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2008年06月29日
熱く長い一日 まずは朝10時から竹芝の某イベントスペースでおこなわれたNHK国際放送のBS番組「imagine-nation」の特集「ホラーマンガ」にゲスト・コメンテイターとして出演する。
日本のアニメ、漫画、ゲーム文化を世界に紹介する情報番組とのことで、MCのティム君は英国青年、レポーターのイザベルとベネの両嬢も、かたやセネガル系、かたやフランス系という国際色ゆたかなメンバー。当然、会話もすべて英語である(汗)。こちらへの質問時は日本語を交えてくださるのだが、それ以外のトークは聞き取るしかないのでヒヤヒヤものであった。日本でホラー、怪談、妖怪ものが好まれる理由、ホラー文化の歴史、主要なホラー漫画作家……等々についてコメントする。
10時にスタジオ入りして、終了したのが12時30分。思っていた以上に中身の濃い収録となり、疲弊はしたが面白い体験をさせていただいた。制作スタッフも有能で、対応もキビキビしており好印象を受けた。日本人が観ても面白い番組だと思うので、機会があれば要チェック。

夕刻より新宿のポプラ社に駆けつけ、『asta*』の『てのひら百怪』発売記念てのひら作家座談会に立ち合う。出席したのは、黒史郎、勝山海百合、田辺青蛙の3作家に、司会・構成役の門賀美央子さんという、てのひら生え抜きの面々である。
ポプラ社最上階の会場に入るなり、真っ赤なプラグスーツやらチャイナドレスやらに目が眩む。こ、ここはどこのコミケ会場ですかー!?(笑)

夜景が素晴らしい屋上に出ての写真撮影などの後、小生と斉藤さんも適宜参加しての座談会がにぎやかに進行。それぞれ個性的な創作方法の話など、てのひらー諸氏にも参考になる話題がいろいろ語られたので、乞う御期待!

ふと見れば、会場の隅のほうに、あのティラノくんの等身大着ぐるみが置かれているではないか! 思わず欣喜雀躍、嗚呼シアワセ……。
座談会終了後、仕事の合間に駆けつけた編集Rを加えて編集部に場を移し、夏のてのひらイベントに関する秘密会議をおこなう。何故てのひらイベントの打ち合わせに編集Rが同席するのか!? 座談会出席者まで同席してるのは何故? さまざまな謎は、まもなく明かされるでありましょう(笑)。
このあと、ロフトプラスワンの「妖・怪談義」に顔を出そうかと思っていたのだが、第3回『幽』怪談文学賞・短篇部門の一次通過作が出揃ったとのことなので、急遽、Rとともにメディアファクトリーへ廻って、通過作・落選作の編集長チェックをおこなうことに。
なんだかんだで深夜近くまでかかったが、手応えを感じさせる応募作が目につき、満足満足。編集スタッフによる二次選考会は、7月中旬に開催される予定である。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月29日 16:35 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月28日
本日の【速報】その2こ、こ、この謎めいた一団は……いったい!?

投稿者 東 雅夫 : 2008年06月28日 01:49 | コメント (0) | トラックバック (0)
【速報】てのひら怪談イベントについて本日、新宿某所でおこなわれた秘密会議(!?)の結果、今年のてのひら怪談(を中心にした小さな妖しい物語)イベントは、8月24日(日)午後、京都で開催の方向で、ほぼ固まりつつあります。
詳細は追ってお知らせしますが、まずはスケジューリングと旅費の算段をよろしく(笑)。理由はまだ申せませんが、前日からの1泊2日コースがオススメです(謎)。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月28日 01:18 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月27日
「東雅夫のイチオシ棚」 更新ビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
まずは、国書刊行会の充実の新刊にご注目。
あの種村季弘の翻訳による異能の作家グラウザーのミステリー『老魔法使い』、世界幻想文学大賞受賞作家ジェフリー・フォードの3部作完結編『緑のヴェール』、不可思議な魅力に溢れる『日本猟奇史』の「明治時代篇」。幻妖ブックブログの読者なら心躍らずにはいられないことでしょう。
『てのひら怪談』の愛読者の方には『超短編の世界』がオススメ。
カバーの奇抜さに度肝を抜かれる京極夏彦『妖怪大談義』他、文庫もすばらしいものがそろっています。

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投稿者 coolmint : 2008年06月27日 22:28 | コメント (0) | トラックバック (0)
ロフトプラスワンといえば!本日27日は、木原浩勝氏と化野燐氏がもうずいぶん長いこと続けている恒例の深夜イベント〈妖・怪談義〉の日ではないですか。
その化野氏の新刊『白澤 人工憑霊蠱猫』講談社文庫版が届いております。
小生、巻末の解説「牛妖の縁」を寄稿しました。
まあ、作品そのものについては、すでに一巻目の解説で千街晶之氏が周到に論じてらっしゃいますし、三部作の真ん中の巻ということもあるので、敢えて内容には立ち入らず、もっぱら『幻想文学』や『ムー』における化野氏との奇縁について、あーんな事とか、こーんな事などを語っております。

