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2007年01月31日
てのひら通信(01/31)汐留メディアタワーの共同通信社受付前で斉藤さんと待ち合わせ。出来立てホヤホヤの『てのひら怪談』見本を受け取る。
↑表紙はすでにお披露目したので、今回は本扉を。
いや〜、カバーや帯の質感といい、細部まで目配りの行き届いた文字・レイアウトデザインといい、確かな存在感をもって異彩を放つ本になったな〜、としみじみ実感しました。装丁を担当された大久保伸子さん、素晴らしい写真を御提供いただいた前康輔さんに、感謝!
↑こちらは店頭用のポップ。
「てのひら怪談」の目印だ!
興奮さめやらぬまま、共同通信社のインタビュールームにて、文化部のS記者より取材を受ける。もちろんメインの話題は『てのひら怪談』について! ふっ……「最初からクライマックスだぜ」(笑)。
企画の成り立ちから編纂過程の苦心談、800字文芸の今後の可能性まで、斉藤さんも交えて、問われるままにお答えする。事前にお送りしたゲラを、仔細に読み込んでいらしたことに感激。
終了後、タワー1階のティールームに場所を移して、ひとしきり雑談。Sさんは卒論のテーマがなんと「山伏」だったそうで、シャーマニズムから響鬼まで、大いに盛り上がる(笑)。
なお、著者の皆さんへの見本発送作業は明日おこなわれるそうですので、数日中にお手元に届くかと思います。今しばらく、お待ちあれ。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月31日 19:57 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月30日
クトゥルー通信(01/30) というわけで、「てのひら通信」に続いて、今日から「クトゥルー通信」を始めてみます(笑)。
ま、現段階では、そんなに頻繁に更新することもないと思うのですが、別冊エソテリカ『クトゥルー神話の本(仮)』以外にも、さるアンソロジーの企画がぼちぼち動き始めていたり、国書刊行会方面でも今年はちょいとした動きがある予定なので。
さて、クトゥルー神話賞の応募作第1弾が、早速2篇も到着!
早いばかりでなく、なかなかよく練られた話だったので感心させられました。
この調子で、どしどし応募作が寄せられることを期待しております。
募集要項は下記を参照。
〈史上最小のクトゥルー神話賞〉公募のお知らせ
本年5月に学研から刊行予定の別冊エソテリカ『クトゥルー神話の本(仮)』の一企画として、「800字のクトゥルー神話小説」の一般公募をおこなうことになりました。
募集要項は下記のとおりです。
※広義のクトゥルー神話に属する、オリジナルの掌篇小説を募集します。
※応募資格は不問。
※応募作は商業出版社の本や雑誌で未発表のものに限ります。
※応募原稿の上限は800字(=1行20字×40行)以内。改行などの余白も字数に含まれます。必ず1行20字×40行のフォーマットに合わせて御執筆ください。
※応募原稿は下記のメールアドレス宛てに、DOSテキスト・ファイル形式(拡張子が「.txt」)に変換のうえ添付して、送信してください。また、文字化け対応のため、メールの本文にも必ず原稿を貼り付けてお送りください。
【応募宛先メアド】 gensou@bk1.co.jp
※メールの表題は「クトゥルー応募」としてください。本文の最初に必ず、作品タイトル・筆名と御本名・御住所・メールアドレスを明記してください。
※応募締切は3月25日(25日の午後11時59分送信まで有効)。
※選考は、東雅夫とブックス・エソテリカ編集部がおこないます。
※優秀作品は、別冊エソテリカ『クトゥルー神話の本(仮)』(学研より本年5月刊行予定)に掲載し、規定の原稿料をお支払いします。
※最優秀賞受賞者には正賞として、記念品(詳細は後日発表します)を贈呈します。
※ふるっての御応募をお待ち申しあげております!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月30日 18:28 | コメント (0) | トラックバック (0)
てのひら通信(01/30) 好調の週刊てのひら怪談@ポプラビーチが更新されました。
今週は、ヒモロギ改めヒモロギヒロシさんの「笹首」と、小栗四海さんの「ラヴィニアの子」が登場。
ちょっと今回は、両作品の「つながり」が分かりにくいかも知れませんね……。
「笹首」は戦国武将ゲーム、「ラヴィニアの子」はクトゥルー神話小説と、それぞれ架空であるはずの世界から、現実の日常世界に奔出する怪異を描いた作品なのですね。
巧い言いまわしが見つからないのですが、仮に「逆バーチャル怪談」つながり、とでも申せましょうか!?(笑)
さて、来週は、夢乃鳥子さんの「糠漬け」とグリーンドルフィンさんの「腕の記憶」が登板します。御期待ください!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月30日 11:01 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月29日
てのひら通信(01/29) 「念のために御確認ください」――斉藤さんから、明後日に更新される穂村弘さんの連載「天国さがし」の原稿が転送されてくる。
一読……茫然。
いやあ〜、巧いもんだな。さすがだよ……と思いつつも、こんな話題、誰も関心もたないんじゃないのか!? と不安に駆られること、しきりである(大汗)。
その旨、斉藤さんに伝えたところ、「大丈夫ですよ。ふふふ」とのお返事。なんだよ「ふふふ」って……。
え〜一部、小生のプライベートに関わる事柄について、豊潤なる作家的想像力が暴走している箇所が見うけられるような気もするのですが(ん? なぜか今、猛烈な既視感が!?/笑)、なにはともあれ、明後日のポプラビーチ更新をお愉しみに!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月29日 17:14 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月27日
『文藝百物語』重版決定! 出がけにポストを見たら角川書店からの通知状が。あれ、今の時期に振り込みがある仕事なんかしたっけ? と思いながら開封したところ、なんとなんと、角川ホラー文庫版『文藝百物語』が2月上旬に重版されるという通知だった!
