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2006年12月31日

ヒビたん日記〜再起動は太鼓の響きとともに

 年の瀬の一日、文京シビックセンターの大ホールに、カモ鬼、ハガ鬼、ヒガ鬼の屋久島巡礼団トリオが再結集。
 佐渡を拠点に太鼓を中心とした音楽活動を展開している芸能集団「鼓童」の十二月公演を「体感」するのが目的である。
 『響鬼』の企画を進めていた東映の制作スタッフ一行が、鼓童の公演に接してインスピレーションを得たという制作秘話は、響鬼ファンなら御存知の方も多いだろう。
 すでにDVDやテレビで鼓童の公演は目にしていたものの、ナマの「音撃」に触れるのは、三鬼とも初体験。全身全霊を傾注して打ち込まれる和太鼓のリズム、鍛えあげられた肉体の優美な躍動に、ひたすら圧倒されたひとときだった。
 「ううーむ、この迫力なら魔化魍だって清められるよねえ〜」
 ……などと、三鬼三様に得心する。

 さて、諸般の事情により遅延を余儀なくされた『響鬼探究』ですが、明年5月刊行が確定し、年明けから本格的に再起動いたします。
 実は停滞期間中にも幾つかの新たな御縁がありまして、小説家の五代ゆうさん、文芸評論家の安藤礼二さんの新規参戦が決定。内容は益々もって充実の一途をたどっております(果たして一冊に収まりきるのだろうか……嗚呼)。
 思えば去年の紅白歌合戦で、布施明の熱唱する『少年よ』に万感胸に迫ったのが昨日のことのようではありませんか(笑)。

 それでは皆さま、良いお年をお迎えください〆

魂
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.31
杉田 篤彦構成・執筆 / 加藤 文哉撮影 / 宇宙船編集部編
朝日ソノラマ (2006.1)
通常2-3日以内に発送します。
輝
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.31
石森プロ監修 / 東映監修 / 川上 裕生写真 / おの しんいち写真 / 久保田 将之写真 / 高松 英昭写真
小学館 (2006.8)
通常24時間以内に発送します。
妖怪文芸 巻之2
東 雅夫編
小学館 (2005.10)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月31日 18:38 | コメント (1) | トラックバック (0)

仕事納め……?

 幻妖ブログ担当のタカザワケンジさんから、「これでようやく仕事納めです……」のコメントとともに、本日配信「幻妖通信」最新号の最終確認バージョンが送られてきたかと思えば、斉藤さん@ポプラ社からは、『asta*』および某誌で2月に組まれる「てのひら」特集がらみの案件で、報告のメールが! いいい、いったい何日まで出社するつもりなんだサイトウナオミ!?(笑)
 まあ、過去に、初対面に近い著者と元日に打ち合わせをして、その場のノリで初詣に御一緒したり(笑)、特に名を秘す某先生の原稿取りに2日の午前中から武蔵野を徘徊していた小生としては、あまり他人様のことは申せませんが、なんにせよありがたいことであります。
 関係各方面の皆さま、この一年、誠にありがとうございました。

 ようやく「てのひら」関連が一息ついたので、来年の手帖に年明けの予定を整理して書き込んでいたところ、いきなり10日前後に締切錯綜待ったナシ状態が到来することが判明し、愕然と晴天を仰ぐ。
 ホラー大賞の一次戻しに全力を傾注しつつ、某社で予定している『百物語の百怪』文庫版改訂作業を粛々と進め、書き下ろしで上梓する江戸東京怪談探訪の目次を確定させる一方、月に関する幻想文学に思いを馳せ、稲垣足穂とモノノケたちについての関わりを探ることになりそうである。
 その直後には『ダ・ヴィンチ』3月号の怪談文芸新人賞大特集の取材ラッシュが控えているし、文字どおり待ったなしであることよ。

てのひら怪談
てのひら怪談
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.31
加門七海・福澤徹三・東雅夫編
ポプラ社 (2007.2)
近日発売 予約可

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月31日 07:57 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月29日

絶好調御礼!

 小生が学研M文庫で手がける新シリーズ〈幻妖匣〉の第一弾として刊行しました『赤江瀑名作選』、予想を上まわる売れ行きでして、ビーケーワンでも在庫が払底してしまい、現在、「24時間以内出荷」ではなく「2〜3日以内」表示に変わっております。
 すでに追加発注の手配は完了しているそうですので、安心して御注文くださいますよう、お願い申しあげます。

 なお、お買いあげくださいました皆さまへの感謝の気持ちを込めまして、急遽、bk1オリジナルの購読特典を付けることに致しました。
 特典内容は、小生がかつて『幻想文学』の特集に際して、赤江先生にインタビュー取材をするため、下関長府の地を訪れたときの印象記(書き下ろし)です。
 もちろん、これまでにビーケーワンでお買いあげくださいました方も、特典の対象となります。詳しくは、追って書籍データのページに掲示されると思いますので、そちらを御確認くださいませ。

赤江瀑名作選
赤江瀑名作選
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.31
赤江 瀑著 / 東 雅夫編
学研 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。

↑24時間出荷に復帰しました!
緊急特典も付いてます!!

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月29日 14:59 | コメント (0) | トラックバック (0)

年末恒例の幻妖スタッフ対談、公開!

 年末恒例の名物企画となりました「幻妖ブックブログ」スタッフによる年間回顧対談が、本日アップされました(上段のリンクから飛べます)。

 いつも、このブログを支えてくださっているビーケーワンの辻さんと、フリーライターのタカザワケンジさんが、「書店」の目から見た、今年の怪奇幻想文学出版状況を振り返っています。

 小生個人としては汗顔の至りな箇所もあって恥ずかしいのですが(笑)、何はともあれ是非御高覧のほどを。
 そして、うっかり買い漏らしている書籍がありましたら、すぐさま注文ボタンをクリック&クリック!
 そうそう、『てのひら怪談』の予約注文も、よろしくな〆

アムネジア
アムネジア
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.29
稲生 平太郎〔著〕
角川書店 (2006.1)
通常24時間以内に発送します。
安徳天皇漂海記
宇月原 晴明著
中央公論新社 (2006.2)
通常2-3日以内に発送します。
独白するユニバーサル横メルカトル
平山 夢明著
光文社 (2006.8)
通常24時間以内に発送します。

↑『ダ・ヴィンチ』の年間ベスト3で選んだ
小生の「今年の3冊」は、これだ!

てのひら怪談
てのひら怪談
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.29
加門七海・福澤徹三・東雅夫編
ポプラ社 (2007.2)
近日発売 予約可

↑予約特典も付くぞ!

