サカジリミズホ 「七月の客人」
行政豊彦 「三次もののけ殺人事件」
*
【巻末特別収録】
山本周五郎 「風流化物屋敷」
*
東雅夫 「編者あとがき」
isbn:4-620-31649-0
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月16日 10:51 | コメント (0)
瞑目 ひさしぶりの新作長篇『魔法探偵』が、大阪万博世代にタイムスリップ・グリコな好評を博しているらしい南條竹則さんから、携帯に電話が。てっきり年末年始に長逗留していたという台湾での土産話かなんかだろうと思ったのだが、声の調子がいつもと違う。
幻想文学会の創立メンバーだったOさんの訃報だった。まったく寝耳に水の話で、愕然とした。昨年の暮れに病没されたという。
メンバーの誰もそのことを知らず、先ごろ会長あてに、O夫人から賀状の返信が届いて、初めて事情が分かったのだとか。
Oさんはメンバーの中で最年長だったが、それでもまだ五十歳前後のはずである。
妙に老成しているくせに妙なところではガキっぽいメンバーの中にあって、Oさんは唯一、オトナだったと思う。いつも一歩さがったところから、われわれの狂態をクールに見守っていらしたという印象がある。『金羊毛』の創刊号に寄せられた小栗虫太郎試論も、クールでスタイリッシュな論考だった。
謹んで御冥福をお祈りいたします。
なお、幻想文学会員の方で、この件について詳細を知りたい向きは、小生か石堂か会長あてに連絡をください。いちばん詳しく把握しているのは会長です。花見の時季に墓参の計画がある模様。
isbn:4-08-775343-3
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月16日 10:19 | コメント (0)
だ〜か〜ら〜 『幽』の英語表記は「you」じゃなくて「yoo」なんだってばさ!
……と思わずテレビ画面に向かってツッコミを入れてしまいましたが、米国版『呪怨』の特別番組、なかなか気の利いた趣向で、よく出来ていたのではないかと思います。いちおう『幽』も宣伝してくれたし。
拙宅を御存知の方からは「なんだか広い書斎みたいに見えて詐欺だ」という御高評をいただきましたが、いや確かに、プロのテクニック、さすがです。あやしい本やフィギュアの山のあいだで悪戦苦闘しながら撮影されていたスタッフの皆さん、お疲れさまでした。
ちなみに、背後の書棚に映っていた「サモトラケのニコ」みたいな彫像は何か、という御質問をいただいたのですが、あれは別冊宝島『僕たちの好きな京極夏彦』のカバーに使われていた姑獲鳥像であります。なんで小生の手元にあるかはヒミツだ。
isbn:4-7966-4269-2
isbn:4-04-357209-3
isbn:4-04-357204-2
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月16日 10:12 | コメント (0)
2005年02月08日
暴夜幻想譚、出来ました! シリーズ〈伝奇ノ匣〉の第8巻『ゴシック名訳集成 暴夜(アラビア)幻想譚』の見本が到着しました。bk1にも今日明日中に入荷すると思います(なお、毎度のことですが、書名検索の場合「暴夜幻想譚」ではなく「暴夜(アラビア)幻想譚」と入力してください。お手数をかけて恐縮です)――と言ってるうちに入荷しました! 今なら購読特典(『全世界一大奇書』より抜粋のテクストデータ)付きですので、何卒よろしく。
今回は編集部が気を利かせて、『永遠の伝奇小説ベスト1000』寄稿者諸賢に速攻で献本してくれたらしく、早速、中島晶也さんのブログ「超自然的恐怖原理主義者の日常」(http://borderland.txt-nifty.com/)などでも紹介されています。中島さん、ありがとうございます。ブログ、とても興味深く拝見していますよ(軍オタなネタとか)。『ラヴクラフト全集7』紹介文中の「ホラー評論の基本中の基本というべき『文学における超自然的恐怖』ぐらいは、早く文庫でも読めるようになって欲しいんだけどなあ」という一節には思わずギクリとしたのですが、何でギクリとしたかはヒミツだ。
それにしても……まぁた分厚い本をつくっちまったよ。目玉のひとつ「シャグパットの毛剃」は総ルビにした関係で、活字も行間も通常より余裕をもって組んでおりますので、多少なりとも読みやすくなっているのではないかと思います。また、巻末特別収録の古川日出男『アラビアの夜の種族』外伝「サイプレス」は、初出時とは微妙に細部が加筆されていて、これまた興味津々。ぜひ御一読のほどを!
