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2005年08月31日
一周年 ハッと気がつけば昨年8月末に、この幻妖ブックブログを始めてから、一年が経ちました。牛込櫻会館時代から、お付き合いくださっている方は御存知やもしれませんが(笑)、小生としては異例に長続きしておりますな。
どうやら、書きたいときに書いて、すぐに形に出来る、しかも画像も手軽に盛り込める、といったあたりが、小生の性向に合っているのだろうと思います。
今後とも、試行錯誤を重ねつつ、地味に続けていきたいと思っておりますので、どうか倍旧の御愛顧を賜りますよう、お願い申しあげます。
あ、それとこのブログは、オンライン書店ビーケーワンとのタイアップで成立しているため(毎度毎度とは申しませんが……)ブログで紹介している本をビーケーワンで購入していただけると、いろいろな意味で継続への大きな「力」となります。どうか、よろしく御理解御協力のほど、お願いいたします。
↑これは何かと云いますと、枕元に置いてある愛用の恐竜時計なのですが、
今朝方たまたま横に置いてあったディプロドクスのフィギュアの首のカーブが、
時計の下部のカーブにぴたり、収まることを発見!
なんだか嬉しくなったので一周年記念にアップしておきます。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月31日 03:18 | コメント (2) | トラックバック (0)
2005年08月28日
夏の終わり、少年は旅立つ 朝っぱらから、良いものを観させてもらいました。
冬の屋久島での出逢いから半年余、物語は鮮烈な軌跡を描いて、ひとつの円環を閉じた……そんな印象を与える感無量の第二十九話。ひとつひとつの場面や台詞に込められた、スタッフの尋常ならざる気迫に圧倒されて、思わず二回も見直しちゃいましたよ、この忙しいさなかに(学研さんの『天使の事典』ブックガイド、も、もちろん大車輪でやってますとも! 御安心を!)。
考えてみると、中学三年の冬から高校一年の夏ということは、明日夢くんは十五、六歳の見当……江戸の昔、やはり多種多様なモノノケたちと遭遇することになった、もうひとりの十六歳の少年のケースがそうであったように、『仮面ライダー響鬼』もまた、少年のイニシエーションの一季節を描いた物語として捉えるならば、これはこれでひとつの大団円といえないこともないような……傷つきながらも強大な魔化魍を、闘魂ほとばしる紅蓮の音撃で倒し、力強く明日夢に歩み寄る響鬼の雄姿を見つめながら、そんなことをチラリと考えた次第。もちろん、次回からの新展開(?)も、それはそれで愉しみなんだけどね。
毎日新聞社 (2003.9)
この本は現在お取り扱いできません。
毎日新聞社 (2005.5)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月28日 19:24 | コメント (0) | トラックバック (2)
火星の運河はこんな顔角川ホラー文庫のもう一冊、『火星の運河――江戸川乱歩のホラー読本』の書影が届きましたので、お披露目いたします。
い、いやあ(笑)。
本書は、10月下旬にロードショー公開されるオムニバス映画『乱歩地獄』とのタイアップ出版であるため、当然のことながら、表紙カバーには映画のスチールが使用されているわけですな。
浅野忠信はオムニバスの全篇にわたり、ほぼ出ずっぱりで大活躍するんですが、このスチールは実は「火星の運河」ではなく「蟲」のもの。まあ「火星の運河」では、フルタイム全裸で登場しているので致し方ない面もあるのでしょうが(笑)、小生はこのキッチュな絵柄と配色、けっこう気に入っております。なんとなく(古典SFなんかに登場する)火星っぽくないすか!?
ちなみに、カバーと帯を変えて同時(なのかな?)配本される、同文庫の『鏡地獄』(「鏡地獄」「芋虫」所収)と『夢遊病者の死』(「蟲」所収)も、それぞれ成宮寛貴、松田龍平のどアップスチールが使用される模様。新たな読者層の開拓が期待されるところです。
なお、『乱歩地獄』の公式サイトは下記。予告篇も見ることができます。
http://www.rampojigoku.com/
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月28日 04:39 | コメント (0) | トラックバック (0)
ユリイカで水木しげる特集 書店で「ユリイカ」9月号を見かけたので、ドキドキしながらページを繰る。
いやなに、『妖怪文藝 巻之参 魑魅魍魎列島』の隠し玉である、水木御大の幻の妖怪小説(もちろん単行本未収録)が、万が一にも先を越されていたら、どうしよう、まさかとは思うが「ユリイカ」だしな〜、などと若干心配していたのだが、事無きを得てホッと安堵する。
しかし「ユリイカ」も執筆陣がずいぶん様変わりしてますなあ。水木翁と京極夏彦さんの対談は、相変わらずの長閑さで大いに和みましたが。
ちなみに「ユリイカ」といえば、先月号のアンケート回答で小生がチラリと言及している文庫版雑誌のプランは、現時点で具体的なアテがあるわけではありません。オファーよろしく!(笑)
小学館 (2005.6)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月28日 00:31 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年08月26日
「学校の怪談」論集青弓社から、これまた9月に刊行される予定の『「学校の怪談」はささやく』に寄稿した拙論の最終ゲラが届いたので返送する。同書は『幽』2号に御登場いただいた一柳廣孝氏のプロデュースによる、『心霊写真は語る』に続く(タイトルに注目!)研究論文集である。したがって全容がどんな本になるのか、小生は把握していないのだが、青弓社のホームページによると――
「学校の怪談」はささやく
東 雅夫/戸塚ひろみ/吉田司雄/高木史人/宮川健郎/一柳廣孝 ほか
