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2007年11月29日

古今無双の『獣王』降臨!

 スタンバイしたのは『幽』と『てのひら怪談2』だけじゃない!
 〈幽ブックス〉最新刊として、期待の新星・黒史郎、注目の受賞第一作『獣王』が発売となりました。
 表紙をめくるなり、なんともキモカワゆい(!?)扉ページの写真が目に飛び込んできて、思わずパチリ。

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 この不思議な妖気を発散する人形、実は 『クトゥルー神話の謎と真実』でも黒氏と息の合ったところを見せていた山下昇平さんの作品なのです。

 もちろん内容の面でも、第1回『幽』怪談文学賞の大賞に輝いた『夜は一緒に散歩しよ』とはまた異なる作者の個性と魅力が全開で、個人的には、怪談やホラーのファンだけでなく、幻想文学ファンや奇想小説好きな方にも大いに響き交わす、動物奇想天外な(!?)博物誌小説でもあると思っておりますし、先に発売された『山白朝子短篇集 死者のための音楽』と軌を一にする奇妙な愛の物語でもあるように感じます。
 〈幽ブックス〉が送り出す、新しい文芸の精華に御注目のほどを。

 なお、ビーケーワンで本書をお買いあげの方には、作者が特別に書き下ろすサイド・ストーリー掌篇が購読特典として漏れなくプレゼントされますので、ぜひ御利用のほどお願い申しあげます。




投稿者 東 雅夫 : 2007年11月29日 09:52 | コメント (0) | トラックバック (0)

表紙完成!

 本文が校了したのに続いて、今夕、『幽』第8号の表紙が完成しました。

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 デザインはもちろん、祖父江慎さん。
 写真は、MOTOKOさんが、京都の某有名観光地門前にて撮影したものです。

 レトロな着彩絵葉書を連想させる、不思議な色合いではありませんか。
 なんとなく、気分は早くも初詣という感じでしょうかね(笑)。

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月29日 01:41 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月28日

『響鬼探究』読者プレゼント、締切せまる!

 さて、もう一件、11月末日で応募が締め切られてしまうのが、『響鬼探究』の購読者特典です。
 日本物怪観光の天野行雄さん入魂のオリジナル・グッズ(正真正銘の一点物!)も、先ごろ堂々完成。まずは、その美事な仕上がりを、とくとご覧ください。

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↑ブリスターパック風の趣ある収納箱に納められた「鬼太鼓」。
運が良ければ、これが貴方の手中に!

 そして、30名の方に当たる「新種妖怪・栞型情報カード」も完成しております。

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↑赤いハンコで捺された収納袋の「極秘」の文字に注目!

 『響鬼探究』は買ったけど、応募はまだだよ、忘れてたよ、という貴方!
 一刻も早く、応募券を葉書に貼って、国書刊行会編集部あて御応募ください。
 未購入の方は……書店へ走れ! 24時間以内出荷中のビーケーワンなら、まだギリギリ間に合うぞー(当日消印有効)。



投稿者 東 雅夫 : 2007年11月28日 03:51 | コメント (0) | トラックバック (0)

800字ヴァンパイア小説公募、締切せまる!

 さて、ハッと気がつけば、11月も残りわずか。
 と、いうことは……そう、800字ヴァンパイア小説の公募も、月末の締切まで残すところあと3日となりました。

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↑イベントの前後に開催される
ヴァンパイア展ポスター

 スペシャル審査員に菊地秀行さんの参戦も決定しましたし、来年の「仮面ライダー」は吸血鬼がヒーローの「仮面ライダーキバ」だそうですし(笑)、なんとなーくですがブーム到来の予感も致します。
 上記エントリーの募集要項参照のうえ、奮っての御応募をお待ち申しあげております。




投稿者 東 雅夫 : 2007年11月28日 02:55 | コメント (0) | トラックバック (0)

『幽』校了! 『てのひら2』見本出来!!

 今夕、『幽』第8号〈京都怪談&第2回『幽』怪談文学賞特集〉を校了しました。

 ま、厳密にいうと「ほぼ校了」なんだが(笑)、それも明日中には片がつくことでせう。
 今回も御協力を賜った総ての関係者の皆さまに、心より御礼を申しあげます。お疲れさまでした〆

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 そしてそして。
 これまた今夕、予定よりも一日早く『てのひら怪談2』の見本が完成! 出来立てホヤホヤ状態の本をお目にかけましょう。

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 目下、斉藤さんは100人分の挨拶状&契約書作成に夜鍋仕事中の模様(笑)。こちらも本当にお疲れさまです。
 おそらく2、3日中には献本作業が完了すると思いますので、著者の皆さんはもうしばらく、首をながーくして、お待ちくださいね。

 サア、おのおの方、いよいよ「怪談冬の陣」の始まりですぞ!

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月28日 00:56 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月27日

明日は校了最終日!

 『幽』8号の入稿/校了作業も、明日でいよいよ最終日を迎えます。

 先週後半からは小生もメディアファクトリーに日参して、赤鬼(=編集R)と青鬼(=編集Y)に代わる代わる「おらおらー早くゲラを見るんじゃーゴルア!」と責め立てられる針の筵状態に置かれる毎日を過ごしております。もちろん、その背後には恐怖の大魔王キッシーが……(バキッ)。

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↑さてさて、この気になるフルカラー広告は、
いったい『幽』のどこに掲載されるのでしょうか!?