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月29日 14:25 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月28日

てのひら通信(12/28)

 某氏から素敵な推薦帯文が到着したり、某通信社による取材が内定したり、某誌での特別企画にゴーサインが出たり……と『てのひら怪談』関連の吉報が相次ぐ(嬉々)。いずれも斉藤さんはじめ、ポプラ社関係各位の御尽力の賜物である。感謝。
 正式な告知は年明けになりますが、きっと嬉しいお年玉になることと思いますので、お愉しみに!

 さて、昨日が仕事納めだったはずなのに何故か出社している(笑)斉藤さんから、25日の締切までに到着した「週刊てのひら怪談」応募作が送られてきました。下記の作家・作品であります(敬称略)。

久遠平太郎「平成コンビニ事情」
松音戸子(カイロ改め)「二つの部屋」
有坂十緒子(有坂改め)「6」
粟根のりこ「イヤァな夢」
池田和尋(澁澤和広改め)「聞こえていますか?」
君島慧是(ガリコのパピコ改め)「スコープの空」
吉野あや「おとうと」
黒史郎「顎無し地蔵」
クジラマク「鎖の家」
酒月茗(茗改め)「ボトボト」
貫井輝(ぬくてる改め)「シミュラクラ」
神森繁(なむとら改め)「鬼の捨て子」
不狼児「うぐいす餡パン」
やまぐちはなこ「朝蜘蛛」
林不木「先輩の死」
加楽幽明(加楽幽改め)「狩猟の成果」
我妻俊樹「女神の順番」
小栗四海「ラヴィニアの子」
杜地都(とちみ改め)「隙間」
井下尚紀(乱地獄改め)「泥手」
黒田広一郎(みかげ改め)「夢で会いましょう」
勝山海百合「ななかまど」
峯野嵐(かんころん改め)「お迎え」
ヒモロギヒロシ(ヒモロギ改め)「笹首」
登木夏実(ナツミカン改め)「花喰い」

 ギリギリまで推敲を重ねた方が多かったのか、力作が目につきます。なんとまあ、おそらく史上最短と思われるクトゥルー神話小説まで混じっていて(笑)、思わず快哉を叫びました。
 皆さま、御応募まことにありがとうございました。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月28日 22:29 | コメント (0) | トラックバック (0)

『猫三味線』に行こう!

 明日28日はいよいよ、紙芝居師・梅田佳声さんによる『猫三味線』通し公演の当日です。

 なんでも昨日、ある人がまとめてチケットを申し込んだところ、電話に出た係の人が「助かります!」と応答されたとか(笑)。
 なにせ暮れも押し詰まった忙しない時期ゆえ、お察し申しあげます……。

 というわけで当日いきなり行っても(たぶん)大丈夫そうなので、仕事納めで一息ついていらっしゃる首都圏在住の皆さま、お時間が許せば是非ともお誘い合わせのうえ、会場にお運びください!
 絶対に聴いて損のない、価値あるひとときを満喫できることと思います、ハイ。

【日時】2006年12月28日(木)
 夜の部/開演18:00(開場17:00)
【会場】恵比寿 ザ・ガーデンルーム(恵比寿ガーデンプレイス内)
【チケット】夜の部/当日5000円

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月28日 01:27 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月27日

てのひら通信(12/26)

 「週刊てのひら怪談」が更新されております。
 年末年始にまたがる今回は、立花腑楽さんとクジラマクさんの個性派対決となりました。
 送られてきたプロフィールを拝見して、あまりの一致に驚くやら呆れるやら。今回は「被り物」繋がりだからって、こんなとこまでかぶらなくても……(笑)。いや、御当人たちにとっては、それこそ笑い事じゃないんですけどね。安心して創作にも打ち込めるような良いお仕事が、早く見つかることを祈っております。
 なお、次回は、朝宮運河さんと、よっちゃん改め江崎来人さんの新作が登場の予定です。
 2007年も「週刊てのひら怪談」に御注目ください!

 さて、冬の嵐のさなかポプラ社に出向き、颯爽と社内を駆けずり回る斉藤さんを横目に見ながら(笑)、返送されてきた著者校正ゲラの確認と転記作業に夜中まで没頭する。
 『幻想文学』時代にはイヤというほど繰りかえしてきた、いわば昔取った杵柄みたいな作業だが、とはいえ70人近い著者からの校正ゲラと立て続けに向き合うのはさすがに初体験で、いろいろと新鮮な感興を催した。
 とりわけ感動させられたのが、選考会での選考委員の講評を真摯に受けとめ、その指摘に沿った形での改稿にチャレンジされた方が幾人もいらしたこと。
 いずれも、元の原稿に較べて格段にブラッシュアップされたなという印象を受けた。

 収録作家の皆さん、校正&推敲に、新作執筆に、年末のお忙しいなか御苦労様でした!

tenohirarafs2.JPG

↑てのひら本の束見本を発見!

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月27日 16:47 | コメント (0) | トラックバック (0)

赤江瀑サイン本プレゼント、当選者発表!

 長らくお待たせをいたしました。
 『赤江瀑名作選』編纂にあたって、このブログ上で開催しました「読者が選ぶ赤江瀑短篇ベスト・オヴ・ベスト」に御投稿いただいた皆さまの中から、抽選で3名の方に、赤江先生みずから署名されたサイン本をプレゼントする特別企画の当選者が、このほど決定しました。
 抽選は、先日のビーケーワン定例会議の席上、辻さん、タカザワさん立ち合いのもと、厳正なる「響鬼カード方式」――通しナンバーの付された響鬼カードから任意の3枚を引き、投稿の順番と照合させて決定――によっておこなわれ、下記の3名の方が晴れて当選となりました。

Warihikoさん
見仏人さん
ごんてぃーさん

 当選者の皆さん、おめでとうございます!
 追って送付先確認のメールをお送りしますので、よろしくお願いいたします。

 なお、『赤江瀑名作選』は、おかげさまで出足すこぶる好調の模様。これも皆さまの熱き御支援の賜物と、心より御礼申しあげます。
 700頁超のボリューム、定価1600円もする文庫に、ちゃんとお付き合いくださる皆さまが、これだけの数いらっしゃるというのは、大いに心強いことですし、後続企画にも弾みがつきます。
 引き続き御声援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

赤江瀑名作選
赤江瀑名作選
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.27
赤江 瀑著 / 東 雅夫編
学研 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月27日 04:19 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月26日