四六判 予価1,600円+税
2005年9月下旬書店発売予定
海外に輸出されているJホラーの原形である「学校の怪談」を総力検証する。『幽』編集長=東雅夫を筆頭に、都市伝説・民俗学・口承文学・児童文学・教育学の専門家が、テレビ・映画・コミックを複合的に巻き込んでひとつの分野を作り上げた「学校の怪談」が照らす学校という制度と子どもたちのコミュニケーション・ネットワークの現在を考える。
……とのこと。小生ごときが筆頭というのは大いに心許ないところだが(笑)、これは近年の怪談興隆の動きを考えるうえでも非常に意義のある、興味深い試みだと思われる。御注目のほどを。あ、ちなみに小生は『六番目の小夜子』と『転校生』を中心に、ひさびさホラー評論家モードで(笑)論じてみました。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月26日 15:56 | コメント (0)
青焼きパート2 角川書店@飯田橋の青焼きチェックを終えて、今度は小学館@神保町へ急行。こちらは『妖怪文藝 巻之弐 響き交わす鬼』の青焼きチェックである。小学館の文庫編集部には専属のオペレーターさんがいるので、訂正があれば、その場で入力してもらい、確認まで出来てしまう。さすがである。
今度は、加門七海さんの書き下ろし短篇「鉢の木」の次の一節で、ハタと用紙を繰る手が止まってしまった。
男は一歩の間を空けて、敵意を含んだ声を放った。
「もう、分かっている。稚児神社などとは、判じ物にしても馬鹿らしい。ここにいるのは、童子だ。違うか」
響く声音が風を呼んだか、枝から千もの雫が落ちた。
「鬼め」
男は吐き捨てて、
「人倫ならぬ化生の者が、したり顔にて何を言う。破邪の木の実を弄び、神を祀るふりをして、謀ろうとて騙されはせぬ。正体を現せ。その卑しき形を人の前に見せてみろ」
激昂に、黒衣の裾が揺らいだ。
太字指定は引用者によるものです。
いやその……それだけ、なんですけど(笑)。
そうそう、ちなみに「ダ・ヴィンチ」今月号の「怪談之怪」コーナーに掲載された『妖怪文藝』発刊記念特集が、WEBダ・ヴィンチでも読めるようになりました。見のがした方は是非どうぞ。
http://web-davinci.jp/contents/kaidan/contents/tokusyu200509.html
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月26日 07:48 | コメント (0)
2005年08月25日
「血と薔薇」の余白に 角川書店で『血と薔薇の誘う夜に』の青焼き確認。待てよ、「青焼き」ってのは業界用語だな――広辞苑によれば「印刷製版で、版に焼き付ける原板から作った校正用の青写真」のことで、要するに、本を刷り始める直前段階の最終確認作業みたいなもの。通常は編集部にお任せで、いちいち編著者が確認に行ったりしないのだが、ここ何回か、「だあああ、青焼きを見ていたらあ〜」みたいなミスが続いていたので(汗)、念には念を入れようということで。いや、編集者時代の経験から云っても、青焼きの段階で見つかる誤植って、ありがちなのであるよ。
ひとり黙々と机に向かっていたら、「あれ〜ヒガシさんじゃないですかー、新しい編集者が入ったのかと思った(笑)、違和感ないしー」と、Gさん@『アラビアの夜の種族』&『ユージニア』とか担当、に声をかけられる。たしかに今日の服装はカドカワぽかったかも(どこがだ!?)。『姉飼』でホラー大賞を受賞した遠藤徹の受賞後初短篇集となる『弁当屋』のゲラをぱらぱら見せていただく。今回もブッ飛んだ話が多い模様で期待大。
青焼きに戻り、種村季弘「吸血鬼入門」の次の一節で、ハタと用紙を繰る手が止まってしまった。
人生は不思議だ。一冊の本の思い出にまつわる人たちだけでも、私に関わる側では井上望と三島由紀夫はもうこの世の人ではない。岩橋さんの側なら瀬戸内晴美は剃髪し、彼女が並び称された石原慎太郎は環境庁長官となり、娘さんは吸血鬼を愛する高校生になった。小田仁二郎はどうしているだろう。このそれぞれの運命を閉じ込めた世界に、たとえば一冊の吸血鬼文献を覗くという好奇心に釣られて一人の少女が近づいてくる。そうして彼女もまたしだいにその世界のなかの人となり、時間という大吸血鬼の牙に生き血を吸われて、惨たる恍惚の餌食になって行く。
こう記された種村季弘さん御自身が、あちら側へ旅立たれてから、まもなく一年になる。
「仲間」の三島由紀夫、「影の狩人」の中井英夫すでに亡く、「ヴァンピールの会」の倉橋由美子さんもまた、つい先ごろ鬼籍に入られた……。
しばし粛然。とはいえ「うつし身」は滅しても、遺された作品は、こうして何度でも蘇り、新たな生け贄たちを唯美の魔界へと誘ってやまない。
さすがに本文中に明記するのは面映ゆいし烏滸がましい気がして、とうとう解説等でも何も書かずにしまったが、今回の『血と薔薇の誘う夜に』は、美的至福の文学世界へ私たち読者を誘ってくださった大いなる先達諸氏におずおずと捧げる、ささやかな献花のつもりである。
↑没後一年を期して刊行された新編集の美術論遺稿集成
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月25日 18:41 | コメント (0)
耽美! 猟奇!! 怪奇!!! 響鬼!!!! ……という煽り文句はどうかなあ(どれがどの本のか分かりますね!?)などと益体もないことをボンヤリ考えているヒマもなく、完全同時進行中(冷汗)の「ダ・ヴィンチ」来月号の鬼作品特集と「ムー」来月号の伝説紀行(長崎・産女の幽霊像)の原稿を、続けざまに執筆。鬼特集には加門七海さんと、『阿修羅城の瞳』の原作者・中島かずき氏@劇団☆新感線のコメントも頂戴しているので、ファンの方は要チェックだ。
調子に乗ってキッシーに「このさいダ・ヴィンチの表紙も響鬼とヒビキのツーショットでいきましょうよ!」と提案してみたのだが、年内の表紙登場芸能人はとっくに決まっているとのことで涙を呑む、残念!