 それはさておき、今号も執筆陣の熱意と手腕が結晶した素晴らしい作品が揃いました。
 個々には入稿時点で目を通している作品も多いのですが、こうして更めて次々に読み通していくと、また新たな魅力や不思議な共通点に気づかされて、嬉しくなります。

 今回もまた(これはまあ、週刊てのひら怪談などでもおなじみの現象ではありますが)奇怪なシンクロ現象が起きているようでして、今号での共通モチーフは、ずばり「顔」であります。
 いったい、誰と誰と誰の作品に、どのような「顔」が登場するのか……どうか愉しみにお待ちいただきたいと思います。

 ちなみに、ビーケーワンでは、恒例の購読特典付き予約販売を実施中です。
 今回の秘密メルマガ増刊号には、ひさびさに編集R画伯の漫画も復活する模様!?
 『幽』次号と『てのひら怪談2』の御購入には、ぜひビーケーワンを御利用ください。




投稿者 東 雅夫 : 2007年11月27日 03:32 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月25日

『文豪怪談傑作選 川端康成集』重版決定!

 飛騨取材の最中に、筑摩書房編集部のKさんから、嬉しい連絡が。
 ちくま文庫版『文豪怪談傑作選 川端康成集 片腕』の重版が決定しました!

 川端集は〈文豪怪談傑作選〉シリーズの第1弾として、昨年の7月に刊行された本ですから、実に約1年半、2シーズンを経て初の増刷となります。
 もともとこのシリーズは、日本文学史に悠久不滅の耀きを放つ怪談文芸の名品を、作家別に集成・紹介することを目的に企画を起ちあげたものなので、こうした緩やかなペースで着実に浸透し読み継がれてゆくことこそ、編者の宿願でありました。

 同書をお買いあげくださいました総ての読者の皆さまに、篤く御礼を申しあげます。
 おかげさまで同シリーズは、来年以降も継続していけそうな感触ですので、どうか引き続き、末永く御愛読のほど、お願い申しあげます。




投稿者 東 雅夫 : 2007年11月25日 14:56 | コメント (0) | トラックバック (0)

シマコさんとか『朧』とか

 てのひら作家の一人である田辺青蛙さんがインタビュー記事を担当している『ようかいどうかわらばん』(やのまん/YMブックス)が、このほど届いた11月号で突然休刊となるそうです。残念ですが、捲土重来に期待しましょう。

 で。その最終回となった「青蛙の妖怪談話」のゲストは、岩井志麻子さん。先日の『幽』怪談文学賞選考会でもお世話になりましたが(選考会後の打ち上げはシマコ姐さんオン・ステージと化した……)、今回のインタビューも抱腹絶倒。小生の口から申しあげるのは憚られる部分はさておき、思わず爆笑した一節を――。

 そういえば、研究で思ったんだけど、澁澤龍彦と荒俣さんって同じようなことしてるのに、どうしてこんなにイメージがちがうんじゃろ?
 それはテレビのイメージが強いからなんじゃないでしょうか。
 それで言ったら、東さんは澁澤龍彦タイプで、木原さんは荒俣さんタイプだよね(笑)。
向・青 なるほど! 分かる分かるぅ(笑)。

 「なるほど」じゃなーい!
 いやはや、畏れおおくも大いに笑わせていただきました。

 さて、その贋シブサワ&アラマタが、先ごろ共に推薦文を寄せたのが、『コミック・ガンボ』連載中の怪談/都市伝説漫画『朧』です。
 「怖い話」を求めて都市をさまよう謎の女子高生・月夜。彼女が蒐集する怖い話の数々とは……。
 とまあ、これだけなら世に数多ある怪談・ホラー系コミックと大差ないわけですが、同書の特色は、各話の談話者が月夜に語る物語に対して、後半で月夜が、そのヴァリアントというべきアナザーストーリーを語り返すという構造にあるのですな。
 ひとつの素材(ネタ)から、いかに異なる変奏が可能か……というコンセプトは、怪談文芸執筆の観点からも、大いに刺戟的ではないかと思います。

 なお同書に関しては目下、さるプロジェクトも進行中でして、詳しくは『幽』次号の広告ページに御注目のほどを!




投稿者 東 雅夫 : 2007年11月25日 14:16 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月24日

飛騨の収穫

 飛騨高山の町を訪れるのは小生、初めてだったのだが、小京都の異名がいかにもふさわしい、落ち着いたたたずまいの美しい町で、とても気に入ってしまった。

 そこで早速、取材の合間に商店街の探索を試みたのだが、そこで実感したのが、ああ、やはり「飛騨の匠」の名は伊達じゃないのだなー、ということ。各種手工芸品から名物「さるぼぼ」の多彩なバリエーションに至るまで、ただならぬ充実ぶりで、同じく「ゆるキャラ」好きの担当編集者と「おおーこれは!」「あーこれカワイイ」などと大いに盛り上がったのであった(笑)。

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↑名産の赤カブ漬けにまでマスコット・キャラが!

 観光地の土産物店で小生は、御当地の名産品以外に必ず恐竜・怪獣系グッズを漁るわけなのだが、この面でも今回は収穫多し。その一部をお目にかけましょう。

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↑なぜか角竜ばかり発見……飛騨の匠は角竜好きなのか!?(笑)
手前の2体は、なんと土鈴なのだ。

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月24日 15:47 | コメント (0) | トラックバック (0)

てのひら通信(11/24)

 すっかり告知が遅くなりましたが(汗)ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」西荻シリーズが更新されております。

 連載スタートから第50回目となる今回は、多麻乃美須々さんの「西荻南界隈怪」と君島慧是さんの「黄金の宵」という「魔法のお店@荒俣宏」テーマの両篇です。
 特に「黄金の宵」は、今夏の西荻てのひら怪談イベントの席で穂村弘さんが朗読し、ゲスト諸氏からも絶讃された傑作。
 800字で綴られる掌篇小説というものの、ひとつの規範を示す作品たりえていると思います。

 前信でお知らせしたように、「週刊てのひら怪談」は100話満了の今回でひと区切りとさせていただき、年明けから、気分も装いも新たにリニューアル・スタートされます。
 『てのひら怪談2』収録作家の皆さんには、まもなく斉藤さんから「渾身の一作パート3/疾風怒濤篇」の募集要項が送信されると思いますので、よろしく奮励努力のほど、お願いいたします。

 なお、小休止の間に、『てのひら怪談2』発刊にちなんだ特別企画を同サイトにておこないたいと思っておりますので、こちらも御期待くださいませ!

