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2007年10月31日

帰着しました

 昨夜おそく、関西遠征から無事に戻ってきました。
 不在中、御不便をおかけしましたー。>関係各位

 とはいえ帰って早々、本日の午後3時がデッドラインという某『野性時代』の原稿(朱川湊人さんの〈わくらば〉シリーズ再開スペシャル用のエッセイ)を仕上げねばならず、実質的には今夕帰宅したのと同じことに……。

 怪談巡礼団の京都取材(ツアコンは畏れおおくも加門七海大先生)では、外人観光客と修学旅行生で原宿竹下通りさながらの(それと知らずに加門さんやMOTOKOさんにシャッターを押させた学生・ギャル多数!)清水寺境内で、世にも怖ろしい、名状しがたき、慄然たる怪異に遭遇しました……(以下、編集Rの書き込み@Web幽に続く予定!?)。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月31日 19:21 | コメント (0) | トラックバック (0)

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 7人目は「デウス・エクス・リブリス」で佳作入選の君島慧是さんからの回答です。君島さんは第2回『幽』怪談文学賞・短篇部門の最終候補にもノミネートされています。

【入選者インタビュー/君島慧是さんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現
在お住まいの都道府県は?
●東京都出身、東京都在住です。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●販売が主のフリーターです。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されて
いますか?
●漫画の登場人物と、漢字に対する自分の恥ずかしい誤解で生まれました。別の筆名は特に考えておりません。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●雑誌『幻想文学』のことを調べていて〈幻妖ブックブログ〉へ辿り着いたときに。

【Q5】御応募の動機は?
●修行です。自分の文の拙さ、特に冗長さを改善するために掌篇を書いてみようと考えていた矢先に公募の存在を知ったので、返すがえすも幸運でした。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●13年は経つと思います。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●ありません(ポプラ社刊『てのひら怪談』を除いて)。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●幻想と広義のSFに関わるものを目指しています。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●身の程知らずにも、プロ志望です。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇
どの分野が向いていると思われますか?
●長編――だと思っていましたが、すっかりわからなくなりました。

【Q11】御趣味は?
●喫茶店巡り。アニメ、映画鑑賞。デタラメにも程がある英語でロックを歌いながら、旅行パンフレットを眺めて行った気になることです。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●ガルシア・マルケス、シオドア・スタージョン、カート・ヴォネガット、ジョナサン・キャロル、梶井基次郎、筒井康隆、池澤夏樹。何度も捲るのはジェフリー・フォードの『白い果実』、ダン・シモンズの『ハイペリオン』、ロジャー・ゼラズニイの「フロストとベータ」、足穂の『一千一秒物語』です。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●去年の夏、公募がきっかけではじめて知りました。購入いたしました。これからも楽しみにしています。




『幽 第8号』

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月31日 18:37

2007年10月30日

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 6人目は「赤地蔵」で佳作入選の狩野いくみさんからの回答です。

【入選者インタビュー/狩野いくみさんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現
在お住まいの都道府県は?
●1976年生。女性です。近畿の水瓶の畔で生きています。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●家電のマニュアル編集者です。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されて
いますか?
●昔使っていた筆名を、名前だけ平仮名にしました。当時は何か考えがあってつけたような気がするんですが、さすがに忘れてしまいました。今後もこれでいくつもりです。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●友人の紹介です。

【Q5】御応募の動機は?
●この2年ばかり仕事と遊びにかまけてすっかり鈍っていたところに、上記の友人がざざーっと水を注いできたので。さすがに手が飢えてきていたらしく、やり始めるとぽぽーんと。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●途中途中断筆していた時期もあるので、見よう見まねも含めて正味15年くらいでしょうか。一進一退オートリバースです。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●シナリオ書きのバイトをしていたことはありますが、特にはないです。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●気がついたら幻想的な話かぬるめのSFになってるんですが、読み終わった後も覚えていてもらえるような、うっすらでも残るものが書けたらと思っています。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●現職がアレなので常に締め切りがっちりですが、いつかはじんわりそちらに人生スライドしたいものです。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇
どの分野が向いていると思われますか?
●技術的なところはともかく、どうも短編の連作が好きなようです。

【Q11】御趣味は?
●南の島旅行です。年に2回行けたら御の字ですが。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●椎名誠さんの諸々、海外物ではタニス・リーも好きです。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●去年くらいから、病院の待合室で出会った謎の怪談誌をちくちくちくちく読み進め、ある日唐突にそれが幽vol.2だったことに気づきました。今は購読しています。




『幽 第8号』


投稿者 東 雅夫 : 2007年10月30日 08:29

2007年10月29日

てのひら通信(10/28)

 『てのひら怪談2』の本文チェック、赤入れ作業を完了しました!

 じっくり時間をかけて読み直し、更めて感心させられた作品も少なくありませんでした。
 単行本発売に向けて、とても手応えを感じております。

 現在、小生は関西遠征中につき、斉藤さん@ポプラ社に校正ゲラが届くのは、週明けになります。
 それから著者の皆さんに発送する段取りとなりますので、ゲラがお手元に届くのは、週なかばくらいかと。
 それまでに、自分なりの作品推敲作業および心の準備をお願いします(笑)。



投稿者 東 雅夫 : 2007年10月29日 02:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 5人目は「アキバ」で佳作入選の亀ヶ岡重明さんからの回答です。亀ヶ岡さんは昨年の第1回『幽』怪談文学賞・長編部門でも最終候補にノミネートされていました。

【入選者インタビュー/亀ヶ岡重明さんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現在お住まいの都道府県は?
●昭和43年、関東地方、男です。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●自営業です。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されていますか?
●動物のカメが好きなことと、素人ですが考古学に興味があって、青森県の亀ヶ岡遺跡から出土した遮光器土偶のファンなので、二つをひっくるめてつけました。なので、青森県に憧れる気持ちはあるんですけど、青森出身ではないのです。まぎらわしかったらすみません。なお、もともとハンドルではなく、筆名なので別の筆名は予定していません。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●去年の秋、『幽』のサイトを見ていたところ、「週刊てのひら怪談」へのリンクが張られていたので、まず行ってみました。そこにビーケーワン怪談大賞ブログへのリンクが張られていたので知りました。