ところで個人的に唖然愕然呆然としたのが、目次ページのレイアウト。い、いきなり右寄せにしますか!? これはもしかして、話題の祖父江慎装幀『ユージニア』の影響なのか?(笑)いつも何かしら驚かせてくれる編集担当K氏@学研であった……。
↑左は『ユージニア』奥付、右は『暴夜幻想譚』目次
bibid:02514053
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月08日 13:01 | コメント (3)
2005年02月07日
どんまいどんまい え〜、というわけで、リニューアル延期だそうです。
前にも書きましたように、今回のリニューアルは、これまでとは比較にならない抜本的なシステム大改革だそうなので、いろいろ予期せぬ障害やトラブルも起こっているのではないかと忖度されます。
社内の人間でないとはいえ、いちおう関係者である小生がこんなこと云うのも如何かとは思うのですが、こうした事態において真に恐れるべきは拙速であり、今回の延期決断は間違っていないと思います。
スタッフ諸氏の疲労も極限に近づいていることでしょうが、どうかもうひと踏ん張り、頑張ってください!
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月07日 12:57 | コメント (0)
リニューアル&URL変更延期のお知らせ以前お知らせしましたビーケーワンのサイトリニューアルなのですが、トラブルのため延期することとなりました。それにともない当ブログのURLも現状のものを維持します。ただいま、一部機能の修正作業中で新しいリニューアルの日にちなどは決まっておりません。決まり次第、こちらで報告させていただきます。
多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。
投稿者 : 2005年02月07日 11:46
2005年02月05日
予備選考会の後に ……というわけで、今年度のホラー大賞予備選考会も無事に終了。なんだかアッという間に一年が過ぎた気がするなー。今年は長篇、短篇ともに割合すんなり決まった感あり。自分の箱から出た短篇が、総じて好評だったのでホッと安堵する。
選考会終了後、担当T@百物語の女が『闇夜に怪を語れば』の再校ゲラを笑顔でドサッと渡して去っていった……。『本の旅人』に、著者(編者)による紹介文を寄せねばならんそうな。
bibid:02488257
isbn:4-04-377201-7
isbn:4-04-377101-0
↑早瀬乱氏の大賞獲り、成るか!?
さて、すでに御案内しましたように、明日6日から7日にかけて、bk1のサイト・リニューアルがおこなわれる関係で、当ブログのURLが http://blog.bk1.jp/genyo/ から http://blog.bk1.co.jp/genyo/ に変更になります(bk1とjpの間にco.が入るだけなんですが)。また、その前後しばらくの間、当ブログにアクセスできなくなる可能性があります。皆さまには御迷惑をおかけしますが、今後ともよろしくお願いいたします。
bk1はこれまでも何度かリニューアルを繰りかえしてきましたが、今回のそれは、従来とは比べものにならない抜本的な改善のようです。きっと、これまでよりも格段に使いやすいオンライン・ショップに生まれ変わることと思いますので、当ブログともども、倍旧の御支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月05日 18:08 | コメント (0)
2005年02月04日
予備選考会の前に 18:00から飯田橋の角川書店本社ビルで日本ホラー小説大賞の予備選考会。珍しく時間より早めに到着したので、駅近くのクリエに入ったら、大森望氏に声をかけられる。こ、こんなとこにまで出没しますか、って、同じ用件で来てるんだから当然か。先日のトーク・セッション、『ゴジラ・ファイナル・ウォーズ』の話題でいきなり暴走したことになってるらしい(汗)。いや実際に、その話題が出たのは短時間なんですが。
大森氏といえば、初の単著となる(といったら厳密には違う、と訂正される。なんか怪しい単著がありましたか……)『現代SF500冊』、ただいまbk1でも絶讃予約受付中なのだが、3月発売は「ありえない」そうです。理由は「まだ中身を確定してないから」だそうな(爆)。ま、とっとと予約して気長に待ちましょう。
isbn:4-87233-927-4
予約受付といえば、海外幻想文学やミステリーの目利きとして、知る人ぞ知るネットワーカーのプヒプヒたんこと垂野創一郎氏の翻訳家メジャーデビュー作となる『最後の審判の巨匠』も、予約開始となりました。豪華特典つきだ!
