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2009年07月30日
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。ビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
怪談実話の超期待作、福澤徹三著『黒い百物語 叫び』遂に発売。
福澤さんの本では他に文庫の『嗤う男』『すじぼり』も出ています。
『すじぼり』はホラーではありませんが、大薮春彦賞受賞の感動作です。
同じく幽ブックスの平山夢明著『顳【カミ】草紙 串刺し』も、怪談好き必読。
平山さんの新刊では他に『怖い人 2 隣人悪夢』もあります。
一柳 廣孝・近藤 瑞木編『幕末明治百物語』は近代日本の怪談文学の成立を語る上で
欠かせない本となるでことしょう。
山田 誠二著・京極夏彦特別寄稿の『妖奇怪談全集』は誰もが気軽に楽しめる一冊。
雑誌、ムックでは『怪』『小説すばる』『小説推理』。
コミュニケーション・ツールとしての怪談の意義を勉強するには『大人の怪談』。
中国怪談モノがお好きな方には話梅子編訳『棺中の妻』。
わかりやすい妖怪入門小松和彦著『図解雑学 妖怪』。
西洋オカルティズムの詳しい知識を得たい方には『魔法と錬金術の百科事典』が絶対のオススメです。

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投稿者 coolmint : 2009年07月30日 00:26 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月29日
『文豪てのひら怪談』見本完成!ポプラ文庫から8月5日発売となります『文豪てのひら怪談』の見本が完成しました。

川上成夫さんデザインの本文レイアウトも、カチッとした感じで、とても好いと思います。
また、余白には、山下昇平画伯えがくカットの数々が配されて、目を愉しませてくれます。

以下に、収録作家(訳者を含む)の一覧を掲げます(掲載順)。
久保竣公/車谷長吉/秦恒平/佐々木喜善/夢枕獏/阿刀田高/加門七海
柳田國男/伊藤晴雨/色川武大/鶯亭金升/太宰治/星新一/横尾忠則
岩佐なを/薄田泣菫/小松左京/入澤康夫/志賀直哉/粕谷栄市/北村想
小泉八雲/池田雅之/平賀白山/柴田宵曲/宮沢賢治/川上弘美/筒井康隆
江戸川乱歩/夏目漱石/大岡昇平/片山廣子/王士禎/関戸克己/井坂洋子
小林恭二/小堀甚二/吉本ばなな/島尾敏雄/西條八十/澁澤龍彦/田中貢太郎
稲垣足穂/杜光庭/平山夢明/長新太/城左門/佐藤春夫/福永武彦/石川鴻斎
小川斉/芥川龍之介/豊島与志雄/中勘助/陶宗儀/村上春樹/町田康
多田智満子/山田野理夫/都筑道夫/吉田知子/三坂春編/干宝/平秩東作
知里真志保/陶淵明/小川未明/水野葉舟/木原浩勝/中山市朗/辻征夫
松谷みよ子/折口信夫/梶井基次郎/岡本綺堂/石上玄一郎/内田百間
松浦静山/紀昀/黒井千次/川端康成/袁枚/尾上柴舟/水原紫苑/蒲松齢
日影丈吉/日本民話/堀麦水/泉鏡花/菊池寛/荻田安静/須永朝彦/平田篤胤
龍膽寺雄/明恵上人/夢野久作/吉行淳之介/押川春浪/穂村弘/小栗虫太郎
幸田露伴/北原白秋/福澤徹三/浅井了意/富士正晴

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月29日 15:03 | コメント (0) | トラックバック (0)
『小説推理』が大変だ! 『小説推理』9月号が届きました。
今月の「幻想と怪奇」時評は、下記の新刊を中心に採りあげております。

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さて、先にこのブログでも触れましたが、今月号の喜国雅彦さんの連載「本棚探偵の生還」は「第三〇回 怪奇と幻想の部屋」と題して、拙宅の探訪記となっております。
いつも愉しく拝読している連載なのですが、対象が自分の本棚となりますと、気恥ずかしさが先に立って冷静には読めませんな。もっと狼狽えたのが、やたらと大きく掲載されている写真の数々。書棚が写るということは棚に並んでるフィギュアも写るということを、うっかり失念しておりました……(汗)。
さるにても喜国さんのエッセイは、のんしゃらんなように見えて、見事にひとつのストーリーを生み出していて、さすがであります。

今月号の『小説推理』は、他にも読みどころ満載。
まずは、以前このブログでも推奨した異才・岸浩史さんの連載漫画「夢を見た」――最近はカラー口絵にも掲載されるようになって、ますます注目度が増しておりますが、今月の「第三十三夜 破壊者」では、なんと!

