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2007年06月29日
今年はちょっと異常!? 『小説すばる』来月号の日野日出志インタビュー原稿をまとめ終えて、ホッとひと息……ついてるヒマはないんだが(笑)。いやー、しかし毎年夏場は依頼が増えるとはいえ、今年はちょっと異常かも。
ふと冷静になって考えてみたら、この一週間程で――
『ダ・ヴィンチ』来月号の「怪談」特集に「和の怪談を味わい尽くす25冊」を選書&寄稿。
『野性時代』来月号の「あなたの隣にある恐怖」特集に「東雅夫の究極のブックガイド全20冊!」を選書&寄稿。
『産経新聞』に『バチカン・エクソシスト』書評を寄稿。
『怪』次号の「荒俣宏/京極夏彦」特集に「『帝都物語』総論」を寄稿。
『小説すばる』来月号の夏のホラー特集に「日野日出志インタビュー」を取材&寄稿。
(番外篇)極小クトゥルー神話賞選考会議/『文豪怪談傑作選 柳田國男集』ゲラ戻し/キャンドルナイト講演
筆の遅い小生にしては、よくぞ書けたなと我ながら感心するハイペースなので、特に記録に留めておこう(笑)。
で、このあと『ユリイカ』の「澁澤龍彦」特集のエッセイと宇月原晴明インタビューとか、『ザ・ベストマガジン』の「心霊漫画」特集とか、『波』の『黒本』書評とか、講談社ノベルスの『狂い壁狂い窓』解説とか、エソテリカ別冊『クトゥルー神話の本』とか……あ、もちろん『響鬼探究』もきっちり責了させますし、『文豪怪談傑作選 柳田國男集 幽冥談』の解説も立派に書き上げてみせますともさ!(アハアハ、アハハハハハ……)
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月29日 09:18 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月27日
てのひら通信(06/27) ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」が更新されております。
前回の「山」編に続いて、今週は「海」編ということで(笑)、登木夏実さんの「向こう側」と加楽幽明さんの「海の思い出」が登場です。
もとより両篇とも、真っ当な海の話ではありません。「記憶の中で揺らめく水面」つながりとでもいうべき、幻めく海の物語です。
次回は、勝山海百合さんの「貝殻」と沢井良太さんの「金平糖」をお送りします。
いま書いていて気がつきましたが、「貝殻」は、今回のセレクションを壮大に引き継いでもいるような……ま、お名前からして海つながりだし(!?)。御期待ください!
ちなみに斉藤さん@ポプラ社は目下、『asta*』次号に掲載される「西荻てのひら怪談」リポートの取りまとめに追われているそうな。どんなリポートになるのか、愉しみですね。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月27日 16:58 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月24日
文豪怪談三冊目は、三島由紀夫!今夏の〈文豪怪談傑作選〉――特別篇の『百物語怪談会』(7月10日発売!)、『柳田國男集』(8月10日予定)に続く『三島由紀夫集』(9月10日予定)の著作権関係が、このほど無事にクリアとなりましたので速報いたします。
三島の作品集は過去にも数多く編まれていますが、「仲間」と「英霊の声」と「小説とは何か」を一巻に収めたアンソロジーというのは、おそらく史上初ではないでしょうか(笑)。
『柳田國男集』と併せ読むことにより、小説のみならず、「怪談とは何か」という問題にも、多くの豊饒なる示唆をもたらすものと思います。
どうか御期待ください!
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月24日 14:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
怪談キャンドルナイト 早稲田大学公認のイベント企画サークル「qoon」に所属する学生さんたちが企画した「キャンドルナイト2007 URBAN CHILL――でんきを消して、ホラーな夜を」というユニークな催しにゲスト出演。
場所は、原宿のおしゃれな喫茶店地下にあるイベント・スペース。当日まで打ち合わせする時間がなかったので、早めに会場に行って、渉外担当者や司会役の方と段取りを決める。開演まで時間があったので、ちょっと失礼して上階の喫茶店で仕事の続きを(笑)。道ゆく小綺麗な若者たちを眺めながら、『野性時代』の怪談/ホラー特集のブックガイドやら、『怪』の荒俣宏さん特集の寄稿やらの構想を練ったり執筆を進めたり……。

会場に戻ると、すでに蝋燭に点火され、妖しい空間が出来上がっていた。
柳家三三師匠と落語家協会の方に御挨拶。出来たてほやほやの『幽』最新号を謹呈すると、師匠は熱心に目を通されていた。聞けば、京極作品の大ファンなのだとか。
会場には、高原〈神野悪五郎只今退散仕る〉英理さんや、写真家の石本馨さん、そして『てのひら怪談』や妖怪方面の関係者の顔も。御来場に感謝である。
まずは「『真景累ヶ淵』より豊志賀の死」の一段が演じられる。タクシー幽霊ならぬ駕籠幽霊のギミックが効果的に用いられるなど圓朝一流の恐怖演出技巧が満載された、全篇きっての名場面。立ち見も出るほど会場に詰めかけた若い学生さんたちが、古風な因縁噺に真剣に聴き入っているのは微笑ましい光景だった。
続いて小生のトークタイム。司会の方の質問に答える形で、怪談の魅力、圓朝作品について、怪談と蝋燭の関係について……などをお話しさせていただく。
このあと再び三三師匠が登壇。これまた圓朝作(元ネタはイタリア歌劇だが)の「死神」を熱演されて、無事にお開きとなった。
主催した「qoon」のメンバーは、大学一年生〜三年生の若者だったが、ハキハキと礼儀正しく手際よい対応ぶりに感心する。末頼もしい後輩たちであることよ(笑)。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月24日 11:47 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月23日
『女性セブン』でも「てのひら怪談」先日取材を受けた「てのひら怪談」関連記事が掲載された『女性セブン』7月5日号が発売中です。

「主婦のたしなみ 800字小説」という見出しで、ご覧のように見開きで大きく取りあげられているのにビックリ。「ショート怪談から不倫体験まで。ネットで、ケータイで急増中」というリードに、またビックリ(笑)。
ただし内容的には、いわゆるケータイ小説の話題と「てのひら怪談」の話題が交互に登場しているので、事情を知らずに読むと「てのひら怪談」がケータイで配信されているように早合点する奥様があるかも。
後半は「ケータイ小説の女王」内藤みかさんによる書き方指南になりますが、ケータイとてのひらには共通点も多いものの、書き方の点では根本から異質な部分もありますので、ビーケーワンに投稿の際には注意が必要かと思われます(笑)。
とはいえ、こうして800字小説のムーヴメントが、当初は予想もしなかった方面でまで注目を集めるのは良いことだし、ありがたいことだと思います、ハイ。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月23日 13:53 | コメント (0) | トラックバック (0)
『西荻てのひら怪談カードブック』地域限定販売開始このほど『西荻てのひら怪談カードブック』を、下記の地元書店さんで販売していただけることになりました。
信愛書店(杉並区西荻南2−24−15/電話03-3333-4961)
古書 音羽館(杉並区西荻北3−13−7/電話03-5382-1587)
価格は500円です。
懇親会の席で居合わせた京極さん、加門さん、福澤さん、天野さんに御協力いただき、下のようなサイン入りラッキーカードを少しだけですが作ってみました(表面はCM用書影、裏面に誰か1名のサイン入り)。怪談の女神様がほほえめば、運良くラッキーカード入りの袋に当たるかも知れませんぞ!?