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月24日 14:34 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月23日

緊急特典告知!

 昨日のビーケーワン定例会議の席で、〈幽ブックス〉の新刊――『山白朝子短篇集 死者のための音楽』と黒史郎『獣王』に、オリジナル購入特典を付けることが急遽、決定されました!
 山白朝子短篇集の特典は、本書のとんでもない(笑)装幀・造本に、全力を傾注してくださったデザイナーの祖父江慎さんによる「山白本デザイン秘話」インタビュー。
 『獣王』の特典は、黒氏がビーケーワン購入者のために書き下ろす、謎多き同書から派生したサイド・ストーリー掌篇です。

 なお、すでにビーケーワンで両書を購入・予約されている方にも、上記特典は有効ですので御安心ください。
 詳細は週明けに、両書のデータページに掲示されると思います。
 どうかふるっての御購入をお願い申しあげます。






投稿者 東 雅夫 : 2007年11月23日 16:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月19日

てのひら2の帯が

完成しました!

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投稿者 東 雅夫 : 2007年11月19日 19:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月15日

てのひら通信(11/15)

 ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」西荻シリーズが更新されました。
 今週は、夢乃鳥子さんの入選作「紫紺の着物」と、料理男さんの「紛れ込む」という、怖い和服美人つながり(!?)の両篇です。

 西荻シリーズの掉尾を飾るとともに、記念すべき第50回100篇満了を迎える次回は、多麻乃美須々さんの「西荻南界隈怪」と君島慧是さんの「黄金の宵」をお送りします。

 なお、「週刊てのひら怪談」は、次回でひと区切りとなり、年明けからリニューアル・スタートされます。
 その間に『てのひら怪談2』掲載作家を対象とする「渾身の一作」パート3の募集をおこないますので、該当する皆さんは、今から心して御準備を!

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月15日 15:25 | コメント (0) | トラックバック (0)

謎の両面宿儺伝説を追って

 13日から16日まで、3泊4日で飛騨高山に遠征中である。
 大半は『ムー』新年号に掲載される「日本伝説紀行」の取材だが、時間があれば、先ごろ情報解禁した〈幽ブックス〉の小生編『飛騨の怪談――新編・綺堂怪奇小説選』のための調査もしてこようかと画策している。

 飛騨入りしたその日に、いきなり旧・丹生川村にある両面宿儺洞窟に突撃。
 クルマから降りて頭上を見上げると、切り立った断崖絶壁にへばりつくように設けられた鉄製の細い階段が、頂上の岩窟入口とおぼしき地点まで、えんえん九十九折り状態で続いていて呆然とする。
 なるほどこれでは、岩窟を管理している「鍾乳堂」の御主人が、「本当に登られるのですね? では足回りの装備を怠りなく」と念押しされていたのも宜なるかな、である。

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↑急傾斜の階段がえんえんと続く……

 案内の方に導かれ、何度か休憩しながら、青息吐息で頂上までたどりついたのだが……その先がまた凄まじかった。
 岩窟というのは、本格的な、しかもまだ変に行楽地ナイズなどされていない、鍾乳洞だったのである。

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↑いざ、地の底の魔界へ!

 身体をかがめてすり抜けないと抜けられない隘路を上り下りして踏み込んだ通称「千畳敷」は、奇岩怪石が段丘上に山をなし、その頂点に両面宿儺の石像が祀られている。
 まさに気分はインディ・ジョーンズか、はたまたラヴクラフトの「祝祭」か。岩壁を見やればそこには、有翼の怪生物ならぬラブリーな蝙蝠たちが群れをなす(笑)。

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↑間近で見ても逃げる気配なし

 ……そんなこんなでなんとか無事に麓まで帰着し、「鍾乳堂」さん心づくしの名物・飛騨うどん(とても美味でした。オススメ!)に舌鼓を打つ。関係者の皆さま、ありがとうございました。
 取材の成果に乞う御期待。

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月15日 02:47 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月12日

てのひら野郎座談会(仮称)、開催される

 日曜日の午後、渋谷のメディアファクトリー会議室にて、『幽』次号に掲載される『てのひら怪談2』発刊記念座談会が収録された。
 出席者は、我妻俊樹、クジラマク、ヒモロギヒロシの3氏。司会は小生が担当。立会人はポプラ社の斉藤さんとライターの門賀美央子さん、それに新人編集NあらためYである。

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↑右からヒモロギ、我妻、クジラマクの3氏と
それを見守る斉藤さん@新妻

 勢ぞろいした三人衆をひと目見るなり、どことなく共通したものを感じて、思わず微笑んでしまった。カメラマンさんの都合で先に撮影をおこなったのだが、皆さんコチコチに緊張していて、これまた微笑ましいかぎり。
 しかしながら、いざ座談が始まると、三人三様に、書くことに対してある種の覚悟を感じさせる発言が相次ぎ、なかなかに頼もしい印象を受けた。
 終了後、近くの居酒屋で打ち上げをして解散。ポプラ社さん、ごちそうさまでしたー。


投稿者 東 雅夫 : 2007年11月12日 12:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月11日

クトゥルー神話の謎と真実、発売

 小生監修による学研ムックのヴィジュアル版謎シリーズ『クトゥルー神話の謎と真実』が発売になりました!