こういう切羽つまったときに限って打ち合わせが立て込む法則があるようで、今日も移動の車中でパソコンを叩き続けながら、ビーケーワンの定例会議と朝日新聞の取材(読書関連記事で今夏の妖怪文庫本特集の模様)をこなす。かくして取材段階では、すでにランナーズハイ状態に陥っており、文化部のN記者を相手に、いつになく猛然と喋りまくる(……)。記事は今週の木曜日付け紙面に掲載されるらしいです。←載ってますね。25日付け朝刊の文化面(19面)の「トレンド」欄に「怪奇小説文庫化ラッシュ」と銘打って、簡にして要を得た記事になってます(感心)。
↑陰陽師・弓削是雄物の連作を集大成した豪華本。とにかく装幀・造本が、鬼のように(!?)カッコいいのだ!
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月25日 02:52 | コメント (0)
2005年08月23日
トドロキじゃないよザンキだよ! ……それはさておき、先般ひーひー云いながら『日本怪奇小説傑作集2』の解説を書き終えて、9月に刊行されるアンソロジー4冊が、ようやくにして我が手を、ほぼ、離れました。
やったー!!!(独り喝采)
いやあ〜人間、やれば出来るじゃないですか。とりあえず月産4冊は可能ということが判明したぞ(笑)。
まあ、これもひとえに各社担当編集者の皆様の素晴らしいサポートと夜なべ仕事や休日出勤あったればこそ。暑い盛りにもろもろ御苦労をおかけした小学館のYさんKさん、角川書店のツ嬢とEさん、東京創元社のMさんに、心から御礼申しあげます。
4冊の発売予定は下記のとおりです。
9月6日頃 『妖怪文藝 巻之弐 響き交わす鬼』小学館文庫
9月10日頃 『血と薔薇の誘う夜に 吸血鬼ホラー傑作選』角川ホラー文庫
9月10日頃 『火星の運河 江戸川乱歩のホラー読本』角川ホラー文庫
9月20日頃 『日本怪奇小説傑作集2』(紀田順一郎氏と共編)創元推理文庫
どれもこれも、小生にとっては大切なテーマ、思い入れある作家作品を結集した一巻です。
冊数こそ多いものの、いずれも文庫本なので、4冊買ってもたぶん3000円チョイくらい、『稲生モノノケ大全』一冊よりも安い!(笑)ので、どうか何卒よろしくお願い申しあげます。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月23日 13:27 | コメント (4)
2005年08月18日
幽霊画といえば インフォバーン発行の「サイゾー」9月号が到着。そう、あの「ビジネスを刺激する情報エンジン」マガジンの「サイゾー」ですな。小生なぜか、「今月の掘り出し者」というインタビュー記事のライターをやってます(笑)。
理由はふたつ。ひとつは記事の担当編集者が、いまは同誌編集部でバリバリ仕事している旧知の「哲」くんだったから。久しぶりに会ったが、元気そうでなによりでした。
そして、もうひとつの理由は、インタビューイが、かねて注目していた新鋭日本画家・松井冬子さんだったからである。アート系の雑誌でたまさか目にした、彼女の「思考螺旋」「呼鈴」「夜盲症」といった一連の幽気ただよう作品は、『妖髪鬼談』や『闇夜に怪を語れば』の編者として、また「幽」編集長としても看過できない、清新な魅力(幽霊画に「清新」てえのも妙なものだが)にあふれていたのだ。
怪談アート(!?)に関心のある向きは、ぜひとも御一見のほどを。
↑「サイゾー」9月号の記事より。背後の絵は「夜盲症」、手前が松井冬子氏。
桜桃書房 (1998.8)
この本は現在お取り扱いできません。
角川書店 (2005.3)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月18日 22:01 | コメント (0)
長崎幽霊取材 お盆のさなか、九州は長崎取材に行ってきた。本来なら呑気に取材に出ている状況ではまったくない……わけだが(笑)。なにせ年に一度、一日だけしか公開されない長崎・光源寺の「産女(うぐめ)の幽霊」を拝観するチャンスだったのであるよ。
明け方、「小説推理」の〈幻想と怪奇〉時評(今回のイチオシは倉橋由美子『偏愛文学館』)を書きあげ、『日本怪奇小説傑作集2』の解説執筆用資料をリュックに詰め込み、羽田へ直行。取材中にキッシー@ダ・ヴィンチから、次号「鬼特集」のブックガイド選書を至急との連絡があったので、撮影の待ち時間、本堂の片隅でせっせとメールを打つ。帰路、今度はツ嬢@角川ホラー文庫から「解説のゲラ出てます、明日もどしです、ヤバイです」との連絡が。宿泊先のホテルにFAXしてもらう。夕食後、ホテルに戻ったら、FAXの束が届いていた……早朝から起き出して、ゲラをチェック。ふいい〜。
ちなみにホテルの場所は中華街のすぐそば。中華街とは、すなわちかつての新地街である。そして取材先の光源寺は、寺町の一角にある……そう、間抜けなことに、現地へ着くまで失念していたのだが、今回の取材はそのまま、『日本怪奇小説傑作集1』に収録した大泉黒石の名作「黄夫人の手」の舞台を歩く旅ともなっていたのだ!
