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2006年05月26日
海野十三忌2006講演会/パート1話は講演会の二日前にさかのぼる。突然、右耳付近にひりつくような痛みを覚えたと思ったら、見るまに腫れあがってきた。徳島行きをひかえていたので、急ぎ病院で診てもらうことに。総合病院の内科をふりだしに、耳鼻科→皮膚科と両国〜錦糸町の病院をハシゴして、ようやく得られた診察結果は「帯状疱疹でしょう。疲労とストレスが原因ですね。特効薬がありますから、服用して安静にしてください。お大事に」。がーん。とはいえ講演会をキャンセルするわけにもいかないし、切迫している原稿も書かねばならぬ。幸い熱は上がらないらしいし、感染の心配もないとのことだったので、予定通り決行することに。
当日朝6時の新幹線始発に飛び乗る。日曜の午前中ということもあってか、隣席が空いたままだったので、岡山まで熟睡できたのはラッキーだった。マリンライナー経由で高松から特急「うずしお」で一路、徳島を目指す。車窓から瀬戸内〜四国の春を満喫。別に小生「鉄ちゃん」ではないのだが、沿線の土地の雰囲気を体感できる鉄路での移動のほうが、飛行機でひとっ飛び、よりも好みなのであるよ。
駅の改札で、海野十三の会会員で今回の講演会の世話役でもある小西昌幸さんと落ち合う。小西さんとはその昔、児啼爺の碑除幕式のときにお会いしたことがあるのだ。最初が児啼で今度は十三……思えば奇妙な御縁である(笑)。小生の体調をとてもお気づかいくださり、海野十三碑への献花などの恒例行事を略して、昼食後、すぐに会場である北島町立図書館・創世ホールへ直行していただくことに。小西さんにはこの後も徳島滞在中、一貫して本当に細心の御配慮を賜った。あらためて深く感謝申しあげる次第である。
さりげなーく大伴昌司の遺品が展示してあったりする創世ホールを案内していただくうちに、海野十三の会の山下博之会長や、先ごろ紀田順一郎先生の『戦後創成期ミステリ日記』を手がけられた松籟社の編集者Kさんらが到着され、しばし歓談。
↑創世ホール館長でもある小西さん。
左手が、故・大伴昌司の遺品展示ケース。
会場には40人ほどの方々が詰めかけておられ、落ち着いた雰囲気の中で、お話をさせていただくことができた。とはいえ、お題が「海野十三とパルプ・ホラーの時代」ということで、「生きている腸」がどーの「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」がこーの異次元の邪神の祟りでガタノトーアの……といった殺伐猟奇を極める話ばかりで恐縮であった。せっかくだからと持参した『ウィアード・テイルズ』の現物を手に掲げたとたん、にわかにカメラのフラッシュがパシャパシャ閃いて驚く(笑)。格好のシャッターチャンスだった模様。
↑こんな感じで撮られていました。
翌日の(早ッ!)徳島新聞紙面より。
一時間半の講演後、会場で販売していただいた拙著にサインなどしながら、来場者の方とお話を。東大阪からわざわざ駆けつけてくださった御婦人や、東京から夜行バスで徳島入りしたという新耳マニア(?)の男性などもいらして、感激する。
その後、海野十三の会メンバーの皆さんや、徳島新聞文化部記者のSさんらと、近くの中華料理店で愉しく夕食を共にさせていただいたのだが、やはり大事を取って、早々にホテルへ。持参した『文豪怪談傑作選 川端康成集』のゲラを読みかけたのもつかのま、エネルギー切れで爆睡……。
↑ホテルの窓から見た
月下の徳島市街。
↑驚くべきことにビーケーワンでは、三一書房版『海野十三全集』を、
今も全巻在庫しております! 詳しくはページ上段のリンクからどうぞ!