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 前々から折にふれて申しあげているように、小生はアンソロジーとか競作集に「監修」と銘打つのはおかしいと考えている。書籍の監修というのは、当該分野に関してそれなりの経験と実績を有する斯界のエキスパートが「著述や編集を監督すること」(広辞苑より)なのであって、アンソロジーや競作集の場合、小生が作品そのものを「監修」することはありえないし(泉鏡花や柳田國男や水木しげるや京極夏彦の著作をどうやって監督しろというのか!)、編纂するのは小生なのだから自分で自分を監督するわけにも参らない。かといって担当編集者の編集ぶりを監督するなどという僭越かつ大それたマネもできようはずがない。……ま、それでいつも「東雅夫監修」ではなく「東雅夫編」と表記させていただいているわけである。

 その意味で今回は珍しく、文字どおりの「監修」役を務めさせていただいた。
 エキスパートを称するのは烏滸がましいけれども、『クトゥルー神話事典』の著者として、あるいは『ラヴクラフト・シンドローム』をはじめとする一連のクトゥルー特集の企画編集者としての経験と知識は、お役に立ちそうだと判断したからである。

 日本有数のラヴクラフティアンでもある怪優・佐野史郎さんへの巻頭インタビュー取材やラヴクラフト伝、第1章の代表作紹介などの主要記事を御担当いただいた門賀美央子さん(『幽』等でも多々お世話になってます!)をはじめとする若手ライター陣と気鋭のイラストレイター諸氏の共同作業によって、いかがわしくも清新な感覚のヴィジュアル・ガイドブックに仕上がったのではないかと思っている。
 とりわけ黒史郎&山下昇平コンビによる「クトゥルー神話外伝/書簡に隠された悪夢」のページは、それ自体が新たな神話作品の開闢篇ともいうべき意欲あふれる試みであり、本書最大の呼び物といってよかろう。

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 編集制作実務を担当して奮戦されたビーンズワークスの出口富士子さんから次々と送られて来る記事やイラストを拝見しながら、小生が思い浮かべていたのは……我が少年時代における最大の「幻想涵養装置」となった少年漫画誌の巻頭グラビア企画、とりわけ天才エディター大伴昌司の手になる怪奇幻想SF大パノラマの数々であった。
 ああ、そうか、今度のムックは、あれのラヴクラフト&クトゥルー神話版と考えればよいのだな……小生自身の巻末寄稿エッセイで、大伴昌司とクトゥルー神話との奇縁に言及したのも、それゆえである。

 まあ何にせよ、邪神たちのみならず、主要なキャラクターや魔道書群に至るまで、これだけ事細かにヴィジュアライズされた例は史上空前のような気も(笑)。
 拙著『クトゥルー神話事典・第三版』の絵解きバージョンとしても必携の一冊。是非ともお買い求めのほどを……いあ、いあ!






投稿者 東 雅夫 : 2007年11月11日 04:22 | コメント (0) | トラックバック (0)

今日も今日とて……

 さて翌日は、これまた午後2時過ぎから夜の7時まで、祖父江慎さんのデザイン事務所を『幽』スタッフが占拠して(!?)毎号恒例のデザイン打ち合わせ会である。
 所用でちょっと遅れて到着すると、事務所は『幽』スタッフとテレビ東京の撮影隊が入り乱れて騒然とした雰囲気に(笑)。12月7日放映予定の番組『匠の肖像』で祖父江さんが取りあげられるのだそうで、打ち合わせ風景を撮影するためスタンバイしていたのだ。『幽』も画面に映るかも!?
 テレビカメラが回るなか、やや緊張して打ち合わせを開始。京都特集巻頭の綾辻行人・森見登美彦対談を皮切りに、次々と祖父江さんから斬新なアイディアが提起され、次号のヴィジュアルが形になってゆく。

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↑第一特集のページには、いつも内容に即したアイキャッチが付けられているのにお気づきか? 今回は京都→神社仏閣→狛犬という連想で、さささっとラブリーな狛犬親子のラフが描かれた。

 スタッフは自分の担当ページの打ち合わせが終わると晴れ晴れとした顔で退去するわけだが、編集長である小生はそうもいかず、結局5時間フルにお付き合いさせていただく。
 いや、いちばん大変なのは、その間ずっとレイアウト用紙に向かい続ける祖父江さんなわけだが。今回も本当にお疲れさまでした。

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↑表紙のプランを検討中。MOTOKOさん撮影の写真をもとに、祖父江さんが思い描くイメージが魔法のように形になってゆく。

 ちなみに今月16日に発売される〈幽ブックス〉の山白朝子『山白朝子短篇集 死者のための音楽』は、祖父江さん自ら「会心作!」と断言する素晴らしいデザインに仕上がった。
 打ち合わせの合間に、その創意工夫と秘められた仕掛けの数々を御教示いただいたのだが、「ひえええー(そんな発想が!の意)」「ぎょえええー(そこまでやりますか!の意)」の連続であった。
 これは絶対に、直に手にとって、じっくり触り倒していただかないことには、その真価は伝わらないだろう。とにもかくにも御期待ください!

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↑表紙の不思議なリゾーム風紋様も、祖父江さん自身の手になるものなのだ!

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月11日 02:29 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月09日

アヤシイ会合、そして「てのひら2」校正作業完了!