詳しくは編集を担当されている藤原編集室さんのサイト、および垂野さん御本人のサイトを御参照あれ。
http://www1.speednet.ne.jp/~ed-fuji/today.html
http://d.hatena.ne.jp/puhipuhi/
isbn:4-7949-2745-2
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月04日 17:46 | コメント (0)
2005年02月03日
祝、馬子、復活!UMA/怪獣小説と土俗伝奇ミステリーとを絶妙にブレンドさせた田中啓文の〈UMAハンター馬子〉連作は、学研M文庫伝奇シリーズの中でもひときわ異彩を放つ作品だったのだが、同文庫の迷走の煽りをモロにうける形で、一巻目は文庫判で、二巻目は新書判で刊行され、完結篇となる三巻目は未刊のまま……連作そのものが出版界のUMAと化すのかと危ぶまれていたのだが、このほどハヤカワ文庫JAから全二巻本として復刊されることになった。
直接、同書刊行に関与してはいなかったものの、著者には申しわけなくて顔も合わせられなかった小生としては、ホッと胸をなでおろした次第であり、幻の大団円が読めることになったのは欣快の極みである。早川書房編集部さんには足を向けて寝られませんなあ。
isbn:4-15-030780-6
isbn:4-05-900116-3
isbn:4-05-402137-9
↑マニアは学研版もゲットしてフルコンプをめざせ!
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月03日 13:29 | コメント (3)
2005年02月02日
闇夜に怪を語れば 角川ホラー文庫から3月発売予定のアンソロジー『闇夜に怪を語れば――百物語ホラー傑作選』の初校ゲラが出たので、担当のTさんとカバーまわりの相談をかねて菊川の珈琲館で打ち合わせ。カバーの素材は、従来のようなCGアートで統一はしないことになったのだそうで、それでは、といくつか腹案を提示する。某画家(故人)の蝋燭の絵か、某高名写真家(存命)の作品のセンで、とりあえず進めることに。
まずは、ラインナップを御紹介しておきます。
闇夜に怪を語れば
――百物語ホラー傑作選
新説「百物語」談義(京極夏彦&東雅夫)
*
蜘蛛(遠藤周作)
暴風雨の夜(小酒井不木)
露萩(泉鏡花)
怪談会(水野葉舟)
怪談(畑耕一)
怪談(福澤徹三)
怪談(杉浦日向子)
百物語(仙波龍英)
百物語(森鴎外)
森鴎外の「百物語」(森銑三)
百物語(岡本綺堂)
百物語(都筑道夫)
百物語(高橋克彦)
百物語(阿刀田高)
百物語(花田清輝)
百物語異聞(倉阪鬼一郎)
岡山は毎晩が百物語(岩井志麻子)
贈り物(若竹七海)
鏡(村上春樹)
*
百物語という呪い(東雅夫)
編者あとがき
セレクション自体はずいぶん昔に終えていたこともあって、こうして単一のゲラになって通読すると、いろいろ新鮮な発見もあって昂揚。担当Tに「これ、すごく面白いと思うんだけど、どーよ?」とメールしたところ「でしょ? でしょ!? 面白いですよね」という返信が来た。つくづくおめでたい編者と担当編集者である。
isbn:4-8104-2696-3
isbn:4-04-359801-7
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月02日 22:59 | コメント (0)
妖怪伝説秘宝も始動! 麻布十番を出て向かった先は、おなじみの五反田――学研ムー編集部。3月末発売が急遽決定された拙著『妖怪伝説秘宝(仮)』の打ち合わせである。
そもそもこの本は、小生がかれこれ10年近く(!)『ムー』に不定期連載している〈日本伝説紀行〉の単行本化計画第1弾なのだが、「あーヒガシさんは編集も自分でやりますよねえ?」という獅子堂(仮名)@ムー編集部の鶴の一声で、恐るべきことに小生が一人二役、編集制作実務も請け負うことになった。嗚呼そういえば、ホラーノベルス版『クトゥルー神話事典』のときも、そうだったよなあ……(遠い目)。
ブックデザイナーとして今回、白羽の矢を立てたのは、中村友和さん。妖怪者なら誰知らぬものはない歴史的名著――工作舎版『妖怪草紙』の素晴らしい装幀造本を手がけた御仁である。小生も獅子堂も、これまで仕事を御一緒したことがなく、おまけに飛び込みの依頼ということで、お引き受けいただけるか危惧していたのだが、あっさり御快諾いただき、初顔合わせと相成った。妖怪伝説にまつわる「お宝」を求めて、西へ東へ駆けずり回った連載なので、そういう躍動感や「宝探し」のワクワク感をヴィジュアルに感得させるようなデザインでいこう、と衆議一決。こちらも御期待ください!