▲(C)岸浩史
……説明は不要ですね(笑)。本文ページ掲載の「第三十四夜 たからもの」も、実に夏らしい素敵な佳品でした。
そして今月の巻頭を飾ったのは、中島さなえのデビュー作「一日八ミリの。」連載第一回。作者の御父君は、先年惜しまれつつ急逝した中島らもさんです。
なんの気なしに読み始めたところ……これが見事にハマりました。
物語の語り手は、ペットとして飼われている猿。主役となるらしいのは、石。
そう、神社の祠に祀られている、大きな石なのです。

▲(C)作田えつ子
この石が一日に八ミリずつ、じりじりと移動しては、年に一度の祭りの際に、氏子たちによって祠に戻されてしまうという面妖な設定によるお話の模様。なんとなくJ・C・ポウイスあたりの奇想ファンタジーを連想させる、可笑しみとペーソスにあふれた不思議な味わいです。ぜひ御一読のほどを。

そして前号から連載の始まった小沢章友さんの連作幻想譚〈龍之介迷宮〉第二回は、その名も「妖婆」! 小生も『江戸東京 怪談文学散歩』で探訪している芥川龍之介の怪奇小説「妖婆」とそっくりの事件に、当の龍之介本人が直面するという大胆不敵にして摩訶不思議な物語です。

トドメは巻末の次号予告。朱川湊人さんと恒川光太郎さんの揃い踏みに加えて、田辺青蛙さんも本誌初登板だそうな(笑)。
というわけで、常にもまして読みどころツッコミどころ満載の『小説推理』9月号。ビーケーワンの雑誌コーナーでも発売中です。
お買い求めは↓から!

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月29日 04:30 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月28日
妖怪画談全集の奇縁 『怪』27号の見本誌が遂に(笑)到着しました!
小生は『妖怪画談全集』パンフレット発見をめぐるエッセイを寄稿しております。

実はこの原稿、当ブログの記事がきっかけで、御依頼いただいたものなのです。
4月25日掲載の「妖怪画談全集の幻」と題するエントリーですが、これをアップした数日後に、『怪』の編集実務を担当している「フォルスタッフ」の巨漢Uさんから突然、依頼の電話をいただきました。
どうやら拙ブログをご覧になった同誌の闇の元締(!?)のひとり某さんの御高配によるもののようで。某さん、ありがとうございました。

▲左は知る人ぞ知る、昭和24年創刊の、もうひとつの『怪』。
しかし先日の『蘆江怪談集』といい今回の件といい、このブログで書いたことが新しい仕事に直結するとは、本当にありがたい限りです。
この際だから調子にのって、懸案の『伊佐名鬼一郎全作品』に関するエントリーとか、ぼんやり構想中の『怪談実話名著全集』に関するエントリーとか、投入してみようかしらん(笑)。
さるにても今号の『怪』の充実ぶりは、ただごとではありませんな。
第一特集「葬」、第二特集「日本の山岳霊場」と、ともに妖怪文化の根幹に関わる深遠なテーマに、既存の学術誌や一般誌とはひと味もふた味も異なる角度から切り込んでいて、感心させられました。こりゃー『幽』も負けてはいられませんぞ!

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月28日 16:10 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月26日
ナレッジエンタでも怪談系!?教養と娯楽をユニークに結びつけたラインナップで話題のメディアファクトリー〈ナレッジエンタ読本〉から、怪談妖怪系の新刊が相次ぎ登場!

『幽/ダ・ヴィンチ』編集部とはまったく別の部署でして、どういう方たちが企画編集していらっしゃるのか、小生も存じ上げなかったのですが、この着眼には唸りました。
特に五味弘文さんとは、『黒髪に恨みは深く』のときに東京ドームシティのお化け屋敷を取材させていただき、お話をうかがって、このブログでも紹介しているだけに、今回の『人はなぜ恐怖するのか?』には、「よッ、待ってました!」と思わず掛け声をかけたくなりました。
怖がらせてナンボのお化け屋敷プロデューサーという、まさに恐怖演出のエキスパートによる、長年の実践を踏まえた恐怖論。
これは、言葉によって恐怖を描こうとする書き手たちにとっても、あるいは怪談やホラーを愛する読者にとっても、大いに参考になる本だと思います。

