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2008年11月29日
ほぼ、校了 残るは……巨匠入魂の表紙デザインと、もうひとりの巨匠の描きおろし漫画のみ(笑)。
が、がんばってー!
……というわけで天気も良いので、朝昼兼用の食事がてら、門前仲町までスタスタ歩く。

西深川橋名物といえば、巨大なシーラカンスとアンモナイトの彫像。小生も大のお気に入りスポットなのだが、橋の反対側に、このミニシーラカンスくんが潜んでいることは、案外御存知ない方が多いようだ。
食後、ぶらぶらと永代橋方向へ。
お、そうだ! とある企画でまた『四谷怪談』にお世話になることだし、新川の於岩稲荷田宮神社さんに御挨拶しておこう、と、永代橋を渡る。

この橋を渡ると、必ず3人の名前を思い出す。
永井荷風と平井呈一、それに草森紳一である。

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高層ビルの谷間のような狭い路地を右へ折れ左へ折れして、田宮神社の境内へ。いつもながらここだけは幽邃な別天地の趣がある。

(えー今回もなにとぞひとつ、よろしくお頼み申します、正式な御挨拶はM社の担当編集者と一緒に四谷のほうに伺います……)
云々むにゃむにゃとお詣りし、近くに出来たナチュラル・ローソンで一休みして、校了待機モードに戻る。

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▲深川一帯と四谷怪談との関わりについては拙著第五章参照!
投稿者 東 雅夫 : 2008年11月29日 13:35 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月28日
【提携記念】最近の愛聴盤から このほどビーケーワンとHMVとの提携が始まりました。
これでビーケーワンでもCDやDVDも買える! これは事件だ(笑)。
……というわけで提携記念に、最近、小生が仕事場で流している愛聴盤を御紹介いたします。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月28日 19:07 | コメント (2) | トラックバック (0)
クトゥルー通信(11/28)ひっさびっさのクトゥルー通信であります(笑)。
校了作業のまっただ中、特に名を秘す学研の某編集長氏から電話が。
本業(!?)の〈ブックス・エソテリカ〉のほうで、いろいろいろいろとテンパっていた模様。ご愁傷様である……。
で、ようやく、そちらが一息ついたので、中断していた神話競作集『リトル・リトル・クトゥルー』の制作進行が再スタートする由。
タイトルも上記で正式決定し、来年1月中の発売をめざす、とのことである。
今度こそ(笑)、つつがない進行を祈りたい。
おっとその前に、「まえがき」と「編者あとがき」を書かないと(汗)。

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▲発売予定が2008年11月になっているのは2009年1月の誤りです。
もちろん特典も付けます! ふるっての御予約をお待ち申しあげております。

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▲クトゥルー神話ってナニ!? という初心者はまずはこの2冊で予習しておこう!
あ、もちろんコレ ↓ もよろしく。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月28日 17:31 | コメント (0) | トラックバック (0)
『幽』怪談文学賞の作家たち投稿者 東 雅夫 : 2008年11月28日 08:41 | コメント (0) | トラックバック (0)
今度の『幽』は面白い!(笑)ただいま『幽』第10号の校了、真最中であります。
いやーしかし、毎度のことながら、メディアファクトリーの片隅に陣取って、各担当者から届けられる校正ゲラを次から次へとチェックしてゆくのは、なかなかしんどいけれど、愉しいことこの上ない作業なのですな。
だって……面白いんだもん(笑)。
もちろん入稿時点で、すでに目を通している原稿も多いわけですが、やはり祖父江慎さんによる秀抜なレイアウトの施された版面で読むのは、また格別なわけです。
誰よりも早く『幽』の最新号を隅から隅まで通読できる特権――これ有るがゆえに、編集長をやっていると云っても過言ではありません。
さて、今号も連載陣の作品は、ますます充実。
今回より『幽談』に続く新連載『冥談』をお願いすることになった京極夏彦さんに至っては、「早めに書きあげたので、もう1本、書いちゃいましたよ」って、オイ!(驚愕)他社の京極番担当者に絞め殺されるのではないかと編集Rが怯えていました。本当にありがたいことです。
かくして仰天の2本同時掲載となる、注目の内容は……端的に申しあげて、ますます「怪談」の中核へと肉迫してきたように思います。ご本人は否定されるかも知れませんが。