……というわけで小生も挨拶がてら、両店におじゃましてきました。
まずは南口の信愛書店さん。こぢんまりした店舗ながら、品揃えと棚構成は実に濃密。本好き人種の間で評価が高いのも頷けます。ふと見れば、〈伝奇ノ匣〉シリーズがオイシイ位置にずらりと並んでいるではないですか!(ありがとうございます〜)

↑カードブックが置かれる「怖い本」コーナーでは『てのひら怪談』『クトゥルー神話事典・第三版』のサイン本も販売中。『クトゥルー神話事典』にはクトゥルーちゃんの絵も描いときましたので、よろしく!
北口の音羽館さんも、細やかな品揃えで定評のある店です。しかも一見、古書店というよりアンティークショップかと見まがうような洒落たインテリアで、くつろいだ気分で本探しに専念することができます。こういうお店が夜おそくまで開いているとは、西荻在住の本好き連は恵まれていますねえ……。

↑音羽館店内。カードブックは、このあたりに置かれる模様です。
もちろん両店以外にも、西荻一帯には個性的で素敵なお店がたくさんあります。
カードブックを購入がてら、ぜひ散策・探訪してみていただきたいと思います。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月23日 02:23 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月22日
大阪芸大で日野日出志氏取材 さて、日付が1日前後するのだが、午前の新幹線で大阪へ。前日、九州出張だったという『小説すばる』編集部のI氏と合流し、近鉄電車で南河内郡河南町の大阪芸術大学キャンパスを目指す。同大のキャラクター造形学科でおこなわれている日野日出志氏の講義を聴講するためである。
あの怪奇/ホラー漫画の大御所・日野日出志氏が、芸大生を相手に漫画を実技指導する!? かの『地獄変』か、はたまた『赤い蛇』さながらの阿鼻叫喚な惨劇が繰りひろげられるのかと、I氏と手を取り合い、恐る恐る教室に潜入したのだが……。

↑授業中の日野氏
ま、詳しくは『小説すばる』来月号のホラー特集に掲載される「日野日出志氏インタビュー&作品復刻」を、ぜひとも御高覧くだされたく。
授業のあと、場所を天王寺のホテルに移して、夕食を共にしながら、怪奇幻想方面の読書体験や戦後ホラー・ジャンルの変遷などについて、生き証人ともいうべきお立場からのお話をうかがう。
実質的なデビュー作にして代表作である「蔵六の奇病」にせよ『赤い蛇』にせよ、ホラー・ジャパネスクの大いなる一原点ともいうべき日野氏には、前々から一度は拝眉の機会を得たいと思いつつ、なかなかチャンスがなかっただけに、今回の仕事は嬉しいかぎり。I氏にはかさねがさね、感謝である。
そしてなにより、深更まで熱心に取材にお付き合いくださった日野氏に、心より御礼申しあげる次第である。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月22日 00:37 | コメント (1) | トラックバック (0)
2007年06月21日
『幽』最新号、見本到着!出来ました!

黒白の鯨幕な(!?)新デザインも目に涼やかな『幽』第7号、いよいよ明日発売です。
今号も自信をもってお勧めできる傑作・力作・怪作が勢揃いしました。
ビーケーワンでは購入特典として「秘密メルマガ増刊号」を用意しております。
何卒よろしくお願いいたします。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月21日 14:04 | コメント (0) | トラックバック (0)
てのひら通信(06/21)ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」が更新されております。嗚呼ばたばたばた……。
今週掲載されているのは、立花腑楽さんの「月山幻夜」と白ひびきさんの「鵺の啼く山」です。今回は「妖しく煌めく山中の神秘」つながりというべきか、どちらの書き手も、みずから選び取った文体に徹底してこだわっている点に大いに好感をもちました。
なお、「鵺の啼く山」は本来はすべての文字を正字体(旧字体)に統一して掲載されるべきところですが、現状のパソコン書体では表示不可能な文字があるため、新旧書体が混用されている点、御了解のほどお願い申しあげます。
次回も行楽シーズンに向けて(!?)、登木夏実さんの「向こう側」と加楽幽明さんの「海の思い出」をお送りする予定です。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月21日 11:05 | コメント (0) | トラックバック (0)
読売夕刊に西荻てのひら怪談記事昨日は朝から晩までバタバタで現物を確認していないのですが、昨日20日の讀賣新聞夕刊に「西荻てのひら怪談@西荻ブックマーク」というルポ記事が写真付きで出たそうです(今朝、斉藤さんからFAXを送っていただきました)。
見出しは「本好きの街『ピンクの象』怖いのやら…」とあって、「今回は『西荻』に関する怪談が事前に公募され、商店街に実際につるされている『ピンクの象』にまつわるファンタジックな作品など8編がしゃれたポストカードにまとめられ、出演者が朗読しました。『怖い』というより笑いありなごみありの温かい催し」とのこと。記事を書いてくださった尾崎未央記者に感謝です。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月21日 10:21 | コメント (0) | トラックバック (0)
【速報】クトゥルー神話賞、選考結果発表! 大変長らくお待たせいたしました。
先に公募をおこないました〈史上最小のクトゥルー神話賞〉の選考会議が、本日20日夜、五反田の学習研究社編集部会議室にて開催され、小生およびエソテリカ編集部のM編集長、Fさん、Hさんの4名による厳正なる審査の結果、応募総数254篇の中から(今回は選考にあたる4人全員が全応募作に目を通しました)、下記のとおり最優秀賞1篇、優秀賞3篇、佳作5篇、M編集長特別賞1篇が決定されました。
最優秀賞と優秀賞の計4作品は、9月上旬発売のエソテリカ別冊『クトゥルー神話の本(仮)』に掲載されます。
◆最優秀賞
「ラゴゼ・ヒイヨ」黒史郎
◆優秀賞
「手乗りクトゥルー」葦原崇貴
「テレストリアル・ゲート」ささがに
「双生児」夢乃鳥子
◆佳作
「白猿」阿部達昭
「海の箱」金子みづは
「自我の海」君島慧是
「聖餐」長島槇子
「消えた絵日記」迷跡
◆M編集長特別賞
「やれやれ、また魚か!」葦原崇貴
小生は大阪取材(後述)から実質トンボ返り状態で五反田に駆けつけたのですが、審議は予想どおりというべきか大いに紛糾しました。
最優秀賞に関しては、黒史郎氏の応募作8篇が断然、他の追随を許さないという点ではすんなり満場一致だったのですが、どの作品を1位に推すかで見事に意見が分かれ(それだけ、どの応募作も甲乙つけがたい出来映えなのですが)、受賞作のほか「腹の中から」「幻夢の少年」「海底からの悪夢」「顕微鏡の中の狂気」「口が来た」……と1人の応募者の作品同士が1位の栄冠をかけて烈しく鎬を削るという、珍しい事態になりました。
一方、優秀賞と佳作については、入選作以外にも僅差で涙をのんだ作品が、山ほど出るという結果になりました。
言い出しっぺの小生としましても、800字で書くクトゥルー神話小説というものが、これほどのバラエティと奥の深さを有するものになりうるとは、正直いって望外の歓びと驚きであります。
これひとえに、奇想と技倆の限りを尽くして御投稿くださった皆さまの研鑽努力とラヴクラフト/クトゥルー神話大系に寄せる愛の賜物であろうと思います。craft & love
とりあえず、『クトゥルー神話の本(仮)』には入選作品4篇を掲載しますが、ちょっとそれだけでは収拾がつかない予感が、ひしひしといたします(笑)。
どうか今後の展開に、御注目ください! イア! イア!
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月21日 00:54 | コメント (1) | トラックバック (0)
2007年06月19日
続々、新刊到着中相互にほとんど何の脈絡もないのですが(笑)、角川文庫版『新耳袋 第九夜』と、河出書房新社版『道の手帖 中井英夫――虚実の間に生きた作家』の見本が、同じ宅配便で届きました。