 午後から秋葉原某所にて、今年の暮れから年明けにかけて開催が予定されている、一風変わった公募企画の顔合わせ兼打ち合わせ(小生は審査員のひとりとして参画)。
 詳細は『幽』の発売と前後する時期に、某漫画誌上ほかで明かされる予定なので、今しばらくお待ちください。実話系の怪談ファンには、特に嬉しい催しとなるんじゃなかろうか(謎)。

 そのあと幾つか用件を済ませて、夕刻から久しぶりに新宿のポプラ社に。
 『てのひら怪談2』の著者校正ゲラが揃った(著者各位の御協力に深謝。100人もいて、こんなに速やかに総てのゲラが戻ってくるとは!)とのことなので、内容チェックのつもりで出向いたのだが……結局、深夜までかかって、総てのゲラの確認および転記作業(内校と著者校を照合して、別のゲラに赤字を清書する作業)をおこなうことに。

 小生、完璧に失念していたのだが、「1」のときは自分で校正ゲラを転記していたらしいのである(本当だろうか!?)。
 いやー前回やってたからって恒例にする必要なんか全然ないですよーあはははー、『幽』の京都特集の原稿、明日までに、って編集Rに厳命されてるしさ、それじゃ……と逃げを打とうとしたのだが、斉藤さん@新妻に「前回は、してくださいましたよね(うるうる)」と遠い目をされたのでは、嗚呼なにをかいわんや。

 深夜営業の蕎麦処でささやかに祝杯を挙げて、タクシーで帰宅。

 あ、そういえば、校正ゲラの中で、小生によるルビ(ふりがな)ふりの指定を、漢字を平仮名にひらく指定と勘違いされている方が、何人かいらっしゃいました。
 これについては、元の漢字表記のままでルビを付ける形にとどめておりますので、御了解ください。小生は基本的に、書き手の文字遣いを無視して、意味なく漢字をひらくことはしない主義です。

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月09日 05:08 | コメント (0) | トラックバック (0)

第2回『幽』怪談文学賞、入選作決定!

 新宿駅南口近くの某ホテルにて、夕刻より第2回『幽』怪談文学賞の選考会議が開催される。
 選考委員は昨年と同じく、岩井志麻子、木原浩勝、京極夏彦、高橋葉介(50音順)の各氏と小生の5名である。

 選考結果については、すでにWeb幽にて速報されているので、そちらを御参照いただきたい。また詳しい選考会リポートは、『幽』次号の第二特集にて、短篇賞入選作とともに掲載されるので、こちらも御注目のほどを。

 『遊郭の怪談(さとのはなし)』で、長篇部門の特別賞を受賞した長島槇子さんは、『旅芝居怪談双六』という長篇で、今は亡きムー伝奇ノベル大賞の優秀賞を受賞している実力派。今回の作品も、江戸の遊里を舞台に、迫真の怪異あり、凄艶なエロスありの濃密な作品世界を創出して選考委員を唸らせた。
 『あちん』という風変わりなタイトルの作品で短篇部門の大賞を射止めた雀野日名子さんも、日本ホラー小説大賞のファイナリストに名を連ねたことがある実力派で、小生もそちらの予備選で作品を拝見したことがある。
 ネオ志怪小説ともいうべき『竜岩石』で短篇部門の優秀賞を受賞した勝山海百合さんは、先に『軍馬の帰還』で第4回ビーケーワン怪談大賞を受賞され、その後も「てのひら怪談」の諸企画で活躍されているので、すでに御存知の方も多かろう。

 ……というわけで今回は、それぞれに並々ならぬ実力と実績を有する3人の女性作家が、晴れて栄冠を勝ちえることとなった。
 入選作も、時代物、現代物、中国物と三者三様であり、期せずして「怪談文学賞」の多彩な振幅を示唆する結果となっている(ことに今、書きながら気がついた/笑)。
 受賞された皆さんの御活躍を心よりお祈りする次第である。

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月09日 04:28 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月07日

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 奇しくも13人目にして最後の回答者となるのは、「死霊の盆踊り」で大賞を受賞したヒモロギヒロシさんです。

【入選者インタビュー/ヒモロギヒロシさんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現在お住まいの都道府県は?
●1977年巳年の生まれ。男です。東北の寒村の出ですが、現在は東京の西荻窪に住んでいます。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●本の編集をしています。文芸とはかけ離れたジャンルの専門書を作っています。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されていますか?
●神道用語の「神籬(ひもろぎ)」からです。それと、僕はテレビの「探検隊シリーズ」が大好きで、藤岡弘、川口浩の両隊長を尊敬しているため、お二人から「ヒロシ」の名前を頂きました。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●東さんのブログ経由だったと思います。

【Q5】御応募の動機は?
●掌編の力試しが出来る場所をずっと探していました。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●初めて掌編らしきものを書いたのは十年ほど前です。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●拙作が収載されている書籍は『ショートショートの広場』と『怪談の学校』、そして『てのひら怪談』です。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●ケータイ小説 < 僕の書くもの < 立派な文学作品 くらいの位置づけのものを、ジャンル不問でもろもろ書いていきたいです。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●自分の好きなものだけをえんえん書き続けていった結果として、それを商業作品として認めて頂けるのであれば、勿論それに越したことはありません。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?
●文章の一言一句を徹底的に管理したいので、どちらかといえば短い文章のほうが向いていると思います。

【Q11】御趣味は?
●映画鑑賞と寺社仏閣巡り、それと中野ブロードウェイのそぞろ歩きです。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●好きな作家は江戸川乱歩、小栗虫太郎、寺山修司、町田康、京極夏彦、大槻ケンヂ、順不同敬称略です。愛読書ベスト3を前述の作家の作品以外から挙げてみたところ、『眼球譚』(バタイユ)、『仙境異聞』(平田篤胤)、『マリア様がみてる』シリーズ(今野緒雪)という、なんだかよくわからない結果になりました。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●存じています。抱いて眠っています。




『幽 第8号』

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月07日 06:02

2007年11月06日

明日、11月7日は……

 そう、恒川光太郎『秋の牢獄』の日です!