同書がホラー文庫に収録されたのは2001年だから、実に5年半ぶりの重版である。わはははは。大手の文庫は初版部数がハンパじゃないので、おいそれとは増刷がかからないのだけれど、よくぞマア、気長にコツコツと売れ続けてくれたものよ。
ちなみに本書の初版単行本が刊行されたのは1997年。ということは、ちょうど今年で十年目にあたるではないの。月日の経つのは早いものである。初版のカバー絵(文庫版では口絵に掲載)をお借りするため、逗子マリーナに程近い、画家・玉川秀彦さんのアトリエにうかがったことや、根津の古旅館で開催された百物語当日のあれこれなど、つい昨日のことのように想い出される。
現役作家の皆さんに御参集いただき、夜を徹してナマの怪談実話を語っていただく……という本書の試みは、小生にとって、その前年(1996)に刊行した『幻想文学』第47号の「怪談ニッポン!」特集とともに、現在の『幽』や『てのひら怪談』へ直結する、怪談文芸ムーヴメントの出発点となる仕事だった。
十年ひと昔というけれど、思えば『クトゥルー神話事典』(1995年初版)といい『文藝百物語』といい、こうして今なお、息長く需要があるというのは、本当にありがたいことである。
日頃、御愛読くださっている皆さまに、あらためて衷心より御礼申しあげます。
角川書店 (2001.9)
通常2-3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月27日 23:02 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月26日
〈史上最小のクトゥルー神話賞〉公募のお知らせ 本年5月に学研から刊行予定の別冊エソテリカ『クトゥルー神話の本(仮)』の一企画として、「800字のクトゥルー神話小説」の一般公募をおこなうことになりました。
募集要項は下記のとおりです。
※広義のクトゥルー神話に属する、オリジナルの掌篇小説を募集します。
※応募資格は不問。
※応募作は商業出版社の本や雑誌で未発表のものに限ります。
※応募原稿の上限は800字(=1行20字×40行)以内。改行などの余白も字数に含まれます。必ず1行20字×40行のフォーマットに合わせて御執筆ください。
※応募原稿は下記のメールアドレス宛てに、DOSテキスト・ファイル形式(拡張子が「.txt」)に変換のうえ添付して、送信してください。また、文字化け対応のため、メールの本文にも必ず原稿を貼り付けてお送りください。
【応募宛先メアド】 gensou@bk1.co.jp
※メールの表題は「クトゥルー応募」としてください。本文の最初に必ず、作品タイトル・筆名と御本名・御住所・メールアドレスを明記してください。
※応募締切は3月25日(25日の午後11時59分送信まで有効)。
※選考は、東雅夫とブックス・エソテリカ編集部がおこないます。
※優秀作品は、別冊エソテリカ『クトゥルー神話の本(仮)』(学研より本年5月刊行予定)に掲載し、規定の原稿料をお支払いします。
※最優秀賞受賞者には正賞として、記念品(詳細は後日発表します)を贈呈します。
※ふるっての御応募をお待ち申しあげております!
え〜実はこの企画、『クトゥルー神話の本(仮)』の企画会議の席で、ごくごくかる〜い気持ちで進言したものなのですな。小生としては、ビーケーワン怪談大賞参加者の皆さん、『てのひら怪談』収録作家の皆さんに向けて、少しでも作品発表の機会を広げられれば……との思いからダメモトで提案してみたのですが、意外やこれがすんなり採用されてしまったという(笑)。ブックス・エソテリカ編集部の英断に感謝!
果たして掌篇によるクトゥルー神話というものが、どこまで可能なのか……なにしろ80有余年におよぶクトゥルー神話の歴史上でも、おそらくは初めての試みですので予断を許しませんが、『てのひら怪談』同様、当方の予想を上まわる秀作、怪作、意欲作が寄せられることを期待しております。
そして創作の伴侶には、もちろん『クトゥルー神話事典・第三版』を、くれぐれもよろしく!(笑)
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月26日 23:15 | コメント (7) | トラックバック (1)
2007年01月25日
御明察! 神保町の古書会館で定期開催されている「アンダーグラウンド・ブックカフェ」では、一昨年は澁澤龍子さんと、昨年は紀田順一郎先生とトークショーをやらせていただく御縁があったが、今年はどうやら2日連続で、まったく別々の企画に登板することになりそうな雲行きである。
で、主催側のお一人として、いつもお世話になっている西秋書店さんから先日、連絡を頂戴した際、「メルマガに載っていましたが、御存知ですか?」と〈文豪怪談傑作選〉のレビューを御教示いただいた(感謝!)。
『[本]のメルマガ vol.272』に掲載された、忘れっぽい天使さんの「声のはじまり」という連載コラムの第12回「文豪がマイナー作家の顔を見せる時――東雅夫編『文豪怪談傑作選』(ちくま文庫)」である。
一読、編者の意図を鋭く見抜かれていらっしゃることに、嬉しい驚きを味わった。
各巻についても、それぞれ適切なコメントが付されているのだが、とりわけ「そうそう、そうなのよ〜!」と思わず部屋中を踊り回ってしまったのは、シリーズ全体について評された次のくだりである。
このシリーズには「文豪」という名がついているけれど、実は編纂者の意図は川端康成以下の有名作家から「文豪」の名を剥ぎ取り、素のままの文学のありようを読者に開示しようとするものではないかと思う。これらの作品を、作者たちは恐らく「興味本位」で書いたのだ。個人的趣味を丸出しにして、筆のおもむくままに、つまり、一般的な「良い文学」ではなく自身にとって「面白い文学」を目指して書いたのではないだろうか。「怪談」という俗気のある視点で文学に光を当てた時、文豪とみなされている作家は、一人の「マイナー作家」に帰る。埃をかぶった文学全集から抜け出し、読者である我々と一緒に夢中になって怪談に興じる姿が見えてくるようなのである。
忘れっぽい天使さん、ありがとうございました。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月25日 23:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
牧野修の百物語先にも告知しましたが、いよいよ明日、牧野修、浅暮三文両氏の新作書き下ろしによる落語会「ハナシをノベル!!」が、下記のとおり開催されます。
落語再生公開堂「ハナシをノベル!!」第五回
※小説家と落語家のコラボレーションによる新作落語会
【演目】牧野修「百物語」/浅暮三文「動物記」
【出演】月亭八天
牧野修・浅暮三文(トークゲスト)
田中啓文(司会進行)
【日時】2006年1月26日(金)18時30分開場 19時開演
【場所】大阪中央公会堂地下大会議室(地下鉄「淀屋橋駅」徒歩5分)
【入場料】当日2000円
【お問い合わせ】英知プロジェクト 06-6956-8810
特に牧野作品は「実話怪談風味の百物語」だそうなので、関西方面在住の心ある怪談ファンは必聴でしょう。
ぜひぜひ、お運びくださいませ!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月25日 21:29 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月24日
月と黄昏 ここ数日かかりきりになっていた論考2本――コードネームは「月」と「黄昏」を、相次ぎ脱稿。
当初の締切日は、まったく離れていたはずなのだが(汗)、最後は錯綜して右手と左手で別々に書いてるような成り行きに……。
「月」のほうは、學燈社発行の『國文學』3月号の特集「月の文学誌(仮)」に寄稿した「月に憑かれて」。
御存知のように『國文學』はバリバリの学術研究誌なわけで、国文学者でも月の専門家でもない小生としては気が引けたのだが、従来の同誌のイメージを打破するような特集にしたい! という担当編集者氏の熱意にほだされて、お引き受けした次第。てっきり、小生が以前編纂した国書刊行会刊のアンソロジー『書物の王国4 月』を踏まえての御指名かと思っていたら、後でそうではなかったと判明して大笑いする。
空前のルナティック・エイジとなった大正後期〜昭和初期の文学シーンにおける「月憑き」の実態について、エッセイ仕立てで書かせていただいた。小生とは早大日文科の同窓生である吉田司雄さん@ナイトメア叢書も、「月と怪物」のテーマでお書きになるらしいので愉しみだ。
「黄昏」のほうは、講談社文庫から来月刊行される太田忠司氏の連作短篇集『黄昏という名の劇場』解説。
「黄昏の国」の流刑者たる語り手が、老若男女さまざまな人物から奇怪な物語を語り聞かされるというスタイルでまとめられた、幻想と怪奇の短篇集である。作者のこの分野に寄せる思い入れの程が、ひしひしと伝わってくる巧緻な出来映えゆえ、未読の向きはこの機会にぜひ!