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また、妖怪マニアの分子生物学者として、知る人ぞ知る武村政春さんの『妖怪を科学する!』も、豊富な図版を交えて「妖怪生物学」の思考実験を展開しており必読ですぞ。

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怪談MF文庫とともに、ぜひぜひ御購読のほどを!(こちらはサイン本プレゼントの対象外ですが)

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月26日 22:15 | コメント (0) | トラックバック (0)
MF文庫「怪談フェア」開催中ただいま絶讃開催中のMF文庫ダ・ヴィンチ「怪談フェア」――対象文庫10点の中から2冊を御購入・御応募いただくと、抽選で100名様に著者サイン本が当たります!

既刊分もお色直しして登場しておりまして(特に『新耳袋コレクション』はカバーデザインも微妙に変わってます。書影と見較べてくださいね)、帯も一新されました。
未読の向きは、ぜひこの機会によろしく。

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月26日 21:54 | コメント (0) | トラックバック (0)
『太宰治集 哀蚊』カバー完成8月上旬発売の『文豪怪談傑作選 太宰治集 哀蚊』のカバーが完成しました。

まさしく、これぞ太宰怪談の原風景!
いや、太宰のみならず、この光景は怪談というものの原風景のひとつなのかもしれません。
カバー裏の紹介文も掲げておきます。
「私は怪談を作ることを愛する」――太宰文学の原点には幼き日、祖母に語り聞かされた怪談話があった! 最初期の「怪談」「哀蚊」から、和漢の古典に想を得た怪奇幻想譚「魚服記」「竹青」「人魚の海」、彼岸の気配が揺曳する「メリイクリスマス」「トカトントン」、その末期を予見するかのような水界への怖れと憧憬に満ちた作品群など、怪談を切り口に、永遠の人気作家の知られざる一面に迫る。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月26日 02:09 | コメント (0) | トラックバック (0)
怪談ノ宴2009 お待たせいたしました。
盛夏のお愉しみ――「『幽』怪談ノ宴2009」の詳細が決定しました!
『幽』5周年記念イベント「怪談ノ宴2009」
【出演者】京極夏彦/木原浩勝/平山夢明/福澤徹三/加門七海/立原透耶/伊藤三巳華/安曇潤平/黒史郎/東雅夫+α(!?)
【美術・展示】天野行雄(日本物怪観光)/山下昇平
【開催日時】2009年9月12日(土)開場15:30 開演16:00
【開催場所】きゅりあん 大ホール
〒140-0011 東京都品川区東大井5-18-1(JR/東急線 大井町駅前)
http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
【チケット】4300円(税込)
7月25日(土)プレイガイド会員先行発売
8月1日(土)10:00 一般発売開始!
※詳しくはWEB幽の告知を御参照ください。
http://www.mf-davinci.com/yoo/index.php?option=com_content&task=view&id=1453&Itemid=35
記念すべき5周年のイベントということで、どのような内容にすべきか、山間の廃校を借り切ってオールナイト怪談会はどうかとか(笑)いろいろ検討を重ねたのですが、やはり今回は『幽』にゆかりの作家諸氏多数に御参集いただき、読者の皆さまの前でナマの怪談を披露していただく正攻法のスタイルがふさわしいだろうという結論に達しました。
また、一人でも多くの方にお越しいただけるよう、都内で交通の便がよく、大きめの会場を……ということから、大井町駅に隣接した上記施設をチョイスいたしました。
大井町といえば、江戸期有数の処刑場・鈴ヶ森にも程近く、怪談とも有縁の土地柄であります。
当日は、上記の出演陣のほかにもフレッシュなゲストに登壇していただくコーナーなども計画中です。
本日から前売券の先行発売も開始されておりますので、どうかふるっての御来場をお待ち申しあげております!
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月26日 01:35 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月23日
『L25』発売、じゃなくて配布先日もお知らせしましたリクルートのフリーマガジン『L25』の最新号が出ました。
小生は「世の中ラボ 幽霊って信じてる?」で「分析官」としてインタビュー取材を受けています。
「幽霊を見たことがある?」「心霊スポットに胆試しに行ったことある?」「心霊写真を撮ってしまったことはある?」等々、なかなか興味深いアンケート結果が出ていますぞ。