『新耳袋』のほうには、巻末解説を寄稿しております。
これまで、ともすると江戸の『耳嚢』や『諸国百物語』との関連ばかりが云われてきた『新耳袋』ですが、その直接のルーツはむしろ、明治末期に始まる怪談復興の渦中に求められるのではなかろうか……という趣旨の、比較的長めの論考です。御高覧を賜れましたら幸いであります。
一方の『道の手帖 中井英夫』は、単行本未収録の珍しい作品初復刻(特に怪作「人魚姫」は必読、かも!?)を中心に、新旧の所縁ある人々の論考やエッセイ、対談などで構成された充実の一巻。
本格的な中井英夫読本は、考えてみると『中井英夫スペシャル』以来ということになるのではないかしらん。
小生は、元東京創元社の名編集者・戸川安宣さんと対談しております。
去年の盛夏、ヒビたんの神楽大会取材で岡山から帰着後、へろへろ状態で対談の場に駆けつけた記憶が(笑)。思えば刊行までずいぶんかかったもんだ(他人様のことは云えないけど)。
どちらも、まもなく店頭に出まわるかと思いますので、何卒よろしく〜。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月19日 03:05 | コメント (0) | トラックバック (0)
キャンドルナイトで聴く『真景累ヶ淵』先に告知しました、今週22日金曜夜の「Candle Night 2007」で上演される、怪談落語の演目が確定したそうです。
なんと「死神」に加えて、『真景累ヶ淵』より「豊志賀の死」が、やはり柳家三三師匠によって口演されるとのこと。まさに、当日発売の『幽』最新号「三遊亭圓朝」特集にふさわしい演目となりました。
しかも、入場は無料(笑)。こんな美味しいイベントがありましょうか!?
ぜひとも皆様お誘いあわせのうえ、御来場を賜りますよう、お願い申しあげます。
Candle Night 2007■URBAN CHILL■
【日時】6月22日(金)open18:30/start19:00
【場所】EX'REALM(エクスレルム)
〒150-0001 渋谷区神宮前1-12-6
http://www.exrealm.com
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月19日 02:22 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月18日
『女性セブン』から「てのひら」取材 小学館の『女性セブン』の記者N氏から、『幽』編集部経由で取材のオファーが。
先日の『朝日新聞』に載った「短編の波」記事をご覧になって、『てのひら怪談』に関心をもたれたらしい。ありがたいことである。
しかし、さすがは週刊誌、取材希望日が「できれば2、3日中に」とのことで急遽、神楽坂の喫茶店で面談することに。『響鬼探究』のカバーデザイン打ち合わせで、間村俊一さんの仕事場を訪ねることになっていたのである。
最近、主婦の間で高まっているという文筆熱と絡めての取材だったが、果たしてどのような記事になりますか、楽しみである。Nさん、お世話さまでした。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月18日 11:38 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月17日
噂の黒本 新潮文庫編集部のA氏から近刊『黒本』のゲラ刷りが送られてくる。
同社のPR誌『波』で書評を頼まれているのだ。
『黒本』といっても、黒史郎氏の本ではない(笑)。
福澤徹三氏の文庫書き下ろし新作である。
副題は「平成怪談実録」――そう、なんとあの新潮文庫から、オリジナルの怪談実話本が刊行されるのである!
おなじみの葡萄マークの扉に記された「黒本――平成怪談実録――福澤徹三著」の文字に、しばし感慨をもよおす。とうとう、怪談実話も、ここまで来ましたか……。

つい先日、角川文庫版『新耳袋』第九夜のために、〈新耳袋〉シリーズの歴史的位置づけをめぐる比較的長めの解説を寄稿したところでもあり、なんだかこの夏は、文芸としての怪談実話について、いろいろと考えさせられることになりそうな予感が(笑)。
ちなみに〈文豪怪談傑作選〉の『柳田國男集』と続巻の『○○○○○集』も、実を云うとそこらへんに、ひとつの照準を定めているのであった。こちらも乞う御期待である。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月17日 21:18 | コメント (0) | トラックバック (0)
キャンドル怪談ナイト!? え〜突然ですが、またしてもトークショーの御案内です。
小生にとっては遙かな後輩にあたる早稲田大学の学生さんたちが企画したユニークな催し。キャンドルナイトに怪談をからめてクールダウンしようという着想に感心して、講演をお引き受けした次第です。
しかも『幽』最新号の発売日に、柳家三三師匠による三遊亭圓朝作の怪談落語「死神」が口演されるという趣向もナイスではありませんか。ふるっての御来場をお待ち申しあげます。
Candle Night 2007■URBAN CHILL■
――でんきを消して、ホラーな夜を――
【chill】
1.[自](人を)ぞっとさせる
2.[他]寒気がする
毎年、夏至の日に行われるキャンドルナイトに、東雅夫様と、国分太一主演の映画「しゃべれどもしゃべれども」の落語監修・指導を担当した柳家三三師匠を迎え、怪談落語にまつわるイベントを行います。
【日時】
6月22日(金) open18:30/start19:00
【場所】
EX'REALM(エクスレルム)
〒150-0001 渋谷区神宮前1-12-6
http://www.exrealm.com
※入場無料・予約不要
※ただし、会場が満員になった場合入場を規制させて頂く場合もございます。お早めにご来場ください。
【お問い合わせ】
早稲田大学公認イベント企画サークル qoon 田村宏平
tamura.ameku@asagi.waseda.jp
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月17日 01:48 | コメント (0) | トラックバック (0)
『コミック幽』見本到着 『幽』創刊号から第6号までに掲載された漫画作品を集大成した『コミック幽』が完成しました。
幽の漫画部門を担当しているデスメタルSくん入魂の一冊です。