【Q5】御応募の動機は?
●掌編小説はあまり自信がなかったので、修練のつもりで挑戦してみようかと。もちろん、出す以上は受賞したかったので、いろいろ研究はしました。もう一つ、単純な動機として「とにかく怪談が好きだから書きたい」というのもありました。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●まだ1年目、と言いたいところなんですが、実は10代の頃からやってきたので、もう20数年になるかと思います。ちっとも上手くならないので、自己嫌悪に陥ることもしばしばあります(苦笑)。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●地方の自治体が主催する童謡の賞や、新聞社が主催する詩の賞に投稿して入賞し、活字化されたことならあります。怪談だと、某アミューズメント施設が主催する公募で特別賞をいただいたことがあり、その内容をもとにした話が文庫本に収録されました。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●ここ何年かは現代ものの怪談と、古代を舞台にしたヒロイックなファンタジーを並行して書いています。時代小説、人情話、動物文学なども好きなので、いろんなものをやってみたいです。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●よく笑われるんですけど、プロ志望です。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?
●もともと読むのも書くのも長めの短編が好きなのですが、ここ3年ぐらいは長編を書くトレーニングを積んできたので、いまは短めの長編の方が得意かも……。もっとも、どれもいまの百倍は努力しなきゃモノにならないと思っていますけど。

【Q11】御趣味は?
●土偶作り。カメのブリーディング。どちらも近頃はさぼっていますが。それから、格闘技をテレビで見るのも好きです。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●『鬼平犯科帳』『剣客商売』など池波正太郎さんのシリーズもの。『陰陽師』『闇狩り師』など夢枕獏さんのシリーズもの。けっきょく、ヒーローが出てくるエンターテイメントが好きなんですよね(笑)。怪談はいろいろな作家の作品を読むようにしていますが、『新耳袋 第四夜』が好きでしたし、岡本綺堂さんのファンでもあります。また、ブラックウッドの作品に興味があるのですが、翻訳ものがあまり手に入らないのが残念です。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●もちろん知っています。購読したこともあります。



投稿者 東 雅夫 : 2007年10月29日 01:22

2007年10月27日

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 4人目は「客」で佳作入選の我妻俊樹さんからの回答です。我妻さんは第3回応募の「歌舞伎」で大賞も受賞されています。

【入選者インタビュー/我妻俊樹さんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現在お住まいの都道府県は?
●1968年、横浜市生まれ。男性。東京都在住。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●ほぼ無職のフリーター。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されていますか?
●ほぼ本名。このままでいきます。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●おそらくネット上のどこかで。第3回の募集が始まる頃に。

【Q5】御応募の動機は?
●怪談(怖さ)・掌篇(短さ)と好みが二つ重なっていたので。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●13年くらい。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●第3回で大賞を頂き『てのひら怪談』に掲載。今出ている『短歌ヴァーサス』11号に短歌を寄稿しています。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●怪談と純文。世界が歪みながら希望に見えてくるもの、が書ければと思います。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●はい。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?
●掌篇と短篇。長編は書いたことがありません。

【Q11】御趣味は?
●無趣味です。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●フィリップ・K・ディック。怪談でいうと岩波文庫の『冥途・旅順入城式』(内田百
間)が愛読書で教科書。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●2年前に受賞・掲載して頂くまではぼんやりとした認識でした。



投稿者 東 雅夫 : 2007年10月27日 07:45

2007年10月26日

てのひら通信(10/26)

 すでにお気づきの方も多いと思いますが、いよいよビーケーワンにて『てのひら怪談2』の特典付き先行予約が開始されております。
 今回の特典は、受賞者による特別書き下ろし作品に加えて、ポプラ社の担当編集者である斉藤尚美さん@新妻が、全100篇すべてについてコメントを記すという法外な(!?)企画も。
 ぜひとも御予約のほど、お願い申しあげます。

happysaito.jpg

↑お友達が描いた「斉藤さん、結婚おめでとう!」の図。
御本人の承諾をいただき、特別公開。

 さて、ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」西荻シリーズも更新されております。
 今週は添田健一さんの「象を探して」と中村平信斎さんの「空飛ぶピンクの象」という、ファンタジックでハートウォーミングなお話です。優しい街や西荻はー。
 なお、作中に登場するピンクの象のハリボテは、現在も駅前商店街のアーケードに吊されていますので、西荻にお立ち寄りの際は、ぜひ御一見のほどを。

 次回は、春乃蒼さんの「忍(しのび)」と高橋史絵さんの「古井戸」をお送りする予定です。



投稿者 東 雅夫 : 2007年10月26日 09:09 | コメント (0) | トラックバック (0)

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 第3弾は「女」で「愉しませてもらいました賞(加門七海選)」を受賞された武田若千さんからの回答です。

【入選者インタビュー/武田若千さんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現在お住まいの都道府県は?
●1977年生まれ、関東在住。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●たぶん、妖怪・怪談関係の本か、サイトのリンクから知ったのだと思われます。

【Q5】御応募の動機は?
●『てのひら怪談』が好きだったので。応募作がたくさん集まれば『てのひら怪談2』が出るかと思って。まさか、そこに載せていただけるとは思っていませんでしたが。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●16年ほど。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●創英社第35回超短編コンテスト月間賞受賞「神様」(2008年刊行予定『超短編の世界 vol.1』収録予定)。創英社第40回超短編コンテスト入賞「海辺の食堂」(収録予定なし)。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●どういうジャンルが向いているのか模索中。いろいろ書いていきたいです。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●はい。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?
●掌編、短編。