▲ビミョーに可愛いキャラが目印だ(笑)
首都圏の駅、コンビニ、書店、カフェ、スクールなどに配布されているようですので、街角で見かけたらゲットして御高覧のほどを!
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月23日 19:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
今年も感謝あるのみてのひら怪談作家のお一人とおぼしき「夏雨」さん(いまだ正体判明せず/笑)が、今年もまた、ビーケーワン怪談大賞のまとめサイト「てのひらのうらのうら」を起ちあげて、開催期間中、こまめに更新してくださいました!
http://7kai.bake-neko.net/index.html
とてもよく出来たサイトでして、小生も平素から大いに利用させていただいております。
「私のベスト5」選考に際しても便利なサイトだと思いますので、ぜひ御一見・御活用のほどを。
さるにても夏雨さん、ブログでビーケーワン担当スタッフの労をねぎらってくださっていますが、本当に労をねぎらいたいのは、こちらのほうです。
もしも何かの折に、ビーケーワンのある小石川・茗荷谷駅方面にお越しの際は、ぜひ国産天然鰻重をおごらせていただきたいので(笑)、このブログのコメント欄にでも御一報くださいませ。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月23日 05:06 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月22日
近ごろ噂の三兄弟を 初めてナマで堪能する(笑)。
いやはや、とても楽しうございました。
漱石の「蛇」や八雲旧居でおなじみの鬼王神社にほど近い、新大久保の韓国料理屋にて。
なんだか色々とサプラーイズな予感がヒシヒシといたしますので、怪談な皆さまは、どうか御期待くださいませ!

▲初対面の松村進吉さんから、お土産を頂戴する。
徳島名物・金長狸のチョコ饅頭! ムー取材の想い出の味である。

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月22日 03:19 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月20日
『文豪てのひら怪談』校了! 連休を目前にひかえた某日、ポプラ社のゴージャスなミーティングルームにひねもす腰を据えて(笑)、ポプラ文庫版『文豪てのひら怪談』の最終ゲラのチェックをおこないました。
ちょいとした行き違いがあって、土壇場の土壇場になって急遽「おわりに」の原稿を3・5倍増しに加筆するという椿事があったりしたため、校了の後で念校を出していただくことに……凸版印刷さん、切迫した進行にもかかわらず無理をきいていただき、ありがとうございました(というか『幽』も凸版さんなんだよな……本当にいつもお世話さまです)。
和漢古今の妖しき文藝の中から選りすぐった800字の物語が全100篇――今回は予告篇ということで、その中のごくごく一部を掲げてみたいと思います。
久保竣公「蒐集者の庭」(抄)
車谷長吉「悪の手。」
柳田國男「遠野物語」(抄)
伊藤晴雨「井上円了氏と霊魂不滅説」
星新一「たたり」
横尾忠則「お岩様と尼僧」
入澤康夫「ユウレイノウタ」
志賀直哉「イヅク川」
川上弘美「椰子・椰子 冬」(抄)
筒井康隆「天狗の落し文」(抄)
江戸川乱歩「こわいもの」(抄)
夏目漱石「硝子戸の中」(抄)
大岡昇平「第三夜――『母六夜』より」
関戸克己「小説・読書生活」(抄)
吉本ばなな「熱のある時の夢」(抄)
澁澤龍彦「宙におどる巻物――『法華験記』より」
稲垣足穂「追っかけられた話」
平山夢明「出会す」
村上春樹「新聞」
町田康「模様」
都筑道夫「長い長い悪夢」
干宝/岡本綺堂訳『捜神記』より「琵琶鬼」
平秩東作/柴田宵曲訳『怪談老の杖』より「一つ目小僧」(抄)
小栗虫太郎「その後の『リパルズ』――『辻小説集』より」
北原白秋「狸の睾丸」
……いやはや、これでやっと全体の四分の一ですな。
いかなる隠し球、意外作、幻の名品が飛び出しますか。発売日となる8月5日をお愉しみに!