妖しい表紙画を描き下ろしてくださったのは、創刊号からお付き合いいただいているばかりでなく、『幽』怪談文学賞の選考委員までお願いしている高橋葉介さんです。
このボリュウムで本体価格952円は安い!(笑)
ビーケーワンに入荷次第、告知しますので、何卒よろしく。
一方〈幽ブックス〉第三弾となる木原浩勝『隣之怪 木守り』と中山市朗『なまなりさん』の2冊が入荷しております。
どちらも〈新耳袋〉の完成されたスタイルを潔く振り捨て、新たな試みに果敢に挑んだ野心作です。
それぞれに「俺はこういうのが、やりたかったんや!」という著者の叫びが行間から聞こえてくるかのようで(笑)、しばし感慨を催しました。
ソロとしての道を歩み出した新耳コンビの新たなチャレンジに、ぜひとも御注目ください。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月17日 00:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月16日
朗報ふたつ!西荻の会場で、幕開け早々に斉藤さんから報告があり、このブログでもとっくにお伝えしたように錯覚していたのだが(汗)まだでしたね、わはははは。
『てのひら怪談』の三刷が決定しました。
しかも前回の重版より1000部も多い、3000部増刷です。
これでトータルの出版部数が13000部となりました。
文芸書の単行本、それも決して万人向けとは云いがたい怪奇幻想系の書物としては、にわかに信じがたい部数だと思います。お買いあげくださいました読者の皆さまに、あらためて御礼申しあげます。
しかし…………単著でも、あやかりたいものですな(笑)。渾身の一冊『百物語の怪談史』、角川ソフィア文庫から7月25日発売予定。よろしく!
さて、もうひとつ朗報があります。
『てのひら怪談』作家のひとり、田辺青蛙さんの書き下ろし作品が、集英社発行の『小説すばる』8月号(7月17日発売予定)に掲載されることを、これまた西荻当日、来場されていた担当編集者のI氏から直接、確認しました。
「極上! 怪奇掌編」という企画だそうで、寄稿者の中には加門七海、福澤徹三というどこかで見たようなお名前も(笑)。実は小生も、同号で日野日出志さんにインタビュー取材することになっておりまして、期せずして編者三人が結集する号ということになります(あ、小すばには穂村さんも連載しているんだよな。今月号には京極さんの「南極」最新作も載ってるし/笑)。
田辺さんへの依頼は、『てのひら怪談』をご覧になったI氏が、ポプラ社経由で田辺さんに連絡をとり実現したものとか。田辺さんに限らず、今後もこうしたケースは増えてゆくことでしょうし、是非そうあって欲しいと願っています。
『てのひら怪談』をホームベースに、書き手の皆さんの活躍の場が広がってゆくことを期待したいと思います。
ポプラ社 (2007.2)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月16日 11:08 | コメント (0) | トラックバック (0)
街角に、怪談を! ラヴクラフト&クトゥルーで深夜まで盛り上がった余韻もさめやらぬまま、明けて6月10日は、西荻ブックマークの「てのひら怪談」イベント当日である。
午後2時過ぎに会場である西荻駅前の老舗レストラン「こけし屋」別館(お店の皆さま、お世話をかけました)に到着すると、斉藤さん、カマダさん、フジタさんのポプラ社特派部隊が『西荻てのひら怪談カードブック』の袋詰め作業に追われる傍で、加門七海さんと福澤徹三さんが和やかに談笑中であった。目の前には、これから三編者がサインをしなければならない『てのひら怪談』が堆く積み上げられて……(笑)。
せっせとサインをこなすうちに、斉藤さんたちの上司にあたるポプラ社の芝田部長や関連各社の編集者の方々、ブックマーク側の窓口となって多大な御苦労をおかけした小野塚力さん、高原英理さんと佐藤弓生さん(『かばん』での『てのひら』紹介、ありがとうございました〜)、ビーケーワン怪談大賞をスタッフとして支える辻和人さんとタカザワケンジさん、カードブック作成に御尽力いただいた綺朔ちいこさんと天野行雄さん@日本物怪観光、そしてメインゲストの穂村弘さん、北尾トロさん、さらにはシークレットゲストというか来賓としてお招きした京極夏彦さんと平山夢明さんが次々と到着。早くも何が何やら分かりません状態に突入していたのであった……。
いや、そのような事態となったのは、これすべて元をただせば――「てのひら怪談に関わった方々とこれから関わるだろう方々を最大限、西荻の地に招来する」という、小生自身のはなはだ無謀な一存に発するのである。
西荻ブックマークは「本」を中心に据えたイベントだという。小野塚さんからオファーをいただいたとき、小生が現在進行形で最も密に関わっていたのは『てのひら怪談』という一冊の本だった。
本としての『てのひら怪談』の顕著な特色は何か? おそらくそれは、66人もの著者と3人の編者と1人の担当編集者がいること。しかもその背後には、ビーケーワン怪談大賞に応募してくださった数百人ならびに賞の運営に携わったビーケーワン関係者数人という累積があった。
いわば「怪談の環」ともいうべき不思議な訴求力によって出来上がった本であるといってよい。しかも、そのパワーは本の形をとるにつれて益々強まっていったようで、本書に素敵な「形」を与えてくださったデザイナーの大久保伸子さんと写真家の前康輔さんを皮切りに、素晴らしい帯文をお寄せいただいた穂村弘さんと京極夏彦さん、さまざまな形で紹介記事を企画してくださったジャーナリスト諸兄姉……多くの方々の御助力と御支援によって、本書は当初思ってもみなかったほど多数の読者を獲得することができたのだった。
こんなにも多くの人を次々と巻き込んで際限なく広がってゆく書物は、四半世紀に及ぶ我が出版稼業においても初体験といってよい。
このような『てのひら怪談』の特色を、どのようにしたら、ブックマークというイベントとフィットする形で、紹介することができるのだろうか。
最初はいたって気楽に、地元にお住まいの穂村弘さんと対談する形で、本書のなりたちやらあれこれをお話しすればよいかな、共編者である加門さん福澤さんにも、もしお時間が許せばお越しいただいて話に加わってもらえたら嬉しいな……などと考えていたのだが、次第に、それだけでは物足りない気がしてきた。
せっかく西荻窪という個性的な土地で開催されるのだから、この地と『てのひら怪談』をもっと積極的にリンクさせる仕掛けが欲しい。ならば、「西荻窪」をテーマにした800字の怪談を公募して、西荻と所縁深い穂村弘さんと北尾トロさん、それに小生の三名が選者となって優秀作を選び、当日発表するのは、どうだろう。このさい、朗読なんかしちゃうのもよいかも知れないぞ(笑)。
……と、そこで想起されたのが、昨年開催された天野行雄さん@日本物怪観光の西荻イベントで展開された「妖怪栞大作戦」だった。ブックマークの協賛店にオリジナルデザインの栞を配置して、それらを蒐集して歩くことで西荻散策ができてしまうという天野さんの卓抜なアイディア! それならこちらは、西荻怪談の優秀作を掲載した「カードブック」を作成してみようじゃないか。
果たしてフタを開けてみれば、西荻怪談にはなんと総数121篇もの御応募をいただき、その中から8篇の優秀作品を収録した『西荻てのひら怪談カードブック』を、無事に発刊することができたのだった(制作費を負担してくださったポプラ社さんに感謝)。
つまり『てのひら怪談』の成り立ちをダウンサイジングして、西荻の地を舞台にいま一度再現してみせる点に、今回のイベントの眼目があったわけである。
それが、どこまで達成できていたのか、はなはだ心許ない次第ではある。
特にトーク開始直後は、もっぱら小生の個人的戸惑い(要するに自分がメインゲストの一人であるという自覚のないまま仕切り進行役まで兼ねようとしたために、自分の立ち位置を修正するのに時間がかかったのよ、とほほほほ)のためにバタバタしてしまい反省しきりであった。さりげなくフォローしてくださり、大いに場を盛り上げてくださった穂村さん、加門さん、福澤さん、トロさんに感謝します。
また、御多忙を極めるなか来賓としてお越しいただいた京極夏彦さん、平山夢明さんのお二人を、問答無用で演壇横の「特別席」に拉致するように指示したのも小生である。京極さん平山さん、本当に失礼いたしました。来場者の中には御両人のファンも多いだろうし、今回がその謦咳にナマで接する一期一会のチャンスとなる方だって少なくないだろう。かくなるうえは、客席から少しでもよく見える位置に、少しでも長くお座りいただこうと急遽、考えた次第。小生の暴挙に対して寛容を示され、あまつさえ卓抜な受け答えでトークにも再三からんでくださった京極さん平山さんに、心から御礼とお詫びを申し上げます。
御礼とお詫びといえば、トロさん、小野塚さん、それに当初から相談にのっていただいたハートランドの斉木さんのお三方をはじめとする西荻ブックマークのスタッフの皆さまには、想定外の事態の連続で御負担と御心配をおかけしたことをお詫びするとともに、お力添えに感謝したいと思います。本当にお世話になりました。
負担といえば、今回の件で最も忙殺されたはずなのが、『てのひら怪談』の生みの母というべき担当編集者の斉藤尚美さん@ポプラ社である。厳密にいえば本来の業務とは直接関わりのないイベントのために、ここまで入れ込んで休日返上で奔走し、万端遺漏なきお手配をいただけたことに、毎度のことながら深い敬意と感謝を捧げます。
『カードブック』の美麗なデザインとイラストを短時間で仕上げてくださった綺朔ちいこさん、カードの収納袋の雅趣に富むデザインと制作を、これまた突貫作業で遂行されたのみならず、当日会場に掲げられた「西荻てのひら怪談」の飾り文字まで凝った趣向で作成していただいた天野行雄さん@日本物怪観光のお二方にも、ただただ感謝あるのみ。
イベント終了後に開かれた、てのひら作家の皆さんによる懇親会の幹事役を引き受けてくださった酒月茗さん、『てのひら怪談』収録作にちなんだオリジナルデザインの「栞」を大量に作成してくださった(その一部は『カードブック』に入れて来場者の皆さんにもお裾分けされました)岩里藁人さんにも、篤く御礼申し上げます。
さて、「街角に、怪談を!」という謳い文句を完遂すべく、『西荻てのひら怪談カードブック』を、地元の協賛書店で販売していただく計画が、目下進行中です。具体的な詳細が決まり次第、当ブログでも告知をいたします。
当日会場に来られなかった向きも、ぜひカードブックを入手しがてら西荻の街を散策し、その魅力の一端に触れていただけたら嬉しく思います。
最後になりましたが、今回のイベントに御参加くださいました総ての皆さまに、心より御礼を申しあげます。ありがとうございました!
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月16日 04:10 | コメント (1) | トラックバック (0)
2007年06月15日
『ダニッチ・ホラー』トークショー『幽』はへろへろ状態で校了したものの、待ったなしのトークイベント連続と、さらに待ったなしの締切攻勢で更新が滞って失礼しました。いや、締切攻勢はこれからが本番なんですがね……。
というわけで、もう一週間前になりますが、渋谷のアップリンクで9日から上映開始された話題の画ニメ『H・P・ラヴクラフトのダニッチ・ホラー』トークショーに出席する。
お相手は監督で『スタジオボイス』編集長でもある品川亮さんと、今回の美術・人形制作すべてを独りで担当された美術家の山下昇平さん。どちらも初対面でしたが、とても気さくな方々で、ステージでも楽屋でも愉しくお話しさせていただくことができました。お気遣いの数々、ありがとうございました。
あ、それから素敵な恐竜&妖怪グッズの差し入れをスタッフに託してくださった某さんも、ありがとうございます!