【Q11】御趣味は?
●豆本制作、ミニチュア制作などの手仕事。読書、散歩、写真、セキセイインコなど。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●梨木香歩、小野不由美、京極夏彦。『新耳袋』全十夜(巻)。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●創刊号から欠かさず購読しております。


投稿者 東 雅夫 : 2007年10月26日 08:36

2007年10月25日

『クトゥルー神話の謎と真実』

 関西遠征に出立する日の朝方までかかって、なんとか監修作業を終えたのが、学研ヴィジュアル版「謎」シリーズの『クトゥルー神話の謎と真実』。

 先に発売された別冊エソテリカ『クトゥルー神話の本』が、往年の『クトゥルー神話大全』を引き継ぎつつも、より活字重視のリニューアルを試みたのとは対照的に、こちらはまさにヴィジュアル重視。
 まだ小生は簡易出力のゲラでしか見ていないのですが、いま最も旬な現代日本のイラストレイター諸氏を結集して、新たなクトゥルー魔界を顕現させることに成功しているように思います。
 特に、黒史郎&山下昇平コンビによる、とある試みは、実に刺激的。これはクトゥルー・ジャパネスクに画期をもたらす第一歩となるかもしれませんぞ。

nazocthulhu.jpg

 ラヴクラフト/クトゥルー神話の世界に、これから飛び込んでみようという読者には最適の入門ムックではないかと思います。11月上旬発売。
 なお、小生は『クトゥルー神話の本』に寄稿した、戦前から1950年代までのラヴクラフト/クトゥルー神話受容史の続篇というべき、怪獣vs妖怪vs邪神が三つ巴でカオス状態となっていた、懐かしいあの時代について、寄稿しております。嗚呼、クトゥルーAlwaysよ……(笑)。

 ちなみに現在、ビーケーワンでも「ラヴクラフトとクトゥルー神話」ブックフェアが開催中です。
 ぜひ御高覧・御購入くださいますよう、お願い申しあげます。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月25日 18:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

好みの絵柄は?

 『てのひら怪談2』のカバーデザイン案が到着。
 今回も大久保伸子さん(デザイン)と前康輔さん(写真)のコンビによる見事なプランを頂戴しました。ありがとうございます!

 実は確定案以外にも、いくつかのパターンを御提示いただきました。
 どれも良い出来で、サイトウさんともども、どれにするか悩むこと悩むこと(笑)。
 せっかくですので、お二人の了解をいただき、皆さまにもお披露目することにしました。
 絵柄に使われている写真は、順に「花火」「炎」「紫」です。

 どれがお好みか、よろしければコメント欄に御感想をお願いいたします。

2cvrhanabi.jpg

2cvrfire.jpg

2cvrpurple.jpg

(C)大久保伸子 (C)前康輔
※画像の無断転載は御遠慮ください

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月25日 10:35 | コメント (9) | トラックバック (0)

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 第2弾は「角打ちでのこと」で「愉しませてもらいました賞(福澤徹三選)」を受賞された日野光里さんからの回答です。

【入選者インタビュー/日野光里さんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現在お住まいの都道府県は?
●1970年4月1日生まれです。学年で最年少でした。4月1日まで上の学年なんで。生まれは大分県日田です。性別は女性。現在は福岡県に住んでいます。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●シナリオライターをしています。ゲームシナリオを書くことが多いです。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されていますか?
●中学からずっとこのペンネームです。下の名前は本名でそれをモジりました。ちなみに県産米ヒノヒカリと同じです。というとみなさん覚えてくれます。俳句のときは越光里(コシヒカリ)にしています。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●『ダヴィンチ』と『幽』を愛読しているので、それで知りました。

【Q5】御応募の動機は?
●福岡(現住所)の大先輩福澤先生が選考委員だったからです。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●中学入学前から。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●ショートショートで過去に何度か雑誌に載りました。九天社刊の「マチともの語り」に小説『中洲カレイドスコープ』を掲載しています。ソフトバンククリエイティブ社刊のフレックスコミック「ホームズツインズ!」では漫画シナリオ担当で名前が出てます。あとはゲームの製品のクレジットに何度か出ています。ケータイにも仕事として小説連載してたりします。それからこれは採話になりますが、『「超」怖い話』の彼岸都市には私の提供した話が4話掲載されています(河童、井戸、百鬼夜行、疳の虫の話)。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●田舎のドロドロした話が書きたいです。あと、歴史ミステリーも大好きです。猟奇も好きです。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●プロ作家希望です。共著はいくつか出版したので、ひとり名義の小説本を出したいです。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?
●ショートショーターなので掌編向きです。

【Q11】御趣味は?
●資格取得。ただいま気象予報士をめざして学校に通っています。私の中では怪談好きが嵩じて気象予報を学んでいるのですが、誰も信じてくれません(涙)。納得してくれたのは大学の先生で妖怪の研究をしている人と気功をしている友だちのみ。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●福澤徹三氏、京極夏彦氏、加門七海氏、宮部みゆき氏の江戸もの、綾辻行人氏、島田荘司氏、平山夢明氏、石黒曜氏、鯨統一郎氏、高木彬光氏、マイケル・クライトン、トマス・ハリス。人が死なない本は基本的に読まないのでホラーとミステリーばかりに偏っています。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●いつも楽しみにしています。『幽』主催の映画「怪談」のトークライブにはそれ目的で上京しました。


投稿者 東 雅夫 : 2007年10月25日 10:03

2007年10月24日

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 今回もまた、単行本化へ向けての準備作業の一環として、第5回に入選された方へのメール・インタビューを実施しました(前回登場の方は除く)。あくまでも御本人の裁量で、回答可能な範囲で答えていただいております。
 第1弾は「グラマンの怪」で「愉しませてもらいました賞(東雅夫選)」を受賞されたうどうかおるさんからの回答です。