【急告!】「YEBISU演芸ルネッサンス」予定変更

 先に御案内しました、『猫三味線』の紙芝居師・梅田佳声さんをフィーチャーした特別公演「YEBISU演芸ルネッサンス」の公演内容が、一部変更になりました。
 昼の部の「年忘れ佳声寄席」が中止となり、夜の部の「梅田佳声『猫三味線』通し口演」のみ、開催されます。
 佳声さんの体調が目下、万全ではないとのことで、長時間にわたる夜の部に全力を傾注するための、やむをえない措置だそうです。

 夜の部は下記のとおり、予定どおり開催されますので、皆さまふるってお運びくださいませ。

夜の部「梅田佳声『猫三味線』通し口演」
ナビゲーター:唐沢俊一
出演:梅田佳声(『猫三味線』作/入江将介、画/ケイ・タジミ)

【日時】2006年12月28日(木)
 夜の部/開演18:00(開場17:00)
【会場】恵比寿 ザ・ガーデンルーム(恵比寿ガーデンプレイス内)
【チケット】夜の部/前売り4500円(当日5000円)
【購入方法】お名前、連絡先(電話番号)、希望公演、希望枚数を明記のうえ、下記宛てメールまたはFAXにてお申し込みください。
E-mail bake-neko@h00.itscom.net
TEL:03-3475-3698 FAX:03-3475-9394(東急エージェンシー川口)
※電話は平日の13:00〜17:00のみです。
※詳しくは、下記のサイトを参照。
 猫三味線公式サイト http://www.bake-neko.com/

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月26日 14:38 | コメント (0) | トラックバック (0)

〈異の世界〉シリーズ、第一期完結!

 2004年6月の創刊以来、硬派の妖怪ファンと怪談ファンに随喜の涙を流させてきた中公文庫BIBLIO〈異の世界〉シリーズが、このほど刊行された日野巌『動物妖怪譚』上下巻をもって、第一期完結を迎えた。
 全10点、14冊のいずれもが、不朽の名著の資格を有しながら、それぞれの事情によって入手の難しくなっていた書目ばかり。
 今回、帯に「『異の世界』第一期完結に寄せて」と題する一文を寄稿されている京極夏彦氏いわく「それら“異”なるが故に今まであまり世に出ることがなかった稀覯本の数々が、丁寧な校訂作業を経て文庫として甦ったのです。書物を愛する者にとって、また、“異”なる世界に心を寄せる者にとって、これほど喜ばしいことはありません」。
 ちなみに今回の『動物妖怪譚』では、本文もさることながら、巻末附録の「日本妖怪変化語彙」にまず瞠目。村上健司氏の手になる詳細を極めた校訂作業によって、歴史的文献が新たな命を得たことを言祝ぎたいと思う。
 すでに第二期のラインナップも固まりつつある模様なので、今後の展開がますます愉しみになってきた。京極、村上両氏をはじめとする関係者の熱意に、まずは拍手をおくりたい。

動物妖怪譚 上
日野 巌著
中央公論新社 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。
動物妖怪譚 下
日野 巌著
中央公論新社 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月26日 12:00 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月25日

お詫びと訂正

 「てのひら通信(12/24)」に掲げた原稿到着者一覧に、下記の3名のお名前が漏れておりました。失礼いたしました。
 お詫びして、追加させていただきます。

矢内りんご「弁天池にて」
中島哲也(GIMA改め)「あなたの場合」
斜斤「同調」

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月25日 00:50 | コメント (0) | トラックバック (0)

青弓社が熱いぞ

 〈ナイトメア叢書〉で注目の青弓社から、立て続けに新刊が到着。

妖怪は繁殖する
一柳 広孝編著 / 吉田 司雄編著
青弓社 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。

 まずは同叢書の第3弾『妖怪は繁殖する』。
 巻頭インタビューに小松和彦・京極夏彦の両御大を据え、エッセイにも化野燐、東雲騎人、中山市朗、湯本豪一という烈しく既視感のある顔触れが(笑)。
 また評論の部には、国文学系の論客以外に、『江戸の妖怪革命』の香川雅信や、『響鬼探究』にも御寄稿いただいた新進歴史学者・木場貴俊らも登板。『怪』とはまた一味異なる角度からの妖怪アプローチがなされている。

オカルトの帝国
一柳 広孝編著
青弓社 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。

 続いては、〈ナイトメア叢書〉のコンセプト・メイカーたる一柳廣孝編『オカルトの帝国』(しかしまー凄いタイトルだよなー)。
 1970年代日本を席巻したオカルト・ブームの意味と後代への影響を、アカデミズムの立場から検証する、非常に興味深い論考集だ。
 長山靖生「小松左京『日本沈没』の意味』、野村典彦「ディスカバージャパンと横溝正史ブーム」、谷口基「エクソシスト・ショック」、飯倉義之「〈霊〉は清かに見えねども――中岡俊哉の心霊写真という常識」等々、収録論文のタイトルを一瞥するだけでも、ワクワクものではないか。

機械=身体のポリティーク
中山 昭彦編著 / 吉田 司雄編著
青弓社 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。

 もう一冊。こちらも〈ナイトメア叢書〉の中心人物である吉田司雄と中山昭彦の共編による『機械=身体のポリティーク』。今年の6月にパリで開催されたワークショップ「加工/仮構される身体――ロボット・女性表象・断片の政治学」での参加者の報告内容を中心に編まれた論考集とのこと。
 「パノラマ島奇談」や「セメント樽の中の手紙」を取りあげた押野武志「モダニズム文学と『破砕される身体』」、昭和初期の人造人間文学と優生学を論じた中村美理「マッド・サイエンティストの子供たち」から、『プルートゥ』論や押井守論まで、これまた気になるテーマの論考が並ぶ。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月25日 00:41 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月24日

てのひら通信(12/24)

 『てのひら怪談』の予約特典として、『asta*』に掲載される穂村弘インタビュー「『てのひら怪談』を読む」(聞き手=東雅夫)の完全版ロング・バージョン投入が決定しました。雑誌の見開き2ページには到底、収まりきらなかった話題が満載。もしかしたらオマケに、小生による秘密エッセイ「裏版・『天国さがし』!?」が付くかもしれません(笑)。

 さて、「週刊てのひら怪談」の募集原稿が、25日の締切を前に続々と到着している模様です。昨日の時点で到着報告のあった作家・作品は下記のとおりです(敬称略)。

新熊昇(KIJISUKE改め)「フー婆ちゃん」
佐々木土下座衛門「待ち合い室」
守界(Mory。改め)「どんなお化けよりも怖いのは……」
きりり「蓋」
夢乃鳥子「糠漬け」
岩里藁人(藁人改め)「あわてもの」
グリーンドルフィン「腕の記憶」
木村小鳥(小鳥改め)「整列」
猫屋四季(猫屋敷改め)「飛び移る」
暮木椎哉「冬の足音」
樋口摩琴「生兵法」
秋芳雅人(がんてつ改め)「雨の夜の猫」
梅原公彦(料理男改め)「誰もいない駅ビル」
小林修(鼓囃子改め)「撮らなかった写真」
綾倉エリ(ヒデ丸改め)「みずのなか」
白ひびき(言之葉亭改め)「星降る夜に」
米川京「写真」
立花腑楽「闇喰む女」
六條靖子(YASUKO改め)「白い人」
雨川アメ(アメ/ウメ改め)「とり憑かれた」
堀井紗由美(炭酸水改め)「永劫」
矢内りんご「弁天池にて」
中島哲也(GIMA改め)「あなたの場合」
斜斤「同調」

 締切まで残り僅かとなりましたが、鋭意執筆中の方、がんばって!