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▲前代未聞のアンソロジー、だそうです(笑)。
厳密には『超短編アンソロジー』という先輩がいるのですが。
ちなみに8月5日といえば、本書にも御作品を収録させていただいた澁澤龍彦さんの二十三回忌です。
北鎌倉の菩提寺で営まれる法要に、小生も参列の予定。あれから23年も経ってしまったとは……本当に歳月が経つのは早いものだと実感します。
もひとつちなみに、その日の夕刻には、ビーケーワン怪談大賞の選考会が開催される可能性が高いような……(怖)。

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▲人生で大切なことは、みんな澁澤さんから学んだ、ような気がする。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月20日 03:24 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月19日
ビーケーワンで幻妖ブックフェア続々! いよいよビーケーワン怪談大賞も大詰めを迎えておりますが、同時開催のビーケーワン夏の幻妖ブックフェアも盛り上がっております。
好評の「魅惑の怪談実話」「想像力の文学」に続いて、先ごろ新たに「怪談文芸の楽しみ――MF文庫フェア」と「絵で覗く〈妖怪・幽霊・あの世〉」がスタート(このページ上部のリンクからゴー!)。
来年の怪談大賞開催実現のためにも(笑)、ぜひぜひ奮っての御購入をお願い申しあげます!

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▲「MF怪談文庫フェア」から特にオススメしたい極上の1冊!
南米を舞台に華麗なサンバのリズムにのって怪人ミナワマンの奇想と抒情が炸裂する!?

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▲「妖怪・幽霊・あの世」からも超オススメ本を!
こういう視点でのジャパネスクな幻獣図像集成は過去に例がなかった気がします。
そして、怪談大賞選考委員トリオの新刊も絶讃発売中!
こちらも何卒よろしく。たくさん売れると審査にも一段と気合いが入ります!

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▲貴女のおしゃれな怪談ライフを優しく応援します!

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▲解説は、てのひらーの酒月茗こと門賀美央子さんだ!

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▲増刷狙っていますので(笑)買ってください!
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月19日 13:52 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月18日
『太宰治集 哀蚊』ラインナップ発表! そうそうそういえば、来月上旬発売予定の『文豪怪談傑作選 太宰治集 哀蚊』の内容一覧を、まだ発表していませんでしたな(汗)。
ふっふっふ。今回は常にもまして盛りだくさんなのだ。エイッ!
『文豪怪談傑作選 太宰治集 哀蚊』
怪談
哀蚊
陰火より「尼」
玩具
魚服記
清貧譚
竹青
人魚の海
舌切雀
浦島さん
創生記(抄)
断崖の錯覚
雌に就いて
女人訓戒
待つ
皮膚と心
葉桜と魔笛
フォスフォレッスセンス
メリイクリスマス
トカトントン
魚服記に就て
古典竜頭蛇尾
音に就いて
ア、秋
むかしの亡者
五所川原
革財布
一つの約束
『聊斎志異』より「黄英」「竹青」(田中貢太郎訳)
『武道伝来記』より「命とらるる人魚の海」(西鶴全集版)
太宰治と怪談? と不審に思われる向きもありましょうが、実のところ、その幼少期から早すぎた晩年まで、太宰は生涯を通じて「怪談」に取り憑かれた作家だった……と申しあげても過言ではないのです! ま、今までそんなことを主張した人は、ほとんどいないだろうと思いますが(笑)。
生誕100年で山のように類書が刊行されるなか、唯一無二の切り口による太宰アンソロジーが実現できたのではないかと思っています。
どうか、御期待くださいませ。

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▲角川版の太宰文庫は祖父江慎さんデザインによる大胆すぎる新装カバー。
ちなみに「斜陽」って、蛇怪談ですよねえ!?(ちがいます)
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月18日 18:27 | コメント (0) | トラックバック (0)
【速報】金井田版イノモケ絵巻が実現!?〈文豪怪談傑作選〉絡みで嬉しい速報をひとつ。
今夏の第三弾となる『折口信夫集 神の嫁』の巻頭に、金井田英津子さんによる描き下ろし挿絵付き「稲生物怪録」が収録されることになりました!
金井田版『冥途』『猫町』や『瓦経』における、装画と本文とが渾然一体となった妙趣を、ささやかながら〈文豪怪談傑作選〉でも「ミニ画本」として再現してみようという企画です。
もっとも、そもそもの着想は、折口信夫による戯曲版「稲生物怪録」を読みかえしているうちに、この奇ッ怪なモノノケたちを、金井田さんがお描きになったら、どんな感じになるのだろう……これは是非とも見てみたい! という編者の極私的願望に由来するのですが(笑)。
担当Kさんを通じて打診したところ、打てば響くように「稲生物怪録、大好きです!」という快諾のお返事が。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月18日 16:47 | コメント (0) | トラックバック (0)
『日経WOMAN』に紹介記事『日経WOMAN』8月号の特集「心を揺さぶる最高の本200冊」で、女優の緒川たまきさんが、『文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子』を、「心を揺さぶる10冊」の1冊に選んでくださっています!