丘陵に家々や寺院がはりつくように点在する、小生の故郷・横須賀と酷似した光景の寺町界隈を、駆け足ながら歩きまわってきました。幽霊井戸の場所も突きとめたし。翌日は河童文字の謎も究明したし(笑)。
取材の模様は、「ムー」来月号(河童文字は再来月号、かな!?)を是非、御高覧たまわりたく。
↑光源寺の「産女の幽霊」像
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月18日 00:13 | コメント (1)
2005年08月14日
マガジンあれこれダ・ヴィンチ以外にも、このところ雑誌露出がチラホラ。
まずは「ユリイカ」8月号の特集「雑誌の黄金時代」。といっても「幻想文学」は見事にスルーされてるわけだが(笑)、「わたしを/がつくった雑誌」というアンケートに登板しております。予想どおり浮いてますけどね……。
お次は「ムー」9月号。これにて一旦、打ち止めとなる第5回ムー伝奇ノベル大賞の選考会の模様が別丁特集で掲載されております。今回から選考委員に着任された赤江瀑さんの厳しい選評、小説家を志す方は、是非御一読いただきたいと思います。大切なことです。関係ないけど、今号にはあちこちに『妖怪伝説奇聞』やら〈伝奇ノ匣〉やらの広告が入っていて、なんだか気恥ずかしかったり。
続いてはグッと毛色が変わって、なぜか「DIME」15号。てっきり小学館つながりかと思ったら、編集部に妖怪好きな方がいるらしい。なんにせよ、ありがたいことです。巻頭近くの今夏のホラーな流行を特集するコーナーで、『妖怪文藝』を採りあげていただき、小生のコメントが掲載されています。もっとも1時間近い取材の中から、ほんの僅かをピックアップしてあるため、かなり舌足らずの気味が……。詳しくは『ホラー・ジャパネスクを語る』を、どうぞ!
最後はさらに毛色が変わって「EX大衆」9月号だ(笑)。双葉社つながり? かと思えば、こちらも全然関係ない依頼のようで。「真夏の妖怪カーニバル」という特集中の「日本妖怪出没スポットMAP」で、拙著『妖怪伝説奇聞』がネタ本として紹介されております。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月14日 02:22 | コメント (0)
2005年08月13日
妖怪文藝ミニ特集ちなみに、ただいま発売中の「ダ・ヴィンチ」9月号の「怪談之怪」コーナーは、加門七海&霜島ケイの両伝奇作家をフィーチャーした〈妖怪文藝〉発刊記念特集(裏テーマは響鬼なのだ!)の趣。小生もインタビューを受けまして、かなりぺらぺらぺらと刊行趣旨だの読みどころだの喋りまくっておりますので、是非御一読のほどを。
メディアファクトリー (200508上旬)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月13日 05:10 | コメント (0)
響き交わす鬼たち角川ホラー文庫の乱歩と吸血鬼に続いて、小学館文庫版『妖怪文藝 巻之弐 響き交わす鬼』のラインナップも確定しました。9月6日発売へ向けて、こちらも猛然と制作進行中!
妖怪文藝 巻之弐 響き交わす鬼
東雅夫/編
【巻頭対談】
加門七海vs霜島ケイ 桃太郎なんて嫌いです。
【特集/響き交わす鬼】
鬼剣舞の夜/切なき勇躍――鬼剣舞の鬼(馬場あき子)
酒呑童子――『お伽草子』より(野坂昭如)
鬼桃太郎(尾崎紅葉)
桃太郎(芥川龍之介)
鬼の語(伊良子清白)
鉢の木(加門七海)★新作書き下ろし
鬼の実(霜島ケイ)★新作書き下ろし
鬼の太鼓/鬼の時代(小松和彦)
【文藝妖怪名鑑】
土蜘蛛草紙(秋山亜由子)
てんぐ山彦(今江祥智)
蟹族妖婚譚(藤澤衛彦)
一反木綿(椋鳩十)
美女と大蟻(香山滋)
オトロシその他の怪――『東北怪談の旅』より「オトロシ」「川中の蜘蛛」「壁になった赤児」「大蟹」「山びこ」「網切り」(山田野理夫)
かべは知っていた(三田村信行)
産女の出る川を深夜に渡る話――『今昔物語』より(福永武彦)
編者解説(東雅夫)
いやー今回は、なにせシバリがきつくてきつくて(笑)。どういうシバリかは、分かる方には一目瞭然でしょうが、嬉しい悲鳴を挙げました。
とはいえ、仮に『仮面ライダー響鬼』を観たことがなくても、それはそれで十二分にお楽しみいただける内容が実現できたのではないかと、いささか自負しております次第。『モノノケ大合戦』に引き続きまして、何卒よろしくお願い申しあげます。
朝日ソノラマ (2005.7)
通常2??3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月13日 00:20 | コメント (3)
2005年08月12日
盛会御礼 8月7日に大阪・御堂会館で開催されました第十五回怪談之怪with幽、多数の御来場を賜り、まことにありがとうございました!