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月24日 19:21 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月22日

来年へ向けて!

 『てのひら怪談』の価格が本体1200円に決定されたのを受けて、早くもビーケーワンで予約受付が始まりました!
 もちろん予約購読特典も付ける方向で調整を進めております。
 編者一同、自信をもって推奨できる、粒よりの、そして清新な作品が揃いました。是非とも御予約のほど、よろしくお願いいたします。

 一方、『幽』怪談文学賞も負けてはいません(笑)。
 渋谷のメディアファクトリーで午後から開かれた、『幽』スタッフによる会議に出席。おもな議題は、来年度、再来年度の事業計画についてでした。

 来年は、第1回『幽』怪談文学賞の受賞作が単行本化されるのをはじめとして、いろいろと新たな動きが始まります。
 編集部にも、どうやら新戦力が加わる模様で頼もしい限り。
 どうか読者の皆さまには、倍旧の御支援を、よろしくお願いいたします。

 なお、以前ちょっと触れた冬の幽イベント計画は、受賞作の発売時期が急遽、前倒しになったことにともない、春に開催の方向に軌道修正して引き続き画策中です。
 詳細は、2月発売の『ダ・ヴィンチ』怪談文学賞特集で発表……できるかな!?

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月22日 14:46 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月21日

てのひら通信(12/19)

 ポプラビーチ連載「週刊てのひら怪談」第3回が公開されております。
 今回は夢乃鳥子さんの「末期(まつご)」と田辺青蛙さんの「できるかな」という、『幽』最新号と同じ顔合わせとなりました。
 理由は……すでにお読みになった方はお分かりですね。
 奇しくも、ともに妖獣クダンの伝承を踏まえた作品になっているのでした。もちろん偶然の一致で、ヤラセは一切なしです(笑)。
 かつて『幻想文学』や『ムー』でクダン特集を組むほど、この伝承に入れあげている小生としては嬉しい驚きでありました。
 クダンをモチーフとする小説には、百鬼園先生の「件」や小松左京の「くだんのはは」をはじめとして多くの名品が知られていますが、今回の作品はどちらも、クダン物の常套を巧みにずらして話を組み立てている点に、まず感心させられました。それでいて、語り手の視点が対照的なことをはじめ、まったく別種のアイディアと味わいの作品に仕上がっている点も面白いと思います。

 さて次回は、年末年始にふさわしい立花腑楽(Flack改め)さんの話と、そもそも筆名からして年末年始にふさわしいかは限りなく微妙なクジラマクさんの話が登場します。御期待ください!

妖怪伝説奇聞
妖怪伝説奇聞
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.21
東 雅夫著
学研 (2005.5)
通常24時間以内に発送します。

↑クダンって何よ? という向きは本書の第二章を読もう!

日本怪奇小説傑作集 3
紀田 順一郎編 / 東 雅夫編 / 山川 方夫〔ほか著〕
東京創元社 (2005.12)
通常24時間以内に発送します。

↑「くだんのはは」は、こちらでどうぞ!

冥途
冥途
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.21
内田 百間著 / 金井田 英津子画
パロル舎 (2002.3)
通常2-3日以内に発送します。

↑「件」はこちら。金井田英津子さんの装画つき!

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月21日 02:27 | コメント (2) | トラックバック (0)

エクステ試写会

 過ぐる日、角川書店のE嬢に引率されて、加門七海さんと共に銀座の東映本社へ。といっても別に不穏な要件ではなく(笑)、『黒髪に恨みは深く』の巻頭鼎談で御一緒した園子温監督の新作映画『エクステ』(明年2月ロードショー公開予定)の試写会である。

extepfn.JPG

↑白いパンフ右隅に注目!

 入口で渡された凝った造りのパンフには、どこかで見たような仕掛けが!(笑)

 ホラー派にして社会派の園監督らしく、臓器売買や児童虐待といった問題が思いのほか大きな比重を占めているけれども、作品自体の基調は陽性でアップテンポな青春映画風なので、陰々滅々とした最近の和製ホラー映画は苦手という方でも、そんなに抵抗なく楽しんで観られるのではなかろうか。SFXを用いたグロテスクな毛髪妖異描写も、シュルレアリスム絵画さながらのスペクタクルなノリである。
 栗山千明の硬質な可憐さと大杉漣の大怪演を、たっぷりと堪能させていただいた次第。

黒髪に恨みは深く
東 雅夫編 / 赤江 瀑〔ほか〕著 / 伊藤 人誉〔ほか〕著 / 加門 七海〔ほか〕著 / 園 子温〔ほか〕著 / 皆川 博子〔ほか〕著 / 村田 喜代子〔ほか〕著
角川書店 (2006.7)
通常2-3日以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月21日 01:26 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月20日

このミスとか

 光文社のPR誌「本が好き!」1月号の「今年読んだ『最高の一冊』」という特集で、作家の三浦しをんさんが〈文豪怪談傑作選〉の『川端康成集 片腕』を、今年のベストワンに挙げてくださいました。冒頭の部分を引用させていただきますと――
「このシリーズにはほかに、森鴎外、吉屋信子、泉鏡花がある。「文豪」の作品に新しい角度から光を当ててあって、どの巻も面白い。怪奇というフィルターを通すと、なんとなく読み過ごしてしまっていた短編も、途端に瑞々しくも不穏な蠢きを見せはじめる」
 とのことで、このあと川端文学の刺激的な不穏さについて、犀利な評言が続きます。ぜひ、御一読を。

 一方、『このミステリーがすごい! 2007年版』では、年間総括の「国内ホラー&幻想」部門を担当された千街晶之さんが、異例の紙幅を費やして、やはり〈文豪怪談傑作選〉に言及してくださいました。こちらはラストのところを引用しますと――
「また、文豪たちの怪談実話への尋常ならざる関心からは、平山・福澤といった怪談実話の世界を牽引する現代作家の源流が、鴎外らの時代に潜在していたことが窺えるだろう。温故知新的な意味からも読み逃せない企画である」
 いや、さすがに編者の意図を、よっく分かっていらっしゃる!(笑)

 さるにても、平山夢明さんの『独白するユニバーサル横メルカトル』が晴れて第一位の座を獲得したり、あの石堂藍が「海外ホラー&幻想」の総括を担当していたり(笑)、まさかこんな日が巡ってこようとは、うたた感慨に堪えぬものがありますなあ……。

川端康成集
川端康成集
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.20
川端 康成著 / 東 雅夫編
筑摩書房 (2006.7)
通常24時間以内に発送します。
森鴎外集
森鴎外集
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.20
森 鴎外著 / 東 雅夫編
筑摩書房 (2006.8)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月20日 08:13 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月18日

くまVSきつね!?