国書刊行会 (1999.10)
通常2-3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月24日 15:51 | コメント (0) | トラックバック (0)
てのひら通信(01/23)ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」が更新されました。
今週おとどけするのは、澁澤和宏改め池田和尋さんの「聞こえていますか?」と、YASUKO改め六條靖子さんの「白い人」です。
どちらも、他者との接触が不可避な交通機関の中で、有無を云わせず降りかかる怪異を描いて、身近な恐怖感や嫌悪感に訴えかける秀作だと思います。
ちなみに「白い人」に描かれる気色の悪い幻覚(?)描写は、ちょっと鏡花の怪作「袙綺譚」を彷彿させるところがあって、とても面白く読みました。国書刊行会さんの『鏡花コレクション』第三巻に収録されていますので、関心のある向きは是非どうぞ。
次回は、ヒモロギヒロシさんの「笹首」、小栗四海さんの「ラヴィニアの子」を掲載の予定です。
お愉しみに!
国書刊行会 (1993.1)
通常2-3日以内に発送します。
↑併録の「人魚の祠」「沼夫人」も不条理怪談の名品だ!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月24日 15:13 | コメント (0) | トラックバック (0)
『クトゥルー神話事典・第三版』入荷! 25日の配本と聞いていた拙著『クトゥルー神話事典・第三版』ですが、予定よりも早く、本日入荷しました。
すでに24時間以内出荷表示に変わっています。書影も間に合わない素早さだ(笑)。
お手元に置いていただいて絶対に損のない、ラヴクラフトとクトゥルー神話大系に関する基本図書であると、いささか自負しております。
完全新生を遂げた『クトゥルー神話事典』を、何卒よろしく!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月24日 14:13 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月23日
やれ、めでたやな! 編集R入魂の『ダ・ヴィンチ』来月号掲載「新人怪談作家」特集のゲラが到着。
ひとめ見るなり、大爆笑。
いや〜凄いセンスだな、このラテン系(!?)なノリ。いかにも新春にふさわしい、おめでた〜い雰囲気で、勢いを感じさせてよろしいんじゃないでしょうか(笑)。
というわけで、小生の巻頭言のタイトルも「怪談の春が来る!」、巻末の選評も、思わず乗せられて1600字も書いちゃいました(依頼は800字……)。
注目の特集内容は――
黒史郎vs岩井志麻子
水沫流人vs京極夏彦
宇佐美まことvs木原浩勝
『てのひら怪談』発刊記念座談会(加門七海/勝山海百合/夢乃鳥子/田辺青蛙)
第2回『幽』怪談文学賞・募集要項発表
となっております。
2月6日発売です。お愉しみに!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月23日 12:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月20日
『クトゥルー神話事典・第三版』見本出来!ついに、ようやく、とうとう……見本まで漕ぎつけましたよ、『クトゥルー神話事典・第三版』!
いやー思えば長い道のりであった(遠い目)。それもこれも元をただせば、「十年目の大改訂を!」などと後先考えずにブチ上げた小生がいかんのですがね。文庫版増刷の連絡があった際、おとなしく普通に刷り増ししてもらっていたら……。
しかしまあ、苦労の甲斐あって、初版から十年にしてようやく、多少なりとも理想の姿に近づいた、ラヴクラフト&クトゥルー神話の総合入門事典を実現できたのではないかと自負しております。
たとえば、用語事典の部の見出し項目数で較べてみますと、旧版(『新訂クトゥルー神話事典』)が約780項目だったのに対して、今回の新版は約1300項目と、ほぼ倍増に近い増加数になっております(さっき自分で数えていて、愕然としました/笑)。
↑旧版
↑新版
そのわりに見かけのボリュームが旧版とさほど変わらない、どころかむしろ、気持ちスリムになった印象すら与えるのは、上図のように本文レイアウトを変更し、さらに、やや薄手の上質紙を使用して、ページ数の増加を最小限に抑えているからです(旧版と同じレイアウト、紙質だとあやうく〈伝奇ノ匣〉を凌駕するところでした……)。
文庫サイズの手軽さはそのままに、より事典らしい、精悍さを増した造本になったのではないかと思っています。
店頭発売は今月25日です。何卒よろしくお願いいたします。
特に「てのひら怪談」参加作家の皆さんにとって本書は、魔道士にとっての『ネクロノミコン』のごとく(!?)、必読必携の一巻となることでしょう。その理由は……近日、発表できると思います(ふっふっふ)。
なお、ビーケーワンでは購入者特典として、小生の書き下ろしエッセイ「『クトゥルー神話事典』改訂編纂余話」をプレゼント配信いたします。こちらも、よろしく!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月20日 16:07 | コメント (0) | トラックバック (0)
てのひら通信(01/18) まずは朗報です。
ポプラビーチの月間アクセス・ランキング(12月分)で「週刊てのひら怪談」が、なんとベスト3に食い込む人気ぶりとのこと。これひとえに、ハイクオリティな新作を挙ってお寄せくださった参加作家各位の奮闘努力の賜物だと思います(拍手)。
さらに嬉しいことに、こうした好評を享けて、ポプラビーチでの連載は『てのひら怪談』発売後も、当分のあいだ継続されることが決定しました!
今後とも「週刊てのひら怪談」に御注目くださいませ。
一方、単行本の制作もいよいよ大詰め。再校ゲラ戻しにカバーまわりのチェックと、斉藤さんは大車輪の忙しさで、午前中から小生のもとへも頻繁に確認の問い合わせが入る。
特に悩ましかったのが、帯色。大久保さんは純白案とグレー案、2種類を御用意くださったのだが、どちらも捨てがたく、斉藤さんともども大いに頭を悩ませた次第。
最後は斉藤さんが、アッと驚く行動力を発揮して決着をつけたのだが……(謎)。
さて、どちらに決したと思いますか?
答えは2月6日に。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月20日 02:14 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月19日
バタバタと…… ここ数日来、原稿締切と入稿やら校了やらが重なって、何が何やらな状態が続いている。
とりあえずハッと気づけば、『小説推理』の〈幻想と怪奇〉時評や、『ダ・ヴィンチ』の新人怪談作家特集巻頭言「怪談の春が来た!」(や、その他あれこれ)は、どうにか書き終えていた模様(ホッ)。
今月の時評は、夢枕獏編による音撃伝奇アンソロジー(←ちょっと違います)『琵琶綺談』に、平山夢明『井戸端婢子』、火野葦平の河童小説を彷彿とさせる、たかしよいちの本格妖怪譚『河童(がわっぱ)』というラインナップ。
『琵琶綺談』に関する文中、響鬼関連の文章以外のところで一度は使ってみたかった「弦師弟」という単語を、首尾よく使用することができて、ちょいと本懐を遂げた気分である(笑)。
『井戸端婢子』は、著者みずから語るとおり、杉浦日向子『百物語』の世界に活字の側からアプローチする試みであると同時に、京極夏彦『旧耳袋』に対する「平山超怖」の回答(!?)といった一面も有する、大変に興味深い試みといえよう。詳しくは、今月下旬発売の『小説推理』を御高覧のほどを。
今年の怪談界は、ますます面白いことになりそうでありますなあ〜。
日本出版社 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。
ポプラ社 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月19日 23:29 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月18日
てのひら通信(01/17) 斉藤さんから『てのひら怪談』の表紙カバーまわりの校正ファイルが到着。
ひとめ見るなり、うおおおーッ! と歓喜の雄叫びをあげる。
なぜならば――
↑文字や配置など、まだ変更が入りますので、
小さめの画像で御紹介。完成品は追ってまた。
いやあ、掌の画像が、こういう仕掛けになっていたとは(笑)。
金魚写真の絶妙な色調とも相俟って、美しいけれど怖ろしい、本書のコンセプトにふさわしい「オブジェ」たりえているように思います。大久保さん、さすがです。
これは仕上がりがますます愉しみになってきましたね。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月18日 13:23 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月17日
朧の森に棲む鬼 新橋演舞場で新春公演中の劇団☆新感線+市川染五郎による『朧の森に棲む鬼』(作=中島かずき/演出=いのうえひでのり)へ。
本来ならば到底、芝居見物していられるような呑気な状況ではないのだが(汗)、こればっかりは見のがすわけにはいかない。
そう、鬼だよ、鬼!