なにしろ900人近いキャパの会場ゆえ、果たして満杯となるのか、空席が目立ったらさみしいのう……などと、ちょいと心配ではあったのですが、いざフタを開けてみれば満員の客席にホッとするやら緊張するやら。ともあれ御来場の皆様、そして関係各位の多大なる御協力に心から御礼申しあげます。
内容については、追って「ダ・ヴィンチ」来月号にリポートが載るようですので、そちらをお楽しみに。さすがは大阪というべきか、ゲストの皆さんが揃ってノリがよろしく、進行役としては、とてもやりやすかったです。
終了後は、場所を有馬温泉に移して、野郎ばかり十数名による泊まり込みの打ち上げとなりました。実はこちらの盛り上がりがまた物凄かったのですが、個人情報保護法の関係で(!?)詳細をお伝えできないのが残念です。
翌日も、有志による大阪怪談スポットめぐりが行われたようですが、小生は極めて切迫した状況下ゆえ、涙をのんで一足先に帰京しました。う〜む、残念!
↑旅館の宴会場入り口にて(笑)
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月12日 23:45 | コメント (2)
速報/選考会リポート、公開中第3回ビーケーワン怪談大賞の結果発表に続きまして、先ほど選考会の模様を御紹介するリポートがアップされました。
こちらからどうぞ→ http://www.bk1.co.jp/contents/kaidan/kaidan3_01.asp
選考委員のおふたりが、本当に丹念に応募作を読み込んでくださっていることが伝わってくる内容ですので、じっくり御高覧のほどを。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月12日 18:29 | コメント (3)
2005年08月10日
速報! 怪談大賞結果発表 加門七海、福澤徹三両氏を選者にお迎えして8月5日、新宿歌舞伎町某所(ロフトじゃないぞ)にて開催された、第3回ビーケーワン怪談大賞選考会。
このほど注目の選考結果が、ビーケーワンの「怪談大賞ブログ」にて発表されました。結果はこちらを参照→http://blog.bk1.co.jp/kaidan/
質量ともに、前回を凌駕する応募作が集まったことを受けて、熱のこもった討議が展開された結果、大賞1篇、優秀賞2篇、佳作7篇が選出されました。個人的には、おおむね予想していたとおりの作品が、収まるべきところに収まったかなと思います。
詳しくは追って選考会リポートがアップされてから、また。
それから、ひとつお願いがあります。怪談大賞は、オンライン書店ビーケーワンの主催で行われておりまして、当然のことながら反響が乏しければ、継続開催は難しくなります。反響とはおもに2点――投稿数と、関連書籍の売り上げです(笑)。おかげさまで今年は、投稿数の点では申し分なかったのですが、出来れば売り上げ面でもさらに貢献度をアピールして、是が非でも来年度開催へつなげたいと思います。怪談を愛する皆様の御賛同・御協力を、よろしくお願い申しあげます(平伏)。
メディアファクトリー (2005.6)
通常24時間以内に発送します。
竹書房 (2005.8)
通常24時間以内に発送します。
↑待望の新刊、登場!
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月10日 14:42 | コメント (0)
2005年08月09日
吸血鬼ホラー傑作選乱歩ホラー読本と同時発売になる(……これこそホラーだよな)、角川ホラー文庫の吸血鬼ホラー傑作選ラインナップも確定しております!
血と薔薇の誘う夜に――吸血鬼ホラー傑作選
東雅夫編
三島由紀夫「仲間」
須永朝彦「契」
中井英夫「影の狩人」
倉橋由美子「ヴァンピールの会」
種村季弘「吸血鬼入門」
夢枕獏「かわいい生贄」
梶尾真治「干し若」
新井素子「週に一度のお食事を」
菊地秀行「白い国から」
赤川次郎「吸血鬼の静かな眠り」
江戸川乱歩「吸血鬼」
柴田錬三郎「吸血鬼」
中河与一「吸血鬼」
城昌幸「吸血鬼」
松居松葉「血を吸う怪」(E&H・ヘロン原作)
百目鬼恭三郎「日本にも吸血鬼はいた」
東雅夫「ヴァンパイア・ジャパネスクの系譜」
なにせ日本作家の吸血鬼小説アンソロジーとしては、すでに『屍鬼の血族』という決定版的大冊を手がけているため、今回も同書のラインナップがベースとなってはおりますが、角川ホラー文庫のテイストに合わせて、思い切ったシャッフル&微調整をおこなってみました。
……とかなんとか云いつつ、さりげな〜く巻末に、マニアライクな2篇を新たに加えてみたりして(笑)。本格的な海外吸血鬼小説邦訳の嚆矢である珍品中の珍品「血を吸う怪」は、『伝奇ノ匣9 ゴシック名訳集成 吸血妖魅譚』で復刻するんじゃないかと思われていた向きもあるようですが、さすがにこれを「名訳」集成に入れる勇気は小生にはありませぬ……。
結果的に価格も600円台に抑えることができそうなので、すでに『屍鬼の血族』や『血と薔薇のエクスタシー』(なつかしい)をお持ちの方も、よろしければ是非!