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それと、今回あらためて実感したのですが、もっぱらネットをベースに自然発生的に拡がっていった観がある妖怪愛好つながりの人々の環の中から、化野氏をはじめ、『人魚と提琴』の石神茉莉氏、『マキゾエホリック』の東亮太氏(小生と姻戚関係はありません/笑)、さらには云わずと知れた『獣王』の黒史郎氏や『生き屏風』の田辺青蛙氏、ライターとして活躍中の門賀美央子氏など、有為の人材が次々と輩出していることには、驚かされるとともに何やらん胸弾むものを感じずにはいられません。
ちなみに今日は、やはり新宿のポプラ社で、黒史郎・田辺青蛙・勝山海百合という、てのひら出身作家3氏による座談会も収録される予定なので、場合によってはそのまま余勢を駆って〈妖・怪談義〉に乱入させていただこうかな……などとも考えつつあり(笑)。
まあ、翌日の百物語のこともあるのでまだ分かりませんが。
おっとその前に、今日は朝から、急遽出演の決まった某BS番組の収録があるのだったよ……。
え、もう夜明け!?
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月27日 04:29 | コメント (1) | トラックバック (0)
来場御礼 怪談シーズン本番前の疾風怒濤なこのところの展開で、すっっっかり旧聞に属してしまいましたが(汗)、今月14日に新宿ロフトプラスワンで開催された「冒険ドキュメンタリー『男たちの馬歌』上映&トークライブ」にお運びくださいました皆さま、ありがとうございました。
まあ、メインの客層は当然のことながら、松本卓也隊長の監督作品めあてでいらした方々だったわけですが、それに混じってチラホラと、てのひら作家のあの方その方とか、某テレビ局のこの方とか、面識のある方も。
上映の合間合間に、『ムー』の三上編集長、『不思議ナックルズ』の小塩編集長、そして『幽』の小生という怪しい三大雑誌(!?)の編集長がコメンテイターを務めるという、なかなか不思議なトークイベントとなりました。
長丁場でしたが、上映作品がタイトルとは裏腹に(笑)、とても丁寧に、真摯に撮られていたため、あまり時間の長さを感じませんでした。
伝説探訪に興味のある方は、機会があればぜひ、観ていただきたい映画です。
松本冒険隊の今後の活躍にも、おおいに期待したいと思います。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月27日 03:55 | コメント (0) | トラックバック (0)
もひとつ告知 昨年のてのひら怪談イベントでお世話になったりきさんが企画した西荻ブックマークのイベントが、下記の日程で開催されるそうです。
こちらも御関心のある方は是非!
第25回西荻ブックマーク「キャトランドーレの世界を語る」
【日時】2008年9月21日(日)16:30受付/17:00開演
【場所】今野スタジオ MARE(マーレ)
【参加費】1500円 【定員】25名
※ご予約はこちらから
http://s1.shard.jp/nishiogi/nbm2.htm
繊細で優美な鉛筆画や立体作品により表現される、堀内薫の妖精世界。独特の存在感をもつキャトランドーレ(猫人)やフェアリードーレ(妖精)の創作秘話および背景について、語っていただきます。
<<かお/ほりうちかおる>>
1962年長野県生まれ。2001年よりキャトランドーレおよびフェアリードーレ製作開始。2002年渋谷ギャラリー美蕾樹にて初個展。
堀内薫HP「水晶散歩」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~suishyou/
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月27日 02:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月26日
百花園で百物語!すでに御存知の方も多いかと思いますが、今週の土曜日の午後、向島の名跡・百花園の離れにて、有志による百物語怪談会が開催されます。
【日時】6月28日(土)13:00―20:30
【場所】向島・百花園(墨田区東向島三丁目)
【会費】だいたい3000円前後(食事代込み)
※おひとり、ひとつ以上の怪談ネタの用意をお願いします。持ちネタが無い方は、お好きな怪談本からの朗読でもかまいません。
※参加は原則として主催者と面識のある方に限らせていただきます(同伴は面識なくとも可)。
主催のおひとりである門賀美央子さんから、この計画を聞かされたときには、なんたるナイスプランよと、ひそかに快哉を叫んだものです。
なんとなれば、怪談文芸の第二期黄金時代(第一期は文化文政時代、第三期は……今!?)であった明治末から大正期にかけて、ここ百花園ではしばしば文人墨客による百物語の集いが開かれていたからです。

↑風趣ある百花園のたたずまい
なかでも有名なのが、大正8年(1919)7月19日に、同園内の喜多野家茶荘で催された納涼怪談会。このときは作家の泉鏡花や新派俳優の喜多村緑郎、伊井蓉峰らが幹事を務め、帝劇出演中の女優陣や花柳界の綺麗どころなども交えた総勢160余名が参集したため、「怪談会という凄みよりも怪談のお祭りと云ったような賑やかさ」などと新聞記事(同年7月21日付『都新聞』)でも揶揄される盛況ぶりだったといいます。
上記の『都新聞』には、そのときの席上で語られた怪談の数々が「怪談お祭り」というタイトルで、十数回にわたり連載紹介されております。
今回の平成の百物語では、そのときに披露された怪談の中から面白そうな話柄を紹介させていただこうかな……などと勘案中。
まだ席に若干の余裕があるようですので、参加希望される方は門賀さんブログか、このブログのコメント欄に返信用メールアドレス明記でお問い合わせくださいませ。
ちなみに百花園といえば、以前このブログで紹介した山下昇平画伯の作品「クサユウレイ」にまつわる奇縁(笑)が想起されますが、山下氏も当日参加されるそうな。クサユウレイも持参されるのでしょうか、愉しみです。

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↑百花園と怪談の関わりについては、近刊の拙著『江戸東京 怪談文学散歩』でも
詳述しております。ただいま豪華3大特典付きで予約受付中!
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月26日 17:40 | コメント (1) | トラックバック (0)
『幽』第9号、完成!
見よ、この大増ボリュウム!(当社比)

そして、この弩迫力誌面(笑)。
今号から本文用紙を変更して、写真や図版がよりいっそう鮮明に、見やすくなりました。
もちろん内容も大充実。
ぜひ!!!(ビーケーワンではただいま特典付き販売中)

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投稿者 東 雅夫 : 2008年06月26日 13:22 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月22日
『ポドロ島』縁起 世間様の売れ筋とは微妙にずれた書目がよく売れる傾向にある(笑)当ブログですが、このほど刊行されたL・P・ハートリーの作品集『ポドロ島』が2日連続で、ビーケーワン全体のランキングトップ10入り、しかも本日はハリポタや経営書に伍して第3位に浮上しているのには驚嘆しました。
分かりやすい感動とか恐怖ばかりがよしとされる昨今の嘆かわしい風潮とは対極に位置するような幽玄な魅力を湛えた本書が、こうして大きな反響を得たというのは痛快の一語でもあります。