▲戦々恐々としつつも編集作業の手を休めない編集R
その一方で今回、特に感心させられたのが、『幽』怪談文学賞から飛び出した新鋭たちの書き下ろし作品でした。
第一特集の「競作!『椒図志異』の世界』には、水沫流人、長島槇子、勝山海百合の異能派三人衆が、加門七海さん、波津彬子さんというホラー・ジャパネスクの両ベテランの胸を借りる(というと相撲部屋みたいだが……)形で、若き日の芥川龍之介が遺した怪談実話ノート『椒図志異』の中から「これぞ!」という話柄を選び、独自の物語を紡ぎ出すという試みにチャレンジしました。
また第三特集「怪しき我が家」では、黒史郎、宇佐美まこと、雀野日名子という幽文大賞作家トリオが、「家族/家庭/家系」をめぐる怪談小説という共通のテーマで競作しております。
新人が6名で競作となれば、作品の出来にバラつきが出るんじゃなかろうか、1人か2人はコケるかもしれん……などと、企画を提案した当人でありながら(汗)内心、不安に思わないでもなかったのですが、見事、杞憂に終わりました。
6人が6人なりに、それぞれの持ち味を存分に発揮し、加えて、新たな魅力すら垣間見せている……本当に、読みながら涙が出てくるくらい感動し、感心させられました。
発売まであと半月あまり。10冊目の『幽』に、御期待ください!

▲黙々とパソコンに大正時代の新聞連載小説を打ち込む、ダ・ヴィンチ編集部のバイトさんバイトくん軍団。そう、〈幽クラシックス〉注目の第2弾が、着々と制作進行中なのです! 前回の『飛騨の怪談』に続いて史上初の単行本化となる、今度は本格長篇幽霊小説がスタンバイ。ふっふっふっふっふ(謎)。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月28日 02:31 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月24日
福井in神楽坂 神楽坂で連休の三日間開催されていた「越前・若狭まつり」へ。
お目当ては、もちろんコレだ!

▲純国産肉食竜フクイラプトルの勇姿
そう、福井といえば、雀野日名子と東尋坊ばかりが名物なのではない。恐竜化石の産出地としても、日本有数の県なのです。
予想どおり、恐竜グッズも売っていたので、すかさずゲット。

海洋堂&荒木一成の豪華コンビによる、福井県立恐竜博物館オフィシャルモデルである。
そして……こんなものも(笑)。

さばトラ「ななちゃん」って……なんだか無性に誰かを思い出させるようなこの…………!?
と、まあ、なかなか充実した物産展でありました。
会場に雀野日名子コーナーがなかったことだけが、唯一悔やまれますな。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月24日 16:59 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月22日
飴村行氏にインタビュー! ビーケーワンの辻さんと飯田橋で待ち合わせて、角川書店に。
第15回日本ホラー小説大賞長篇賞を受賞した『粘膜人間』で、目下ネットを中心に話題騒然の新鋭・飴村行氏へのインタビュー取材である。
さすがに授賞式のときに較べると表情から硬さがとれてはいたものの、それでもまだ緊張の面もちで、ひとつひとつの質問に生真面目に答えてくださった。

もともとは漫画家志望で、丸尾末広や花輪和一に憧れ、吉田戦車風の不条理漫画を描いては、出版社への持ち込みを繰り返したが採用されず、歯科大を中退して工場で働きながらシナリオライターを目指すも、これまた挫折。平成の御時世にサム・ペキンパー命ってのは……たしかにちょっと(笑)。
いよいよ進退窮まったときに、二歳上のお兄さんから「4年間、好きなようにがんばってみろ!」と励まされ、実家に籠もって日夜、小説執筆に専念。
毎年、ホラー小説大賞に応募するも、3年連続してあえなく落選。ラスト・チャンスとなった今回、見事『粘膜人間』で栄冠を射止めたのだという。
ちなみに筆名の「行」は、少年時代に読み耽った西村寿行に、「飴」は、かつて東京グランギニョルを主宰していた演出家の飴屋法水に、それぞれ由来するというから筋金入りである。
「今後もホラー一本でいきます。僕にはホラーしか書けませんから……」
ひかえめな口調ながら、頼もしい決意を口にされていた。注目の次回作『粘膜蜥蜴(仮)』も、すでに執筆に取りかかっているとのことである。
詳しいインタビュー記事は、田辺青蛙氏インタビューに続いて、近く掲載を予定しているので、お愉しみに!
なお、まもなく発売される『小説推理』の「幻想と怪奇」時評でも、『粘膜人間』はじめホラ大4作品を採りあげているので、御高覧のほどを。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月22日 16:56 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月21日
「安楽椅子探偵6」DVDも到着(笑) 探偵つながり(!?)で、こちらも。
有栖川有栖&綾辻行人の両雄が合作する人気推理ドラマの第6弾『安楽椅子探偵 ON AIR』(メディアファクトリー)が、このほどDVDで発売されました。