あーちなみに『吸血妖魅譚』のことですが、実は今春の人事異動で、これまで〈伝奇ノ匣〉を御担当くださっていた学研編集部のKさんが、学年誌のセクションに移られてしまったため、久しく停滞を余儀なくされていた次第です。いちおう新担当の方も決まった模様なので、なんとか年内には再開したいものと切望しております。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月09日 16:54 | コメント (0)
乱歩ホラー読本に作品追加! 先に告知しました『火星の運河――江戸川乱歩のホラー読本(仮)』ですが、思いがけず紙幅に若干の余裕が出来ましたので(珍しいことだ!)、泣く泣く候補から外していた「少年ルヴェル」「人花」の2篇を「第三部 ホラーへの誘い」に追加収録できることになりました(嬉)。
これで、ますます万全な形の「乱歩ホラー読本」をお届けできるかと思います。御期待くださいませ。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月09日 16:53 | コメント (0)
2005年08月08日
藤原企画室といえば ちくま文庫から、まもなく二冊同時発売される、柴田宵曲『妖異博物館』および『続妖異博物館』の見本が届きました。江戸奇談随筆アンソロジーの最高峰でありながら、長らく新刊での入手が困難となっていた名著中の名著、待望の文庫化です。
先日、別件で取材をさせていただいた中公文庫〈異の世界〉担当者も、「先を越されたあああ〜!」と切歯扼腕しておりましたな(笑)。
ところで、なぜ見本をいただいたのかというと、このブログでいち早く同書の文庫化を予言した御褒美に(嘘)、正篇の解説を寄稿させていただいたからなのですね。「アンソロジスト宵曲」なるタイトルで、思いのたけを書かせてもらいました。
とはいえ、なにせ相手は、小生など足元というか爪先にも及ばない、真正のアンソロジストであり、小生にとって常に畏敬し仰ぎ見る存在である宵曲。プレッシャーかかりまくりで、なかなか筆が動きだしてくれず焦りました。
ちなみに続篇の解説は、西崎憲さん。
和洋の現役アンソロジストを解説に起用するという藤原企画室さんの粋なはからい、嬉しいではありませんか!
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月08日 22:37 | コメント (0)
2005年08月06日
『日本怪奇小説傑作集1』から拡げる/拡がるfurther readings 藤原義也さん@藤原編集室の日記サイト「日々のあぶく」を、小生もまた御多分に漏れず目覚まし代わりに愛読している一人なのだが(笑)、過日、同欄に『日本怪奇小説傑作集1』に関するありがたい御高評に続けて、同書で日本怪奇小説に目覚めた読者へ向けてのfurther readingsが掲げられていた。
「日々のあぶく」はその名のとおり一日限りで消滅、参照不可とのことなので、藤原さんのお許しを得て、ここに転載させていただくことにした。御活用いただければ幸いである。
藤原義也「日々のあぶく」より
鮎川賞のパーティで東京創元社のM氏から聞いたか、それとも東さんに直接伺ったか、とにかく話を聞いたときから楽しみにしていた紀田順一郎・東雅夫編『日本怪奇小説傑作集1』(創元推理文庫)がついに出た。怪奇小説アンソロジーの基本図書として長く親しまれてきた『怪奇小説傑作集』全5巻の日本篇をめざした企画意図については、編者のことばに詳しい。
第1巻の本書には明治35年から昭和10年までに発表された17篇を収めているが、泉鏡花、夏目漱石、森鴎外、谷崎潤一郎、芥川龍之介、室生犀星、川端康成、佐藤春夫といった日本文学史の中核をになう作家たちが、田中貢太郎、岡本綺堂、江戸川乱歩、夢野久作ら、怪奇幻想小説のスペシャリストたちと肩を並べている様はまさに壮観。自然主義、浪漫主義、硯友社、新感覚派……といったレッテルによる旧来の近代文学理解ではみえてこない日本文学史のもうひとつの切り口、豊かな鉱脈があることを教えてくれる。
定番の名作を収録、とは云いながら、たとえば漱石ではよく知られた『夢十夜』ではなく僅か3頁の小品に凄味ある怪異を盛り込んだ「蛇」を採り、つづけて同題でありながら怪異に対する理知的なアプローチでは対照的な森鴎外「蛇」を配するなど、手練れのアンソロジストである紀田・東両氏の細かな配慮は心憎いばかり。
不気味な赤帽が出没する芥川の「妙な話」に英国モダン・ゴースト・ストーリーとの親近性を見出したり、川端の本格的スピリチュアリズム小説(オリヴァ・ロッジ、フラマリオン、マイヤアスといった固有名詞がどんどん出てくる)「慰霊歌」に『雪国』や『伊豆の踊子』の作家のもうひとつの側面を発見したりと、興味は尽きない。