『ダニッチ・ホラー』については、すでに何度かこのブログでも書きましたが、ラヴクラフト作品の映像化にかつてない角度から取り組み、その真髄に肉迫する、優れた試みたりえていると思います。
この映画化のために、風間賢二夫妻とわざわざ現地ロケハン(!)におもむいたという品川監督のこだわりの演出、部屋いっぱいにミニチュアのセットを展開し驚くべき映像宇宙を造りあげた山下氏、そしてジム・オルークによる蠱惑的音楽と、ミッキー・カーチスをはじめとする声優陣の熱演怪演……ぜひとも御一見のほどを。8月にはDVDも発売されます。小生と風間さんの寄稿エッセイ付き。
打ち上げ終了後、同行していた学研エソテリカ編集部の某氏たちと深夜の打ち合わせ。
唐突に閃いた「同時多発黒史郎計画」を発議したところ快諾を得る(笑)。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月15日 12:02 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月14日
てのひら通信(06/14)ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」が更新されております。
今週掲載されているのは、黒田広一郎さんの「母の話」と松音戸子さんの「コツ」――「幽明界を異にしてなお繋がる絆」つながりとでも申しましょうか、慕わしさと無気味さが交々に感じられるところが妙味の両篇であります。
来週は、立花腑楽さんの「月山幻夜」と白ひびきさんの「鵺の啼く山」をお送りします。御期待ください。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月14日 10:23 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月13日
夏の幽イベント御招待! 今夏の『幽』イベントの告知が、『ダ・ヴィンチ』とウェブ幽に掲げられております。
下記のとおり、どーんと無料御招待いたします(笑)。え、顔ぶれが何かの時と似ている!? き、気のせいですよ、きっと……。
応募は葉書郵送のみ。どうせ葉書を出されるのですから、余白に『幽』の御感想、リクエスト、スタッフへのメッセージなどお書き添えいただけると、とても嬉しいです。それで当選確率が上がるなんてことはもちろんありませんが(笑)……嬉しいんですよ!
幽PRESENTS 『怪談』トークライブ試写会
『怪談』の夕べ
今年の8月4日に全国公開予定の映画『怪談』と『幽』の合同イベントを開催します! 三遊亭円朝の『真景累ケ淵』を原作とする、この夏話題の映画『怪談』の試写の後、小説家の京極夏彦氏、平山夢明氏、『幽』編集長の東雅夫と、映画『怪談』の出演者(豪華ゲストを予定しています!)によるトークライブを開催します。今年のイベントは特別版として、ペアで350組(700名)を無料でご招待します。チケットの一般発売はございません。どうぞお早めにご応募ください!
先着で350組700名をご招待!
日程:2007年7月22日(日)
時間:開場15:30 開演16:00
場所:九段会館ホール
出演:映画『怪談』よりゲスト登壇(予定)、京極夏彦、平山夢明、東雅夫
応募方法:官製ハガキに、住所・氏名・電話番号を明記のうえ、以下の宛先までご応募ください。
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1-24 ハクバビル4F 株式会社P2
『怪談』の夕べ「ダ・ヴィンチ」係
※発表は招待券の発送をもって代えさせていただきます。個人情報は招待券の発送目的以外には使用いたしません。WEB経由での応募受付はしておりません。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月13日 12:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月09日
今度の『幽』はこんな顔! そして、いよいよ『幽』7号の表紙も完成!
祖父江さんには、幽ブックスその他でもいろいろ錯綜して(笑)お願いしている中、何とか間隙を突いて仕上げていただきました、ありがとうございます〜。