DVD版には毎回、映像特典の一つとしてゲスト解答者による犯人当て企画が収録されておりまして、今回、ななな何故か小生も御指名を受けました(大汗)。
「えええー!? 小生の専門分野は怪談やホラーや幻想文学でー、本格推理は門外漢もいいとこだよー!」などと、制作スタッフの一員である吸血キッシー相手にジタバタ抵抗したのですが、「綾辻さん有栖川さんには、『幽』でも物凄ーく、お世話になってますよねっ!」の一言で、あっさり玉砕。まことにお恥ずかしいような推理モドキを披露しております。ただ、やはりゲスト出演されている北村薫さんと偶然にも同じ人物を犯人と指定したのは、ちょっと自慢かも(笑)。北村さんの緻密な推理は圧巻ですぞ。

他に元女優・電脳アイドルで現在はヨーガ講師として活躍中の千葉麗子さん、ホラー大好き編集者の光森優子さんがゲスト。千葉さんといえば『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のメイ役も印象的でしたが(なんたって「プテラレンジャー」だぜ!)、思いがけないところで共演(!?)できて幸甚至極でありましたハイ。
なお、今回の作品は、テレビのバラエティ番組を舞台に、先ごろ惜しまれつつ病没された深浦加奈子さん演ずる霊能力者が怪しくも跳梁するというストーリーで、ドラマとしての見応えも十分。興味をもたれた方は、ぜひとも御一見のほどを。
投稿者 東 雅夫 : 2008年11月21日 08:52 | コメント (2) | トラックバック (0)
『大金塊』も到着ポプラ文庫から新たに〈ポプラ文庫クラシック〉と銘打たれて(ん、どこかで聞いたようなネーミング!?)、同社の大ロングセラー〈江戸川乱歩・少年探偵〉シリーズの刊行が開始されました。

その第一弾全6点のうち、小生は『大金塊』の解説を寄稿しております。
題して「怪奇と恐怖の天国に遊べ!――〈少年探偵〉とゴシックの血脈」。ま、そういう話です(笑)。

▲柳瀬茂えがく挿絵の数々も忠実に原本を再現!
ちなみに他の巻の解説・エッセイ執筆陣は、平井憲太郎(怪人二十面相)、乙一(少年探偵団)、綾辻行人(妖怪博士)、あさのあつこ(青銅の魔人)、平野綾(サーカスの怪人)という顔ぶれであります。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月21日 08:15 | コメント (0) | トラックバック (0)
『百物語の怪談史』3刷到着! 拙著『百物語の怪談史』の第3刷増刷分見本が届きました。
単行本時代から数えると、なんだかんだでン万部かー、とちょいと感慨あり。
なんとなーくカバーに違和感を覚えて、初版本と較べてみたら、あらま、いつのまにか背のデザインが変わっていたのね、ソフィア文庫(笑)。

▲手前が新デザイン。めざせコンプリ!?
おかげさまで角川学芸さんでは、来年も怪談文藝方面の新企画をやらせていただけそうですので、どうか御期待いただきたいと思います。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月21日 07:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
『幽』怪談文学賞選考会、開催 やれやれ、ようやくこの記事までたどりつきましたよ……(笑)。
第3回『幽』怪談文学賞の本選考会が、去る11月11日夕刻より、銀座のメディアファクトリー本社特別会議室で開催されました。
隣に着席された岩井志麻子さんの手元を見て、びっくり。
選考用紙の余白に、どの作品についても、びっしりと感想・評価が書き込まれているではないですか!
本賞に寄せる選考委員各氏の並々ならぬ熱意が、あたかもそこに象徴されているかのようで、なんだかやたらと感動してしまった次第。