 毎月恒例、『小説推理』の〈幻想と怪奇〉時評――今月は森見登美彦の連作短篇集『きつねのはなし』と、大槻ケンヂの長篇『縫製人間ヌイグルマー』が、イチオシ本の座(といっても書影が載るだけなんだが)をかけて、ほぼ互角の激突。『幽』怪談文学賞の長編部門じゃないけれど、まったく傾向を異にするタイプの作品であるため、かなり迷ったあげく、はからずも号泣させられた点と、クリスマス・ストーリーであるという季節感を考慮して、後者に軍配を上げた次第(笑)。
 とにかく『ヌイグルマー』は、本が好きで特撮が好きで怪物が好きでフィギュア(可愛い系ふくむ)が好きな人間のツボを突つきまくり、加えてクリスマス・ストーリーに弱い人間なら号泣必至の快作なのだ。首都圏在住の方は、クリスマス・イヴに本書を携えて、高円寺や中野ブロードウェイに繰り出そう!

kumachan.JPG

↑オタク仲間から送られてきた
「リアル・ヌイグルマー」くまちゃん画像(笑)。
2歳のときから44年間起居を共にしているそうな!

 一方の『きつねのはなし』は、それこそ『幽』怪談文学賞応募者は必読の一冊。現代を舞台に怪談を小説として描くうえで、多々参考になる部分があることだろう。
 詳しくは今月下旬発売の『小説推理』2月号を御高覧あれ!

きつねのはなし
森見 登美彦著
新潮社 (2006.10)
通常24時間以内に発送します。
縫製人間ヌイグルマー
大槻 ケンヂ著
メディアファクトリー (2006.12)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月18日 01:58 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月15日

てのひら通信(12/15)

 斉藤さんから『てのひら怪談』収録作家各位への著者校ゲラ発送が完了した旨の連絡をいただきました。70人分の発送作業は大変だったと思います。御苦労さまでした。
 なお、PDFファイルでの校正を、という御要望が一部にあるようですが、今回は初稿ゲラに直接、小生が赤字を書き込んだ校正紙をチェックしていただくオーソドックスな方式ですので、それは致しません。

 といいますか、文芸系の出版社では、PDFで書籍や雑誌の著者校正をするところは現時点では圧倒的に少数派というか、小生みたいに各社で頻繁に校正作業をしている人間でも、今のところ著者校にPDFを利用しているのは『ダ・ヴィンチ』のみ。それも緊急時や最終確認の場合だけで、通常はFAXや郵送でおこなっています。
 ライターさんが書いた原稿を編集部が整理加工して記事にするような一般誌などの場合はPDFでの校正でも事足りるでしょうが、文芸書や文芸誌のように、句読点や用字用語の細部についてまで、入念なチェックと書き手自身の判断が求められる出版物では、校正紙に赤入れをし、ときには鉛筆書きによる疑問出しを添えて、それらをひとつひとつ著者に確認していただくという原始的な手段が、実はいちばん間違いが少なく、手っ取り早かったりするのですね(笑)。

 連載物で毎月お世話になっているある文芸誌の編集者の方から送られてくる校正紙には、本文上の余白に手描きの「ニコニコ」マークが付いていたりします。これはゲラを読んでいらして、特に感銘を受けた部分の印なんだとか。こういうのは書き手として、とても嬉しいものですし、励みにもなります。また、編集者の個性や文学的好みを知る目安にもなります。
 今回はさすがに「ニコニコ」マークは付けませんでしたが(笑)、800字という限られた文字数の中に、最良の表現を盛り込んでいただけるように、小生が気のついた範囲でサポートさせていただきました。
 とはいえ最終判断を下すのは、文章の書き手自身です。句読点ひとつの位置もゆるがせにしない――それが文芸の基本だと思っています。どうか得心のゆくまで、推敲に専念していただきたく。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月15日 16:17 | コメント (0) | トラックバック (0)

年の初めは怪談落語で!?

 伝奇ホラーファンにはおなじみの作家・田中啓文氏と落語家・月亭八天氏とが企画した落語会「ハナシをノベル!!」を御存知でしょうか?
 おもに関西在住の小説家諸氏が書いたオリジナル落語を、月亭八天さんが高座にかけるというユニークな試みで、現在まで田中啓文、田中哲弥、北野勇作、我孫子武丸の各氏が登板、心あるミステリーファンと落語ファン双方に好評を博しているようです。
 その第5回として、これまた皆さま御存知の牧野修、浅暮三文両氏の作品が新年早々、登場することになりました。
 特に牧野作品は、御本人いわく「ここまではずっと落語(我孫子さんはミステリ落語)だったのですが、私が出したのは純粋な怪談話。しかも実話怪談風味の百物語です」だそうで、「よろしければ新年から忌まわしい噺はいかがでしょうか」とのこと(笑)。
 これは怪談ファンは必聴でしょう!
 公演の詳細は下記のとおり。ふるってお運びください。

落語再生公開堂「ハナシをノベル!!」第五回
※小説家と落語家のコラボレーションによる新作落語会

 牧野修原作の怪談『百物語』と浅暮三文作『動物記』の二本立て。

【出演】月亭八天
    牧野修・浅暮三文(トークゲスト)
    田中啓文(司会進行)
【日時】2006年1月26日(金)18時30分開場 19時開演
【場所】大阪中央公会堂地下大会議室(地下鉄「淀屋橋駅」徒歩5分)
【入場料】当日2000円
【お問い合わせ】英知プロジェクト 06-6956-8810

月光とアムネジア
牧野 修著
早川書房 (2006.8)
通常24時間以内に発送します。
アムネジア
アムネジア
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.15
稲生 平太郎〔著〕
角川書店 (2006.1)
通常2-3日以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月15日 16:03 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月14日