今号はちょっと趣を変えて、初夏らしいスッキリ爽やかなデザインになりましたな(笑)。
ちなみに写っている草地は、累ヶ淵の旧跡なんですけどね……。
ただいまビーケーワンで特典付き予約受付中です。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月09日 10:57 | コメント (2) | トラックバック (0)
カードブック本体も完成! 先ほど印刷所からポプラ社あてに、西荻カードブックの刷り上がりが到着したそうです。
したがって、まだ画像で確認しただけですが、なんとも素敵な仕上がりですぞ。
表面(作品本文側)は、こんな感じ――

そして裏面には……

こ〜んな感じで、綺朔ちいこさん描くイラストが印刷されていて、8枚を並べると、ひと連なりの絵が姿を現わすという凝った仕掛けになっているのです。
天野さん同様、突貫工事でイラストとデザインを仕上げてくださった綺朔さん、カードブックの制作手配全般を取り仕切ってくださった斉藤さん@ポプラ社に、篤く御礼申し上げます。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月09日 00:03 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月08日
西荻カードブックの袋が完成!天野行雄さん@日本物怪観光にお願いしていた『西荻てのひら怪談カードブック』の収納袋デザインが完成しました。

ちょっとレトロで妖しく可愛い、イメージどおりの袋になったと思います。
休むまもなく超特急で、印刷作業を進めて下さっている天野さんに感謝です。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月08日 11:53 | コメント (0) | トラックバック (0)
『幽』7号ラインナップ発表! 午前中は、ちくま文庫版『百物語怪談会』の再校ゲラを読み、
午後から深夜にかけては、メディアファクトリーで『幽』をひたすら校了し、
深夜から就寝までは、角川ソフィア文庫版『百物語の怪談史』再校ゲラに手を入れる。
朝起きてから眠るまで紙上百物語三昧……なんだか怪談トライアスロン・レースに挑戦してる気分になってきたヒガシです(笑)。
さて、気を取り直して、よううううやく確定した(らしい)『幽』第7号のラインナップを発表いたします。
今号もみっしりと怪談奇聞を(ほぼ)全ページに詰め込みました!
巻頭グラビア/霊なる日本 累ヶ淵へ 写真=MOTOKO
第一特集/三遊亭圓朝――百の怪談を夢見た男
対談 『真景累ヶ淵』を語る 尾上菊之助+京極夏彦
対談 映画『怪談』を語る 中田秀夫+平山夢明
インタビュー 一龍斎貞水 演者が語る「圓朝怪談噺」1
インタビュー 林家正雀 演者が語る「圓朝怪談噺」2
談話 圓朝怪談のルーツを探る 堤邦彦
日本怪談紀行 累ヶ淵幻景 東雅夫
ブックガイド 圓朝怪談読書案内(東雅夫)
レビュー 圓朝と怪談を楽しむCD&DVD(中野晴行)
綾辻行人「深泥丘魔術団」
京極夏彦「幽談 ともだち」
小野不由美「鬼談草紙」
山白朝子「鳥とファロッキーズ現象について」
有栖川有栖「海原にて」
恩田陸「僕の可愛いお気に入り」
牧野修「百物語」
木原浩勝「怪談ハンター」
中山市朗+北野誠「やじきた怪談旅日記」
福澤徹三「続・怪を訊く日々」
平山夢明「顳カミ草紙」
小池壮彦「日本の幽霊事件」
高原英理「記憶/異変」
安曇潤平「山の霊異記」
工藤美代子「日々続々怪談」
加門七海「怪談徒然日記」
ピーター・アンダーウッド(南條竹則 訳)「英国幽霊案内」
花輪和一「巣」
諸星大二郎「手形」
高橋葉介「顔」
押切蓮介「静寂の谷」
伊藤三巳華「伊藤三巳華の憑々草」
大田垣晴子「あなたが怪」
第二特集/朗読怪談 『幽』怪談文学賞受賞作家競作!
黒史郎「アカシ語り」
水沫流人「蹤(あしあと)」
宇佐美まこと「いつも一緒」
談話 黙読する怪談と音読する怪談 京極夏彦
加門七海 対談・第七回 ゲスト:立原透耶
牧野修「『ハナシをノベル』と怪談」
唐沢俊一「漫画についての怪談」
東雅夫「怪談文学史逍遥」
山田誠二「怪談映画を読む」
スポットライトは焼酎火・第七回/大江篤
佐藤弓生「短歌百物語」
日本の古き神々を訪ねて(八坂神社/北野天神)
作家探訪/紀田順一郎
アンドレ・モロア「幽霊屋敷」 紀田順一郎推薦/怪談名作再録
東アジア恠異学会 「怪談考古学【アルケオロジー】/蛇ノ巻」
第五回ビーケーワン怪談大賞開催!
てのひら怪談/我妻俊樹「旅館」
怪談ブックレビュー
ただいまビーケーワンでは↓豪華特典つき予約受付中。ぜひ!
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月08日 09:56 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月07日
てのひら通信(06/07) 先ほど親切な方から御教示をいただいて、慌てて某オンライン書店のランキングを覗いたら……『てのひら怪談』が624位!
来る西荻イベントへ向けて、最高の餞(はなむけ)を頂戴した気分です。感謝感激。
さて、 ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」、更新されております。
今回は、雨川アメさんの「柘榴」と夢乃鳥子さんの「水瓜」という「果実と骨肉」つながりの両篇です。
それぞれの果物にまつわる伝承的記憶が妖しい語りのまにまに明滅し、みずからの血脈に由来する底深い恐怖を呼び覚ます……熱に魘されて体感する夢魔のごとき「怪談情緒」を堪能していただきたいと思います。
次週は、これまた絶妙のコラボレーションで感慨深かった、黒田広一郎さんの「母の話」と松音戸子さんの「コツ」をお送りします。お愉しみに。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月07日 17:36 | コメント (0) | トラックバック (0)
朝日新聞でも『てのひら怪談』!昨日の読売新聞に続き、今度は朝日新聞6月7日付朝刊の文化面で『てのひら怪談』が紹介されました! カラー写真付きです。
この写真、さりげなく凝った撮り方がなされていて、本書のユニークな版組ばかりでなく、収録作品中たしか最短だったグリーンドルフィンさんの作品「火傷」が、目を凝らして読もうと思えば何とか全文読めないこともないという……(笑)。
吉村千彰記者の手になる記事内容も非常に興味深いもので、最近の出版界でひそかなトレンドになりつつある「ミニマム」志向――短篇や掌篇あるいはオムニバス流行のニューウェイヴについて、とても手際よくまとめられています。
ぜひ御一見のほどを。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月07日 13:53 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月06日
集計結果先日締め切った第2回『幽』怪談文学賞短篇部門の応募総数の集計が出ました。
今回は第1回よりも若干減って、総数281篇でした。