▲意外に可愛らしい文字でした(笑)。
そして始まった選考会では、昨年にも増して熱い議論が交わされました。
詳しくは『幽』次号の第二特集にて!
……だけでは、ちょっと愛想がない気もするので(笑)少しだけ触れておきますと、まず短篇部門では、岡部えつ「枯骨の恋」、小島剛「豊漁神」、剣先あおり「済鎮」、朱雀門出「∽」の4作品が上位グループを形成、最終的には岡部、小島両作品の一騎打ちに近い展開になりました。
長篇部門はさらに大接戦で、朱雀門出「依草附木の精霊」、添田健一「墨妖」、鶴井通眞「だいこくのねじ」、小松田哲也「夢の囚人」の4作品が、当初ほぼ横一線という混沌とした状況となり、そこから一歩抜け出した朱雀門、添田両作品について、前者については「小説として如何に」、後者については「怪談か否か」という見地から、いずれも現在の形では僅かに及ばず……という厳しい判断が下されました。
とはいえ、全体のレベルが前回よりも格段に上がっていることは、全選考委員の認めるところでもあり、これは来年がますます愉しみになってきたな、という手応えを感じた次第です。
長篇・短篇両部門とも、第4回の募集に際しては、ふるっての御応募をお待ち申しあげております!
投稿者 東 雅夫 : 2008年11月21日 06:23 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月20日
「東雅夫のイチオシ棚」更新ビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
まずは、
『夜市』『秋の牢獄』など話題作連発の恒川光太郎の新作『草祭』と、第20回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作・中村弦『天使の歩廊』にご注目を。
予約開始したものでは、京極夏彦『南極(人)』、加門七海『怪のはなし』が期待大。
ポプラ文庫から刊行された江戸川乱歩モノは、妖しい魅力で子供から大人までを虜にします。
寺山修司の写真作品を集めた『写真屋・寺山修司』は、幻想文学の読者にも親しんでいただきたいユニークな一冊。
そして、水木しげる妖怪原画集 『妖鬼化 7』が遂に発売。

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投稿者 coolmint : 2008年11月20日 23:48 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月18日
ゾクゾク到着!さてさて、『幽』その他もろもろもろに追われて更新もままならない間に、掲載誌関係も続々到着しております。

まずは『ダ・ヴィンチ』12月号の「幽・怪談通信」コーナー。
〈文豪怪談傑作選〉シリーズの10巻達成を記念して、インタビューしていただきました。小生の与太話はともかく、写真撮影を、『仮面ライダー響鬼』関連写真集なども手がけていらっしゃる冨永智子さんにお願いできたのが、途轍もなく嬉しかったです、ハイ(笑)。

続いては、当ブログでも先に予告しておりました『STUDIO VOICE』12月号の「オカルト、ホラー&ミステリー!」大特集。
いやー、品川編集長の思い入れがヒシヒシと伝わってくる、心楽しくも充実しまくりの特集でありました。
小生は「渋谷道玄坂に実在した『化物屋敷』――怪談実話散歩のすすめ」という地味な談話記事に登板しておりますが、他にも怪談方面のパートでは、『幽』でもおなじみの小池壮彦氏による気迫の論考、平山夢明氏&黒史郎氏の師弟コンビ(!?)による対談や各種ガイド記事(黒くん大活躍!)、風間賢二氏やお久しぶりの尾之上浩司氏による海外ホラー・エッセイなど。さらに川本ケン氏による関連本ガイドでは、小生関連の書物を大挙採りあげていただき感謝に堪えませぬ。
よーく見ると、もはや毎度おなじみ(『幽』次号でもお世話になります!)な山下昇平氏や、『江戸東京 怪談文学散歩』の写真をお願いした石本馨氏も登板されていて全く油断なりません。ともかくも隈なく必読!