てのひら通信(12/14)

 ゲラ読み終了後、間髪を入れず(!?)斉藤さんが突貫工事でまとめあげた「穂村弘『てのひら怪談』を読む」のインタビュー原稿が到着。ちょちょちょいと、手直しを加えて返送する。
 いわゆる怪談本ファン以外の読者に向けての好アピールになると同時に、収録作家諸氏にとっても、大いに励まされる内容になっているように思います。2月発売の『asta*』に掲載されますので御期待ください。

 昨日ここに記した「週刊てのひら怪談」の次回予定について、ちょっと補足を。実は第3回には、クジラマクさんとFlackさん改め立花腑楽さんの組み合わせを予定していたのですが、ハタとカレンダーを眺めて、待てよ、こちらは年末年始向けだよなあ、と急遽、予定を組み替えた次第。理由は……読めば分かります(笑)。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月14日 12:02 | コメント (0) | トラックバック (0)

恒川光太郎フェア、スタート!

 『夜市』『雷の季節の終わりに』と、ホラー・ジャパネスクの可能性を力強く押し拡げる話題作を連発している期待の新鋭・恒川光太郎さんのブックフェアが、ビーケーワンで始まっています(↑上段のリンクからGO!)。

 恒川さん御本人にも、特別に「恒川光太郎の〈異界幻想〉マイベスト5」と銘打つエッセイを御寄稿いただきました!
 一読驚愕。なんとなんと、あの『雷の季節の終わりに』執筆の起点に、拙編著『架空の町』があったとは(笑)。アンソロジスト冥利に尽きるというものです。

 また、小生にとっては同郷の大先輩(出身高校も同じ)にあたる日本ファンタジー界の草分け・佐藤さとるさんの名作〈コロボックル〉シリーズが、読書の原体験というのも、とても共感を覚えました。
 ぜひ御高覧のほどを!

雷の季節の終わりに
恒川 光太郎著
角川書店 (2006.10)
通常24時間以内に発送します。
夜市
夜市
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.14
恒川 光太郎著
角川書店 (2005.10)
通常2-3日以内に発送します。

↑小生の「夜市論」もフェアにアップしてます。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月14日 07:42 | コメント (0) | トラックバック (0)

年忘れは『猫三味線』とともに!

 『幽』5号および夏のイベントで大好評を博した紙芝居師・梅田佳声さんをフィーチャーした特別公演が、下記の日程で開催されます。
 あの大作『猫三味線』を通しで聴くことができる、得がたい機会です。
 皆さまお誘い合わせのうえ、是非お運びくださいませ。

唐沢俊一プレゼンツ「YEBISU演芸ルネッサンス」

昼の部「年忘れ佳声寄席」
ナビゲーター:唐沢俊一
出演:梅田佳声、前田 隣、神田陽司、瀧川鯉朝 ほか

夜の部「梅田佳声『猫三味線』通し口演」
ナビゲーター:唐沢俊一
出演:梅田佳声(『猫三味線』作/入江将介、画/ケイ・タジミ)

【日時】2006年12月28日(木)
 昼の部/開演13:30(開場13:00) 夜の部/開演18:00(開場17:00)
【会場】恵比寿 ザ・ガーデンルーム(恵比寿ガーデンプレイス内)
【チケット】昼の部/前売り3000円(当日3500円) 夜の部/前売り4500円(当日5000円) 昼・夜通し券/前売り7000円
【購入方法】お名前、連絡先(電話番号)、希望公演(昼、夜、昼夜通し)、希望枚数を明記のうえ、下記宛てメールまたはFAXにてお申し込みください。
 E-mail bake-neko@h00.itscom.net
 TEL:03-3475-3698 FAX:03-3475-9394(東急エージェンシー川口)
 ※電話は平日の13:00〜17:00のみです。
 ※詳しくは、下記のサイトを参照。
 猫三味線公式サイト http://www.bake-neko.com/

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月14日 05:19 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月13日

てのひら通信(12/13)

 単行本『てのひら怪談』に収録する全作品の初校ゲラのチェックが完了したので、編集部に戻しました。ふいいい〜。
 おもに用字用語や文章構成の面で気になった箇所に赤入れしていったのですが、予想していた以上に収録作の水準が高いことを更めて実感、頼もしく思いました。
 おそらく今週末までには、収録作家各位の手元に到着すると思います。

 さて、「週刊てのひら怪談」の第2回更新が、昨日おこなわれました。
 第3回大賞受賞者・我妻俊樹さんの「亡者線」と、第4回佳作&編者賞入選・不狼児さんの「階段の途中」――文芸怪談の香り高い両雄の顔合わせです。ぜひ御高覧ください。
 なお次回は、夢乃鳥子さんの「末期」と田辺青蛙さんの「できるかな」を掲載予定。『幽』に続いてポプラビーチでも奇しくも同じ顔合わせになりましたが、これにはちょいとした必然性があるのです。その理由は……作品をお読みいただければ御納得いただけることでしょう(謎)。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月13日 19:16 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月11日

てのひら通信(12/11)

 先週は何かと気忙しくて報告が遅れていましたが、「週刊てのひら怪談」のための「渾身の一作」募集、思ったより出足が早く、続々と到着しております。
 Firoswiさんの「薔薇」、平金魚(金魚屋改め)さんの「朋有り、遠方より来たる。」、向井野海絵さんの「怪音狂響」、とらさんの「文鳥」、沢井良太さんの「姉や」、田辺青蛙さんの「雨の日の帰郷」、えつさんの「一周忌」、高橋史絵(モモはは改め)さんの「夢に見るは美しき君の屍」――皆さん、ありがとうございます!
 とはいえ、他の皆さんも焦る必要はありません。まだ締切まで時間がありますので、じっくり練りあげてから投稿されても間に合います。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月11日 16:10 | コメント (0) | トラックバック (0)

モスケン

 「1 嘘をつくのは平気ですか?」
 「2 クリスマスの過ごし方は?」

 ポプラ社の斉藤さんから「穂村さんから追加の質問です」ということで、問い合わせをいただく。
 何と答えたかはヒミツだ(笑)。

 夕刻、『ダ・ヴィンチ』来月号の「怪談之怪」コーナーに掲載される、黒史郎さんインタビューをまとめていたら、携帯に見慣れない番号の着信が。
 何かと出てみたら、近所にあるモスバーガーの店員さん。クリスマスBOX仕様のモスチキンを予約していたのを、すっかり忘れていたのだった(笑)。慌てて取りに行く。

mosken.JPG

 かくして無事に、予約特典の「モスケン」携帯マスコットをゲット!
 さすがはアランジアロンゾのオリジナルデザイン、良い味出してますなあ。
 フィギュアを収める小箱(絆創膏とかの箱みたいで意外に堅牢な造り)にも目配りが行き届いているあたりも、グッときます。チキンのおまけにブックレットまで付けるか、普通!?