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表題作の「ポドロ島」は、小生にとって運命の一作とでも呼べそうな想い出深い短篇であります。売れ行き絶好調御礼を兼ねて、拙著『ホラー小説時評』の巻頭言を以下に再録しておきます(ネタバレ気味なので、先入観を持ちたくない人は御注意を。まあ、粗筋を知ってどうなる作品でもないのですが……)。
なお、同書については『デ・ラ・メア幻想短篇集』とともに、『小説推理』来月号の幻想と怪奇時評で採りあげております。暗示技巧に長けた怪奇短篇作家としてのハートリーの全貌をうかがうに足る好セレクションだと思いますが、わけても凄味を利かせた幽霊屋敷譚が驚天動地の幕切れを迎える「足から先に」、ヴェネチアの社交界を舞台に繰りひろげられる忌まわしくも謎めいた妄執と殺害の物語として、もうひとつの「ポドロ島」とも呼べそうな「愛し合う部屋」の本邦初訳2篇は必読ですぞ。特に現代的な怪談を書こうと思っているような向きは、ハートリーを熟読すべきかと。
* * *
私が人生で最初に出逢った、ホラー小説の話から始めよう。
L・P・ハートリイの「ポドロ島」(創元推理文庫版『怪奇小説傑作集2』所収/宇野利泰訳)という短篇である。
三人の男女――語り手の「ぼく」と、友人の新妻アンジェラと、船頭のマリオ――がゴンドラに乗って、ヴェニスの沖合に浮かぶポドロ島へ、ピクニックに出かける。風光明媚な小島には、なにやら怪しい風聞が伝えられているらしいが、その詳細は一切、作中に語られてはいない。
島で飢えた捨て猫を見つけたアンジェラは、持ち前の慈善病に駆られて猫を保護しようとするが、抵抗されて取り逃がし、「つかまえることができなければ、殺してやるわ」とまで思いつめる。嫌悪感もあらわに諫めるマリオ。ヴェニスでは、猫殺しは禁忌なのであった。
宵闇せまるなか、猫に夢中なアンジェラを独り島に残して、語り手とマリオはゴンドラで待機するうちにいつしか眠りこみ、語り手は厭な夢を見る。悪夢のなかで、船頭は言った――。
「わしらはあのひとが好きになった。だから、殺さなけりゃならなかったのさ」
夢から醒めて島を見やると、アンジェラの姿はなく、四つんばいで歩きまわる真っ黒い人影のようなものが認められた。あわてて救出に向かう語り手とマリオ。二手に分かれて探索するうちに語り手は、脱ぎ捨てられたアンジェラの海水靴と、無惨に頭を潰された猫の死骸を見つける。そこへ飛びだしてきたマリオは無言で語り手を急きたて、暗闇のなかゴンドラへ逃げもどるや、真っ青な顔で狂ったようにオールを漕ぎ続ける。
島が遠ざかってから、マリオは自分が遭遇したものについて語り始めた。見つけたとき、彼女はまだ息があったこと。殺していってくれと頼まれたこと。救出には機関銃が必要なこと。
「あれがもどってくるまえに――そうあのひとは言うんです。それからまた、こうも言いました。あれは死ぬくらい飢えているので、とても待ってはくれないものね……」
陰惨で謎めいた物語は、ふたりの男が黙々と闇の海を漕ぎ去る場面で、幕を閉じる。
いったい何事が起きたのか……当時、小学生だった私は、この異様な小説に心底とまどい、不安にかられ、そしてこのうえもなく魅了された。世の中に、言葉によってしか表現することのかなわぬ隠微で幻妖な事どもがあることを教えられた。生まれ育った横須賀の沖合に、やはり昔は要塞だった「猿島」という小島があったことも、身につまされる一因となったのかもしれない。
作者であるハートリイは、最後まで真相を暗示のままにとどめているが、この物語には、幾通りかの解釈が考えられよう(推理ファンならば「犯人はマリオ」と即断するかもしれない)。
殺された猫の怨念が祟りをなしたのだと解すれば、これはオーソドックスな怪談、因果応報のゴースト・ストーリーとなる。
島に潜み棲む化物に襲われたのだとすれば、これは不条理な災厄めく怪物ホラーとなろう。
その化物が人間であれば、これは『13日の金曜日』タイプの猟奇犯罪スプラッターとなる。
そして、もしもすべてが、夢のシーンに暗示されるような、語り手の罪の意識を反映した妄想であると解するならば、これは実に薄気味の悪い、真正のサイコ・ホラーということになろう。
斯界の先覚者・平井呈一をして「モダン・ホラーの見本みたいな作品」と言わしめた「ポドロ島」が孕む恐怖の多様性は、現代のホラーが追求する恐怖の多様性であり、可能性であった。
本書は、二十世紀の終わりに作家たちが繰りひろげた「恐怖の探究」を跡づけるドキュメンタリーであり、ささやかなクロニクルである――。
(双葉社版『ホラー小説時評』より)
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月22日 11:26 | コメント (0) | トラックバック (0)
神戸みゆきさんを悼む『仮面ライダー響鬼』の放送第一回「響く鬼」の巻で、主演のヒビキさんや明日夢少年に劣らずたいそう印象に残ったのが、下町の老舗甘味屋の居間から、屋久島を探索中のヒビキに的確でマニアック(!?)な情報を伝える、立花姉妹の次女・日菜佳だった。
立花日菜佳 「たちばな」で店をきりもりしながら、魔化魍出現予測や鬼のシフト表作成、鬼への連絡などをこなす。小学校から東京で育ち、現在は国立大で、地学、気象学、民俗学など魔化魍退治に役立つ学問を専攻している。耳かきコレクターの彼女に、お土産に耳かきをプレゼントする鬼が数多い。香須実の妹。20歳。(『パーフェクト・アーカイブ・シリーズ1 仮面ライダー響鬼』より引用)
愛くるしい容姿に似ずコミカルなふるまいも多く、響鬼世界のムードメイカーというべきその役まわりを見事に好演されていた女優の神戸みゆきさんが、6月18日午前4時8分、心不全のため川崎市内の病院で急逝されていたことが、本日、報じられた。享年24。
昨年2月に『レ・ミゼラブル』の舞台を体調不良で降板されたことをウェブで知ったときには心配したものだが、まさかこれほど深刻な御病状であったとはつゆ思わず、突然の訃報に心底、驚かされた。
女優としても、ひとりの女性としても、これから花の盛りを迎えようとされていた最中の死は、さぞかし無念であったろうと忖度するしかない。
けれど、肉体は滅しても、作品は遺る。
響鬼の世界で溌剌とした輝きを放つ神戸さんの演技の数々は、われわれの眼と心にしかと刻み込まれ、永遠に消えることはない。
『響鬼』という作品に魅せられた者のひとりとして、心からなる感謝と哀悼の念を捧げたいと思う。
つつしんで御冥福をお祈り申しあげます。