お次はポプラ社の『asta*』12月号。
あれれ、今号で俺、何かやってたっけ? 肝心な『てのひら怪談4(仮)』の打ち合わせもまだ「やっぱり文庫でイクぞー!」という段階までしか固まってないし……などとパラパラやっていたところ、斉藤さんがしっかり付箋を付けていてくださいました(感謝)。
「江戸川乱歩・少年探偵シリーズを ポプラ文庫で!」――今秋発刊されるポプラ文庫版〈少年探偵シリーズ〉の特集記事。小生も綾辻行人氏や乙一氏に混じって、巻末解説(担当は『大金塊』の巻)を寄稿しているのであります。
見本が到着しましたら、こちらでも御紹介しますので、乞う御期待!

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月18日 04:48 | コメント (0) | トラックバック (0)
怪談マニア龍之介!? 巡礼団取材の翌日は、ふたたび編集Rとともに駒場の日本近代文学館へ。
同館に収蔵されている龍之介直筆の画幅撮影と「芥川文庫」の蔵書閲覧が目的である。
龍之介がらみで同館のお世話になるのは、学研の『伝奇ノ匣3 芥川龍之介 妖怪文学館』(ただいま絶讃品切中! うぅーむむむむむ)以来、二度目。
まずは前回、拝観の叶わなかった『化物帖』の実物と対面。龍之介えがく「一目怪」や「ぬっぺらぽう」「人魂」「からかさの一本足」を堪能する。
一方、旧蔵書についても、前回チェックできなかった怪談アンソロジーの大古典『The Best Ghost Stories』やドロシー・スカブラーの怪奇小説研究書『The Supernatural in Modern English Fiction』を借り出して、仔細に検証した。
龍之介は読了後、本の余白に感想をメモしており、これが実に率直で面白い。その一端は『伝奇ノ匣3』の解説でも触れたとおりだが、今回の『The Best Ghost Stories』でも、M・R・ジェイムズの「キャノン・アルベリックの切抜帖」には「イササカ無気味ナリ」、E・F・ベンスンの「遠くへ行きすぎた男」には「チョット面白イ」、リットンの「幽霊屋敷」に至っては「コンナモンダラウト思ッタ/原始的妖怪談以上ノ何物デモナイ」などと先生、言いたい放題である(笑)。
詳しくは、『幽』次号の第一特集「怪談マニア龍之介」にて!

▲『The Best Ghost Stories』所収の「米国怪談実話集」の一篇に付された書き込み。
これぞ龍之介の直筆だ! 同篇は田辺青蛙さんの翻案により『幽』次号に掲載される。
さて、近代文学館を後にした両名は一路、渋谷のメディアファクトリーへ。
今号の第三特集「黒史郎vs宇佐美まことvs雀野日名子/『幽』大賞作家競作!怪しき我が家」の打ち合わせを、吸血キッシーとごにょごにょしたりしているうちに定刻となったので、編集R、ライター役の朝宮運河氏と共に階下のミーティングルームへ。
これまた『幽』次号の企画「スポットライトは焼酎火」インタビュー――今回のゲストは、先頃ひさびさの著書となる『江戸歌舞伎の怪談と化け物』を上梓された横山泰子さんである。
小生とは何故かこれが初対面だったのだが、着座するなり拙著『江戸東京 怪談文学散歩』を取り出されて「サインを……」とのリクエストをいただき、大いに恐縮するやら嬉しいやら(汗)。
ならば、と、こちらも持参した横山さんの伝説的大著『江戸東京の怪談文化の成立と変遷』にサインをおねだりする(笑)。
いろいろと有意義なお話をうかがえたので、こちらも要注目である。

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月18日 03:39 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月15日
怪談巡礼団取材早いもので『幽』次号の巡礼団取材がもう巡ってきた。これがあると、ああ、もう今年も暮れだよなあ……と思うのですな、毎年。
とはいえ今回の取材は、第一特集「怪談マニア龍之介(仮)」ゆかりの両国と田端。
田端はともかく両国は、ふだん食事したり買い物したり銀行に行ったり深夜に徘徊したり(!?)と完全に日常生活の場なので、なんだかヘンな気分である。
ついうっかり、散策がてらのウォーキング・スタイルで出かけたら、偶然にもMOTOKOさんと下半身ペアルック状態で、加門さんと編集Rにさんざん笑われる。

▲たしかに似ている……(汗)
旧小泉町の龍之介生育地跡は、小生もときどき買いにいくホカ弁屋だったのだが、今回行ってみたら、なんと改装真っ最中。やよい軒に変わるらしい。ま、似たようなもんだが。

▲改装工事真っ最中の生育地跡
龍之介の名作「妖婆」ゆかりの一の橋界隈をふりだしに、途中、加門さんが恐怖のあまり取材拒否して逃走する椿事などもありつつ、まずまず穏便に両国取材を終え、田端へと向かったら……そこからが何とも怪しげな展開に。謎の「少女探偵団」は出没するわ、見るからに妖気ただよう廃アパートに遭遇するわ、果ては通りの真ん中で、加門さんの絶叫が轟きわたり……詳しくは12月中旬発売の『幽』次号を待て!