(有)(ゆうげんがいしゃ)アランジアロンゾ
アランジ アロンゾ著
角川書店 (2001.12)
通常2-3日以内に発送します。
わるい本
わるい本
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.11
アランジ アロンゾ著
角川書店 (2002.6)
通常2-3日以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月11日 03:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月09日

『赤江瀑名作選』見本到着!

 『てのひら怪談』の初校ゲラと一緒に、『幻妖匣 赤江瀑名作選』の見本が到着。函を開けるなり、その豊麗なたたずまいに惚れ惚れしちゃいました(うっとり)。

akaemihon.JPG

 〈伝奇ノ匣〉以来ひさしぶりに手がけた弁当箱サイズの文庫です。やはり700頁を超えると充実感が違うというか、ひとつの確かな「世界」を一巻の書物に籠められるような気がします。

 今回の編纂の隠れたテーマは「漂泊への誘い」とでも申しましょうか。
 本書一冊を旅行鞄にしのばせて、どこか鄙びた温泉宿にでも2、3日滞在し、気の向いたときに一篇また一篇と味読する……。
 そんなニーズに好適な内容とボリュームを心がけてみました。
 まあ実際に、巻頭長篇「上空の城」といい、「花曝れ首」「春喪祭」「平家の桜」といった珠玉の短篇群といい、旅への憧れに満ちた収録作も多いのですけれどね。
 年末年始の行楽のお供に、ぜひ!(笑)

赤江瀑名作選
赤江瀑名作選
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.13
赤江 瀑著 / 東 雅夫編
学研 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月09日 18:16 | コメント (0) | トラックバック (0)

天国さがし、とか

 午後3時から菊川の洋菓子店シュベーネで、ポプラ社の斉藤さん、吉川氏とともに、歌人の穂村弘さんにお目にかかり、『てのひら怪談』についてお話をうかがう……はずが、小生だけ遅れて駆けつける(大汗)。
 いちばん近所に住んでいるのに何故そんなに遅れたかといえば、部屋の大片づけに追われて、斉藤さんから電話をもらうまで時間に気づかなかったのだ。何故いまごろ大掃除をしてるのかについては……後述。

 穂村さんには、受賞組の作品十数篇を事前にお送りして目を通していただいたところ、「とても面白かったです」と取材快諾のお返事が。この日も、お気に入りの箇所にチェックを入れたプリントアウトを持参されていて、ちょっと感激、である(教え子をほめられた学校の先生の気分!?)。
 とても好意的かつ懇切な感想コメントをいただく。詳しくは『asta*』3月号の「てのひら怪談」ミニ特集にて。ちなみに、いちばんのお気に入りは、クジラマクさんの「ガス室」だったそうな。

 ここまでが本日のパート1。
 その後、場所を拙宅に移し、攻守所を変えて(!?)、パート2の「天国さがし」篇に突入する。
 穂村さんがポプラビーチに連載している「天国さがし」は、〈現実世界にある「天国」をさがして、夜の町を歩きまわります〉という趣旨のノンシャランで心愉しいエッセイで、小生も毎回愛読しているのだが、まさか自分および拙宅が探訪の対象になるとは夢にも思わず、斉藤さんから打診されたときも半ば冗談だろうと思っていた。ところが――
 「穂村さんに取材のオーケーいただきました。ついては天国さがしの件も、その日にお願いします」
 「えっ?」
 「お願いします」
 「は、はい……」
 かくして、人間2人分が入れるスペースを新規開拓すべく(笑)、本と雑誌と恐竜怪獣雑貨の山に埋もれた拙宅の片づけ作業が突貫工事で始まったのであった……(そして冒頭に戻る)。

 穂村さんとは十年くらい前から、異様に共通の知人が多いのだけれど、実のところ本格的に面と向かってお話をするのは今日が初めてといってもよい、ちょっと不思議な間柄である。文化系女子キラーの所以がナットクできる(!?)素敵な方だなと得心したり。
 果たして御満足いただける取材になったのか、はなはだ心許ない次第だが、ボツにならなければ、追って「天国さがし」に載ることでしょう。いやはや。

課長
課長
posted with 簡単リンクくん at 2006.12. 9
穂村 弘文 / 寺田 克也絵
ヒヨコ舎 (2006.6)
通常2-3日以内に発送します。
手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)
穂村 弘著
小学館 (2001.7)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月09日 07:40 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月08日

『クトゥルー神話事典』カバー出来!

 結局、夕方近くまでかかって、角川ホラー文庫の1月新刊、北上秋彦『吸血蟲』の解説を書きあげる。小野不由美の『屍鬼』とはまた違ったアプローチで『呪われた町』にオマージュを捧げた、捨て身のB級ホラー魂あふれる作品である。パルプ・ホラーが三度の飯より好き、という方は要チェックだ!

 書き終わって息つく間もなく、五反田の学研へ駆けつける。『クトゥルー神話事典・第三版』の図版が総て組み入れ終了したとのことなので、最終チェックを頼まれていたのだ。
 今回は本文のみならず、図版も増量。クラーク・アシュトン・スミスお手製のツァトゥグア像やエイボン像をはじめ、いろいろと珍しい絵柄が加わったので、御期待いただきたい。
 到着するなり、担当H嬢から「ハイ」と手渡されたのは……まさか見本!? 折よく届いた山田英春さんデザインのカバーデータをプリントアウトして、M文庫の既刊書に装着してみたのだそうな。雰囲気があって、見映えもする、申し分のないデザインである。
 ……というわけで、皆さまにも早速、お披露目をば。

cthulhu3cover.JPG

 いやー、期待に違わぬというべきか、予想以上というべきか、イメージどおりのカバーに仕上げていただきました。山田さん、さすがです!
 個人的には「第三版」のデザインがツボ。なんだか広辞苑みたいでしょ(笑)。

 とかなんとか云ってるうちに、『幽』も24時間以内出荷表示に変わりました。いよいよ発売です!

幽 第6号
幽 第6号
posted with 簡単リンクくん at 2006.12. 8

メディアファクトリー (2006.12.8)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月08日 02:10 | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年12月07日

『幽』見本到着!