【入選者インタビュー/うどうかおるさんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現在お住まいの都道府県は?
●1939(昭和14)年、東京都杉並区生まれです。女性。現在、東京都町田市在住。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●長い間フリーの技術翻訳をしていました。現在は文学系の翻訳を出版社に売り込み中です。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されていますか?
●「うどうかおる」は、すでにペンネーム「有働薫」を使っていますので、それをひと目で読みやすくするつもりで、ひらがな書きにしました。このままで行きたいと思います。「有働」は熊本県菊池市の父方の本家の名前だそうです。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●『幽』7号誌上で。

【Q5】御応募の動機は?
●『幽』7号の紀田順一郎さんの文に衝撃を受けて。この体験が怪談になり得るポイントは、たった一人で突然攻撃を受けたことにあると思いました。集団で、例えば勤労動員された工場から避難した方々の話を伺って、今はそう思っています。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●怪談ははじめてです。現代詩は30年以上やっています。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●受賞はありません。詩集の自費出版、翻訳の企画出版はあります。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●若い時とは書けるものが変ってきました。今は想像力によるものよりも、これまでの体験の中から、忘れがたいものを作品化できればと思います。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●もちろん、形式にかかわらず、注文があって収入を得たいです。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?
●書きたくてもなかなか難しいです。今回落選した2編の方が、自分としては力を入れたので、創作力はまだないのでしょう。折に触れて短いものを書きためて置き、長編に合体できないかと考えますが。

【Q11】御趣味は?
●フランス現代詩の翻訳。仕事としては成り立たないので残念ながら趣味としかいえません。パソコン入力中にCDを聞いています。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●いま、原光訳のメルヴィル『白鯨』を読んでおり、メルヴィルのほかの小説、詩にも惹かれています。でも読みにくいです。フランス詩ではやっぱりボードレール、ランボーです。翻訳で。原文はときどき照合する程度。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●今回、『幽』7号をたまたま手に入れて知りました。



投稿者 東 雅夫 : 2007年10月24日 14:16

2007年10月23日

いざ、京都へ!

 「綾辻行人さんと森見登美彦さんの対談の件、諒解とれました、バッチリです」
 「あやかし京都大座談会、セッティング完了です!」
 「カモンさんと大森亮尚先生の対談場所、決まりました。明日香村の近辺だそうです」
 「怪談巡礼団/京都結界紀行のコースをそろそろ確定しないとやばいっすよー、編集長!?」

 …………ハッと気がつけば、明日からほぼ今月いっぱい、京都方面に長逗留することが、なし崩しにというべきか雪崩を打ってと申すべきか(笑)、とにかく目まぐるしい勢いで決まっていた。

 いよいよ本格始動した『幽』第8号の第一特集「京都怪談」の取材もろもろが当然のことながらメインなのだが、たまたまそれに先立つ24日に、堤〈江戸の怪異譚〉邦彦先生のお誘いにより、京都精華大学で講演をさせていただくことが前々から決まっていたため、思いのほか長期間、東京を留守にすることになった次第。

 というわけで、関係各位には不在のあいだ御迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
 今回はもっぱら都市部におりますので、携帯電話とメールは通常どおり稼働します。
 FAXおよび宅配等を送られる際は、お手数ですが必ず事前に連絡をくださいますよう、お願い申しあげます。

『幽 第8号』


投稿者 東 雅夫 : 2007年10月23日 14:35 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月22日

てのひら強化ウィーク、始まります。

 ……というわけで。
 ビーケーワンの辻さんプロデュースによる「ヒモロギヒロシさんインタビュー by 田辺青蛙」が下記にアップされました。よろしく御愛読のほどを。

 この記事を皮切りに、第5回ビーケーワン怪談大賞入選者の皆さんへのメール・インタビューを連続掲載して参ります(ただし、なにせ人数が多いので、すでに第4回でインタビューした方は除きます)。
 こちらも、どうかお愉しみに!


投稿者 東 雅夫 : 2007年10月22日 23:53 | コメント (0) | トラックバック (0)

第5回ビーケーワン怪談大賞/大賞受賞者ヒモロギヒロシさんに聞く

ユニークな感性を示した「死霊の盆踊り」で見事「第5回ビーケーワン怪談大賞」大賞を受賞されたヒモロギヒロシさんに、怪談作家・田辺青蛙さんがインタビュー。創作の秘密から趣味の話まで、ヒモロギヒロシの世界を覗いてみましょう。(T)


ヒモロギヒロシ(以下=ヒ)
田辺青蛙(以下=田)

田:実を言うと僕が東さんのブログとビーケーワン怪談大賞を知ったきっかけは、ヒモロギさんのサイトの掲示板なんですよ。
初めて読んだヒモロギさんの作品「デッドヒート」は笑える怪談ってことでかなり衝撃的でした。
あのようなユーモラスな怪談の発想はどこから来るのでしょうか?

ヒ:怪談の核は「怖さ」よりもむしろ「非日常性」とか「異質性」のほうにあるのではと考えています。僕の場合「異質性」を煮詰めすぎた結果としての「滑稽さ」がやたらに目立ってしまうようです。

田:なるほど「怖さ」以外の部分を煮詰められた書かれたのですね。
ところで、今回大賞を受賞されました『死霊の盆踊り』ですが、何故にこの映画で怪談を書こうと思われたのですか?