 なぜそうなるのかは、同書をすでにお読みの方には説明の要はありますまい(笑)。
 未読の方は、疾く疾く読むべし。
 個人的には、切なくも愛すべきミニアチュール/ユートピア願望に満ちた「神家崩壊」が、とりわけツボでしたが(現在発売中の『本の旅人』11月号の恒川スペシャルに、同書のレビュー「恐ろしくも蠱惑的な異界の物語集」を寄稿しておりますので、ぜひ御一読のほどを)。

 ……というわけで秋冷の一日、『幽』次号の「作家探訪」企画で、恒川氏にインタビュー取材を。
 今回は、氏が生まれ育った吉祥寺、なかでも思い出深いという井の頭公園を散策しながらの取材となりました。
 『秋の牢獄』の出色なカバーデザインを彷彿させる池畔を巡り、「風の古道」の原風景ともいうべき(?)林間の小道を抜けて、動物公園へ。
 アライグマや象や猿山を眺めながら、いろいろなお話をうかがいました。

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 あ、ちなみに明日7日には『幽』怪談文学賞の選考会もおこなわれるのでした!
 詳報は、追って「Web幽」にて。



投稿者 東 雅夫 : 2007年11月06日 20:05 | コメント (0) | トラックバック (0)

てのひら通信(11/06)

 『てのひら怪談2』発刊を記念した「てのひら作家座談会(男性篇)」の『幽』次号掲載が本決まりとなりました!
 出席者は、第3回大賞受賞の我妻俊樹さん、第5回大賞受賞のヒモロギヒロシさんに加えて、同賞に一貫してハイレベルの作品を投稿してきたクジラマクさんという顔ぶれを予定しています。
 どんな座談会になるのか、愉しみですねえ。

 さて、ポプラビーチの「週刊てのひら怪談」西荻シリーズが更新されました。
 今週は、いつもとは些か趣を変えて、猟奇句会による「西荻窪怪奇十三句」と田辺青蛙さんの「をぎをぎ」という、幽暗な「荻」つながりの布陣です。
 猟奇句会による怪奇俳句の試みは、この投稿のために始まったわけではなく、以前から熱心な有志の方々によって続けられているものです(プロフィール欄を参照)。800字怪談の親戚筋ともいうべき試みとして、御注目いただければ幸いです。

 次回は、夢乃鳥子さんの「紫紺の着物」と料理男さんの「紛れ込む」をお送りする予定です。


投稿者 東 雅夫 : 2007年11月06日 12:10 | コメント (0) | トラックバック (0)

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 12人目は「磯牡蠣」で優秀賞を受賞した有井聡さんからの回答です。

【入選者インタビュー/有井聡さんの巻】

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されていますか?
●筆名に深い意味はありません。また別の筆名は考えていません。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●『てのひら怪談』を購読して。

【Q5】御応募の動機は?
●『てのひら怪談』が面白かったので。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●トータルで2年くらいになります。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●今回いただいた賞が初めてです。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●掌篇怪談と怪談風の短編ミステリーに惹かれています。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●はい。お金が貰えたら嬉しいです。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?
●掌篇です。でも40枚位すらすら書けるようになりたいと思っています。

【Q11】御趣味は?
●国内旅行でしょうか……。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●小泉八雲『怪談』、山田風太郎『警視庁草紙』などなど。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●もちろんです。2回買いました。




『幽 第8号』

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月06日 11:43

2007年11月05日

てのひら通信(11/05)

 『わたくし率 イン 歯ー、または世界』で一躍脚光を浴びた、自称文筆歌手の川上未映子さんから、『asta*』次号に掲載される『てのひら怪談2』の書評が到着しました!

 独特な着眼と感性の煌めきを感じさせる、素敵な書評です。一部を帯文にも採用させていただく予定でおります。
 川上さん、お忙しい中の御寄稿、ありがとうございました。

 さて、本日は『てのひら怪談2』の著者校ゲラの返送締切日ですな。
 著者の皆さま、よろしくお願いいたします。
 え? 「はじめに」と「編者選評」の締切も本日!?
 あはははは……(汗)。

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月05日 10:13 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月04日

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 11人目は「厄」で佳作入選の松本楽志さんからの回答です。

【入選者インタビュー/松本楽志さんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現在お住まいの都道府県は?
●1977年、愛知生まれ、神奈川県在住の男性です。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●現在ITコンサルの会社でアーキテクトみたいなことをしています。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されていますか?
●ハンドルは小学生のころから使用しているもので、友人が考えたアナグラムです。某大物漫才師のボケのほうと75%くらい似ているのは今となってはちょっといただけないのですが、これで活動してきているのでそのまま使わせていただきたいと思います。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●第1回の時に、東さんの告知で知りました(たぶん)。

【Q5】御応募の動機は?
●体験談のネタがほとんど無い人間ですので、創作での怪談でよいということで第1回は応募しました。ただ、第3回目まで応募して、実話スタイルでの書き方について自らの才能の限界を感じており、第4回は応募していませんでした。ところが、この回で旧来の実話スタイルからはみ出した作品がたくさん投稿され、かつ評価されたことを見て、この賞の間口の広さを知ったため、今回、自分の得意な書き方で再挑戦してみた次第です。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●ままごとのような時期を含めると、もう20年くらいですかね。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●以下の書籍に作品を収録していただいています。
 井上雅彦編『異形コレクション 蒐集家』(光文社文庫)収録「海を集める」
 井上雅彦編『異形コレクション 魔地図』(光文社文庫)収録「皮膚」
 東雅夫編『稲生モノノケ大全 陽之巻』(毎日新聞社)収録「生者・死者・物怪」