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月26日 02:33 | コメント (1) | トラックバック (0)
於岩稲荷田宮神社参拝、一回目 なぜ「一回目」なのかについては……後日また……。
『クトゥルー神話事典 第三版』と『幽』と『文豪怪談傑作選 川端康成集 片腕』のトリプルパンチで、このところ更新が滞ってしまい、かなーり旧聞までさかのぼる。
角川ホラー文庫から7月発売予定のアンソロジー『黒髪に恨みは深く――髪の毛ホラー傑作選』に、鶴屋南北『東海道四谷怪談』から有名な「髪梳き」の場を収録することになったので、担当編集者のエ嬢@自称二十歳とともに、四谷の於岩稲荷田宮神社に参拝におもむく。
これだけ長年にわたり怪談だの幽霊だの百物語だのに関わってきたわりに、これまでなぜか、直接『四谷怪談』を扱う仕事を手がけたことはなかった。そのため、かなーり緊張しながら、そぼ降る雨の中を神社へ。禰宜の栗岩英雄氏は、かつて錦華小学校の校長先生を務めていらした方だそうで、神社の由来などを記したプリントを頂戴し、お話をうかがうことに。なんだか朝礼の時間みたいである(笑)。演劇関係者の崇敬篤いことは有名だが、このところ、にわかに仕事関係の参拝者が増加しているらしい。やはり、怪談ブームなのかいな?
もちろん、お祓いと御祈祷もしっかりと、幾重にも、させていただいたことは申すまでもあるまい。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月26日 00:18 | コメント (2) | トラックバック (0)
2006年05月24日
『幽』第5号、予約受付開始! 目下、入稿作業が大詰めを迎えております『幽』第5号のビーケーワン予約が開始されました。
今回も購読者特典として「『幽』秘密メルマガ増刊号」をプレゼント! 前回、大好評だった編集Rの取材ドキュンメタリー漫画や、猫島で加門さんが撮影した猫写真ギャラリーなど、ヴィジュアル記事中心にお送りする予定です。
そして注目のラインナップも、下記のとおり確定しました!
特集は、従来の作家特集から一転、本誌初のテーマ特集となる「猫の怪」、そして注目の「実話怪談」問題をめぐる緊急提言特集「創作と実話のあいだで」の二本立てです。御期待ください!
『幽』第5号/内容一覧(*一部予定のものもあります)
【巻頭グラビア】
霊なる日本/MOTOKO「猫島の春」(宮城県石巻市、田代島・網地島)
【第一特集】猫の怪
対談/梅田佳声+唐沢俊一「紙芝居、大衆芸能の怪猫(仮)」
エッセイ/唐沢俊一「怪談演芸の世界」
新作落語/梅田佳声「幽霊化物大合戦」
新作漫画/魔夜峰央「トランシルバニアの怪猫」
名作復刻/橘外男「私は呪われている(抄)」
怪談紀行1/東雅夫「猫神様の島にて」
怪談紀行2/加門七海「猫島印象記・怪談篇」
【第二特集】創作と実話のあいだで
対談/平山夢明+福澤徹三「怪談執筆の現場から(仮)」
私の怪談作法1/平山夢明
私の怪談作法2/福澤徹三
インタビュー1/常光徹
インタビュー2/岩井志麻子
【怪談小説】
綾辻行人/京極夏彦/小野不由美/有栖川有栖/恩田陸/山白朝子
ほか
【怪談漫画】
花輪和一/諸星大二郎/高橋葉介/大田垣晴子/押切蓮介/伊藤三巳華
ほか
【怪談実話】
木原浩勝/中山市朗/福澤徹三/平山夢明/小池壮彦/高原英理/加門七海/安曇潤平
【新連載】
工藤美代子「日々続々怪談」
【対談】
平山あや+加門七海
【作家探訪】
稲生平太郎(横山茂雄)『アムネジア』
【怪談名作再録】
日影丈吉「ある生長」
【スポットライトは焼酎火】
舟崎克彦『児童文学の異界・魔界』
ほか連載記事等満載!