「まつろわぬモノ」としての「鬼」に一貫してこだわり続ける伝奇脚本家(!?)中島かずきが、今回は「酒呑童子」伝説とシェイクスピアの『リチャード三世』の世界を綯い交ぜにしたオリジナル新作を書き下ろしたというのだから、万難を排して駆けつけないわけにはいかないではないか。
↑右上がパンフ、左がカレンダー。
野波浩撮影による豪奢耽美なポートレイト満載の特製カレンダー付きパンフレット(これで3000円は破格だろう)をぱらぱらやっていたら、酒呑童子伝説に関する解説のページに、驚くべきものを発見した。参考文献として、ななななんと『響き交わす鬼』が挙げられているではないの!(笑)
古き神々が鎮まる「朧の森」の妖魔たち(『マクベス』の3人の魔女ですな!)と契約を交わした男ライ(もちろん頼光のライである)が、弁舌の才を武器に、戦乱の世でのしあがってゆく物語。要所要所にドライヴ感満点の歌舞音曲を交えながら、口先八丁で奸智に長けた悪漢を活き活きと演ずる染五郎はじめ、阿部〈河童〉サダヲ、古田新太、高田聖子ほか百戦錬磨の役者たちが繰りひろげるピカレスクな運命劇を、まさに時を忘れて堪能した次第。酒呑童子物語の奥義がキッチリ作劇に活かされている点にも唸らされた。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月17日 23:11 | コメント (1) | トラックバック (0)
関東十一鬼! いや、それだけなんですが(笑)。
これは快挙だと思いました。
↑口絵ポスターの十一鬼勢ぞろいは燃えるぜ!
ホビージャパン (2006.12)
通常1-3週間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月17日 19:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
なぜ蝋燭が……!?『ダ・ヴィンチ』次号の新人怪談作家特集に掲載される、『幽』怪談文学賞の受賞者×選考委員対談シリーズ週間も、いよいよ大詰めの土曜日。夕刻より新宿厚生年金会館の別館「梅の間」にて、京極夏彦さんvs水沫流人さんの初顔合わせを収録。
え〜この、なんだか必殺シリーズのパロディみたいな絵柄は何かと申しますと、編集Rがセッティングした会場が、どう考えても宴会場としか思えない広大さで、部屋の隅には障子風の衝立が林立状態(笑)。これを利用しない手はなかろうと、このような趣向が実現したのであった(ダ・ヴィンチにこの写真が使われるかは未定)。
ちなみに蝋燭は、前日が誕生日だったという編集Rが、たまたま所持していたものだった(…………)。
肝心の対談は、三連チャンの掉尾を飾るにふさわしいオーソドックスな創作・文学談義となったので、御安心ください(笑)。
対談に先立って、京極さんと今年の『幽』関連企画の作戦会議を。いろいろ嬉しい御提案もいただいたので、御期待いただきたいと思います。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月17日 09:29 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月16日
てのひら通信(01/16) まずは連絡事項から。
『てのひら怪談』の発売日が2月6日(火)に最終確定しました。
本体価格1200円。関係各位は宣伝よろしく!(笑)
もひとつ、お知らせ。「週刊てのひら怪談」が更新されました。
今回からは、通称「渾身の一作」募集に御投稿いただいた作品も登場します。先鋒を担ったのは、木村小鳥さんの「整列」と岩里藁人さんの「あわてもの」――どちらも思いがけない「あの世からのことづて」(C松谷みよ子)が、素直に胸に迫る作品です。
次回は、池田和尋さんの「聞こえていますか?」、六條靖子さんの「白い人」の予定です。御期待ください。
さて、斉藤さんから送られてきた写真のコピーをためつすがめつ、うむうむセレクトに悩む。
なにせ100篇にのぼる力作が連続する本である。いわば箸休めのような感覚で、目を和ませるページが欲しいなと思い、斉藤さん大久保さんに相談した結果、大久保さんの御推薦により、写真家・前康輔氏の素晴らしく雰囲気のある作品群を、節目節目に挿入させていただけることになったのだ。
果たして、どんな紙面が出来上がるのか、愉しみにお待ちください。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月16日 22:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
悪者トリオ座談会!? 『小説すばる』2月号が到着しました。今号は〈真冬の「こわい話」特集〉ということで、小生も平山夢明、福澤徹三両氏との座談会「悪書は、きっとキミたちの力になってくれる!」に登板しております。
え〜どういうノリかと申しますと、こんな↓感じです。
いやー新年早々、妙なものをお目にかけまして申しわけございませんが(汗)、鼎談の内容は抱腹絶倒、皆さまの怪談ライフ、ホラー人生をより豊かにするための示唆に富んだものとなっているのではないかと思われますので、是非とも御高覧を賜りたく。
3名による「これが、俺たちをネジレさせた本!」ベスト3なんてのも掲載されております。
なお、小説陣の顔触れは、平山夢明「恐怖症召喚」を筆頭に、柴田よしき「雪を待つ朝」、津原泰水「クラーケン」、牧野修「夜の動物園」、田中哲弥「雨」、永嶋恵美「花笑み」、遠藤徹「MEET IS MURDER」、高田侑「My sweet cherry」、永瀬隼介「ミーちゃん」、佐藤哲也「くび」という充実のラインナップ。
さらに朱川湊人の特別グラビア紀行「霊場・恐山を訪ねて。」も必読だ!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月16日 11:28 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月15日
【速報】『てのひら怪談』カバーデザイン確定!大久保伸子さん(大久保明子さんの別名義)デザインによる『てのひら怪談――ビーケーワン怪談大賞傑作選』の表紙カバーデザインが確定しましたので、早速お披露目いたします。
漆黒の地に掌のイラストが浮かびあがる……シックで妖しい、狙いどおりのデザインに仕上げていただきました。
掌の内側の不思議なカラーリングは、実は水槽の金魚を撮影した写真の一部なのだとか。
他にもブルー系やグリーン系など幾つかの候補が用意されていましたが、やはりこの彩色パターンがベストであろうと、斉藤さんと協議一決した次第です。
もうひとつ御注目いただきたいのが、縦長の判型。
通常の四六判(文芸書ハードカバーの標準サイズ)の横幅をぐっと縮めた、スリムなスタイルです。しかも角背!