▲龍之介旧宅前に突如あらわれた少女探偵団と編集R
神田明神さんで厄落としのあと、ふたたび両国に舞い戻り、龍之介作品にも登場する鳥鍋の名店「坊主しゃも」で取材がてらの夕食。江戸の風情に舌鼓をうつ。善哉善哉。
投稿者 東 雅夫 : 2008年11月15日 15:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月10日
盛会御礼 今日はいよいよ〈文豪怪談傑作選/金井田英津子原画展〉の最終日&トークイベント当日である。
その前にちょいと一仕事。午前中から茗荷谷のビーケーワンで、辻さん、タカザワさんと共に、田辺青蛙さんインタビュー@綾波コスプレ付き(笑)を収録する。

ホラ大パーティ会場では細かく確認できなかった、山下昇平さん制作によるコスチュームの出来映えに驚嘆。細部の作りこみが半端じゃないですなー。
小生はひと足先に失礼して神保町に駆けつけ、トークイベントの下準備を。会場の古書会館に到着すると、急遽、イベント開催場所が7階の会議室に変更になっているではないか!
電話等での問い合わせの多さに不穏な気配を察した中野書店の御主人が、機転を利かせて当日朝、会場を変更してくださったのだった。おかげで70名を超える来場者全員に、ゆっくり着席してトークを聴いていただけたのは何よりであった。更めて中野書店さんに感謝! 新刊のお買い求めはビーケーワン、古書のお買い求めは中野書店へ(笑)。

▲会場の様子はこんな感じでした。
控え室で金井田さんや筑摩書房の喜入さん、ゲストの加門七海さん、素敵なお土産持参で来場された勝山海百合さんらと談笑していたら、デザイナーの山田英春さんが到着。せっかくの機会なので、一緒に壇上に上がっていただけませんかとお願いしたら、快くお引き受けいただけた。

▲海百合さんから戴いた『ただならぬ娘』どら焼きと『竜岩石』チョコ!
そこへ、いなせな法被姿の一団が乱入。よく見れば京極夏彦さん、天野行雄さん、編集Rといった全日本妖怪推進委員会の御一行様ではないか! 神保町ブックフェスティバルに出店中のブースから、覗きにいらしてくださったのである。ありがたきことかな。
と、京極さんがにやにやしながら「続々、買ったでしょ?」――「続々」とは原画展と併催の大屋書房さんによるお化け画本展に出品されている『文藝倶楽部増刊 続々怪談揃』のことだが、な、なんでそれを知っておるのよ!?
「荒俣さんと展示を見ていて、大屋書房の方に聞いたら、『あ、それはもうヒガシさんが……』って」
ふっふっふ、その道の両巨頭を出し抜いたとは、してやったり(笑)。
天野さんからは「鬼太鼓ミニ」の緑鬼(=斬鬼)バージョンを頂戴し、赤鬼版をいただいたカモ鬼ともども感涙にむせぶ。

▲これが噂の『続々怪談揃』目次であります。
そんなこんなで早くも定刻になったので会場へ向かうと……ほぼ満席に近い状態ではないか。当日御来場くださいました皆さまに、更めて御礼を申しあげます。
着席と同時に、なんのためらいもなく司会を始めていたのだが、考えてみたら今回は別に司会役じゃないじゃん、オレ(笑)。
前半は〈文豪怪談傑作選〉の成り立ちやら、装幀をめぐるあれこれやらを中心に、後半は古本まつりにちなんで御持参いただいた愛蔵本に関する話題で盛り上がる。
ちなみに加門さんは小泉八雲の『怪談』ドイツ刊行版(中身は英語)や柴田流星『伝説の江戸』を、金井田さんはリンド・ウォード『狂人の太鼓』を……と、それぞれ個性を感じさせるセレクトでした。