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月24日 22:08 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年05月22日
〈ナイトメア叢書〉注目の第二弾 青弓社の〈ナイトメア叢書〉から、第二弾として『幻想文学、近代の魔界へ』が発売になりました。
すでにこのブログでもお伝えしたように、小生、畏れ多きことながら、巻頭ロング・インタビューに登板しております。
このインタビューが、本気で長い!(笑)
物好きというか酔狂と申すべきか……とはいえ、ふだんはなかなか人前で口にすることもないような、編纂/編集の仕事に関する個人的見解を、存分に語らせていただき、おおいに感謝している次第です。
近現代日本の幻想文学研究に役に立つか否かははなはだ疑問でありますが(笑)、少なくとも雑誌づくりやアンソロジーづくりに関心をお持ちの若い方には、なにがしか参考になるのではなかろうかと思います。
で、そういう若い衆の中から、将来こうした仕事を手がけてみようと思い立つ方が、少しでも出てきてくださるならば、こんなに嬉しいことはございません。
惜しむらくは、ちょっとばかり高めの価格ですが(これに較べたら『幽』は安い! 安いんだあ〜)、ぜひぜひお買い求めくださいませ。
青弓社 (2006.5)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月22日 13:55 | コメント (1) | トラックバック (0)
2006年05月19日
さらなる朗報! すでに御存知の向きも多いでしょうが、第19回山本周五郎賞に、宇月原晴明さんの『安徳天皇漂海記』が、同じく三島由紀夫賞に、古川日出男さんの『LOVE』が、それぞれ選ばれました。
どちらも、このブログで以前から応援・推奨してきた優れた書き手であり、今回の受賞は、伝奇・幻想文学の将来にとっても悦ばしいことだろうと思います。
特に『安徳天皇漂海記』は、もっともっと評価されて然るべき傑作ですので、これを機会に、さらに広範な読者を獲得することを願ってやみません。
宇月原さん、古川さん、おめでとうございます! さらなる御活躍をお祈りしております。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月19日 19:37 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年05月18日
『クトゥルー神話事典 第三版』擱筆! …………長かった。
書けども書けども終わらないなー、おかしいなー、と思っていたら、やはり1000枚を超えていました。わはははは。
新訂版が700枚程度でしたから、結果的に単行本一冊分くらいの分量を書き足したことになります。どこが改訂なんだよ!
今回は「完全新生と原点回帰」をモットーに、とりわけラヴクラフト作品からの徹底した項目洗い出しをおこないました。
神話関連の事典類は内外に数あれど、チャールズ・ウォードくんの家で飼われていた猫の名前まで載っているのは、本書だけではないかと自負しております(笑)。
また、既存の項目についても、あらためて見直しをおこない、細かく手を入れましたので、面目一新できたのではないかと思います。
刊行まで、いましばらく、お待ちくださいますよう、お願い申しあげます。
学研 (2006.1)
通常24時間以内に発送します。
角川書店 (2004.8)
通常2-3日以内に発送します。
学研 (2001.11)
通常2-3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月18日 04:36 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年05月16日
朗報です! 本日、選考会が開かれた第59回日本推理作家協会賞の「長編および連作短編集部門」に、恩田陸さんの『ユージニア』が、「短編部門」に、平山夢明さんの「独白するユニバーサル横メルカトル」が、それぞれ選ばれました。
『幽』連載陣のおふたりが、そろって受賞されるとは! おめでとうございます。
とりわけ平山さんは、↓でお伝えしたように福澤徹三さんとの対談を収録した直後とあって、怪談文芸的にも(!?)まことにナイス・タイミングな受賞となりました。
また、恩田さんの『ユージニア』のユニークな装丁造本を担当されたのは、『幽』のアートディレクションをお願いしている祖父江慎さん。こいつは春から縁起が良いようで。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月16日 19:40 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年05月13日
明日は講演会 先に告知しました小生の「海野十三講演会@徳島」、いよいよ明日、開催です。
とはいえ、本当なら今日には徳島入りするつもりが、もろもろもろもろ……ありまして結局、明日早朝の新幹線に飛び乗ることに(はあああ)。
ともあれ、徳島近隣にお住まいの皆さまで、海野十三やラヴクラフトに御関心のある向きは、ぜひお運びくださいませ!