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●奇想を下敷きにした幻想文学を書いていきたいです。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●いつもどこかにそういう気持を持っておきたいと思っています。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?
●自分では向いているのは30枚くらいの短編か、もしくは今回のような掌編(さらに文字数が少ない作品を含む)だと思っています。

【Q11】御趣味は?
●800字よりも300字少ない500文字の文学である「超短編」というジャンルで同人誌を作ったり、イベントに参加したりしています。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●ふだんの読書はミステリが中心でして、その文脈で好みを述べることが多いので、アントニー・バークリーとクリスチアナ・ブランドと答えていますが、このインタビューへの解答向けだとM・R・ジェイムズとボルヘスでしょうか。ジェイムズに限らず、創元推理文庫の『怪奇小説傑作集』1-3巻あたりをきっかけに好きになった英米の怪奇幻想短編小説群はいまだにとても好きです。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●毎号、購入の上、通読させていただいております。




『幽 第8号』

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月04日 22:23

2007年11月03日

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 10人目は「影を求めて」で佳作入選の幽星さんからの回答です。

【入選者インタビュー/幽星さんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現在お住まいの都道府県は?
●石川県金沢市生まれ、男、川崎市多摩区に在住。年齢は書いたものを読んで想像いただけばいいようなものでしょう。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●電機メーカ勤務の会社員です。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されていますか?
●雑誌の幽から一字をとって、号としてもいいようなつもりで、幽星としました。筆名は、山村幽星でお願いします。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●雑誌で見かけ、インターネットで詳細をしりました。

【Q5】御応募の動機は?
●短い作品の公募というのが少なくて、ホラーの掌編と聞いて、温めてきたモチーフで書きだし、連作的に5編を仕上げて応募しました。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●20年以上になります。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●受賞、入選は特になし。森鴎外記念通信に2度、鴎外に関するエッセイを活字化してもらっています。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●ホラー、怪奇小説、SF、ミステリーは書きたいジャンルです。ホラーならただ恐い場面を繰り出すような作品を書こうとは思いません。読者にありえるかもしれないと思わせるようなものを書きたいと思います。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●プロになれればいうことがありません。ともかく、誌上で作品を発表できる場がほしいものです。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?
●掌編は何篇かをまとめれば、書いた手ごたえがあります。短編を書きたいと思います。

【Q11】御趣味は?
●土地をめぐること。エッセイ、小説の執筆。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●ホラー、怪奇では、ラヴクラフト、デ・ラ・メア、ネルヴァル、久生十蘭、横溝正史、引きこまれるような描写に魅力を感じます。SFではP・K・ディック、ミステリーではチャンドラー、細部の描写にリアリティを感じます。




『幽 第8号』

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月03日 15:47

「800字ヴァンパイア」イベントの詳細決定!

 史上初の『夜想』&『幻想文学』コラボによる800字吸血鬼小説とアート公募イベントの詳細が、『夜想#ヴァンパイア』にて発表されました!

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「吸血鬼/ヴァンパイア文学800・アート」賞/表彰式&イベント

【トークショー】菊地秀行、東雅夫、今野裕一(司会)
【入賞作品朗読】Cafe凛堂(代表・迫水由季)予定

【日時】2007年12月21日(金)19:00開演
【会場】パラボリカ・ビス
    東京都台東区柳橋2-18-11
【定員】50名
【入場料】1500円(トークショー・展覧会入場料込み)

 ……というわけで、菊地秀行さんにも審査に加わっていただけることになりました!

 また、今回は朗読を、演劇ユニット「Cafe凛堂」の女優陣に担当していただくことに。
 雰囲気満点の夜想ギャラリー「パラボリカ・ビス」を舞台に(「夜想ヴァンパイア展」も同時開催)、視覚効果を加味したイベントが展開されるのではないかと期待されます。

 この上のエントリーに応募要項がありますので、ふるっての御応募をお待ち申しあげております!

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月03日 13:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

癒しを求めて

 寝つきも寝起きも良いほうなので(寝つきに関しては単に仕事しながら意識を失ってるだけという説もあるが)、旅暮らしは苦にしないほうなのだが、今回のように――講演あり、座談会あり、対談の立ち会いあり、怪談紀行あり、夜は夜で『てのひら怪談』のゲラ読みあり、特に名を秘す某オカルト作家に引率されての深夜の古墳散策あり……という具合に日替わりでやるべきことが変わると、さすがに精神的に疲労が累積していた模様。
 と、まあ勝手に大義名分をつけて(笑)、仕事帰りの間隙を突いて中野ブロードウェイに出撃した。

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↑まずは今回の主目的だった「ガールズ・イン・ユニフォーム」のマスクドライダー・エディションから「天美あきら」。都立城南高校の制服を忠実に再現。そして左手に輝くディスクアニマルよ!

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↑こちらは「カプセルソフビコレクション」の響鬼編で唯一未入手だった「仮面ライダー響鬼/変身バージョン」。クリア成形で変身途中の響鬼を表したフィギュアは多分これのみのはず。

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↑こちらも無事にコンプリ達成の「特撮ヒーローズ・東宝怪獣総進撃」から。バランやゴロザウルスのデフォルメが出るとはねえ。しかしミニラ……カワユス!