 編集部から『幽』第6号の見本が到着。
 とりあえず、校了で気になっていた訂正箇所が、きちんと直っているかをチェック&チェック。今回は訂正漏れはなさそうでホッとしていたのだが、なんの気なしに開いたページに、ある意味、古典的な誤植を見つけて天を仰ぐ。ここは盲点だったなー。いやはや、校正おそるべしおそるべし……。

yoo06photo.JPG

 恐るべしといえば、今号の巻頭グラビア「霊なる日本 東京の東、江戸の闇」。なんだか開巻いきなり、ただならぬ妖気が漂っている気がするのですが、いいんでしょうかね……(誰に云ってるんだ!?)。

yoo06rinbini.JPG

↑注目の受賞作は
こんな感じのページに!

 なにはともあれ、話題満載の最新号、早いところでは8日に店頭に並ぶ予定です。ビーケーワンでも特典付き予約受付中。御期待ください!

幽 第6号
幽 第6号
posted with 簡単リンクくん at 2006.12. 8

メディアファクトリー (2006.12.8)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月07日 09:37 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月06日

てのひら通信(12/06)

 斉藤さんから朝イチで「初校ゲラが出ました! すぐにお届けにあがりましょうか?」と連絡が。ありがたき仰せながら、明日締切の角川ホラー文庫解説(北上秋彦『吸血蟲』)で目下切迫中のため、配送にしてもらう。収録作家各位のもとへは、編集部の校正と小生の朱が入ったゲラをお送りしますので、もうしばらくお待ちください。

 昨日、「週刊てのひら怪談」の募集メールを編集部から発送してもらったところ、早速、じがさんの作品「閉じ込められて」が到着。はやッ!(笑)

 早いといえば、ポプラビーチ宛てに感想メールが何通か届いているそうです。ありがとうございます。反響のバロメーターとなるものですので、是非お気軽に御意見・御感想をお寄せください。

 ちなみに本日、『幽』第6号の見本が編集部に到着するはずなのだが、上記のような事情で身動きとれず……吸血キッシーはポプラ社を襲撃する(!?)模様だし、編集Rからは黒史郎インタビューのテープ起こしが到着するし、あれこれと落ち着かない一日になりそうである。師走だ。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月06日 14:20 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月05日

タイトロープ週間

 年末進行、別名、恐怖の綱渡り週間に突入中(笑)。
 とりあえず週末から週明けにかけて、『インポケット』の寄稿(小池真理子『墓地を見おろす家』について)と、大倉崇裕『無法地帯』双葉文庫版解説を書きあげる。
 特に『無法地帯』は、妖怪馬鹿ならぬ「怪獣馬鹿」小説の傑作ゆえ、通常にもまして気合い入れまくりで執筆。

 ……ハッと気づけば夕刻なので、慌てて神田三崎町の寿司屋へ駆けつける。
 集英社『小説すばる』2月号(1月中旬発売)の「冬のホラー」特集に掲載される、平山夢明・福澤徹三両氏の顔合わせに、どういう経緯か、小生も一枚加わることになったのである(笑)。
 どこかの雑誌でもよく撮っているような(!?)野郎くさーい、人相のわるーいお約束の集合写真を撮られたあと、ホラーな読書&映画の原体験から「怪談とは何か」まで、さらにはちょいと口外をはばかるヤバネタの数々にいたるまで、酒杯をかたむけながらの鼎談となった。

 近々なんだかアッと驚く凄い事があるらしい平山さん、話題作『すじぼり』刊行直後の福澤さんと、共に昇龍の勢いの御両人――来年が怪談文芸飛躍の年となることを確信させられた一夕であった。
 しかし、こうして文芸誌が「冬のホラー」特集を組んでくれるのは、嬉しい傾向であることよ。
 近く正式に発表することになるけれども、実をいうと『幽』でも目下、冬の怪談イベントを画策中なのだ。『てのひら怪談』計画も含めて、「怪談/ホラーは夏のもの」という通念を打破するべく、いろいろ仕掛けていきたいと思っているので、同好諸士の御賛同をよろしく賜りたく――。

 ……ひと寝入りして酔いを醒ました後、督促されていた早川書房『SFが読みたい! 2007年版』の年間アンケート回答に着手。例年のことながら、SFとはほとんど関係のない内外各ベスト5を選出。しかし今年の国内作品は、なんとまあ充実していたことよ!

すじぼり
すじぼり
posted with 簡単リンクくん at 2006.12. 5
福澤 徹三著
角川書店 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。
独白するユニバーサル横メルカトル
平山 夢明著
光文社 (2006.8)
通常24時間以内に発送します。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月05日 15:04 | コメント (1) | トラックバック (0)

てのひら通信(12/05)

 今朝10:00から、ポプラ社のウェブマガジン『ポプラビーチ』で「週刊てのひら怪談」の連載が始まりました。

 http://www.poplarbeech.com/

 新進イラストレーターの綺朔ちいこさん描く掌たちが貴方を、てのひらサイズの怪異妖美な小宇宙へと誘います。
 個人的には、タイトルの「ら」の字の人魂が、やたらとお気に入りだったり(笑)。
 細部にまで目配りの利いた素敵なサイトを御用意くださった『ポプラビーチ』のスタッフに感謝、です。

 これから毎週火曜日、新作を2本ずつ掲載していきます。
 来週は不狼児さんの「階段の途中」と我妻俊樹さんの「亡者線」が登場の予定。御期待ください!

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月05日 13:33 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月04日

てのひら通信(12/04)

 いよいよ連載スタートが明日に迫った「週刊てのひら怪談」のサイト・デザインについて、先週末からあれこれ相談を重ねた結果を反映させた、最終テスト画面が完成しました。
 ビーケーワン怪談大賞ブログとはまた異なる趣の、妖美にして無気味な雰囲気のサイトになりそうです。
 公開は、明日5日の午前10:00を予定しております。

 ポプラビーチ http://www.poplarbeech.com/

 ぜひとも多数の御感想・御意見をお寄せくださいますよう、お願い申しあげます。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月04日 23:45 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月01日

てのひら通信(12/01)

 第二次締切の昨日、不狼児さんから「宮本武蔵」ほかの5篇、我妻俊樹さんから「らくだ」1篇、Flackさんから「斜視」ほかの5篇、朝宮運河さんから「御神輿」ほか3篇が到着しました。どれもこれも、個性的で読み応えのある作品ぞろいです。皆さん、お疲れさまでした。

 ポプラ社の「新刊ニュース」2月発売分の「イチオシ商品」に、並み居るライバルを押しのけて『てのひら怪談』が選ばれ、ドーンと表1を飾るそうです! 幸先いいぞ。

投稿者 東 雅夫 : 2006年12月01日 11:46 | コメント (0) | トラックバック (0)