ヒ:タイトルは話を書いた後で、何か納まりのいい言葉はないかってことで付けました。
実をいうと『死霊の盆踊り』は見ていないんですよ。
ただ、Z級の映画ってことでどこからか仕入れた知識が頭の中にありました。
作品の内容については、ホラー映画を観たあとや夜中にラップ音が鳴って恐怖を感じた時、トトロの歌を歌ったり、トラボルタ感覚でダンサブルに踊ったりといった奇矯な振舞いで場の雰囲気を転換させ、不穏な空気を消し去るように務めます。
こうした実地の体験を創作怪談に還元することは出来ないかと考え、あの作品を書くに至りました。
あれに登場する阿呆のモデルは僕自身です。

田:モデルは何とヒモロギさんご自身だったのですか、そしてあの映画を見ていないんですか! 僕は見ましたよ、あれは学芸会レベルだったよマジで。
ヒモロギさんのサイト「死せる魂の会」にもかなりの数の映画のレビューがアップされていますよね。

ヒ:映画は昔は1日1本くらい見ていましたが、今はそんなに見ていませんね、週に2、3本くらいのペースです。
だからサイトのレビューも昔のを思い出しながら書いているのもあります。

田:週2、3本でも結構多いですね。
かなりの映画好きのようですが、最近見た中で印象深かった映画はありますか。

ヒ:『グラインドハウス』(『プラネット・テラー』と『デス・プルーフ』の二本立て)が凄くよかったです。あとは、こないだ『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』のDVDを手に入れたので、毎晩寝る前に観ています。

田:どの映画のタイトルも面白そうですね、今度ビデオ屋で借りてこようかと思います。
そして、「死せる魂の会」は昔からの有名サイトですがアクセス数はどれくらいですか?

ヒ:100万アクセスを達成していますが、更新頻度が下がったせいか今は1日アクセス数は100人くらいです。

田:ヒモロギさんは1000字小説というのもサイトで書かれていますが800字とは違いますか?

ヒ:800字の方が若干タイトかな、自分は結末を考えないで書き進んで1200から1300字くらいになったのを摘まんで詰めていくんですが、その作業が楽しいですね。推敲はかなり重ねていて一つの作品を50から60回くらい見なおしていますし、印刷したり音読もしています。
田辺さんはどういう風に書かれていますか?

田:僕は漫画を読みながらだらだらと書いています、推敲はあんまりしないですね(汗)。
ヒモロギさんは漫画とかって読みます?

ヒ:ジョジョとかゾンビ屋れい子とか好きですよ。

田:同じだ! あとそれに僕の場合は遊・戯・王が加わります。
ジョジョは何部がお好きですかね?

ヒ:うーん難しい質問ですが、4部の杜王町って僕の地元がモデルの町なんですよ。

田:へぇー、それは知りませんでした。

ヒ:で、田辺さんはよく漫画を読みながら書けますね、僕の場合音楽が流れていても書けなくなります。
だから静かな環境で執筆しているのですが、その場合怪談を書くと怖いんですよ。
それで怖くない怪談を書いているのかも知れない。

田:静かな環境で1人じっと怖い怪談なんて書いていたら気が狂いそうですよね。
ところで話題は変わりますが、ヒモロギさんが好きだと思われる藤岡弘の探検シリーズについて一言お願いします。

ヒ:大好きなので復活を希望しています。
選評で加門さんに挙げて頂いた「水獣モガンボを追え」は、探険シリーズに捧げたオマージュです。

田:「水獣モガンボを追え」を読んだ時には、このネタで怪談とはやられた! と思いました。
ヒモロギさんが800字怪談について思うことをお願いします。

ヒ:怪談以外にもいろいろな分野に拡大し、いつか「800字小説」がジャンルそのものとして定着することになれば面白いのではないでしょうか。ちなみに僕はいま『マリみて』(=『マリア様がみてる』)にハマっているので、どこにも出す当てのない800字百合小説を書いて遊んでいるところです。

田:それじゃ、僕はこんど800字BL(ボーイズラブ)掌編にでもチャレンジしてみようかな。
今日はお忙しい中ありがとうございました。

■ヒモロギヒロシのお勧め作品
『妖怪ハンター 水の巻』 集英社文庫
『妖怪ハンター 地の巻』 集英社文庫
『小説宗像教授伝奇考 縄文の磐音』 KCノベルス
『宗像教授異考録 第6集』 BIG COMICS SPECIAL
『ゾンビ屋れい子 1 百合川サキ編 』ホラーMコミック文庫
『ジョジョの奇妙な冒険 47 さよなら杜王町 黄金の心の巻』 ジャンプ・コミックス
『幻獣ムベンベを追え』集英社文庫

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岩里藁人作「死霊の盆踊り」イラスト

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ヒモロギヒロシ近影

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ヒモロギヒロシの仕事場



投稿者 coolmint : 2007年10月22日 11:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月19日

ある法則

 神保町の某古書店から電話で、てっきり抽選に外れたとばかり思っていた本が、実は当たっていたことを知らされ、喜び勇んで馳せ参じる。

 懐具合が心許ないときに限って、高額本が当選するという法則は、今回も健在だったか! わはははははー(泣)。

 いや、怪談文芸の資料として長いこと探していた本なので、またとない僥倖なんだけどね。
 小村雪岱の典雅な装画が、目に心地よいこと限りなし。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月19日 19:34 | コメント (0) | トラックバック (0)

てのひら通信(10/19)

 ちょっと色々とバタバタしておりましたが――さすがに著者100人ともなると大変です――このほどようやく『てのひら怪談2(仮)』収録作家100人が、最終確定しました。
 夢乃鳥子さんが今回は都合により掲載を辞退されたため、次点の別水軒さんが新たに繰り上げ収録となりました。

 なお、今回連絡の取れなかった方や夢乃さんについても、第5回応募作を中心に編纂刊行を予定している『てのひら怪談3(仮)』に掲載できるのではないかと思っています。引き続き、何かお心当たりの方は情報をお寄せくださいますようお願いいたします。

 目下、斉藤さん(入籍おめでとう!)が鬼気迫る形相(推定)で入稿作業中。ゲラが出たら小生が赤入れをおこない、著者校正に……という段取りになりますので、収録作家各位にゲラが届くのは、まだしばらく先になります。
 もちろん、その間に、自分なりのさらなる推敲を心がけておいていただければと思います。

 さて、ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」西荻シリーズが、更新されております。
 今週は、Firoswiさんの「赤いランプ」と長島槇子さんの「朝顔」です。
 あの中井英夫さんが戦後の一時期、仮の栖としていた頃の西荻窪を彷彿させるような、セピア色に翳った西荻の街の一面を窺わせる両篇だと思います。

 次回は添田健一さんの「象を探して」と中村平信斎さんの「空飛ぶピンクの象」をお送りします。
 なお「象を探して」は、西荻てのひら怪談イベントの際、北尾トロさんが推奨作として朗読した作品です。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月19日 18:28 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月15日

11月7日は恒川光太郎の日!?