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対する小生は『文藝怪談実話』で底本に使用した怪談雑誌群を御紹介。自分の紹介パートで終了時間を調整する腹づもりでいたのだが、ついつい熱が入って、うっかり予定時間をオーバーする暴走ぶりでしたスイマセン(一家そろって来場されたキッシーから後で「すごい迫力でしたよー」と冷やかされた。キッシーJr.とは『超ウルトラ8兄弟』について熱く!?語り合う)。

▲1957年刊の『探偵倶楽部増刊 世界怪奇読物選集』目次
こういうのが見つかるから古雑誌渉猟はやめられません。
〈文豪怪談傑作選〉に関しては、本当にあらゆる面において、阿吽の呼吸で分かりあえるスタッフが結集し、それぞれの持ち味を遺憾なく発揮していただいているよなぁ……というかねてからの感慨を、再確認させてくれるようなイベントとなった。もちろん、読者である参加者の皆さまも含めて!
最後に、イベント開催にあたり御尽力御高配を賜りました世話役の中野書店さま、共催の大屋書房さまをはじめとする古書店協会の皆さまに心より御礼を申しあげます。
実は、これを機会に、神保町で定期的に怪談文藝がらみのイベントを開催するプランが目下ひそかに持ち上がっております。どうか来年の展開をお愉しみに!
投稿者 東 雅夫 : 2008年11月10日 06:40 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月07日
「東雅夫のイチオシ棚」更新ビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
明治時代の約4,500件の怪異・妖怪事件の記事を抽出した『明治期怪異妖怪記事資料集成』 、予約開始しました。質量ともにまさに驚異の書。濃すぎる内容が魅力です。
『魔よけ百科 世界編』は世界の魔よけを丹念に解説したユニークな本。
齋藤君子著『悪魔には2本蠟燭を立てよ』はロシアの昔話・都市伝説を集めた、これまたユニーク極まりない楽しい一冊。
そして『ダ・ヴィンチ』最新号入荷。 書き下ろしの「泣けるいい話」、「怪談文豪傑作選」の東雅夫インタビューなど、読みどころがいっぱいです。

投稿者 coolmint : 2008年11月07日 16:07 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月04日
『悪夢百一夜』特別頒布のお知らせ 作家・仏文学者の花輪莞爾氏から驚愕のお申し出がありました。
以前ビーケーワンでも販売して好評だった、氏の怪奇幻想短篇集成『悪夢百一夜』(ウチヤマ出版・価格4000円)が、このほど在庫処分されることになったため、購読を希望される方に無償でお譲りしますとのことです(ただし送料は着払いとなります)。
総ページ数1335頁(!)の大冊に「ちりぢごく」「海が呑む」「悪夢志願」ほか数々の名作佳品101篇が詰め込まれている、短篇小説好きには堪えられない大著であります。

購読御希望の方は葉書か封書で、氏名・住所・電話(メアドは不可)を明記のうえ、下記へ直接、お申し込みください。希望者には直筆サイン本を進呈とのことです。
〒157‐0066
東京都世田谷区成城2‐6‐19
花輪莞爾
なお転売目的等での申し込みは、くれぐれも御遠慮ください。
読了後はぜひ、著者あてに感想をお送りしましょう!
投稿者 東 雅夫 : 2008年11月04日 16:12 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月02日
御来場御礼 現在開催中の「文豪怪談傑作選/金井田英津子原画展+神保町のお化け絵本展」に多数の御来場を賜り、まことにありがとうございます。
会場で即売中の『文豪怪談傑作選』既刊分に一部売り切れる書目が出たり、アンケート用紙も底をついたりしたため、昨日は急遽、補充に出動しました(笑)。
いよいよ明日3日は最終日です。
加門七海さんを特別ゲストにお迎えしてのトークイベント「お化けと文豪と古本と」は、午後2時スタートですが、展覧会場でトークをおこなうため、1時半過ぎには設営のためいったん会場を閉めさせていただくそうなので御注意ください。
展示物をゆっくりご覧になりたい方、着席してトークを聞きたいという方は、早めにスタンバイされていたほうが安全確実かと思われます(なおトークイベント終了後、フリータイムを設けるようなので、そのときにも観覧は可能ですが……たぶん)。
古本まつりの併催イベントなので、当日はゲストの皆さん秘蔵の一巻を御持参いただくことになっています。
小生も『文藝怪談実話』で底本に用いた昔の怪談雑誌などをいくつか持参しますので、お愉しみに。

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▲いまどき『常世桜』が24時間出荷で買えるのはビーケーワンだけ!