海野十三忌2006/東雅夫講演会
「海野十三とパルプ・ホラーの時代」
【日時】5月14日(日)午後2時より
【会場】北島町立図書館・創世ホール
板野郡北島町新喜来字古田91
電話088−698−1100
*入場無料
中央公論新社 (2004.7)
通常2-3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月13日 21:55 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年05月11日
平山夢明vs福澤徹三 『幽』取材ウィークの掉尾を飾るのは、小説と実話双方でめざましい活躍を続けている現代怪談文芸の両雄――平山夢明さんと福澤徹三さんによるホンネ炸裂対談。第二特集「創作と実話のあいだで(仮)」の一環として、実際に怪談創造の最前線で研鑽を重ねてこられたおふたりに、率直なところをうかがおうという企画である。
果たして開始早々、平山さんの口から――「そろそろ〈実話怪談〉に代わる、新たなジャンル名を考えたほうがよいのでは?」という爆弾提言が飛び出すという波乱含みの展開となった。詳しくは『幽』次号の記事をじっくりお読みいただくとして、ここをご覧の怪談フリークの皆さまも、ナイスなネーミングを考えてください!
↑談笑する福澤氏(左)と平山氏(右)。
迫力ありますなあ〜。
かたや「独白するユニバーサル横メルカトル」が、今期の日本推理作家協会賞短篇部門にノミネート中(平山氏)、かたや『野性時代』で「すじぼり」集中連載中(福澤氏)という、怪談プロパー以外でも着々とその実力が認められつつある昇り調子の御両人だけに、今後のさらなる御活躍を『幽』も総力を挙げて応援してゆくつもりである。
後半は新宿の某酒舗に場を移して、燃料注入(笑)しながらの放談会に。シマコ姐さんのときといい、この対談といい、今回の第二特集では、とても誌面には掲載できそうもない話題が多くて、原稿をまとめていただく千街晶之さんも嬉しい悲鳴をあげていた模様。
↑遅れて打ち上げに参加した編集部の関口くん@デスメタルの覇王。
演奏会の直後ゆえ艶ッつやな剃りあがりに、先生方の称讃を浴びてました。
英知出版 (2006.4)
通常2-3日以内に発送します。
↑待望の新作短篇集『ピースサイン』も近々、双葉社より発売予定!
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月11日 14:10 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年05月10日
いざ、猫島へ! ……といってもポドロ島じゃありません。
宮城県牡鹿半島の沖合に浮かぶ、ふたつの小島――田代島と網地島は、埠頭や路地に猫たちが群れ憩う「猫神様」の聖域として、知る人ぞ知る伝説の島なのだった。
怪談専門誌の猫特集には願ってもない探訪地があったものと、前号の夜叉ヶ池紀行を機に結成された「『幽』怪談巡礼団」――加門七海さん、MOTOKOさん、Uくん、ロータ、小生の五人は、勇躍、桜もまだ咲き残る東北の地へ旅立つことに。
ただし小生は、ひと足早く出立し、乗り換え地の仙台で、ゆかりある人の墓参へおもむくことに(S様、その節はお世話になりました)。
仙台駅で取材チームと合流。松島の絶景を眺めながら石巻へ。そこから船で田代島へと渡る。今回は快速艇じゃないので、船内は移動フリー……というわけで早速、屋久島では果たせなかった「蘇我イルカごっこ」に興じる某作家と某編集長であった(バカ)。
さて、猫たちの島で巻き起こった、あれやこれやの珍談怪談は、小生の紀行と加門さんのエッセイで御紹介することにして、ここでは予告篇として、いくつかのスナップをご覧いただくことにしましょう。お楽しみに!
↑これぞ真の猫路地か!?
こういう光景があちこちに見られる島々なのです。
↑田代島の猫神社。
不慮の死を遂げた猫を祀ったものとか。
↑網地島の雷神社にある
狛犬ならぬ狛猫像!
↑猫島なのに、なぜか、
わんことラブラブの加門先生。
↑猫島関連の探訪記もあり!