てのひらにしっくりと収まり、1篇1篇をじっくりと味読していただける、早い話が読者の「所有する歓び」を満たす造本を目指しております。
他にもいろいろ仕掛けが用意されているのですが、そのへんは追ってまた。どうか御期待ください。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月15日 12:30 | コメント (0) | トラックバック (0)
赤江瀑ふたたび 『讀賣新聞』1月14日付朝刊の読書面「ポケットに一冊」で『赤江瀑名作選』が紹介されました。
「収録作では、泉鏡花文学賞作品『八雲が殺した』と『春喪祭』を堪能した。なにげない普通の風景が突然、妖しく蠢き出す耽美的な作品は、まるで能舞台を見ているようで、ため息をつきたくなる」(筆者名は「飼」氏)とのこと。
おかげさまで某アマゾンの順位も一気に跳ね上がった模様で(笑)、新年早々感謝に堪えません。
おりしも光文社文庫からは〈赤江瀑短編傑作選〉全3巻の刊行も始まり、期せずして赤江瀑再評価の気運が俄然、盛り上がってきた感がありますな。解説にも記しましたように、春こそは赤江作品にふさわしき季節。まぐわしの春陽のもと、名作佳品の数々を繙こうではありませんか!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月15日 11:01 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月13日
宇佐美まことさんと初対面 『ダ・ヴィンチ』次々々号(迂遠ですいません……)の「怪談之怪」コーナー記事のため、「るんびにの子供」で『幽』怪談文学賞短編部門大賞を受賞した宇佐美まことさんをメディアファクトリーにお迎えして、インタビュー取材。
宇佐美さんは四国松山在住。この日のインタビューと対談(お相手は木原浩勝氏)のために、遠路はるばるお越しいただいたのである。小生とほぼ同い年ということもあって、いろいろ共感するところの多い取材となった。「これからは熟年怪談の時代だー!」などと盛り上がったり(笑)。
昔から大の本好きだったそうで、今回の特集用に選んでいただいた推薦図書にも、小池真理子の『律子慕情』や『倉橋由美子の怪奇掌篇』、マキャモンの短篇集『ブルー・ワールド』が並ぶあたり、ただものではないと見た。
お仕事と主婦業に追われる毎日だったが、3人のお子さんが就職や進学で巣立ったことで生まれた余暇を利用し、小説を書き始めたのだとか。とても安定した書きぶりから、カルチャースクールの小説講座あたりで長らく腕を磨いてこられたのかと思いきや、創作歴はまだ数年と聞いて一驚を喫する。
夏前の刊行をめざして目下、第一短篇集『るんびにの子供(仮題)』に収録する作品をせっせと書き下ろしていただいている真最中なので、『ダ・ヴィンチ』次号に掲載される木原氏との対談ともども、御期待あれ!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月13日 13:30 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月12日
ホラ大一次とかホラー文庫とか 年末から手を着けていたのに、なんだかんだで再々中断を余儀なくされていた日本ホラー小説大賞の一次選考分を、ここぞとばかり一気呵成に読み終えて返送する。
今年の箱は長編短編ともに、妙に監禁テーマが目立ったのだけれど、これはやはり↓の影響なのだろうか(笑)。
角川書店 (2004.10)
通常2-3日以内に発送します。
あたかもバーターで荷物を交換するかのように(笑)ホラー文庫の新春第1弾が到着。
小生は、北上秋彦のヴァンパイア・ジャパネスク長篇『吸血蟲』の解説を寄稿しております。
カバーデザインは『黒髪に恨みは深く』などで小生もお世話になっている大武尚貴さん。よく見るとグロテスクな蛔虫のモチーフを、一見、和風の紋様のように可愛らしくあしらった趣向が、いつもながらお美事です。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月12日 11:00 | コメント (1) | トラックバック (0)
2007年01月11日
てのひら通信(01/10) 夕刻よりポプラ社2階のゴージャスな(笑)応接室で、『ダ・ヴィンチ』来月号の新人怪談作家特集に掲載される『てのひら怪談』発刊記念座談会を収録。
田辺青蛙さんは京都から、夢乃鳥子さんは岐阜から、遠路はるばる駆けつけてくださった。また勝山海百合さんは、初春にふさわしく和服姿で登場。モモンガみたいなコート(自称である)にくるまった加門七海さんが到着したところで、まずは最上階のサンルーム風スペースで写真撮影をおこなう。
↑元社長室だったという眺望抜群の最上階。
朗読イベントなどにも使用されているとか。
今回はカメラマンも『幽』でおなじみの花木陽子さんなので、担当編集者2名(斉藤さん&キッシー)も含めて、まさに窈窕たる「女の園」といった趣。最初は緊張のあまり表情が強張っていた三人組も、撮影が進むうち次第に和らいだ雰囲気に。
撮影終了後、加門さんをホスト役に、鼎談がスタート。気さくな姉御肌で座を盛り上げる海百合さん、淑やかな物腰の中に逞しき作家魂を感じさせた鳥子さん、ニュージーランド時代の風変わりな冒険(?)談をクールに物語る青蛙さん……作風と同じく三者三様、まことにもってキャラの立ちまくった(笑)お三方であったことよ。
とても『ダ・ヴィンチ』の限られた誌面だけで掲載できる分量ではないので、ビーケーワン特典等でも活用させていただこうかと目下勘案中である。どうか御期待ください!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月11日 22:02 | コメント (0) | トラックバック (0)
『ようかいどうかわらばん』 午後から新宿のポプラ社で、『ダ・ヴィンチ』来月号に掲載される『てのひら怪談』発刊記念座談会を収録……したのだが、その前に同社の打ち合わせルームをお借りし、玩具メーカー「やのまん」の月刊情報紙『ようかいどうかわらばん』のインタビュー取材を受ける。
今回の座談会出席者の一人である田辺青蛙さんが、同紙でライターとして連載しているインタビュー記事のコーナーから、取材(逆取材!?)のオファーをいただいたのだ(笑)。
見れば最新号の同コーナーには、『幽』の京都イベントでお世話になった作家の森山東さんが登場、例の『お見世出し』ネタを開陳されているではないか。取材に同席していた舞妓さんの妖怪実話も交えて、興味深い内容の取材記事に手際良くまとめられており、インタビューにはちょいとうるさい小生なれど、たいそう感心させられた。
しかも次回は『エピタフ』のあせごのまん氏が登場される予定とか。なんとホラー・ジャパネスクなラインナップであることよ!
そんなこんなで、〈幻想と怪奇〉の原体験としての水木しげる作品の偉大さ等々、小一時間ほど妖怪方面の話をさせていただいた。もちろん『てのひら怪談』のアピールも忘れずに(笑)。
ちなみに「やのまん」といえば、小生など「デモンズ・クロニクル」のフィギュアが真っ先に連想されるのだけれども、最近は書籍出版にも力を入れているようで、当ブログでも以前紹介した『妖怪道五十三次』ほかユニークな書目を出している。妖怪好きの向きは要チェックだ。
YMブックス (2006.7)
通常1-3週間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月11日 13:11 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月10日
てのひら通信(01/09)2007年最初の「週刊てのひら怪談」が更新されました!