長年の怪奇小説ファンなら、収録作のあれこれについて楽しい談義ができるだろうし、この17篇で日本怪奇小説入門をはたした読者は、その興味と嗜好のおもむくまま、百の、あるいは綺堂の、佐藤春夫の作品を求めて書店に向かうことになるだろう。「怪奇小説」という枠組をはなれても読み応え十分のアンソロジーなので、ふだん明治〜昭和初期の小説をなんとなく敬遠している人にもぜひお勧めしたい。
◇
『日本怪奇小説傑作集1』の読者のために、収録作家の怪奇短篇をまとめて読める本を、文庫本を中心にあげておきます。
小泉八雲 『怪談』(岩波文庫)。他にも沢山出ているが、まずは平井呈一訳で。
泉鏡花 『泉鏡花集成』全14巻(ちくま文庫)もあるが、怪奇幻想物ということなら岩波文庫の『高野聖・眉かくしの霊』『草迷宮』『春昼・春昼後刻』『鏡花短篇集』あたりから。ハードカバーでは『鏡花コレクション』全3巻(国書刊行会)が手頃。
夏目漱石 『夢十夜』(岩波文庫他)
森鴎外 「鼠坂」「百物語」などの短篇があるが文庫で一冊となると難しい。いっそ『日本幻想文学集成17/不思議な鏡』(国書刊行会)をお勧めするべきか。
村山槐多 『伝奇ノ匣4 村山槐多 耽美怪奇全集』(学研M文庫)
谷崎潤一郎 『潤一郎ラビリンス7/怪奇幻想倶楽部』(中公文庫)。『6/異国綺談』『10/分身物語』も。
大泉黒石 文庫ではないが「幽鬼楼」「人間料理」「黄夫人の手」「不死身」の4篇を収録した『不死身・幽鬼楼』(勉誠出版)がある。
芥川龍之介 『伝奇ノ匣3 芥川龍之介 妖術伝奇集』(学研M文庫)
内田百 『冥途・旅順入城式』(岩波文庫)
田中貢太郎 『伝奇ノ匣6 田中貢太郎 日本怪談事典』(学研M文庫)
岡本綺堂 『岡本綺堂集/青蛙堂鬼談』(ちくま文庫)。『伝奇ノ匣2 岡本綺堂 妖術伝奇集』(学研M文庫)も。
江戸川乱歩 『江戸川乱歩全短篇3/怪奇幻想』(ちくま文庫)が便利。
川端康成 とりあえず『掌の小説』(新潮文庫)、かな。
夢野久作 『あやかしの鼓』『人間腸詰』(角川ホラー文庫)。『夢野久作全集』全11巻(ちくま文庫)
佐藤春夫 『佐藤春夫集/夢を築く人々』(ちくま文庫)
岩波書店 (1985)
通常2??3日以内に発送します。
岩波書店 (1987.9)
通常2??3日以内に発送します。
学研 (2002.11)
通常24時間以内に発送します。
中央公論社 (1998.11)
通常2??3日以内に発送します。
学研 (2002.7)
通常24時間以内に発送します。
学研 (2003.10)
通常2??3日以内に発送します。
筑摩書房 (1998.7)
通常2??3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月06日 14:41 | コメント (0)
2005年08月05日
増刷御礼! つい先ほど、東京創元社編集部のMさんから連絡がありまして、『日本怪奇小説傑作集1』の増刷が決定いたしました!
いやー、小生の関わった本としては、最速記録じゃなかろうか。
この調子で、ロングセラー化へとつながってくれたら、なによりなのですが。
これもひとえに、御購入くださった皆様の御支援の賜物であります。
衷心より御礼申しあげますとともに、引き続きまして、よろしくお願いいたします。
東京創元社 (2005.7)
通常2??3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月05日 12:17 | コメント (0)
乱歩といえば 今秋公開予定の映画『乱歩地獄』とのタイアップ出版ということで、目下高速フル回転で制作進行中の角川ホラー文庫版『火星の運河――江戸川乱歩のホラー読本(仮)』のラインナップが確定いたしました!
全体は4部構成で、乱歩の短篇小説とエッセイの中から、ホラー文庫に既収録の作品を除く(といっても小説は「火星の運河」以外はほとんど収録済みだったわけだが……)、ほぼ総てのホラー・怪談・幻想怪奇関連作品を集大成する、画期的な一巻となります。いやあ〜、企画がすんなり通ったときには、パノラマ島さながら脳内で祝砲と花火が炸裂しましたわ(笑)。
【第一部】乱歩地獄
非現実への愛情
火星の運河
鏡怪談
悪夢
妖虫
映画の恐怖
【第二部】懐かしき夢魔
残虐への郷愁
郷愁としてのグロテスク
人形
瞬きする首
お化人形
レンズ嗜好症
旅順海戦館
「幽霊塔」の思い出
こわいもの(一)
こわいもの(二)
ある恐怖
声の恐怖
墓場の秘密
【第三部】ホラーへの誘い
透明の恐怖
フランケン奇談
文学史上のラジウム――エドガア・ポーがこと
病める貝
マッケンの事
群集の中のロビンソン・クルーソー
少年ルヴェル
人花
ヒッチコックのエロチック・ハラア
スリルの説
【第四部】怪談入門
怪談入門
恋愛怪談
「猫町」
怪談二種
猫と蘭の恐怖
祖母に聞かされた怪談
西洋怪談の代表作
編者解説
ふっふっふ、まさに「大乱歩によるホラー入門講座」といった趣ではありませんか!? 9月上旬発売予定、御期待ください!