bibid:00488875
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月02日 17:27 | コメント (0)
いのもけ陽之巻、本格始動! なんだかんだ、あーだこーだと遅延に遅延を重ねていた『稲生モノノケ大全 陽之巻』だが、昨年暮れにようやく(ほぼ)総ての原稿が出そろい、年明け早々から編集実務が本格始動の運びとなった。
まずは手始めに、担当編集者のFさんと連れだって、麻布十番にある宇野亞喜良さんの事務所へ。宇野さんはこれまでに二度、『稲生物怪録』を絵本化されているのだが、実は二度目の絵本化に際して、フルセット描かれながら使用されなかった「幻のバージョン」が存在する。しかも、このバージョンでの平太郎は、眉目秀麗な美少年に描かれていたのである! 陽之巻の口絵は、これで決まり……と前々から思い定めていたのだが、このほど正式にお願いをして、口絵だけでなくカバーや扉にも妖艶怪美な亞喜良版「稲生物怪録」を使用させていただけることになった(嬉)。
しかも今回お目にかかって御相談したところ、宇野さんは上記の3バージョン以外にも、最初期の試作絵本やモノクロ作品など、さまざまなバージョンを描かれていることが判明。試作絵本の現物(厳密には複製本なのだが)を拝見させていただき感激する。このあたりの変遷もたいそう興味深く、なんとか紙面に活かせないものかと勘案中なので、御期待あれ。
帰りがけ、ふと往来を見やれば、「たぬき煎餅」の看板が! 先日の『幽』取材では気がつかなかったが、綺堂も随筆でふれていた麻布名物は健在であったか……なんだか嬉しい気持ちで、次の打ち合わせ場所へ向かったのであった。
↑岡本綺堂の随筆(『幽』2号14P参照)にも登場する麻布名物「たぬき煎餅」
なお右上のヘドラ(ピンク彩色版)は同店では販売しておりません
isbn:4-939029-21-2
isbn:4-620-31649-0
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月02日 15:15 | コメント (0)
凄すぎる Part2「タイムスリップグリコ」の新シリーズ〈思い出のマガジン〉が出ました。掌にすっぽり収まるミニサイズなのに、ちゃんと中の記事が読める! ミニアチュール好きの小生には堪えられない企画ですが、なかでも仰天したのが、『少年画報』1965年1月号のコレ↓
都筑道夫・作/石原豪人・絵の「宇宙からきた吸血鬼」だよ、オイ!
いやあ、やってくれますな、グリコさん。第2弾にはぜひ、『冒険世界』や『ウィアード・テイルズ』を加えていただきたいものです。
isbn:4-480-03968-6
isbn:4-309-72738-7
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月02日 03:25 | コメント (0)
凄すぎる…… 『幽』といえば、次号から小説連載をお願いする予定の恩田陸さんの新刊『ユージニア』が届きました。遠い日の忌まわしき惨劇に秘められた真相と深層を、サスペンスフルかつノスタルジックに描いた力作です。
ブックデザインは、これまた『幽』で存分に才腕をふるっていただいている祖父江慎さんなのですが、本書もまた『幽』に劣らず、まさにやりたい放題! 本文、曲がってるし(笑)。う〜ん、これは凄い。下の写真でどこまで伝わるか分かりませんが、「壊れた不安定な本」というデザイン・コンセプトが見事に具象化されていて呆然といたしました。ハッ、今度の『幽』の連載も、こ、こんな感じになるのでせうか!?(愉しみなような怖いような……)
↑カバーの裏には夜景写真が!
↑ひ、ひえええ〜。製本屋さんもたまげたろうなあ。
isbn:4-04-873573-X
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月02日 00:21 | コメント (0)
2005年02月01日
和暦のある暮らしトーク・セッションが始まる前、楽屋に挨拶に来てくれたセキグチくん@ダ・ヴィンチ&幽編集部から一冊の本を手渡された。
isbn:4-04-853792-X
四六判オールカラーでしっくりと手に馴染む、美しい本である。著者は「旧暦くらし研究会」――なんとこれ、『幽』編集部の元締めたる吸血K女ことキッシーが、『幽』でも仕事をお願いしているライターの岩崎眞美子さん、フリー編集者の野見山ふみこさんとユニットを組んで企画編集した本なのだ。
四季おりおりの風俗行事の由来や、古くからの暮らしの智恵が、センスよくレイアウトされた写真の数々とともに満載されていて、目に心地よく読んでタメになる御家庭常備本といった趣。カバーはじめ随所に配された吉尾良里さんのイラストも魅力的である。
日本の古俗を見直そう! というのは『幽』の基本コンセプトでもあるわけで、ホラー・ジャパネスク探求にも(たぶん)役に立つと思うので、ぜひ一家に一冊!