今回は、「見上げる二人」で第1回の大賞を受賞した朝宮運河さん、「夜寒のあやかし」で第1回優秀賞、「ムグッチョの唄」で第4回優秀賞を受賞した、よっちゃん改め江崎来人さんという実力派の御両人の競演です。
画像をめぐる妖変が、忘れがたい過去をまざまざと甦らせる……人の世の不条理と哀感が行間に滲む、しみじみとした味わいをお愉しみください。
なお次回は、小鳥改め木村小鳥さんの「整列」と、藁人改め岩里藁人さんの「あわてもの」が登場します。御期待ください。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月10日 11:43 | コメント (0) | トラックバック (0)
某とか超短編マッチ箱とか別にお年賀というわけでもないのだろうが(!?)年始の挨拶とともに、小野塚力さんから『某』創刊号を、佐藤弓生さんから『超短編マッチ箱』第6号を、それぞれ頂戴する。どちらも発刊の告知をネットで見て、ああ、読みたいな……と思いながらも、不精をしていて購入申し込みを怠っていたものだったので嬉しい限り。力さん弓生さん、ありがとうございます。
『某』は、広義の幻想文学同人誌というべき内容で、責任編集が土屋和之氏、発行人はエディション・プヒプヒの垂野創一郎氏。
創刊号の内容は、今号の装画も手がけている画家/人形作家のkaoこと堀内薫氏による散文詩風のファンタジー「水晶散歩」を巻頭に、垂野氏によるレオ・ペルッツの短篇翻訳「皇帝の食卓」、松本楽志氏の書き下ろし短篇「うかい」、高橋郁子氏による一人語り台本「月想〜今昔物語集・第二十七巻第二十四話より〜」、小野塚力氏の評論「〈修羅〉の自覚――内田百間「山高帽子」論」、玲はる名氏の劇評「時の神=クロノスを中心に」という布陣である。
多彩で充実した内容、造本・レイアウトも瀟洒で、ぜひ御一読を……と勧めたいところだが、残念ながら発刊後アッという間に150部の大半を売り切ってしまったそうなので、今から入手するのは難しいかも知れない。どうしても読みたい方、次号を確実に入手したい方は、ダメモト覚悟で下記へお問い合わせを。
エディション・プヒプヒ/垂野創一郎
kamano@qb3.so-net.ne.jp
次号は富ノ澤麟太郎をフィーチャーした「大正モダニズム」特集とのことで、こちらも期待大である。
なお、独特な陰影に富むファンタジー世界を視覚化する堀内薫氏の作品群は、御本人の下記サイトでも観ることができるので、関心のある向きはぜひ御高覧のほどを。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~suishyou/
さて、『超短編マッチ箱』の今号の特集は、なんと「もののけ」! モノノケといえば『稲生モノノケ大全 陽之巻』(笑)。同書の収録作家でもあった佐藤弓生氏の「熱帯樹・異幕」と松本楽志氏の「ホワイトリネン」、去年『八本脚の蝶』で御一緒した雪雪氏の「ひからびさん」(いや待てよ弓生さん楽志くんはこっちでも御一緒してましたな……)、そして『てのひら怪談』プロジェクトでも活躍中の不狼児氏による「界」など、小生の仕事とも奇妙にあちこちでリンクしている方々の作品をはじめとする全10篇の「超短編」が、とても洒脱なレイアウトで収載されている。
いいなあ、こういうスタイル。小生も時間的金銭的余裕があれば「てのひら怪談」で、こんな形の小冊子を個人的に作ってみたいものであることよ。
なお、「てのひら怪談」の先輩格にあたる、ユニークなミニマム文芸ムーヴメント「超短編」について、ならびに本誌の入手方法ついては、下記のサイトを参照。
てのひら関係者にとっても有意義な情報が、いろいろ含まれていますぞ。
超短編マッチ箱 Web
http://microstory.org
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月10日 08:04 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月08日
幻影城の時代 すでにネットのあちこちで話題になっているようですが、「幻影城の時代」の会編『幻影城の時代』が刊行されました。
小生も、アンケート特集「『幻影城』へのオマージュ」に一文を寄せております。ちょうど『幽』の追い込み時期とぶつかって気がつけば締切をとっくに過ぎてしまい心苦しく思っていたところ、剛腕を以て鳴る(笑)本多正一氏から有無を言わせぬ慫慂を賜り、なんとか義理を欠かずに済みました(ちなみに拙文に「幻影城へのメッセージ」と付いてますが、これはタイトルのつもりで書いたんじゃないのよ……)。
↑小生にとって衝撃的だった「幻想小説」
および「怪奇ロマン」特集号ととともに。
いろいろな意味で「伝説の人」である『幻影城』編集長・島崎博氏へのインタビューを巻頭に、同誌ゆかりの人々の回想、多彩な顔触れによるオマージュ、そして充実の資料・研究編と、誌面の端々から同人諸氏の熱き思い入れが伝わってくる、得がたい一巻になっていると思います。
既存の出版社が手がけてくれない企画は、自分たちの手で身銭を切って本(雑誌)にする!――当たり前といえば当たり前のことなのですが、近年はなかなかそういう無謀にして(ほぼ)無償のおこないに手を染める若い方が少なくなっているだけに、たいそう嬉しい快挙でありました。
ごく一部の店舗を除き書店での扱いはないようですので、入手を希望される方は下記へお問い合わせを。
エディション・プヒプヒ/垂野創一郎
kamano@qb3.so-net.ne.jp
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月08日 13:06 | コメント (3) | トラックバック (0)
初原稿 3月下旬に平凡社コロナブックスから刊行される『稲垣足穂の世界(仮)』に「物の怪」というテーマで依頼されていた原稿を擱筆。
今を去ること十年以上前、今は亡き『太陽』で特集された「稲垣足穂の世界」をベースに、新たな執筆陣を加えて単行本化されるとのことで、当時の執筆陣たるや、溜め息が出るほど(笑)錚々たる顔触れである。いささか緊張の面持ちで、背筋を正して執筆した次第。
年末からぼちぼち進めていた『国文学』の「月と幻想文学」の原稿と、どちらが早く仕上がるか……という展開だったのだが、昨日の打ち合わせで弾みがついたのか(!?)、こちらが2007年の初原稿と相成った。
今年前半は単著の書き下ろしも抱えて、物書きモードがメインで推移しそうな雲行きであることよ。
↑タルホ物怪譚の白眉「懐しの七月」が読める!
↑タルホ物怪譚の原点「荒譚」が読める!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月08日 00:35 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月07日
インポケット12月号 すっからかんに失念していましたが(笑)、いま発売中の講談社の文庫判雑誌『インポケット』12月号の特集「現代エンタメの「新・古典」」に、小池真理子『墓地を見おろす家』小論を寄稿しております。
90年代における日本ホラー興隆の先駆となったネオ・クラシックという観点から、同書の意義を改めて問い直してみましたので、そちら方面に御関心のある向きは御高覧のほどを。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月07日 23:47 | コメント (0) | トラックバック (0)
初打ち合わせ 昨日までの好天から一転して冷たい冬の驟雨となった中、駅前の珈琲館におもむいて、今年最初の打ち合わせを。
スカパー!でもおなじみのミステリー専門ケーブルテレビ「ミステリチャンネル」のプロデューサーK氏、ディレクターH氏と、今春放映が予定されている某番組企画について相談する。
ミステリチャンネルには以前、中井英夫『虚無への供物』をめぐる特番にビデオ収録で出演したことがあるのだけれど、今回はリポーターとして現地取材におもむくことになりそうな……。しかも、あの大ネタで……。
いずれ詳細が決まりましたら、また御報告いたします。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月07日 04:15 | コメント (0) | トラックバック (0)
てのひら通信(01/06)歌人の穂村弘さんに御執筆いただいた『てのひら怪談』の推薦帯文が、年末に届きました。しかも、なんと3パターンも(笑)。このほど斉藤さんから情報解禁のゴーサインが出ましたので、お披露目させていただきます。じゃーん!