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月10日 15:28 | コメント (4) | トラックバック (0)
梅田佳声vs唐沢俊一 ちょいと更新の間が空いてしまいましたが、『幽』取材ウィークの続報を。
後半は、第一特集「猫の怪」のための取材が続いた。
まずはメディアファクトリー会議室に、紙芝居師の梅田佳声さんとおなじみの唐沢俊一さんをお迎えして、紙芝居を中心に大衆芸能と怪談、怪猫物について、お話ししていただいた。
怪談仕立ての大長篇怪猫紙芝居『猫三味線』復活完全上演の快挙などで知られる佳声さんは、若くして演劇の舞台に立ち、漫才師としても活躍された経歴の持ち主。対談の最中にも、所作を交えた名調子がポンポンと飛び出し、おおいに興趣深く拝聴。
なお、『猫三味線』は、唐沢さんの肝煎りで、この夏DVD化されて発売される予定。『幽』次号掲載の本対談ともども、御注目いただきたい。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月10日 14:01 | コメント (0) | トラックバック (0)
ホラーセレクション、再入荷 一時在庫切れで御迷惑をおかけしましたポプラ社〈ホラーセレクション〉全巻セット(特製ケース入り)が、どどーんと再入荷しております。
この機会にぜひ、お買い求めくださいませ。
あ、猫つながりで(笑)、なかなか好評らしい『猫路地』もよろしく!
ポプラ社 (2006.3)
通常24時間以内に発送します。
日本出版社 (2006.5)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月10日 13:39 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年05月07日
解説執筆文庫、続々発売に!屋久島取材の前後にあたふたと執筆に追われていた解説4連チャンの文庫本が、相次ぎ店頭に並んでおります。どれも自信をもって推奨できる好著ばかりですので、ぜひぜひよろしく!
まずは、カナダの新鋭ケリー・アームストロングの本邦初紹介作となる『わたしを愛した狼』。2分冊の利点を活かしたお洒落なデザインが、モダンで都会的な人狼伝奇ホラーである本書の内容をうまく表現しているように思います。長さを感じさせないリーダビリティの痛快ラヴ&ホラー大作です。解説は、人狼小説の動向から説き起こし、海彼で流行中の「パラノーマル・ロマンス」に絡めて論じてみました。
お次は『怪奇小説傑作集3』新版と角川ホラー文庫の『川を覆う闇』。
『怪奇小説傑作集』の解説では、紀田順一郎・荒俣宏の両御大のあとをうけて、戦後における泰西怪奇小説移入紹介の歩みを振りかえるとともに、なぜ第三巻に、いわゆる「透明怪談」の名作が集中して収められているのか、という謎に迫っております。
一方、『川を覆う闇』は、邪悪な天沢退二郎(!?)といった趣のデビュー作『夏の滴』でホラー・ファンの度肝を抜いた桐生祐狩の書き下ろし最新作。ハッキリいって本書は、クトゥルー・ジャパネスクにも一石を投ずる問題作だろうと思われます。解説では「ナスティ・ホラー」という観点から、その本質に肉迫してみたつもりです。
最後は、これまた新装再刊の始まった河出文庫の澁澤龍彦シリーズから『妖人奇人館』。
解説では、シブサワ原体験のあれこれから、後年の「物語」作品で本格開花するに到るキャラクター造形の問題などを取りあげております。
なお、写真左のセイジガエル柄(?)てぬぐいは、先日雑貨店で見つけた「濱文様」ブランドの「おもしろてぬぐい」。折りたたむと立体の蛙が出来上がるスグレモノです。布のディスクアニマル!?(笑)
扶桑社 (2006.4)
通常24時間以内に発送します。
扶桑社 (2006.4)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月07日 15:33 | コメント (2) | トラックバック (0)
2006年05月02日
完売御礼!メールの不具合は、とりあえず解消された模様です。御迷惑をおかけしました。
さてさて、先に御紹介したポプラ社版〈ホラーセレクション〉の全十巻セットが、驚くなかれ売り切れてしまいました。
いや〜、つい欲しくなりますものねえ、価格も手頃だし。
