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『泉鏡花集 黒壁』、ラインナップ確定!
先週来、なにやら売れ足に加速がついた感のある〈文豪怪談傑作選〉ですが、このほど4巻目の『泉鏡花集 黒壁』のラインナップが確定しましたので、お披露目いたします。
東雅夫編『文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁』
高桟敷
浅茅生
幻往来
紫障子
尼ケ紅
菊あわせ
霰ふる
甲乙
黒壁
遺稿
幼い頃の記憶
さすがに鏡花作品は各篇のボリュウムが半端じゃないので、収録話数こそ少なめですが、読みごたえは保証します。というか、読みごたえがありすぎて、ここ数日、校正に難渋しておりました……。
編纂にあたって特に留意したのは、次の点です。
まず、ちくま文庫からは、すでに種村季弘御大による決定版選集『泉鏡花集成』が出ているため、今回は同集成に収録されていない作品の中からセレクトする。
さらに。どうせならばと、他の文庫でも復刊されたことのないレア作品のみに限定する。収録作の総てが初文庫化作品となりました。
前半は〈文豪怪談傑作選〉の名に恥じない、ストレートな怪談小説、鏡花流モダン・ホラーともいうべき作品群に主眼を置く。
で、せっかくなので、三文字タイトルの作品で揃えてみる(笑)。
後半は、鏡花にとっての怪談の原風景を垣間見させる、ある共通したモチーフに基づく作品でまとめる。そのモチーフとは何かは、もちろん読んでのお愉しみだ!
……ザッとまあ、こんな縛りを勝手に設けて、セレクションをしてみました。それでも十二分に迫力のあるラインナップが組めるのですから、つくずく鏡花とは真の天才であったと更めて実感させられました。
そろそろ金井田さんのカバー装画も上がってくるはずですので、こちらもお愉しみに。
筑摩書房 (1996.2)
通常2-3日以内に発送します。
↑『泉鏡花集』が待ちきれない方は、まずはコレ。「春昼」
「草迷宮」「沼夫人」など鏡花幻想文学の粋を結集した一巻だ。
投稿者 東 雅夫 : 2006年08月25日 19:04
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