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↑こんなものまで出ているので、今どきのガシャはあなどれないのだ。「ミニチュア・アート・コレクション ウィーン美術史美術館」よりアルチンボルドの「夏」。

 戦果は上々、気分も上々である。

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月03日 01:55 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月02日

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 9人目は「アイス墓地」で佳作入選の松音戸子さんからの回答です。

【入選者インタビュー/松音戸子さんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現在お住まいの都道府県は?
●1978年生まれ、秋田県出身、在住です。性別は女です。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●生活雑貨などの販売です。接客業しかやった事がないです。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されていますか?
●由来は、男らしい名前がいいなあと思いまして『おとこ』にしました。このまま載せて頂きたいと思っております。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●ビーケーワンのホームページだったと思います。

【Q5】御応募の動機は?
●恐い話が好きでした。800字という短さにも惹かれました。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●スカスカのヘチマのような十数年です(詩や漫画も含むと)。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●ちょくちょくいろんなものに応募しておりましたが、ないです。『てのひら怪談』に載せて頂いたのが初めてです。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●ジャンルは特にありません。自分をひどく裏切るような思い切ったものを書いていきたいです。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●そうです。棺桶に入る頃合いまで勉強させて貰います。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇どの分野が向いていると思われますか?

●掌編だと思い込んでいます。

【Q11】御趣味は?
●おやつ。9時15時に限らず。あとは、ワゴンセールを覗き込むことでしょうか。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●ホラーでもSFでもミステリーでも、アンソロジーや短編が特に好きです。東雅夫さんや北村薫さんが編まれたアンソロジーなど。短編は、ジョナサン・キャロルやテッド・チャンなどが好きです。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●はい。何冊か枕元に置いてます。いい感じの悪夢を見させてもらってます。




『幽 第8号』

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月02日 10:25

2007年11月01日

妙な写真と朗報

 関西遠征中、斉藤さんから大量の画像ファイルが届く。
 『てのひら怪談2』で掲載を予定している写真家・前康輔さんの作品群である。
 早速、内容にふさわしい写真をチョイスして、斉藤さんに返信したのだけれど、中に1点、妙に気になる写真が。

tenohira7.jpg

 斉藤さんからのコメントに曰く「いつ撮ったか御本人も記憶にないそうです。たぶん、カメラを持ったまま手を動かしたので、そこにないものが一緒に写りこんだんじゃないか、と」……おいおいおい!?
 たまたま隣にいた加門七海さんに見せたところ、「うわぁ、これは…………」。

 それはさておき、まさにタイムリーな嬉しいニュースが飛び込んできました。

 その前康輔さんが、このほど富士フイルムフォトサロン新人賞を受賞されたそうです。
 朗報を知らせてくれたタカザワケンジさんによれば、写真家にとっての登龍門というべき、伝統ある賞なのだとか。おめでとうございます!
 http://www.fujifilm.co.jp/fpsn/sinsa.html

 今後ますますの御活躍をお祈りしたいと思います。


投稿者 東 雅夫 : 2007年11月01日 14:14 | コメント (0) | トラックバック (0)

ビーケーワン怪談大賞/入選者インタビュー

 8人目は「よそゆき」で佳作入選の飛雄さんからの回答です。

【入選者インタビュー/飛雄さんの巻】

【Q1】いつ(出生年)、どこで(出身地)、お生まれですか? 性別は? 現
在お住まいの都道府県は?
●1958年、千葉県生まれ。男。千葉県在住、です。

【Q2】現在、どのようなお仕事(学生の場合は専攻等)をなさっていますか。
●自営です。

【Q3】ハンドル(筆名)の由来は? 単行本化の際には別の筆名を予定されて
いますか?
●『鉄腕アトム』に出てくる飛雄少年からとりました。別の名前は予定していません。

【Q4】怪談大賞公募のことは、何で知りましたか?
●東氏のブログでです。

【Q5】御応募の動機は?
●800字なら自分にも書けるかもと思って。

【Q6】創作を始められて何年ほどになりますか?
●1年半になります。

【Q7】過去に受賞、入選、活字化された作品などはありますか?
●あります。

【Q8】どういうジャンルや傾向の作品を書いていきたいと思いますか?
●怪奇小説です。

【Q9】プロ作家志向ですか?
●それで生計を立てていくのは、とても難しいでしょうが、何とか一冊でも、自分一人の単著を出せたらと思っています。

【Q10】怪談大賞は上限800字の掌篇賞ですが、御自身では長篇・短篇・掌篇
どの分野が向いていると思われますか?
●判りません。これまで掌篇しか書いた事がありません。

【Q11】御趣味は?
●読書と蒐書です。

【Q12】愛読書や好みの作家・作品は?
●愛読書は、『エリア随筆』、『我輩は猫である』、鷲巣繁男の『夜の果への旅』です。好きな作家は江戸川乱歩。『陰獣』、『孤島の鬼』等が好きです。

【Q13】怪談専門誌『幽』を御存知ですか? 購読されたことは?
●はい。購読しています。




『幽 第8号』

投稿者 東 雅夫 : 2007年11月01日 09:32

てのひら通信(11/01)

 第50回100作品掲載の大台到達目前で、いよいよ佳境に入ってきたポプラビーチの「週刊てのひら怪談」西荻シリーズ。

 今週は、春乃蒼さんの「忍(しのび)」と高橋史絵さんの「古井戸」という、西荻アースダイバー風(!?)の両篇です。
 地霊の囁きに虚心に耳を傾ける……怪奇幻想文学創造の原点が那辺にあるかを教えてくれるような作品だと思います。

 次回は、猟奇句会による「西荻窪怪奇十三句」と、田辺青蛙さんの「をぎをぎ」をお送りする予定です。


投稿者 東 雅夫 : 2007年11月01日 07:57 | コメント (0) | トラックバック (0)