今年は長篇部門のほうに注力する方が増えたのでしょうか!?
前回の結果を受けて、どのような作品が寄せられているのか、一次選考の結果がとても愉しみです。
え〜、今回も応募作全篇に目を通せるかどうかは……すいません、もうしばらく考えさせてください(笑)。眼前の仕事の山を睨みつつ……。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月06日 19:33 | コメント (0) | トラックバック (0)
読売新聞に西荻関連記事読売新聞6月6日付朝刊の「都民版」に、「ニシオギ=夜の神保町」と題する記事が掲載されております。
夜おそくまで営業する古書店が西荻駅界隈に増えている現状と、西荻ブックマークの成り立ちを紹介した記事で、今週末の「西荻てのひら怪談」についても触れられています。
おかげさまで、ポプラ社さんには早速『てのひら怪談』の追加注文が入っているようです(笑)。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月06日 11:28 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月05日
待てば海路の日和あり学研某編集部のとあるエライ人から電話が。こりゃてっきり「ネクロノミコン様17位(最高位は17位まで行ってたそうな)記念祝賀会」のお誘いかと思ったら(笑)……違った。
「あーそのーいきなりでナンなんですがー、『ゴシック名訳集成 吸血妖魅譚』を出そうという話に……」
きたきたキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!!!
いやあ、これだから大好きなんだよ、気長につきあってると必ず良いことがある学研の社風ラブ。
そして、もちろんこれもまた、『ゴシック名訳集成』をはじめとする〈伝奇ノ匣〉シリーズを、文庫にしては法外な価格にもかかわらず、律儀に購入してくださった読者の皆さまの、一冊一冊の蓄積の賜物であります。
更めて深く御礼を申し上げます。
御支援に応えられるような良い本を作るべく、がんばります。
学研 (2004.6)
通常2-3日以内に発送します。
学研 (2005.2)
通常2-3日以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月05日 00:47 | コメント (3) | トラックバック (0)
2007年06月04日
共著から単著へ『幽』怪談文学賞トリオのデビュー作3冊に続いて、待望ひさしかった新作――『新耳袋』の木原浩勝、中山市朗両氏が、それぞれ単独での怪談実話執筆に挑んだ2冊もビーケーワン予約が始まっています。
『新耳袋』では封印されていた因果因縁譚の解禁に敢えて踏み切った木原浩勝の話題作『隣之怪』。
「長篇怪談実話」という新たな領域にチャレンジした中山市朗の意欲作『なまなりさん』。
どちらも怪談実話の新地平を切り拓こうとする意気込みにあふれた力作です。ぜひとも御注目のほどを。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月04日 12:02 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月03日
西荻てのひら怪談、入選作発表! いよいよ開催まで残すところ一週間となった西荻ブックマークの「てのひら怪談」イベント。
このほど「西荻てのひら怪談」公募に寄せられた作品の中から、選者3人それぞれのセレクションが確定しました。
◆穂村弘/選
君島慧是「黄金の宵」
高橋史絵「古井戸」
◆北尾トロ/選
添田健一「象を探して」
伊藤寛「赤いランプ」
◆東雅夫/選
不狼児「案内(あない)する」
春乃蒼「忍(しのび)」
さらに特別賞として、ポプラ社の担当編集者・斉藤尚美さんによるセレクション2篇が確定。当初は1篇の予定でしたが「どうしても絞れません、すいません!」ということで急遽、1篇増量となりました(笑)。
◆斉藤尚美/選
夢乃鳥子「紫紺の着物」
山本ゆうじ「本々の神」
以上の8篇は、当日来場者に配布される特製カードブック『西荻てのひら怪談』に収録されます。
カードブックは、カード装画=綺朔ちいこさん、収納袋制作=日本物怪観光(天野行雄)さんで、鋭意制作進行中です。
なお、残念ながら選に漏れた作品の中にも、捨てがたい魅力をもった佳品が数多くあります。
そこで、斉藤さんと相談の結果、追って「週刊てのひら怪談/西荻セレクション」として、それらの作品もポプラビーチで掲載してゆくことにいたしました。ちょっとした仕掛け込みで。ふっふっふ(謎)。
拡がりつづける「てのひら怪談」の世界に、今後とも御注目ください!
ポプラ社 (2007.2)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月03日 03:45 | コメント (0) | トラックバック (0)
特濃の週末先週末は土・日・月と連夜の集いがあって、元々はどれも別系統だったにもかかわらず、どういうわけか似たような顔ぶれ、しかもなぜか眼前を黒い革手袋が終始ヒラヒラするという、いろいろな意味で特濃な週末と相成った。
1日目は、とある上映&祝賀会に参列。前半は爆笑また爆笑、後半はほのぼのしみじみと、気持ちの良い会でしたな。
2日目は、神保町の古書会館で開かれたアンダーグラウンド・ブックカフェのトークイベント「新本格の20年――編集者・宇山秀雄の仕事」で司会役を務める。
故・宇山秀雄氏とことのほか所縁深い綾辻行人さん、有栖川有栖さんのお二人による心のこもった回想の数々から、稀代の名編集者の仕事ぶりが鮮やかに浮かび上がり、感慨を新たにした。
後半は、京極夏彦さんや大森望さん、そして宇山さんとタッグを組んで作家・綾辻行人を世に出した元キティ・レコード/現双葉社の編集Hさん(ライダーベルトを腰に巻いて仕事するオタクっぷりは世を忍ぶ仮の姿だったのか編集H!?)をはじめ、多くの方々にもコメントをいただき、とても充実した会にすることができて幸いだった。
会場には若い書き手や編集者の姿も散見されたが、良い勉強になったのではなかろうか。次の時代をつくってゆくのは、皆さんですぞ。
3日目は、同じくアンダーグラウンド・ブックカフェのトークイベント「書痴、〈異〉なる本を語る――〈異〉の世界シリーズ第一期完結記念」に、京極さん、天野行雄さんと共に、今度はゲストとして出演。
中公文庫BIBLIOの〈異の世界〉シリーズについては、このブログでも何度となく頌辞を捧げてきたが、第1期完結お疲れさん、第2期スタートがんばって!……といった意味合いのトークショーをおこなうことになったわけである。
前夜とは雰囲気が一変、三人それぞれに秘蔵の妖怪・怪談本を持ち寄っての寛いだ鼎談となった。主催側で何かとお世話をおかけした西秋書店さん曰く――「三人とも少年のようなまなざしだった」とか(笑)。そうだったかも知れません。小生は、最近なにかと気になっている、『民俗怪異篇』の磯清こと怪談文学の隠れた先達・磯萍水の本などを紹介してみた次第。