投稿者 東 雅夫 : 2008年06月22日 01:24 | コメント (3) | トラックバック (0)
2008年06月21日
もう、出ちゃいました 下の辻さんの書き込みを見て吃驚仰天。
予定よりも数日早く、MF文庫ダ・ヴィンチの創刊ラインナップが入荷して、24時間以内出荷表示に変わっているではないですか!
この文庫シリーズは、『ダ・ヴィンチ』が近年力を入れている文芸ラインの受け皿として創刊されるものですが、当然のことながら『ダ・ヴィンチ』増刊である(って知ってました!?)『幽』関連コンテンツも、その一翼を担うこととなった次第。
その計画を聞いたときに、何の気なしに提案したのが、『幽』編集部編『怪談実話系――書き下ろし怪談文芸競作集』のアイディアでした。
創刊の景気づけに、『幽』と〈幽ブックス〉寄稿作家の皆さんにお願いして、怪談競作集を編んでみようかい……という目論見だったわけです。
ちなみに、なぜ「実話」ではなく「実話系」なのか?
理由はいたって単純明快。実話と物語、ノンフィクションとフィクションが、糾える縄のごとく互に侵犯し、不穏に混じり合う……まさしく虚実皮膜のボーダーランドを体現しているのが、怪談というジャンルの特質であり、また醍醐味でもあるからです。
本書は、そうした怪談の特性を、斯界のトップクラスが腕をふるう競作集の形で、より直截に、より広範にアピールしようという試みでもあるのです。もしも好評を博するならば、二の矢、三の矢を繰り出してゆくつもりですので、何卒よろしく御購読を賜りたく。
掛け値なしに、凄い作品が揃ったと思っております。まさに、ここが頂点。これぞ怪談!

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一方、水沫流人『マリオとUFO』、宇佐美まこと『虹色の童話』の両書は、第一回『幽』怪談文学賞受賞作家ふたりによる、待ちに待った受賞後第一作であります。
作者自身の「ブラジル体験」をベースに、かのラテンアメリカ幻想文学とも一脈相通ずる奇妙奇天烈摩訶不思議な世界を展開する水沫作品。

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デビュー作品集『るんびにの子供』に横溢していた、平凡な日常と背中合わせに密着する恐怖と怪異の世界を、今回は長篇のスタイルで、より凄絶に描ききった宇佐美作品。

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どちらも、受賞作を凌駕するような新機軸が意欲的に打ち出されている点が、なにより嬉しく、また大いに頼もしく感じました。
今回は文庫ということで、より手に取りやすいと思いますので、ぜひともかれらの清新な魅力あふれる文学世界を体感してみていただきたいと思います。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月21日 05:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月20日
「東雅夫のイチオシ棚」 更新ビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
『てのひら怪談 百怪繚乱編』と同時に入庫されたMF文庫の怪談3作が超オススメ。
『怪談実話系 書き下ろし怪談文芸競作集』は顔ぶれの豪華さに頭がクラクラしそう。
『幽』怪談文学賞出身の宇佐美まこと&水沫流人の新作も嬉しい!
『新耳袋』の木原浩勝の怪談集『隣之怪 蔵の中』は期待を裏切らない恐さ。
若き日の東雅夫を魅了した表題作を含むハートリー短編集『ポドロ島』は、幻想文学ファンなら絶対読み逃せない逸品。不気味な想念を朦朧とした表現で描ききる筆の冴えは驚異的です。『てのひら怪談』の作家クジラマク氏のファンの方あたりはピンとくるのではないでしょうか。
諸星大二郎の大人気 「栞と紙魚子」シリーズの最新刊、好評発売中!
そして京極夏彦・宮部みゆき・畠中恵の待望の新刊が予約開始です。

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投稿者 coolmint : 2008年06月20日 22:04 | コメント (0) | トラックバック (0)
あるいはまた……深夜の通販番組で見かけたコレに、ついつい、手を出してしまったり。

いやあ、和みますなあ。
疲労回復にはなによりかと。
森雄二とサザン・クロスの「意気地なし」とか、西田佐知子の「涙のかわくまで」とか、実はその昔、持ち歌だったことに気づいたり(笑)。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月20日 03:44 | コメント (0) | トラックバック (0)
いよいよ切羽つまったときにはこういうのをボーッと眺めて和むようにしてました。

玩具メーカー「ぶたのはな」の恐竜ソフビ焼き玩具より、ことのほかお気に入りのトリオ。
右から、あどけない口もとがラブリィなカルノタウルス、鉄火肌な巨鳥ティタニス、恐竜学草創期の誤った復元図をもとにした(なんたる卓抜な着想か!)イグアノドン・誤。
ぶたのはな http://www.butanohana.jp/
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月20日 02:54 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月19日
嬉しい速報! ポプラ社の「週間ベストセラー」で、文庫版『てのひら怪談』が、堂々第5位にランクインしています!
http://www.poplar.co.jp/bestseller/index.php
林真理子や五木寛之、そしてあの『食堂かたつむり』などに続く位置につけているとは、大健闘といってよいでしょう。
今後の展開がますます愉しみですねえ。
そうそう、ちなみに先日、山下昇平さんから、こんなモノを頂戴しました。

ふっふっふ。このオリジナル「てのひらキーホルダー」、もちろん文庫版の写真に写っていた、アレの現物を加工したものだそうな。
こうなると、てのひらちゃんグッズの商品展開も夢ではないかもしれませんぞ……。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月19日 17:37 | コメント (0) | トラックバック (0)
そして「てのひら百怪」も発売!一方、〈てのひら怪談〉シリーズ第3弾となる『てのひら怪談 百怪繚乱篇』も、いよいよ本日発売となりました。
ビーケーワンでも24時間以内出荷でスタンバイ。
一家に一冊、もちろん御親戚や御学友のお家にも!(笑)よろしくお願いいたします。
カバーデザインもこれまでの2冊とはガラリ趣を変えて、「てのひら怪談」の文字がピンクに輝いて、店頭でもよく目立ちますな。
てのひら文庫も売れ行き好調と、非常に好いタイミングでの投入となりました。
この勢いを次作、次々作につなげていきたいと切に思っておりますので、てのひらー諸賢には地道な宣伝活動をよろしくお願いいたします!
千里の道も一歩から、ですからね。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年06月19日 13:36 | コメント (0) | トラックバック (0)
今度の『幽』も面白い! ……というわけで、第9号、無事に校了しました。
校了の際は、表紙から巻末の奥付末尾まで、限られた時間の中で一字一句舐めるようにチェックをしていくわけで、老耄せる頭脳にはなかなかしんどい作業なのですが(汗)、同時にそれは何物にも替えがたい至福の時でもあります。
なにしろ世界で誰よりも早く、最新の『幽』の怪談を丸ごと読めるのですから(笑)。