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▲百鬼園先生の鬼気が見事に金井田流で視覚化された名作画本!

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▲デザイン担当の山田英春さんは熱心な巨石研究家/写真家でもあるのだ!

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▲おかげさまでいまだに売れ行き好調です!
投稿者 東 雅夫 : 2008年11月02日 16:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月01日
ホラー大賞授賞式開催される 午前中からフル回転の一日。
まずは編集Rとともに国会図書館へおもむき、ようやく探し当てた某書を撮影する。詳細は『幽』第10号第一特集にて!

続いて早稲田大学近くのホテル・ラウンジにて、小林恭二さんにインタビュー取材。最新刊『新釈 四谷怪談』を中心にお話をうかがう。
少年時代の愛読書という柴田天馬訳『聊斎志異』のヨレヨレぼろぼろのたたずまいに感激。

そして夕刻より第15回日本ホラー小説大賞出席のため、丸の内の東京會舘へ。
早めに到着したので、ロビーの喫茶室に入ったら、京極夏彦さん&集英社御一行様や大森望さんなどの姿が、そこここに点在。
片隅の席には、こんな姿も(笑)。お、お疲れさまです……(涙)。

会場には常にもまして多くの参会者が詰めかけ、早くも凄い熱気である。特に今回は、歴代受賞作家諸氏が数多く来場され、小生もあちこちで久闊を叙させていただいた。
受賞者の晴れ姿はこちら。おめでとうございます!

雀野日名子さんは、よんどころない急な御事情で欠席とのことで、残念だった。
飴村行さんの筆名は、少年時代に愛読(!)してやまなかった西村寿行にちなんだものとか。そうかそうかルーツは寿行でしたか、と深く納得(笑)。ホラ大に4年連続応募して、前3回はいずれも一次落ちだったと聞いて大いに驚く。
贈呈式に続く懇親会の席では、各社編集者や報道関係者が真藤順杖さんと面談すべく長蛇の列をなす一方、山下昇平さん制作による綾波レイのプラグスーツを身にまとった田辺青蛙さんが、満座の注目を集めていた(しかし凄いスリーショットだな……)。

ホラー大賞作家諸氏が集合した二次会も大いに盛り上がり、あちこちで怪しい話題に花が咲いていた模様。
活気あふれる「座」の雰囲気に、日本ホラー再浮上への確かな手応えを実感させられた、心愉しき一夕となった。
投稿者 東 雅夫 : 2008年11月01日 17:31 | コメント (1) | トラックバック (0)
【速報】古本まつりでミニ鬼太鼓をゲット! 天野行雄さん@日本物怪観光から緊急のお知らせが!
『響鬼探究』刊行時に特典景品として制作され、先日の物怪図書館でも展示されていた「鬼太鼓」のミニチュア版が、本日から3日まで神田神保町で開催中の「第18回神保町ブックフェスティバル」の世界妖怪推進委員会ブースで販売されるそうです。
以下、天野さんによる商品説明をどうぞ。

急遽、ミニサイズの鬼太鼓を制作しました。
サイズは8センチ程の手のひらサイズ。
豆化けの特別バージョンといった感じです。
小さいですが、柄の部分は竹、鼓の部分は和紙にヒビたん景品同様シルク2版刷り、側面には黒い漆紙を使用しています。
頭部も大きいサイズ同様、陶器に彩色しています。
色は赤、青、緑の三色で、赤10体、青5体、緑5体の計20体が各2500円にて、本日より発売されています。

▲左が今回販売されるミニ鬼太鼓
なお、同ブースでは京極夏彦さんのサイン入り『幽』バックナンバーなども特別販売される模様ですので、「文豪怪談傑作選/金井田英津子原画展」ともども、ぜひお立ち寄りくださいませ!

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投稿者 東 雅夫 : 2008年11月01日 15:59 | コメント (0) | トラックバック (0)