しかし……石塚さんの写真集といい、「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」という極めつき4作品のオムニバス映画『乱歩地獄』といい、そして本書といい、今年は「恐怖王(キング・オヴ・ホラー)乱歩」再臨の年となるのでありましょうか。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月05日 00:12 | コメント (0)
2005年08月03日
乱歩地獄か天国か 江戸川乱歩をはじめ、澁澤龍彦や中井英夫ら幾多の幻想文学者をモデルにした巧緻な人形をみずから制作し、それぞれの文学世界にふさわしい背景とともに一葉の写真に収める――空前絶後の人形写真師・石塚公昭さんが、初の作品集『乱歩 夜の夢こそまこと』をパロル舎から上梓されたのを記念するイベント「乱歩と遊ぶ・乱歩で遊ぶ RAMPO“夜の夢こそまこと”PARTY」が、渋谷のJZ Bratで開催。小生もお招ばれして行ってきました。
乱歩世界にちなんだマジックあり、旭堂南湖さんの探偵講談あり、「人間椅子」「白昼夢」の朗読+ピアノ演奏ありと、実に盛り沢山な内容で、とりわけ石塚さん撮影「人間椅子」で佳子夫人のモデルを務めた(人形ではなくナマ出演)女流義太夫三味線の鶴澤寛也さんの曲弾きなど、そこはかとなく乱歩風味漂う、けっこうな御趣向でありました。
で、今回の初作品集、まさに人形+写真という表現手段だからこそ具現化しえた、素敵にエロ・グロ・ナンセンスかつフェティッシュな光景が、これでもかとばかり詰め込まれていて、特に怪奇幻想系の乱歩マニアは必見必携の一巻と申せましょう。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月03日 22:18 | コメント (0)
物怪観光、谷中にあらわる!?……というわけで目下、注目度急上昇の妖怪雑貨(!?)アーティスト、天野行雄さん@日本物怪観光の「第参回 お化け物産展」が、下記の日程で開催されることになりました。
【期間】2005年8月6日(土)〜8月26日(金)
【時間】午前11時〜午後7時(最終日は午後5時まで)
【場所】古今東西雑貨店 イリアス http://www.big-o.co.jp/irias/index.htm
東京都台東区谷中2−9−12−1B
03−3827−2722
*地下鉄千駄木駅1番出口より徒歩4分
小生も開催初日に駆けつけようと(ただのファン)意気込んでいたら、なんと翌日が怪談之怪with幽in大阪つーことで、前日から大阪入りに。涙を呑みました。妖怪愛あふれる絵やフィギュア、雑貨の数々を間近に眺めたりゲットしたりする絶好のチャンスゆえ、ふるってお運びくださいませ。もちろん『モノノケ大合戦』を、行楽のお伴にお忘れなきよう(笑)。
ちなみに、この時期、谷中では、三遊亭円朝ゆかりの全生庵で幽霊画の一般公開が開催されております。会場からも近いので、お出かけの節は、妖怪と幽霊をWで味わってみてはいかがでしょう。
↑これが〈妖怪文藝〉の景品用に制作された海坊主くん。全高25センチの大物だ!
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月03日 19:47 | コメント (1)
見本到着!→入荷しました(早っ!)8月5日〜8日頃に店頭発売される『妖怪文藝 巻之壱 モノノケ大合戦』の見本が到着しました。
↑おまけの妖怪栞は初回配本限定アイテムだ!
↑本文はこんな感じ。天野さん描く扉絵の川姫、イイ感じでしょ!?
べつにアンソロジーに限らず、本の企画というものは、なかなか当初、自分が思い描いていたそのままの形には具体化しないものなのですが、こと今回に限っては、本当にやりたい放題というか、こちらが提示するアイディアについて、ことごとく前向きに対応、実現していただき、感謝に堪えません。担当編集者Yさんと実務担当Kさんの息の合ったコンビネーション、お見事でした。
また造本面でも、カバーや作品扉の装画すべてを担当されたうえ、景品の特大フィギュアまで、魔法さながらの才腕で飄々と仕上げてくださった天野行雄さん@日本物怪観光、小生の細かいリクエストに誠実に対応してくださったデザイナーの村上光延さん(「妖怪文藝」のロゴは村上さんのオリジナルです)、そして内容にぴたりマッチした特集題字を御揮毫くださった京極夏彦さんのお三方による、至高のコラボレーションが達成できたのではないかと自負しております。
〈日本怪奇小説傑作集〉の重厚さに対して、こちらは眺めて愉しく読んでも愉快な玩具箱みたいな本……をコンセプトにしております。子供の頃、小遣いをはたいて買ってきたプラモデルの箱を開けるときの、あのワクワク感を想い出しながら、繙いていただけたら幸いです。
小学館 (2005.8.5)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月03日 01:05 | コメント (0)
2005年08月02日
盛況御礼 第3回ビーケーワン怪談大賞。7月末日、というか、実際には8月1日午前零時をもって締め切らせていただきました。
応募総数なんと138編! 前回を余裕で倍増、というか質量ともに格段にアップした印象を受けます。多数の熱心な御応募、本当にありがとうございました。
ブログ形式にして、応募作を随時、一般公開するという画期的な(!?)公募スタイルをとったことも成功の一因でしょうが、それと同時に、怪談実話に対する関心の高まり、裾野の広がりを実感させてくれる出来事でもありました。
8月5日に予定されている選考会当日が、今から愉しみであります。
メディアファクトリー (2005.6)
通常24時間以内に発送します。
竹書房 (2005.8)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2005年08月02日 13:00 | コメント (1)





