今回の第一特集は、本誌連載『山の霊異記』で怪談シーンに彗星の如く登場した逸材・安曇潤平さんを全面にフィーチャーした「山の怪談」特集です。
斯界の大家・夢枕獏さんをスペシャルゲストにお迎えした山男談義の愉しさは無類。また巡礼団では久々に大ネタに遭遇。これも潤平効果か!?
熱海の宿でおこなわれた深夜の座談会で安曇さんが明かす、ヤマネの「ヤマちゃん」秘話も、涙なくしては読めませんぞ!?
第二特集では皆さまお悩みの「長篇怪談をどう書くか」をめぐる対談を二つ、用意しました。『祝山』の加門七海さんと『壊れるもの』の福澤徹三さんという「てのひら」選者コンビによる対談では、読者から募集した質問にも懇切な回答をいただきましたので、長篇執筆に際してとても参考になることと思います。今後『幽』怪談文学賞に応募を考えている方は必読。
また、小生と南條竹則さんの〈幽クラシックス〉コンビによる「長篇怪談名作談義」では、古今東西の長篇怪談/怪奇小説の魅力や特質について語り合いました。
ちなみに南條さんと小生とは同い年で、学生時代からの付き合い。出逢って早々に『金羊毛』2号で「リチャード・ミドルトン特集」を組んだのが仕事初めでしたか。まさかそれから四半世紀後に、こうして『幽』誌上で対談することになるとは(笑)うたた感慨に堪えませぬ。
さて、連載陣もますます好調。皆さん読み応えある新作を投入してくださいましたが、何と云っても今号で圧巻だったのは、工藤美代子さんの「日々続々怪談」でしょう。
「兄とコビー」と題された今回の内容は、怪談実話というものの一つの極北に位置付けられるのではないかと思います。一読、言葉を失わせるような「事実」の重みに、思わず襟を正しました。このような玉稿を誌面に掲載できることを、編集長として本当に誇らしく思います。
毎度おなじみの怪談シンクロニシティ現象――今回もバッチリ起こってます。
なんと諸星大二郎さんと高橋葉介さんの漫画のタイトルが、どちらも「雨」の一文字。いくら梅雨時だからといって、このような偶然がありうるものでしょうか!?
しかも押切蓮介さんのタイトルは「咎」……これで花輪さんも「咎」だったらマジで怪談だよ、と戦々恐々としていたのですが、締切ぎりぎりに到着した花輪和一さんの原稿タイトルは「うっすらと」だったので脱力しました(笑)。
てなわけで、今号も話題満載の『幽』9号、6月27日発売です。
ビーケーワンで御予約いただきますと、恒例の秘密メルマガ増刊号をプレゼント! ふるっての御予約をお待ち申しあげます。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年06月19日 13:23 | コメント (1) | トラックバック (0)
2008年06月17日
峯野嵐さん追悼 ポプラ社の斉藤さんから、思いもよらない訃報を知らされました。
てのひら怪談作家のおひとりである峯野嵐さんが、今年4月4日に肝臓ガンのため逝去されていた旨、このほど出版契約書のやりとりに際して、御夫君より初めて連絡をいただいたとのこと。病床で文庫版の完成を愉しみにされていたそうです。
衷心より御冥福をお祈りいたします。
峯野さんは『てのひら怪談』に「おかえり」、『てのひら怪談2』に「ハンター」が、それぞれ収録され、『週刊てのひら怪談』にも「登山競争」が掲載されました。
いずれも、なにげない日常の点景をつかのま翳らせる妖変を淡彩で描いて、印象に残る作品であったと思います。作中の怪異に、無気味さとともに、巧まざるユーモアと温もりが感じられるのも、得がたい特色でした。
遺された作品を、一篇一篇あらためて味読することが、なによりの手向けになりましょう。
てのひら怪談に所縁ある皆さまの御賛助を、よろしくお願い申しあげます。合掌。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月17日 09:24 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月13日
さらなる朗報!今さっき、ポプラ社の斉藤さんから速報が入りました。
ポプラ文庫版『てのひら怪談』、増刷決定です!
なにせ初版部数がハンパじゃなかったので、かなりドキドキものだったのですが(貧乏性)、店頭での出足好調につき、あっさり決まった模様。
本書の制作に関わってくださった総ての方々ならびに、本書をお買い求めくださいました読者の皆さまに、心より感謝申しあげます。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年06月13日 11:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
幽文学賞作家に朗報ゾクゾク!今日も今日とて、メディアファクトリーの一室で校了作業に勤しんでいたところ、紅潮した面持ちの編集Rが息せき切って飛び込んできました。
「長島さんの『遊郭のはなし』、増刷決まりましたあ!」
うおおおお!
と思わずガッツポーズで咆吼してしまいましたよ、いやホント。
思いかえせば……2003年に『旅芝居怪談双六』でムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞されてから、はや5年。その間のいろいろな御苦労を余所ながら存じ上げているだけに、今回の増刷には感無量なものがあります。
もちろん『幽』怪談文学賞全体にとっても、これは大きく弾みをつける朗報と申せましょう。
『幽』の怪談文芸路線に、またひとつ、確かな手応えを感じた瞬間でありました。

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一方、雀野日名子さんの『あちん』も、先ごろ発表された地元福井の「県内ベストセラーズ」で、なんと総合(!)第5位にランクインしたのをはじめ、非常に好調な売れ行きを示しているようです。
こちらも増刷への期待が高まりますな!
また、『野性時代』最新号に掲載された日本ホラー小説大賞の選評によりますと、雀野さんの受賞短篇「トンコ」は、大賞に肉薄するほどの高い評価を受けていたことが分かります。
まあ、それも宜なるかな。小生も予備選委員として同作に目を通した際、かの宮沢賢治の絶品「二十六夜」をゆくりなくも彷彿せしめるような、一種荘厳なる感動を覚えたものです。遁走する食用豚の話だというのに!(笑)
秋に予定されているらしい、こちらの単行本発売も、とても愉しみであります。

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ちなみに単行本発売といえば、そう、幽文学賞「第三の女」(!?)勝山海百合さんの受賞作「竜岩石」を中核に据えたデビュー作品集が、いよいよ8月頃に発売ということで本格的に動き出した模様です。
目下、勝山さんには、鬼神のごとき怒濤の勢いで(!?)新作短篇の書き下ろしに邁進していただいておりまして、小生もその一部を読ませてもらったのですが、てのひら怪談とはまたひと味もふた味も異なる、実にユニークで変幻自在な個性が発揮された内容になりそうで、これまた期待が高まります。
もひとつちなみに、その海百合さんと、田辺青蛙さん、黒史郎さんのお三方による『てのひら怪談 百怪繚乱篇』&『てのひら怪談』文庫版刊行記念座談会が、今月下旬にポプラ社で開催されることとなりました。
掲載誌はもちろん『asta*』であります。
どんな話題が飛び出しますか、こちらも御期待いただきたいと思います!