ちなみに、京極さん、天野さんには、かの『響き交わす鬼』をはじめとする〈妖怪文藝〉でもお世話になったわけだが、来月お目見えする予定の『響鬼探究』でも、またまた良い仕事をしていただいているので、どうか御期待あれ!
↑京極さんが自家製のカバーつき
初版を手に熱弁をふるった一巻。
↑担当編集Nの刊行にかける執念が
さわやかな感動を呼んだ一巻。
国書刊行会 (2007.6)
この本は現在お取り扱いできません。
↑7月には出ます出します
何とかします!
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月03日 00:11 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月02日
『幽』7号予約開始! クトゥルーの神々に負けてはいられません、怪談専門誌も頑張ってます!
6月22日発売予定の『幽』第7号のビーケーワン予約を開始したところ、早速、1日付け売り上げトップ10の第4位にランクイン。『紀香魂』に迫る勢いです(笑)。ありがとうございます。
今回もビーケーワン購入特典として、素敵な「ひみつメルマガ増刊号」を準備しておりますので、ふるっての御購入をお待ち申しあげております。
【幽7号はココに注目!】
※今号のメイン・テーマは「語る怪談」――第一特集「三遊亭圓朝」では、名人圓朝の『真景累ヶ淵』と同作にもとづく話題の新作映画『怪談』をめぐって、尾上菊之助&京極夏彦/一龍斎貞水/林家正雀/中田秀夫&平山夢明といういずれ劣らぬ語りの名手・座談の達人たちが徹頭徹尾語り倒します。また第二特集「朗読怪談」では、『幽』怪談文学賞受賞トリオ――黒史郎/水沫流人/宇佐美まことが「朗読されること」を前提とする新作短篇の書き下ろしに挑戦。それぞれ良い味を出してます!
※「語る怪談」といえば、大阪で「ハナシをノベル」という連続公演がおこなわれているのを御存知でしょうか? 関西在住の小説家たちが書き下ろした新作を落語家が口演するというユニークな試みです。そこで発表された牧野修の「百物語」が『幽』今号に掲載されます。鬼才マキノが仕掛ける「実話怪談朗読小説」とは如何なるものか!? 特別書き下ろしエッセイと合わせて、お愉しみください。
※そして「作家探訪」には、新刊『幻想と怪奇の時代』がビーケーワンで三桁の売り上げを記録した紀田順一郎が登場。同書では明かされなかったエピソードや、少年時代のアッと驚く恐怖体験、怪談愛好の原風景など、珍しい話題の数々を語っていただきました。
※そのほか連載陣も、ますます好調。なかでも有栖川有栖「海原にて」は、意表をつかれまくりの展開に呆然としていると幕切れ近くでさらなる怒濤の展開に滂沱の涙というなんだかもうワケが分からないくらいの凄い出来栄えです。思わず「ワーオワーオ!」とか(笑)「デンライナー!?」とか叫んじゃいましたよ、いやホント。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月02日 16:23 | コメント (1) | トラックバック (0)
18位って……!? 先ほどちょいとした必要があって、「ア」の字で始まる某オンライン書店のベストセラー・ランキングを覗いたら、『魔道書ネクロノミコン』が18位にランクインしていて、思わず卒倒しそうになった(笑)。
180位でも1800位でもない、18位だよ、おい!
しかも4000円もする大著がだよ、おいおい!!
ネクロノミコン様には、太古の昔の〈学研ホラーノベルズ〉時代にもずいぶんと助けていただいたものだが、効験いまだ灼(あらた)か、ということであろうか。
これでいろいろと、弾みがつくといいですなあ、いろいろと、ね。
国書刊行会の〈真クリ〉再生計画も着々と進展している模様だし、今年後半はラヴクラフト&クトゥルー神話でも大いに盛り上げていきたいものであることよ。
学研 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月02日 09:35 | コメント (1) | トラックバック (0)
2007年06月01日
宇佐美まこと、見参! 〈幽ブックス〉第三弾にして、『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作――宇佐美まことさんのデビュー短篇集『るんびにの子供』が、いよいよ発売されました。
収録作は5篇。受賞作以外は、もちろん総てが書き下ろしです。
受賞決定後、早速、編集を担当することになった『幽』編集部のデスメタルSくんとの間で、短篇集刊行へ向けての打ち合わせが始まり、1篇また1篇と、書き上がるたびに小生のところへも転送されてきました。
驚きました。
「るんびにの子供」が、新人らしからぬ抜群の完成度を誇っていたことが、決してフロックではなかったことを、それらの作品群は雄弁に物語っていたからです。
自分を孫だと思いこんでしまった要介護老人の家に居着いた不良青年を待ち受ける甘美でおぞましい陥穽を惻々と描く「柘榴の家」。
「手袋を拾う」という何気ない行為が、思いもよらぬ事態へヒロインを追いやってゆくスリリングな閉塞感が出色の「手袋」。
気怠い日常の背後に黒々と渦巻く日本的オカルトの世界を暗示的に描いて慄然とさせる「キリコ」。
ページを開くと建物や風景が飛び出して見える仕掛け絵本に託して、遠い日の悪夢と思春期の少年少女の淡いエロスが絶妙に交錯する、集中第一の力作「とびだす絵本」。
次にどんな物語を語り出すのか待ち遠しくてならない……読み終えて心からそう思える怪異の語り部がまたひとり呱々の声をあげたことに、今宵はそっと祝杯を挙げたいと思います。
メディアファクトリー (2007.6)
通常24時間以内に発送します。
↑購入特典付きで24時間以内出荷中!
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月01日 23:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
締め切るもの、始まるもの 怪しい夏の風物詩――第5回ビーケーワン怪談大賞の募集が始まりました!
専用ブログもすでに稼働を始めています(上の↑リンクから飛べます)。
……と思ったら、早くも投稿をいただいている模様ですね。
今年も多数の御応募をお待ちしております。
なお、今年から1人の応募者が投稿できるのは5篇まで、に規定が変更されましたので、くれぐれも御注意ください。
また、800字の字数制限も要注意。ワード数が800ではなく、1行20字×40行の書式に合わせて、40行をはみだしたら字数オーバーになります。従って1行アケなどの空白も字数にカウントされます。ただしルビ(よみがな)は字数から除外されます。
一方、第2回『幽』怪談文学賞短編部門は、本日6月1日午後11時59分が締切です。
長編部門の締切は8月3日です。こちらも奮って御応募ください!
『幽』怪談文学賞の公募詳細は→ http://yoo.web-davinci.jp/literary/
投稿者 東 雅夫 : 2007年06月01日 07:51 | コメント (0) | トラックバック (0)