↑ここですな。
同書に付されたコメントによれば――おそらく収録作中の白眉たる「後の日の童子」のことかと思われるのですが――「この作品には過剰な部分が何一つない。室生犀星の好きな部分がすべて出ていると思います」とのこと。さすがによくお分かりで。
〈文豪怪談傑作選〉シリーズの中でも犀星集は、個人的にも思い入れの深い巻なのですが、売れ足が他の巻に較べるともうひとつ地味で、歯がゆい思いをしていただけに、思いがけず頼もしい援護射撃をいただいた気分です。
未読の向きは是非この機会に、よろしく(笑)。

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月18日 11:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月14日
『幽』怪談文学賞短篇部門、最終候補作決定! 本日午後、渋谷のメディアファクトリー会議室にて、第4回『幽』怪談文学賞の短篇部門二次選考会が開催され、最終候補作品11篇が決定しました。
詳細は、追ってWEB幽にて発表されます。
411篇もの応募作が寄せられた今回。
全応募作に目を通した率直な印象として、応募作の水準が、他社の文学賞と較べても、まったくヒケをとらないレベルにまで向上したよなぁ……という感慨を催しました。
えええーッ、いいんですかウチに出して……と、アッと驚くような応募者あり(笑)、今年もがんばりましたねぇ……の常連組あり、かつてない激戦の中から、『幽』編集スタッフの総意で選ばれたのは、いかなる顔ぶれか。どうか御注目のほどを!

▲各作品の得点集計作業に余念のない編集Rとμの勇姿。
選考会終了後は、次号以降の戦略会議を。
具体的な数字を上げての5年間の業績の推移(ドキドキドキ)も報告されたのだが、単行本の売り上げも含めて、予想以上の健闘ぶりであった。
怪談で、文芸で、ちゃんと商売できていることに、大いに意を強くした次第である。
これも吸血キッシー、デスメタルS、編集R、編集μをはじめとするスタッフの地道な奮闘努力の賜物であり、タイトなスケジュールのなか力作を御寄稿くださる執筆者諸賢のお力添えの賜物であり、そしてなにより、いつも『幽』関連本をお買いあげくださる読者の皆様の御支援の賜物である。
編集長として深く御礼を申しあげると共に、さらなる躍進へ向けて、いっそうのブラッシュアップを図ってゆく所存ゆえ、どうか今後とも変わらぬ御支援・御鞭撻のほど、お願い申しあげます!
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月14日 20:51 | コメント (0) | トラックバック (0)
怪談番組ふたたび またまた菊川の珈琲館で、某テレビ番組制作会社の方々と面談。
8月に収録・放映が予定されている、某怪談特番の出演依頼である。今回は小生も語り手側で(!?)参加の予定。
前々から練り上げてきた企画とのことで、こちらとしては「しょこリータ」の反省を踏まえて、かなり慎重姿勢で臨んだのだが、企画趣旨を詳しくうかがってみると、「なぜ、テレビで作家たちに怪談を語らせるのか」という点についての考え方が明確で、おおむね納得のゆくものだったので、まずは一安心。
小生の『百物語の怪談史』や『文藝怪談実話』を読まれたことが、企画立案の一契機になったとうかがい、さらに安心する(笑)。中山市朗氏とも、かねて懇意の由。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月14日 08:05 | コメント (0) | トラックバック (0)
ウェッジ文庫の新刊2冊そのウェッジ文庫の新刊2冊が刊行されている。

共に本文組や書体のみならず、細部にわたり神経の行き届いた本づくりに「文庫でここまでやりますか!」と讃歎の念しきり。
とりわけ『庭をつくる人』は、多面的な作家であった室生犀星の「予が身辺の風景心状の限りをつくした」バラエティブックというべき一巻であり、庭にまつわる稠密なエッセイ群あり、詩や発句、日記あり、達意の人物評論あり、地味掬すべき小品集あり……これまた避暑の旅先へ携えて、のんびり時間を忘れて読み耽るのに好適な本である。

▲原本の味わいを再現した2色刷り本文を見よ!
昨年刊行した『文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子』と併読されれば、興趣倍増すること請け合いだ!