 恒川光太郎の最新作『秋の牢獄』の書評(角川書店『本の旅人』掲載)を、ようやく書きあげる。

 表題作のほか「神家没落」「幻は夜に成長する」の全3篇を収める、ある共通したテーマをめぐる短篇集だが、3作揃ってあまりにも素晴らしい出来映えだったので、その魅力をいかにして伝えようかと肩に力が入りすぎてレビュー執筆に時間がかかっているのだとばかり思っていたのだが、どうやらそれ以外に、まったく別件の懸案事項について、このところ無意識にずっと思いめぐらせていたことが少なからず影響していたらしいと気がついて、ちょっと愕然とする。
 入浴中、あたかもばらばらのパズルピースが総てぴたりとハマるかのごとく、突如として懸案の「解答」が閃いたのだが(やったー!)、それ以降、スラスラ筆が運ぶようになったのだから現金なものである(笑)。

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↑『秋の牢獄』のプルーフ(仮綴本)

 いずれにせよ『秋の牢獄』は、怪談ファンにも幻想文学ファンにも、柳田國男ファンにもウィリアム・ホープ・ホジスンのファンにも(!?)、超オススメなのだ。

 あ、ちなみに11月7日は本の発売日ではないのだが(今月末発売予定)、では何の日なのかは、本書を読んでのお愉しみということで!



恒川光太郎『秋の牢獄』

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月15日 01:16 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月12日

クトゥルーからタオへ!?

 英文学者として、そして近年は老子/タオの研究家、実践者として高名な加島祥造氏の新著『求めない』が、アマゾンの売れ行きランキングで第2位にランクインしているのをたまたま見かけて、驚嘆する。2位だよ2位!

 すでに『クトゥルー神話事典・第三版』やエソテリカ別冊『クトゥルー神話の本』をお読みになった方は御承知かと思うが、加島氏は、日本で最初にラヴクラフト作品の翻訳(『文藝』1955年7月号掲載の「壁の中の鼠群」)を手がけられた方であり、『クトゥルー神話の本』所載の拙稿執筆に際して、当時の経緯を編集部を通じて問い合わせたところ、すぐさま懇切な御返信を頂戴し、その転載をも御快諾くださった。

 現在のお仕事とラヴクラフト/クトゥルー神話とは、ほとんど何の関わりもないとはいえ、齢80を超えてのこの御活躍ぶり――なにがなし心愉しくなってくるではないか。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月12日 19:26 | コメント (0) | トラックバック (0)

てのひら通信(10/12)

 さる原稿にいささか気負いすぎて詰まっていたら、もう週末に(汗)。

 というわけで、ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」西荻シリーズも、無事に更新されております。

 今週は、中根優作さんの「変な客」、山本ゆうじさんの「本々の神」という書物綺譚の共演です。
 個性的な新刊書店や古書店が数多い西荻の街の一面を垣間見させてくれる作品と申せましょうか。

 次回は、Firoswiさんの「赤いランプ」、長島槇子さんの「朝顔」をお送りします。
 なお、すでに『ダ・ヴィンチ』誌上などでも発表されておりますが、長島さんは第2回『幽』怪談文学賞・長篇部門の最終候補のおひとりでもあります。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月12日 11:27 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月09日

三峯参拝2007

 クトゥルー・イベントによって総身にまとわりついた這い寄る混沌ならぬ犇めく邪気を清め祓うべく、一路、秩父の三峯神社へ。

 ……って、毎年恒例の参拝に母親同伴でおもむいたわけですが。三峯信仰とクトゥルー崇拝とは何の関係もありませんので、くれぐれも誤解なきよう!(笑)
 まあ、ティンダロスの猟犬ならぬラブリーな川上犬(ニホンオオカミとの混血種だとする伝承がある)の特別展示を博物館でやってましたけどね。

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 社務所で母親が御祈祷の申し込みをする間、『響鬼探究』でお世話になった、リアル山伏(兼三峯神社神職)の朝日則安さんに御挨拶。今年の大峯奥駈は、台風直下で大変だったそうな。
 いつになく参拝客が多いなと思ったら、テレビで紹介番組が放映された影響なのだとか。なるほど。

 一泊して「神の湯」に憩い、翌朝、大太鼓の轟きと玲瓏たる祝詞の響きに触れて、心身ともにリフレッシュ&パワーチャージ完了。
 帰りがけに売店に立ち寄ったところ、三峯神社オリジナルグッズの新製品が多数並んでいて一驚を喫する、というか、歓び勇んで買いまくる(笑)。

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↑秩父張子の白狼。ノーマルカラー(?)の茶色バージョンもあります。

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↑同じく秩父張子のストラップ。
白カラーはほとんどお稲荷さんだが、そこがまたリアルなわけです!