↑実はわが家の今年の暦もラリさんなのだった
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月01日 23:06 | コメント (1)
呪怨なテレビ取材 実はトーク・セッションにおもむく直前まで、小生は自宅でテレビ取材を受けていた。まもなく封切られるハリウッド版『呪怨』の特別番組だそうで、『幽』編集長として、日本の怪談と欧米ホラーの違い(みたいなこと)について話をしてほしいという。這い寄る混沌状態の拙宅ゆえ、ダ・ヴィンチ編集部で取材に応じようとしたら「できれば御自宅で……」とのことで「おそろしく狭いですよ、定員3人だけど大丈夫?」と念押しして承諾した。
さて、当日。ドアチャイムに応え、扉を開けて驚いた。な、なんと総勢7、8名のスタッフがひしめいているではないか。カメラクルーはともかく、そ、そちらの長身金髪美女はどちらさま!?(笑)なんでもこの番組、来日した外人女性リポーターが、映画関係者などにインタビューして回るというドキュメンタリー仕立てなのだとか。
オタク部屋の異名をとる拙宅――別名「翼竜庵」のソファに、カナダ人リポーターのリンダ嬢が腰かけて、通訳さんやヘアメイクのスタッフと談笑される光景は、とてもこの世のものとは思われず、シュルレアリスム絵画の世界さながらであった。し、しかも、ホラー映画特番なのに、恐竜グッズと怪獣フィギュアがひしめくうちのオタク棚を舐めるように撮影しているのは何故なんだあ!?
↑うろたえ気味のプテラノドン
気が動転していて、なんだかトンチンカンで要領をえない受け答えをしてしまった記憶があるのですが、ともかくも2月10日深夜24時55分からTBS系列で放映される30分番組ですので、御関心のある向きは笑ってやってください。
isbn:4-04-357209-3
isbn:4-04-357204-2
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月01日 15:48 | コメント (0)
盛会御礼ジュンク堂池袋店で開催された小生と高原氏のゴシック・トーク。いざフタを開けてみれば、予想を超える大入りとなり感謝感激でありました。そのため用意していった『金羊毛』復刻版小冊子が足りなくなり、遅れて来場された方々にはお渡しすることができず、申しわけありませんでした。受付で御住所をうかがった方には後日、郵送にてお送りしますので、今しばらくお待ちくださいませ。
いつも客として来店したり、喫茶室で原稿書いたりしている場所で、トークショーをするというのは妙な感じのものでした。ジュンク堂さんは、東京出店以前からとても気に入っていて、関西に取材に行くときなど必ず立ち寄るようにしていた贔屓の本屋さんのひとつなので、いささか感慨あり。
休日にもかかわらずお運びくださった編集関係の皆さま、ごくろうさまでした。御同業ならびにネット関係、かつての受講生諸氏、妖怪な人々そのほか何だかよく分からない関係者の皆さまも多数御来場いただき、恐縮しております。そうそう、プヒプヒたんこと垂野創一郎さんとようやく初対面することができたのも嬉しい出来事でした。ペルッツの翻訳、愉しみにしています。
え? ガイガンのコスプレ!? あーそれはその……いや、いいわけはいたしません! 一部物好きな方の期待を裏切り、これまた恐縮しております。
isbn:4-06-212519-6
bibid:02514053
投稿者 東 雅夫 : 2005年02月01日 11:59 | コメント (3)
リニューアルについて〈幻妖ブックブログ〉をご利用いただき、誠にありがとうございます。
来る2月6日に本ブログの親サイト〈ビーケーワン〉はサイトリニューアルをすることになりました。それにともない、〈幻妖ブックブログ〉のURLが2月7日から
http://blog.bk1.co.jp/genyo/
と変更になります。また、URLの変更手続き、データの移動などにより、数日〈幻妖ブックブログ〉が見られない状態が続く可能性があります。あらかじめご了承ください。
投稿者 : 2005年02月01日 09:58 | コメント (0)


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