もちろん分売では購入可能なのですが、函入りセットを御希望の方は、連休明け早々に再入荷するそうなので、今しばらくお待ちくださいますよう。
ポプラ社 (2006.3)
通常24時間以内に発送します。
↑しかしこのところなぜか猫づいてますねえ、にゃんにゃん。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月02日 11:06 | コメント (0) | トラックバック (1)
2006年05月01日
【業務連絡】小生あてメールの不着について 過去24時間(ほぼ5月1日いっぱい)のあいだに、小生あてに仕事関連のメールをくださった方で、まだ返信が届いていない方がありましたら、メール不着(=小生へのメールが届いていない)の可能性がありますので、念のため再送ならびに電話連絡をお願いします。
『幽』編集部からのメールが届いていない件が連続しまして、原因調査中なのですが、いちおう念のため、よろしくお願いいたします。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月01日 23:56 | コメント (0) | トラックバック (0)
平山あやvs加門七海!ええーと、決して「夢明」の誤植じゃありません!(笑)
『幽』次号の加門七海さん対談のお相手は、アイドルとして女優として大活躍中の平山あやさん。
実は平山さん、幼い頃から相当に強力な霊感体質で、幽霊とさしむかいで晩酌(!?)をした経験などもお持ちなのだとか。またそうした体験をヘンに隠すことなく、アッケラカンと公表されていらっしゃる点でも、敬服に値する方なのである。
収録場所は、渋谷・某ホテルの和風会議室。
対談を始める前に、御両人のツーショットを撮影したのだが、カメラマンの花木さん、いきなり「ハイ、それではおふたり並んで、頭をコツンと合わせながら、にっこりしてくださーい」
慣れた御様子の平山さんとは対照的に、動揺を隠せない物腰の加門先生であった。
幼少期からの驚くべき体験の数々をつぶさにおうかがいしたのだが、終盤、話題は収録場所の不穏な気配に! 例によって、スリリングな収録が遂行されたのであった。詳しくは『幽』次号を待て!
↑平山さんの背後の障子が
怪しかった模様……
あ、ちなみに平山「夢明」さんのほうも、次号で対談やります。ただし、お相手は……福澤徹三さんです! こここ、コワモテ対談です(笑)。
講談社 (2005.6)
通常2-3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月01日 14:53 | コメント (0) | トラックバック (0)
鞄を飼う「買う」の誤植じゃありません。あくまで「飼う」なのです!(詳しくは下記のサイト参照)
舟崎さんへのインタビューは、三鷹の郊外にある御自宅へおうかがいしたのだが、予定時間よりもかなり早く、吉祥寺に着いてしまった。いつもなら手近な喫茶店で仕事の続きをしているところだが、思うところあって、北口方面へ。前々から気になっていた「九印」さんのお店を覗いてみることに。
爬虫類とも妖怪ともつかない、奇妙な生物感あふれるデザインのバッグやリュックを、個人で制作販売していらっしゃる「九印」ブランドについては、以前このブログでも、『クリッタカード』を「紙のディスクアニマル!?」と銘打って、紹介したことがある。
機会があれば是非一度、吉祥寺のワークショップにもうかがってみたいと思っていたのだが、生活圏から離れた中央線沿線に足を向けるチャンスがなかったり、あっても時間が遅かったりして、なかなか実現できないでいたのであった。
平日の午後早めの時間帯ということもあって、店内にひとけはなく、ユニークな商品の数々を、じっくり手にとって堪能、店主の瀬戸けいたさんにも御挨拶することができた。
早速、購入したリュックその他を使用しているが、デザインのみならず、使い勝手の点でも非常によく考えられた構造になっており、快適である。まさにこれは「空想道具生物」であり、鞄を一匹、「飼う」感覚で使えそう(笑)。
↑リュックの内と外に、別のバッグを装着することができるのだ!
このデザインに、ぴぴぴっときた方は、ぜひ吉祥寺へ!(下記のサイトで通販も可能です)
http://www.9brand.com/
投稿者 東 雅夫 : 2006年05月01日 14:16 | コメント (1) | トラックバック (0)






