【案1】
「最後の一行」で何度も鳥肌がたちました。
【案2】
「最後の一行」で何度も鳥肌がたちました。しかも、いろいろな鳥肌。
【案3】
「最後の一行」で何度も鳥肌がたちました。
「さあっ」とか「ぞわっ」とか「びびびびび」とか、いろいろな鳥肌。
穂村さんとしては、「さて、どれが適当でしょうか?」という編集サイドへの親切なクエスチョンのおつもりだったようですが、こちらとしては内容の卓抜さと同時に、新たに言葉が追加されることで、イメージが豊かに、意表を突く形で広がってゆくことにも驚かされました。
800字どころか31文字の世界で修練されてきた方は、さすがに違うなあ、という感じですな。
で。せっかくなので、3パターンのどれかひとつではなく(いや、もちろん帯にはこの中のひとつを使いますが……どれにするかはまだナイショ)、広告や記事のスペースに応じて、3パターンを適宜、活用させていただきたいということで御了承をいただきました。
テレビのCMで、放映時間に応じて幾つかのバリエーションがある――あんな感覚でしょうか。
これから始まる『てのひら怪談』の試みへ、なによりの餞(はなむけ)の言葉をいただいたと思います。穂村さん、ありがとうございました。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月07日 03:40 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月06日
『ダ・ヴィンチ』2月号、発売! というわけで、今年は新年早々フル回転の『ダ・ヴィンチ』2月号が、本日発売となりました。
おなじみ「怪談之怪」のページでは、『幽』怪談文学賞受賞者インタビューの第1弾として、『夜は一緒に散歩しよ』で長篇部門大賞を射止めた黒史郎さんが登場。
↑黒氏自筆の「怖い顔の絵」も掲載!
愛読する作品として、ラヴクラフトの「エーリッヒ・ツァンの音楽」を挙げているあたり、ただものではありませんな(笑)。そのほか、受賞作の創作秘話はじめ、非常にユニークな個性をうかがわせる内容ですので、ぜひ御高覧ください。
メディアファクトリー (200701上旬)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月06日 15:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
幽/ダ・ヴィンチも、始動! こちらは5日が仕事始めとおぼしき『幽』編集スタッフから、相次ぎ連絡が入る。
お屠蘇気分どころか、すでにバリバリ臨戦態勢で頼もしい限りではないか!
まずは編集Rから、『ダ・ヴィンチ』3月号の新人怪談作家特集(仮)で掲載を予定している「岩井志麻子VS黒史郎」対談のセッティングに関する報告が。黒氏は『幽』怪談大賞受賞作『夜は一緒に散歩しよ』のブラッシュアップ作業を終えた模様である。
続いてはデスメタル関口くんから、単行本化へ向けて書き下ろしを依頼していた宇佐美まことさんの新作短篇が、早くも第1弾到着との嬉しい知らせが。早速、こちらにも送ってもらうことに。どんな作品か愉しみである。
そして元締め吸血キッシーからは、これまた新人怪談作家特集で予定している「オンナたちのてのひら怪談」(!?)座談会に関する段取りの連絡が。
第4回大賞の勝山海百合さん、同優秀賞の夢乃鳥子さん、同佳作の田辺青蛙さんのお三方にお集まりいただき、加門七海さんにホスト役をお願いして、大いに語り合い、『てのひら怪談』発売を盛り上げてもらおうという趣向である。
しかしまあ、ただでさえ来週は締切錯綜渦中というのに、その真っ只中に座談会と対談三連チャンの立ち合いとは……ううむ(汗)。
↑購入特典付きで絶好調発売中!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月06日 01:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月05日
てのひら通信(01/04) 今日が仕事始めの斉藤さん@ポプラ社から、全収録作家の自筆プロフィールと収録作の索引を掲載した巻末ページの原稿が到着。
いやあ〜皆さん、短い文字数の中に個性が煌めく、工夫を凝らしたプロフィールを書いてくださいましたな。これ自体が、ひとつの読み物記事としても愉しめるんじゃないでしょうか。お世話さまでした。
新たな筆名等も総て確定したようですので、本書の収録作家66名のリストを、以下に公開します(筆名の後のカッコ内数字は収録作品数)。残念ながら連絡の取れなかった中尊寺さんを除き、オファーした全員の方に収録を御快諾いただけて何よりでした。
なお、先日の「渾身の一作」到着作品中、中島鉄也さんの筆名を「哲也」と誤記しておりました。お詫びして訂正いたします。
【あ行】
我妻俊樹(3)秋芳雅人[がんてつ改め](1)朝宮運河(2)雨川アメ[アメ/ウメ改め](2)綾倉エリ[ヒデ丸改め](1)有坂十緒子[有坂改め](1)粟根のりこ(1)池田和尋[澁澤和宏改め](1)伊藤寛[Firoswi改め](1)井下尚紀[乱地獄改め](1)伊予葉山[きりり改め](1)岩里藁人[藁人改め](1)梅原公彦[料理男改め](3)江崎来人[よっちゃん改め](2)大野尚休[尚休改め](1)岡部えつ[えつ改め](1)興田募[興田改め](1)小栗四海(1)
【か行】
加楽幽明[加楽幽改め](1)勝山海百合[銀峰改め](3)神森繁[なむとら改め](1)君島慧是[ガリコのパピコ改め](2)木村小鳥[小鳥改め](1)久遠平太郎(1)クジラマク(4)暮木椎哉(2)グリーンドルフィン(4)黒史郎(1)黒田広一郎[みかげ改め](1)小林修[鼓囃子改め](1)
【さ行】
酒月茗[茗改め](1)佐々木隆[津軽かっぱ改め](1)佐々木土下座衛門(1)沢井良太(1)斜斤(2)正本壽美[T.K改め](1)新熊昇[KIJISUKE改め](1)須吾托矢[惰門出改め](1)朱雀門出[とら改め](1)
【た行】
平金魚[金魚屋改め](3)高橋史絵[モモはは改め](1)立花腑楽[Flack改め](1)田辺青蛙[田辺改め](5)痛田三[じが改め](2)白ひびき[言之葉亭改め](3)杜地都[とちみ改め](2)
【な行】
中島鉄也[GIMA改め](1)貫井輝[ぬくてる改め](1)猫屋四季[猫屋敷改め](1)野々宮夜猿[夜猿改め](1)登木夏実[ナツミカン改め](1)
【は行】
林不木(1)樋口摩琴(1)ヒモロギヒロシ[ヒモロギ改め](2)不狼児(5)堀井紗由美[炭酸水改め](1)
【ま行】
松音戸子[カイロ改め](1)峯野嵐[かんころん改め](1)向井野海絵(1)守界[Mory。改め](1)
【や行】
矢内りんご(2)やまぐちはなこ(1)夢乃鳥子[ユメ改め](1)吉野あや(1)米川京(1)
【ら行】
六條靖子[YASUKO改め](1)
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月05日 11:02 | コメント (0) | トラックバック (0)
初荷!? 今月中旬に双葉文庫から発売される大倉崇裕の長篇怪獣オタク小説(!?)『無法地帯』の見本が、いち早く到着。
著者みずからがデザインし、造形も手がけた(!)怪獣やロボットのフィギュアをちりばめた、オタ可愛い表紙カバーが素敵です(笑)。