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投稿者 東 雅夫 : 2008年06月13日 04:07 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月12日
てのひら百怪、見本出来!いよいよ発売まで一週間を切った『てのひら怪談 百怪繚乱篇』の見本が、今さっき届きました!

うっふっふ。
やっぱり特色(四色分解というかインクを混ぜて色を作るのではなく、専用色のインクで刷ること。それだけコストが高くなるので贅沢なのよ)にしたピンクが、びびんと利いてますなあ(笑)。
装幀の大久保伸子さん、装画のさやかさん、本文写真の前康輔さん、本当にありがとうございました。
そして、ナイスな帯文を頂戴した綾辻行人さんにも、深々と感謝を!

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↑特典付き予約受付中!
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月12日 09:29 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月11日
『ムー』編集長も参戦決定!先にお知らせしました「男たちの馬歌」上映&トークライブに、『ムー』の三上編集長もゲスト出演することが決定した旨、連絡がありました。
三上氏とは以前、「かごめ歌」の謎を追って、北関東を何度か探訪してまわったことがあります。
ちなみに、怪談巡礼団担当の編集Rも顔を出すようなことを言ってましたので、なんだか当日は怪しいルポルタージュ雑誌祭みたいなことになりそうな予感が(笑)。
なお、当日は会場で物販もおこないます。
拙著『妖怪伝説奇聞』や『幽』のバックナンバーほか、御希望の方にはサインでも何でも致しますので、この機会にぜひ、お買い求めください。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年06月11日 18:24 | コメント (0) | トラックバック (0)
心霊づきあい!? さあ、いよいよ今日から『幽』の校了がスタート。
連日、渋谷のメディアファクトリー『ダ・ヴィンチ』編集部に通い詰める日々となる。
着座していきなり目の前に広げられたのが……コレだ。

加門七海対談集、名づけて『心霊づきあい 11人の作法』――〈幽ブックス〉より8月22日発売予定で、ただいま猛然と制作進行中。乞う御期待!
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月11日 15:06 | コメント (0) | トラックバック (0)
『ダ・ヴィンチ』7月号発売中 こちらも旧聞に属しますが(汗)『ダ・ヴィンチ』7月号が発売になりました。
今月は小生、なぜか巻頭の「梨木香歩大特集」に登板しております。

梨木さん原作の映画『西の魔女が死んだ』に描かれる「魔女」とは何か? というテーマについて、吸血キッシーと門賀美央子さんの強力魔女コンビに問われるまま、あれこれと語らせていただきました。珍しく幻想文学系の仕事したな(笑)。

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また「雨の日に読みたい28冊」(構成・文=佐々塚修)では、拙編著『飛騨の怪談』や『てのひら怪談』を採りあげていただいております。感謝感謝。
今号では他にも、角川ホラー文庫の立木新編集長が、同文庫のリニューアルと今後の展望を語っていたり(平山&福澤の書き下ろし新作スタンバイとか!?)、なんか凄い広告があちこちに載っていたりとか、見どころ満載ですぞ。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年06月11日 09:37 | コメント (0) | トラックバック (0)
撮られちゃいました先に告知した下記の上映会トークイベントの打ち合わせのため、五反田の学研ムー編集部へ。
冒険ドキュメンタリー「男たちの馬歌」上映&トークライブ
【日時】2008年6月14日(土)
Open24:00/Start24:30―6:00(終了予定)
【会場】新宿ロフトプラスワン
新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/
【チケット】前売¥1500/当日¥1800(共に飲食別)
※前売はローソンチケットにて発売中!(Lコード:35879)
【出演】松本卓也(監督&隊長)、松本冒険隊隊員
【ゲスト】東雅夫(アンソロジスト/「幽」編集長)、小塩隆之(「不思議ナックルズ」編集長)
◆主催 シネマ健康会
http://matsumoto-movie.hp.infoseek.co.jp/
『妖怪伝説奇聞』の担当者である獅子堂(仮名)@子育て真最中とともに、噂の「松本冒険隊」の隊員に撮影&広報部隊の方も加わった6名のメンバーと初対面。当日の段取りなどを打ち合わせする。
せっかく『幽』と『不思議ナックルズ』の編集長が揃うのだから、このさい『ムー』編集長も呼べばいいのに……という話も。もしかすると実現するかもしれません。
そして打ち合わせもそこそこに、やおらオレンジ色の制服に着替え始める隊員たち!(笑)
『ムー』編集部に『幽』編集長を訪ねた隊員たちが、イベントへの出演を依頼する……というミニ冒険ドキュメンタリーが撮影されたのであった。
どんな映像になっているかは、シネマ健康会さんのホームページを見ると分かるかも!?