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月14日 07:57 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月12日
蘆江の奇縁よい頃合なので、もうひとつ、怪談本にまつわる直近の因縁(?)話を。
拙ブログの今年4月23日の記事で、平山蘆江の『蘆江怪談集』を、折しも誕生日にネット古書店検索で発見、入手した次第を記した。
http://blog.bk1.jp/genyo/archives/2009/04/post_1581.php
その末尾に、なかば冗談まぎれに「次は『蘆江怪談集』どうでしょう、ウェッジ文庫さん!」と書いたのだが、それから程なくして、当のウェッジ文庫編集部の服部滋さんから、ミクシィ経由で御連絡をいただいた。
てっきりブログの記事をご覧になったものかと思ったら、実はそうではなくて、前々から小生に問い合わせたい用件があり、連絡先を確認したくて幻妖ブログを久しぶりに覗いたところ、なんと『蘆江怪談集』入手の記事があって仰天された……というのである。
用件のひとつというのが(もうひとつは秘密だ)、他でもない、『蘆江怪談集』を小生が所持してはいまいか、というお尋ねだったのである。
あの『東京おぼえ帳』文庫化復刊という快挙を達成された御当人からのリクエストである。その理由は……わざわざ明言するまでもなかろう。
「さて、呼びかけにお応えして(前からそのつもりではいたのですが、なにぶん本がなかったので)蘆江第2弾「蘆江怪談集」、ウェッジ文庫で出しましょう」というメールの一文に、思わず歓喜のあまり眩暈を覚えたことであるよ(笑)。
と同時に、そうか、実に35年目にして突如、小生のもとに『蘆江怪談集』が転がり込んできたのは、『鏡花百物語集』のみならず、このことの為だったのねえ……と深く深く得心させられた。
早速お目にかかって、お話をうかがい、『蘆江怪談集』文庫化の企画が本決まりになった暁には、巻末解説を執筆させていただけるという願ってもないオファーをも頂戴した。
で、このほど晴れて、ウェッジ文庫から10月刊行決定との御連絡をいただいたので、ここに謹んで御報告させていただく次第。
ちなみに服部氏は、練達の名編集者であると同時に畏敬すべき読書家でもあり、「qfwfqの水に流して Una pietra sopra」と題された氏のブログを愛読されている向きも、その筋には少なくないことと思う。
小生もその更新を愉しみにしている一人である。平岡正明を悼む最新記事の名調子、胸のすくような啖呵の切れ味を照覧あれ。
http://d.hatena.ne.jp/qfwfq/

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月12日 18:20 | コメント (0) | トラックバック (0)
田中河内介といえば……脚本家・エッセイストとして多くの著書を遺した田中澄江に、その名も『ハマナデシコと妻たち――孤愁のひと田中河内介異聞』と題する玄妙な著書があることを御存知だろうか。
同書は驚くなかれ、あの徳川夢声&池田彌三郎による河内介怪談@戦後版の壮大な後日談ともいうべき、奇妙な因縁を中核に綴られた長篇自伝エッセイ、さらに申せば長篇怪談実話といっても過言ではない奇書なのだ(現在『幽』で連載をお願いしている工藤美代子さんの「日々続々怪談」に一脈通ずるテイストというべきか)。
先日発売の『ダ・ヴィンチ』怪談実話特集のマイベスト3に入れたいと思ったのだが、あいにく絶版のため、あきらめた本でもある。

著者は二〇〇〇年に天寿を全うされており、返す返すも、直接お目にかかってお話をうかがえなかったことが残念でならない。
田中河内介をめぐる怪談実話史については、いずれ機会があれば『幽』でも採りあげてみたいと思っている次第。
そういえば『文藝怪談実話』が出た直後、京極夏彦さんと雑談中、「例の『田中河内介』という本、なぜかウチにもありますよ」と、こともなげに云われて、さてこそと驚嘆したものだ(笑)。