小生、「見果てぬ夢を追い求めて――『無法地帯』解説」と銘打つ、異様に気合いの入った(当社比)巻末解説を寄稿しておりますので、ビーケーワンに入荷の節は是非ぜひお買い求めくださいませ。
ちなみに、本書や大槻ケンヂ『縫製人間ヌイグルマー』に横溢しているような、醇乎たる「オタク的情熱」は、今年の隠れテーマになりそうな雲行きでありまして、近々、某誌でそっち系の新連載を始めることになるやも知れません。
本決まりになりましたらお知らせしますので、ゆる〜く御期待いただければ幸いなり。
メディアファクトリー (2006.12)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月05日 09:33 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月04日
『てのひら怪談』へのプロローグ 年が明け、いよいよ発売へ向けてのカウントダウンが始まった感のあります『てのひら怪談――ビーケーワン怪談大賞傑作選』ですが、本書では収録作品のみならず、編者3名による寄稿文も800字に統一することに致しました。ちょっと、こだわってます(笑)。
加門七海さん、福澤徹三さん、それぞれに個性のよく出た味わい深い跋文を頂戴したのですが、そちらは刊行後のお愉しみということにして、ここでは年頭にふさわしくというべきか(!?)前座代わりにと申すべきか、小生による巻頭言を以下に掲げておきます。
この拙文を『てのひら怪談』に関する公式の紹介文として、今後さまざまな宣伝活動等にも活用していきたいと思っております。
* * * * * * *
「てのひら怪談」とは、怖い話、不思議な話、奇妙な話をテーマに、上限が八〇〇字=原稿用紙で二枚以内というルールにもとづいて書き綴られた、世にも小さな物語の愛称です。
てのひら怪談は、二〇〇三年の夏に、インターネット上で誕生しました。母胎となったのは、オンライン書店ビーケーワンが、この年から公募を開始した「ビーケーワン怪談大賞」――参加者たちが自分の言葉で書き綴った怪談をネット上に発表し、共有し、愉しみを分かち合うことを目的に創設されたユニークな文学賞です。回を重ねるごとに参加者は増加し、それとともに応募作の水準も、飛躍的に向上していきました。怪異の素朴な聞き書きの域を超えて、八〇〇字という「てのひらサイズ」の制約を逆手に取り、独創的な世界観を個性あふれる文体で描いた作品が、数多く寄せられるようになったのです。
本書には最新の第四回を中心に、過去四年間に寄せられた応募作の中から、選りすぐりの名作佳品、全一〇〇篇が収録されています。
すべての作品が、単行本の見開き二ページに収まってしまうコンパクトさであるにもかかわらず、どの一篇をとっても、退屈な日常に亀裂をはしらせ、異界の光景を垣間見させるようなパワーと妖気を秘めた作品ばかりだと、編者一同、確信しております。
思えば我が国には、日々の暮らしの折節に去来する感興を、十七文字や三十一文字の定型に託して賞美する俳諧や短歌、あるいは一座に参集した人々が、句作歌作を次々に披露する連句や連歌の文学的伝統が、今日にいたるまで脈々と受け継がれてきました。
八〇〇字の怪談という本書の試みが、怪異に親しみ怪異を共有する、新たなる文学的伝統となる日を夢見ながら、私たちは今ここに、その最初の精華を掌上に差しだす次第です。
(加門七海・福澤徹三・東雅夫共編『てのひら怪談――ビーケーワン怪談大賞傑作選』より「はじめに」/文責=東)
↑いろいろ特典付きの予約受付中!
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月04日 09:53 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月02日
2006年の仕事〜文庫解説・談話記事ほか 続いては、小生が昨年一年間に、解説等を寄稿した文庫本や、インタビュー・談話記事等が収録された書籍・ムックを。
こちらも機会があれば是非、御高覧を賜りたく――。
扶桑社 (2006.4)
通常2-3日以内に発送します。
青弓社 (2006.5)
通常2-3日以内に発送します。
扶桑社 (2006.7)
通常2-3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月02日 02:51 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年の仕事〜著書・共著・編著 ビーケーワンの辻さん&タカザワさんによる年間回顧(上段のリンク先参照)と連携しまして、昨年の小生による仕事をまとめてみました。まずは「著書・共著・編著」篇から。
万一お買い漏らしの本がありましたら、お年玉でなりと御購入ください!(笑)
メディアファクトリーダ・ヴィンチ編集部 (2006.2)
通常2-3日以内に発送します。
双葉社 (2006.3)
通常2-3日以内に発送します。
ポプラ社 (2006.3)
通常24時間以内に発送します。
日本出版社 (2006.5)
通常2-3日以内に発送します。
角川書店 (2006.7)
通常2-3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月02日 01:14 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月01日
謹賀新年 謹んで初春の言祝ぎを申しあげます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、昨年と同様、今年も年頭にあたり、2007年上半期の予定を。
まずは1月中旬に、学研M文庫から『クトゥルー神話事典・第三版』が出ます。
ちなみに昨年のこの記事では、2006年2月刊とお知らせしておりましたな(大汗)。よくぞここまで引っぱったものよと我ながら呆れておりますが、そのぶん多少なりとも内容充実しているはずです。御期待ください!
2月中旬にはポプラ社より『てのひら怪談――ビーケーワン怪談大賞傑作選』(加門七海・福澤徹三両氏と共編)が出ます。
3月から4月にかけての時期に、仮に「プロジェクトC」とでも呼ぶべき出版企画に関与する予定ですが、これはまだちょっと内緒(笑)。
5月には、これまた引っぱりに引っぱっております『響鬼探究』(加門七海氏と共編)が国書刊行会から。今度こそ、出ます、出します、出しましょう!
6月は、とうとう4年目に突入する『幽』第7号のほか、『百物語の百怪』文庫改訂版と、江戸東京怪談探訪の書き下ろし単行本をK社より同時発売の予定です。今年前半は、この企画にかなりのパワーを傾注することになると思います。幸い昨年御好評をいただいた、ちくま文庫版〈文豪怪談傑作選〉のパート2も、このあたりから、かな?
他にも水面下で〈深きものども〉の如く蠢いている企画も色々あるのですが、まだ時期が見定めがたいので、追ってまた。
今年は「百物語/怪談実話」と「クトゥルー/ラヴクラフト」を両輪に突っ走りそうな予感が漠然とながらしております(笑)。
どうか倍旧の御支援・御鞭撻を賜りますよう、お願い申しあげます。
投稿者 東 雅夫 : 2007年01月01日 23:43 | コメント (0) | トラックバック (0)

























