↑冒険隊員の勇姿inムー編集部
打ち合わせ終了後、小生は『ムー』の島から『エソテリカ』の島へ移動して、特に名を秘す某編集長と久しぶりに対面。
「あー『リトルリトルクトゥルー』のゲラ、もう送ります直ぐ送ります」との確約を得たので(笑)ようやく編集作業も再起動となる模様。
もちろん、それに続いて『伝奇ノ匣9 ゴシック名訳集成 吸血妖鬼譚』もひかえているわけで、秋の陣は、このへんが柱となることでありませう。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月11日 08:43 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月10日
『小説推理』7月号発売中 かなーり旧聞に属しますが(笑)、『小説推理』7月号が発売中。小生は連載「〈幻想と怪奇〉時評」を寄稿しております。
今回取りあげたのは――長島槇子の『遊郭(さと)のはなし』、雀野日名子の『あちん』、それに黒史郎の『黒水村』という『幽』怪談文学賞トリオの新刊でした。
長島・雀野の両作品については、すでに何度もふれているのでさておき、ライトノベルの新レーベルから刊行された『黒水村』は、正調ホラー追求の気概あふれる正攻法の力作で、何度もニヤニヤしたり、ここでこう来ますか! と膝を打ったりしながら、一気読みしました。
随処に横溢するクトゥルー風味も堪能。
黒氏は近く講談社からも都市伝説ホラー(!?)の新作が登場する模様で、怪談文学賞受賞後のめざましい活躍ぶり、本当に嬉しく、また頼もしく思います。
もちろんメディアファクトリー/幽でも、今後いろいろと仕事していただく予定なので御期待ください!
まずは、コードネーム『諸国奇談(仮)』だな(謎)。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月10日 05:55 | コメント (0) | トラックバック (0)
「東雅夫のイチオシ棚」更新ビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
今回の目玉は『ざくろの実 アメリカ女流作家怪奇小説選』。世評の高かった『鼻のある男 イギリス女流作家怪奇小説選』の続編。 怪談大賞の投稿者の方々は、こうした幻想文学の古典的傑作にも是非手を伸ばしていただきたいですね。
刊行が遅れていた『澁澤龍彦|堀内誠一往復書簡 旅の仲間』も遂に発売。二人の全書簡をカラーで収録。ファン垂涎の一冊です。
限定生産の京極夏彦『『魍魎の匣 アンカット特装版』入荷。贅を尽くしたすばらしい造りです。数に限りがございますのでご購入はどうぞお早めに。
漫画ですが、『星野之宣SF作品集成 1 CONTINENT』は幻妖ブックブログの読者にオススメしたい
テイストの作品集。
その他、「ふしぎ文学館」シリーズの中井英夫『幻戯』、 注目の研究書 『四谷怪談地誌』が予約開始となっております。

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投稿者 coolmint : 2008年06月10日 01:07 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月06日
真夏の三大怪談文庫!?てなわけで、いよいよ今夏の怪談文庫アンソロジー/競作集トリオの陣容が整いました!
【過去】
『文豪怪談傑作選・特別篇 文藝怪談実話』東雅夫編(ちくま文庫)

【現在】
『怪談実話系――書き下ろし怪談文芸競作集』『幽』編集部編(MF文庫ダ・ヴィンチ)

【未来】
『てのひら怪談』加門七海・福澤徹三・東雅夫編(ポプラ文庫)

……という感じで、上記の3冊を続けて御精読いただければ、怪談文芸の現在・過去・未来を総展望することが出来るとともに、「怪談とは何か?」という真摯な問いかけにも自ずから答えが見出される仕組みになっております(笑)。
その意味でも、何卒トリオでのお買いあげを、推奨したいと思う次第です。
まずは、いよいよ店頭に並び始めた、これ↓から!
特に巻末に書き下ろされた京極夏彦さんによる解説は、怪談に関心を抱く総ての方に熟読をお願いしたい画期的な一文ですぞ。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年06月06日 16:38 | コメント (0) | トラックバック (0)
緊急イベント出演のお知らせ えーはなはだ唐突ですが、下記の上映イベントにゲスト出演することになりました。
「松本冒険隊」シリーズという秘境冒険(!?)熱血ドキュメンタリー映画を制作している皆さんによる、オールナイト上映会&トークライブです。
小生、お話をいただくまで関係者と一面識もなく、作品のことも存じ上げなかったのですが、拙著『妖怪伝説奇聞』をご覧になってのオファーとのことでDVDを拝見したところ……なるほど、キホン、似てるじゃん!(笑)
ということで、参加させていただくことになりました(とはいえ『幽』の校了明け当日なので……朝までお付き合いできるか体力的に微妙なところではあるのですが)。
なんとあの『不思議ナックルズ』の編集長氏も、ゲストで御一緒するらしくてとても愉しみです。
それやこれやで御関心のある向きは、ぜひとも御来駕を賜りたく。

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◆冒険ドキュメンタリー「男たちの馬歌」上映&トークライブ◆
今宵、新宿ロフトプラスワンに最強の馬歌が上陸!!!
あの松本冒険隊が日本の離島に渡り、その島々に伝わる謎めいた伝説や伝統、UMAなど未知の領域に果敢に挑む決死作!!
ドキュメンタリーながらもお馬鹿な要素満載のエンタテインメント作品「松本冒険隊シリーズ」を第一弾?第三弾まで一挙三本立て!!
当日は隊長(監督)&隊員に加え、ゲストには文芸評論家でアンソロジストの東さん、不思議ナックルズ編集長を交えてお馬歌な冒険ドキュメンタリー映画を観ながらのオールナイト上映&トークライブ!
飲んで笑って馬鹿やって、松本冒険隊と共に冒険の旅に出よう! 我こそは馬歌と思う者、いざロフトプラスワンへ!!!
【日時】2008年6月14日(土)
Open24:00/Start24:30―6:00(終了予定)
【会場】新宿ロフトプラスワン
新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/
【チケット】前売¥1500/当日¥1800(共に飲食別)
※前売はローソンチケットにて発売中!(Lコード:35879)
※数に限りがございますのでお早めにお求め下さい。
【出演】松本卓也(監督&隊長)、松本冒険隊隊員
【ゲスト】東雅夫(アンソロジスト/「幽」編集長)、小塩隆之(「不思議ナックルズ」編集長)
◆主催 シネマ健康会
http://matsumoto-movie.hp.infoseek.co.jp/
◆予告編(シネマ健康会HP作品紹介)
http://matsumoto-movie.hp.infoseek.co.jp/sakuhinsyoukai.html#sakuhinsyoukaitop
※詳しい上映内容は――
【上映作品】
◎第一弾『男たちの馬歌――悪魔祓いの島変』2007/日本/カラー/68min/DV
風俗産業で超有名な三重県「渡鹿野島」。島に伝わる秘祭“悪魔祓いの儀式”に潜入調査。しかも2007年は七年に一度しか行われない大祭の年。他にも島に伝わる伝統文化を余すことなく記録している。
◎第二弾『男たちの馬歌――天狗の島変』2007/日本/カラー/70min/DV
愛知県「佐久島」。天狗が住んでいたという伝説を探るため島に渡り取材を敢行する。だが、島の人々は天狗伝説についてかたくなに否定。冒険隊が調査を進めていくなか、ある老婆との出会いを切っ掛けに話は急展開していく……。
他にも珍しい仏像や徳川家康来島の痕跡も!!
◎第三弾『男たちの馬歌――海底に沈む絶えの島変』2007/日本/カラー/93min/DV
三重県伊勢湾に実在していたと言われる幻の島「絶えの島」、その周りに浮かぶ「菅島」「神島」「答志島」「坂手島」。冒険隊は各島に渡り、「絶えの島」の情報収集や各々の島の不思議スポットや伝説などを調査する。今回、「絶えの島」調査のためプロダイバーによる海底調査&水中撮影も行い、馬歌史上最強の調査結果も生んでいる。
さらに今回は、2007年10月に神島で起きた断水による水不足を救うため、有志を募り水を集め神島の島民に寄付することに。
その他、これまでの伝説などの取材に加え、遺跡でのグラビア撮影という新たな試みも。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月06日 02:21
『怪談実話系』は、こんな顔! 噂の競作集『怪談実話系』のカバーデザインが到着しましたので、お披露目します。
デザイナーは『飛騨の怪談』『地獄』のchutteさんです。