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↑本好きで三峯好きな貴女に最適なブックカバーとキャリーバッグとハンカチ。

 以上のほか、平素愛用しているオリジナルTシャツに「Wウルフ」タイプが新登場していて感動する。そうそう、やっぱ御犬属様は一対じゃないとねー。これで来夏の怪談会対策は万全なり。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月09日 15:43 | コメント (0) | トラックバック (0)

【急告】週刊てのひら更新を暫時延期

 先ほど斉藤さん@ポプラ社から連絡がありまして、著者との連絡作業の都合により、更新のタイミングを暫時、延期することになりました。

 確認が取れ次第、更新されると思いますので、恐縮ですが、しばしお待ちくださいませ。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月09日 10:18 | コメント (0) | トラックバック (0)

クトゥルー盛会御礼

 国書刊行会版『新編 真ク・リトル・リトル神話大系』発刊記念トークショーには、予想していた以上に多数の御来場を賜りまして、誠にありがとうございました。
 なにせ平日の18時半スタートという、堅気のお勤めな方にはキビシイ時間帯だったので、内心どうかな……と思っていたのですが、クトゥルー熱の昂揚にはそれ以上のものがあった模様です。

 超多忙ななか打ち上げまでお付き合いくださった菊地秀行先生はじめ、緊急参戦の黒〈獣王〉史郎さんと山下〈ニャルラト〉昇平さん、さらには当日たまたま学習院での講義の帰りに立ち寄られたという南條竹則さんにも急遽壇上に上がっていただき、懐かしくもにぎやかな集いとなりました。
 山下さんが持参した魔道書「ニャル本」と、うちのちびクトゥルーちゃんとのツーショットも幸い好評をいただけたようでしたが、写真を取り忘れて残念なり。
 トーク後のサイン会では、『真クリ』や『百物語の怪談史』のみならず『響鬼探究』にサインを求められる方も何人かいらしたので、嬉しくなって思わず「響鬼愛!」などと大書してしまう。

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↑『真クリ』および『ヒビたん』はサイン本も何冊か作成しましたので、入手希望の方は神保町の三省堂本店にダッシュ!

 もろもろ御高配を賜った三省堂書店ならびに国書刊行会の皆さま、また出来立てほやほやの『ムー』最新号見本誌を持って駆けつけてくださった学研の某トリオほか関係各位にも心より御礼申しあげます。
 しかし……あの国書刊行会さんに御馳走になる日が本当に来ようとは……感無量である(感涙)。

 ちなみに閉会後、控え室に戻った菊地さんと小生は、謎めいた微笑を浮かべるイソザキ編集長@国書刊行会に導かれて別室へ――。
 そ、そこに待ちかまえていたのは、黒い革手袋にハンディカメラを携えた特に名を秘す某作家氏ではないか!(笑)推協イベントで上映予定の寸劇、じゃなかった某映像作品のために、菊地さん登場シーンを撮影すべく、某パーティ会場を抜け出して秘かにスタンバイしていらしたとのこと。あー吃驚した。

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↑本日発売の『ムー』11月号。題して「クトゥルー神話の真実と魔道書ネクロノミコン」――表紙もバッチリ魔道書モードだ!

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月09日 09:32 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月05日

てのひら通信(10/05)

 『てのひら怪談2(仮)』の作品掲載順を決定しました!
 今回は全100篇が流れるように(!?)、怪しい連鎖反応がひとつらなりで繋がってゆくように、いささか工夫を凝らしてみました。

 一方、斉藤さんは、今回も引き続きデザインをお引き受けいただいた大久保伸子さんと、一回目の打ち合わせを終えたとのこと。はたして今度はどんな「手」でくるのか、愉しみですねえ。

 さて、ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」西荻シリーズが更新されております。
 今週は、矢内りんごさんの「松庵の狐」と松本楽志さんの「夕啼」という、西荻に実在する有名なお稲荷さんつながりの両篇です。
 どちらも、哀れ深い伝説にふさわしい、抒情味あふれる佳品ではないかと思います。

 次回は、中根優作さんの「変な客」、山本ゆうじさんの「本々の神」をお送りします。乞う御期待。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月05日 11:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

謎の魔道書、特別拝観!?

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 えーこれは何かと申しますと、現在鋭意制作進行中の学研ヴィジュアル版「謎」シリーズ『クトゥルー神話の謎と真実』のために、山下昇平さんが制作された謎の魔道書――コードネーム「ニャル本」であります(笑)。

 この現物が、本日開催されますクトゥルー・トークショーにて先行公開されることが、急遽決定されました!
 山下さんの造形物は、細緻なディティールがなにより魅力的ですので、是非この機会に、ナマの迫力を味わっていただきたいと思います。
 でも、邪悪な目的のために盗みだそうなどと考えてはいけませんよ。そんなことをすると次元の裂け目からあの☆※※※%?&?&?#@!!!

 み、皆さま、お誘い合わせのうえ、神保町へお運びくださいませ。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月05日 10:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月04日

新編真クリ、トークショー

 いよいよ明日に迫った『新編 真ク・リトル・リトル神話大系』刊行記念トークショー@三省堂神保町本店ですが、ここへ来て、黒史郎さん+山下昇平さんの96コンビ来場が、急遽決定しました。
 御両人とも菊地秀行先生の大ファンとのことなので、揃って登壇していただくコーナーを設けたいなと思っています。

「ラヴクラフトの宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)を語り尽くす」
 菊地秀行氏(作家)× 東雅夫氏(『幽』編集長/アンソロジスト)

【日時】10月5日(金) 開場18:00 開演18:30
【場所】三省堂書店 神保町本店8階特設会場

*御予約・お問い合わせは
三省堂書店神保町本店1階 03-3233-3312(代表)

 是非お運びくださいませ!

 今秋は『新編 真クリ』はもとより、創元推理文庫版『ラヴクラフト全集 別巻・上』に『クトゥルー神話の本』『ダ・ヴィンチ』『STUDIO VOICE』と、書籍・文庫・雑誌売り場をクトゥルー関連本が席巻するという異常事態(!?)になっています。
 さらには『ムー』の「クトゥルー神話」総力特集号も週明けには店頭に並ぶ予定です。
 巻末2色刷り特集等では過去にも何度か特集されているクトゥルー神話ですが、巻頭総力で本格的に取りあげられるのは、なんと『ムー』史上初となります(笑)。
 こちらもお楽しみに!