いやはや、こうして更めて眺めると、つくづく凄い顔ぶれが勢ぞろいしたなあ、と茫然といたしますな(笑)。
いや、凄いのは顔ぶればかりでなく、その内容も掛け値なしに、物凄いのです。
当代きっての名手たちがプライドにかけて、秘術を尽くして、怪を語る。
現代怪談の最高峰がここに結集されたと申しあげても過言ではないでしょう。
おそらくは巻頭の京極夏彦「成人」の第1行目から、その凄味を実感していただけることだろうと、ここで唐突に予言しておきます(謎)。
これぞ怪談!
ここが頂点!
……を謳い文句に、ビシバシ攻勢をかけていきたいと思っておりますので、皆さま、よろしくお願いいたします!
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月06日 01:54 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月04日
今日のあぶく 藤原編集室さんの日替わり業務日誌「今日のあぶく」で、早速に『文藝怪談実話』へのレスポンスが!
特に「田中河内介異聞」のパートに注目していただけたのは、さすがの炯眼というか、編者冥利に尽きますです。ありがとうございます。
実はこのパートに関しては、解説中にも恒例の「附録」として、事件発生からまもない時期の新聞記事を再録しておりまして、これがまた……なかなか凄いんですよ。ふっふっふ。
ちなみに藤原さんが類話として言及されているハリファックス卿の『怪談集』所収「ボルドー行の乗合馬車」(国書刊行会版『怪奇小説の世紀2』所収)は、小生にとってもことのほか想い出深い作品でありまして、とおおおおおおい昔に自分で翻訳してガリ版(謄写版)印刷時代の『幻想文学』に載せたことがあります。
もひとつちなみに、藤原編集室さんでは目下、柴田宵曲の名著『奇談異聞辞典』(元本は東京堂書店の『随筆辞典』中の「奇談異聞篇」)の文庫版編集作業が進行中のようで、これは近世怪談ファンなら思わず小躍りしたくなるような好企画です。
今夏のちくま文庫は、怪談実話的にも目が離せませんなあ(笑)。
今日のあぶく
http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/today.html
※なにせ日替わりですので閲覧はお早めに。
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月04日 11:22 | コメント (0) | トラックバック (0)
『文藝怪談実話』ラインナップ発表! 先ほどようやく巻末解説の原稿を書き終えたばかりの『文豪怪談傑作選・特別篇 文藝怪談実話』(ちくま文庫より7月9日配本)のラインナップを発表します。
率直に云って、自信作です。
◆口絵グラビア
山下清「ぼくのお化け」
◆怪異に遭遇した文人――現代作家篇
遠藤周作・三浦朱門「幽霊見参記」
遠藤周作「僕はハッキリと感じた」
三浦朱門「遠藤の布団の中に……」
遠藤周作「私は見た」
柴田錬三郎「わが体験」
三橋一夫「幽霊――『日本の奇怪』より」
都筑道夫「夜の寺」
高橋克彦「この世に幽霊はいる――『黄昏綺譚』より」
◆近代怪談実話の黎明――明治作家篇
小泉八雲「さまよえる亡者たち」(牧野陽子訳)
三遊亭圓朝「塩原多助の怪談――「芸人談叢」より」
岡本綺堂「父の怪談」
江見水蔭「怪談偽造の前」
◆史上最恐の怪談実話!?――田中河内介異聞
徳川夢声「田中河内介」
池田彌三郎「異説田中河内介」
徳川夢声「続 田中河内介」
長田幹彦「亡父の姿――『霊界五十年』より」
鈴木鼓村「怪談が生む怪談」
◆学芸と怪談と――芸術家・学者篇
尾上梅幸「二つの幽霊」
尾上菊五郎「お盆に来る幽霊」
宇野信夫「六代目の怪談」
喜多村緑郎「あけずの間」
伊井蓉峰「死神の誘い」
淡谷のり子「私の幽霊ブルース」
野尻抱影「物音・足音」
鈴木棠三「怪異を訪ねて」
多田智満子「百ヶ日」
水木しげる「おばあさんの死んだ日」
◆文壇と怪談と――大正・昭和作家篇
佐藤春夫「化物屋敷」
稲垣足穂「黒猫と女の子」
川端康成「香の樹――『海の火祭』より」
浅原六朗「怖しい経験」
小林秀雄「菊池寛」
豊島与志雄「怪異に嫌わる」
内田百鬼園「夜道」
芥川龍之介「凶」
片山廣子「うちのお稲荷さん」
※日本文学史を彩る古今の文豪はもとより、かれらと親しく交遊した芸術家や学究たちが書き遺した戦慄の超常現象記録を集大成。史上初の名作怪談実話アンソロジー、ここに誕生!
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月04日 04:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
今年も始まりました!明けない夜はない明けない夜はない……と繰りかえし呟きながら生きているヒガシですお久しぶりです(笑)。
さて、6月1日より、今年で第6回を数える〈ビーケーワン怪談大賞〉の募集と専用ブログでの作品掲載が始まっております(上段のリンクを参照)。
すでに開始早々から20篇を超える作品が寄せられているようで、今年もまたスタッフは嬉しい悲鳴をあげることになりそうな予感が。
それにしても、投稿レベルのめざましい向上ぶりには驚かされますなあ……(しみじみ)。
800字の言語宇宙を存分に活用して、怪談文芸の世界に新風を吹き込むような作品の輩出を期待しております!

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↑次回へつなげるために、即クリック&クリック!
投稿者 東 雅夫 : 2008年06月04日 03:59 | コメント (0) | トラックバック (0)