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月04日 14:34 | コメント (0) | トラックバック (0)

『てのひら怪談2(仮)』収録作品、最終確定

 連絡が取れずにいた3名の収録予定者のうち、「幽星」さんと「吉田」さんから連絡をいただきました(ほっ)。
 残る「ななうえなつき」さんについては、刊行スケジュールもかなり切迫してきておりますので、残念ながら今回は収録を見送り、代わって「斜斤」さんの作品を収録させていただく方向で現在、調整を進めております。

 なお、ななうえ作品については、続刊が予定されている『てのひら怪談3(仮)』(2とは別コンセプトで編纂構成)に収録したいと思っていますので、引き続き、お心当たりの向きは御一報をお願いいたします。

 全収録作品確定をうけて、昨日から斉藤さん@ポプラ社によるメール連絡作業が開始されました。
 関係各位の御協力を、何卒よろしくお願い申しあげます。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月04日 11:41 | コメント (0) | トラックバック (0)

白石加代子さんの「百物語」

 こちらはさらに過ぐる日の話題になるが、先月の16日、岩波ホールでおこなわれた白石加代子さんの「百物語」連続公演「第二十四夜」を観た。
 同公演のチケットは発売直後に完売となることで有名で、小生も過去に数回しか拝見する機会がなかったのだが、今回はパンフレットに「百物語と円朝と」と題するエッセイを寄稿させていただいたおかげで、御招待にあずかった。ありがたいことである。

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 通算八十話目(!)となる今回の演目は、三遊亭円朝の『怪談牡丹燈籠』通し公演である。
 お露・新三郎の出逢いから、有名な「お札はがし」の場、さらには蓄電した使用人夫婦の末路を描く「お峰殺し」のくだりまで、白石さんならではの躍動感ある語りの妙を、たっぷりと堪能させていただいた。
 空前の円朝作品公演ラッシュとなったこの夏を締めくくるにふさわしい充実の熱演に、満足満足。

 終演後、楽屋におじゃまして、白石さんはもちろん、「百物語」公演の全構成と演出を手がけてこられた鴨下信一さん、メジャーリーグの笹部博司さんに御挨拶させていただく。
 鴨下さん笹部さんには『幻想文学』でお世話になっているのだけれど、白石さん御本人にお目にかかるのは初めてだったので、いたく感激する。
 つつがなき百話完結を、心からお祈りする次第である。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月04日 11:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

打ち上げといえば

 過ぐる日、神楽坂の寿司店で、竹本健治さん、講談社文芸第三編集部のOさんと3人で会食する機会があった。
 先ごろ講談社ノベルスで復刊された、竹本さんの名作怪奇ミステリー『狂い壁狂い窓』の打ち上げである。
 綾辻行人さん、有栖川有栖さんも揃って絶讃するこの長篇、ミステリーというよりも戦前の怪奇探偵小説を彷彿させるテイストにあふれていて、怪談ファン、ホラー・ファンにも断然、推奨できる。

 小生、今回の復刊にあたり御指名をいただき、巻末解説を書かせていただいた次第である。
 初刊を忠実に再現したデザインだが、唯一、カバーに掲載されている著者近影だけが、現在のものに変わっていて、それも初刊時と同じ場所で、同じポーズで撮影されているのが粋である。
 どこで撮影された写真か、かねがね気になっていたのだが、聞けば護国寺との由。なるほど、講談社から至近距離か(笑)。

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 竹本さんには『幻想文学』時代に、『幻視の文学1985』や『中井英夫スペシャル』をはじめ多々お世話になっているけれど、最近はなかなかゆっくりお目にかかる機会もなかったので、嬉しい一夕となった。講談社さん、御馳走さまでした。


投稿者 東 雅夫 : 2007年10月04日 02:39 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月02日

恐怖への招待

 「オンナたちは預かった。何とかしたければ△▼時に市ヶ谷の▲▽に出頭せよ」

 歌人の穂村弘さんとポプラ社の編集Rさん連名による不穏なメールが到着。

 あわてて市ヶ谷の某所に駆けつけてみると……嗚呼、そこでは小生と親交のある女性たちが、黒の網タイツに鞭を手にしたRさんと、蝋燭を手に不敵な薄笑いを浮かべる穂村さんに、散々に責めさいなまれているではありませぬか!

 ……といったような妄想はさておき(笑)、昨夕開催された「天国さがし」取材のための特別懇話会(?)の打ち上げにお呼ばれしてきました。

 つい数日前にお会いした方から、久方ぶりに再会する方まで、懐かしい皆さまと歓談できて、とても嬉しうございました。
 鳥鍋、御馳走さまでした、ポプラ社さん。

 詳しくはポプラビーチ連載中の「天国さがし」にて。

投稿者 東 雅夫 : 2007年10月02日 11:57

2007年10月01日

ヒビたん特典対談、完成!

 いやーこの週末、再三にわたるカモ鬼とのキャッチボールの末に、ようやくビーケーワン購入特典の『響鬼探究』編纂刊行記念対談が完成しました!
 大変お待たせをいたしました。

 「妖怪馬鹿」ならぬ「響鬼馬鹿」度100パーセントの大放談会です。
 編集秘話から屋久島での取材秘話まで、ここぞとばかり(!?)盛りだくさんの内容となりました。
 しかも、お互いに手を加えれば加えるほど、グングンおバカ度が上がっていったという……ビーケーワンの辻さん(響鬼オルグ成功!)をして「いやー、やたらとテンション高いですねー、いいんですかねー、あはははは……」と困惑せしめたという噂の問題作です。

 まもなく配信となりますので、どうか愉しみにお待ちください。



投稿者 東 雅夫 : 2007年10月01日 17:45 | コメント (0) | トラックバック (0)