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月12日 17:21 | コメント (0) | トラックバック (0)
「今日のあぶく」によると 藤原編集室さんの日替わりコラム「今日のあぶく」にて、『鏡花百物語集』を御紹介いただきました。いつもながらありがとうございます。
http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/today.html
で、そこに注目すべき下記の指摘が!
奇しくも今日、7月12日は、いまから95年前の大正3年に、日本橋区東中通りの松井画博堂で怪談会が催され、田中河内介の最期を語ろうとした男が急死する怪事件が勃発した日。泉鏡花、喜多村緑郎もこの会に参加していた。同じく参加者の鈴木鼓村によると、「盆とはいえど梅雨上がりの、朝よりどんよりおおいかぶさった憂鬱な天気だった」 という。
(この事件については、同じく文豪怪談傑作選・特別篇 『文藝怪談実話』 の 「史上最恐の怪談実話!?―田中河内介異聞」 を是非ご一読を)(7.12)
もちろん本書の刊行も、近代怪談実話史上に特筆すべきこの日を意識して……なんて気の利いたことができるはずもなく偶然なのですが(笑)、本日は夕飯がてら、往時を偲びに日本橋、京橋方面に遠征しようかと思っています。

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▲画博堂事件の余波が随所に。

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▲鈴木鼓村の一文も収録。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月12日 13:09 | コメント (0) | トラックバック (0)
O嬢と一角獣いつもお世話になっている学研エソテリカ・チームから、同時発売の新刊単行本が2冊到着。

▲『Oの物語』の「O」の字のなんとエロチックなことよ!
ポーリーヌ・レアージュ『完訳 Oの物語』は、かつて文学的ポルノグラフィーの名作として、かの澁澤龍彦訳などで親しまれた『O嬢の物語』の新訳版。
翻訳者は、昨年も光文社の古典新訳文庫でプルースト『消え去ったアルベルチーヌ』を手がけ、清新かつ繊細な訳文が好評を博した仏文学者の高遠弘美氏である。
原典におけるニュアンスを尊重して、あえて『Oの物語』という邦題が採用されていることからも分かるように、今回の翻訳も随処に新機軸が打ち出されているようで、中学時代に親しんだシブサワ訳と読み比べるのが今から愉しみでならない(いや、もちろんその前に『日本幻想作家事典』というミッションを終えないとね……)。
一方、ピーター・S・ビーグル『最後のユニコーン』は、こちらもオールド幻想文学ファンにはいかにも懐かしい、かつてハヤカワFT文庫の初期ラインナップの目玉として話題を呼んだモダン・ファンタジーの名作である。
金原瑞人氏による新訳で、続篇「ふたつの心臓」が併録されている。訳者あとがきを見ていたら「石堂藍の『ファンタジー・ブックガイド』」云々という一節が出てきたので、慌てて『日本幻想作家事典』の作業に戻る。
どちらも、特に『リトル・リトル・クトゥルー』の関係者は、よろしく!(笑)

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月12日 04:04 | コメント (2) | トラックバック (0)
2009年07月09日
応募規定について 募集締切まで早くも残り2週間を切ったビーケーワン怪談大賞ですが、ここへ来てひとつ、残念なケースが生じてしまいました。
ある応募者の方が、他の商業サイトに既投稿の作品を送付されていたのです(該当作品はブログから削除させていただきました)。
御存知のとおり、ビーケーワンの応募規定には「未発表のオリジナル怪談作品」とあります。
個人のホームページや同人誌に掲げられた作品については許容範囲内としていますが、商業サイトや公式の団体・組織等のサイト・雑誌等に既発表の作品については、権利問題が発生する可能性もありますので、投稿は御遠慮いただいています。
応募に際しては、くれぐれも御注意くださいますよう、お願い申しあげます。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月09日 18:03 | コメント (0) | トラックバック (0)
L25の「幽霊」取材 菊川の珈琲館で、首都圏で配布されているフリーぺーパー『L25』の取材を受ける。
「世の中ラボ」という特集ページで、今回の研究テーマは「幽霊」とのことである。
小生の役どころは「今週の分析官」ということで、L25とR25のウェブサイトで実施された読者アンケートの結果を参照しながら、解説・分析を加えていく……というもの。
ちなみにアンケートの回答者数は、先日の「怪談実話本ベスト」とは較べものにならない大人数であった。
いやはや、何に驚いたといって、「幽霊って、信じる?」という質問に対して、女性の7割超、男性でも6割近い人々が「YES」と答えていること。
『幽』の編集その他から受けていた感触からして、ある程度は予想された結果とはいえ、何とも心強いというべきか、い、いいんですかそれで!? というべきか(笑)。
他にもいろいろと興味深い現状が浮かび上がっておりますので、首都圏にお住まいの皆さま、ぜひ刊行の際には御高覧くださいませ。7月23日発行の号に掲載予定。

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月09日 02:44 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月08日
『ダ・ヴィンチ』でも怪談実話! 『ダ・ヴィンチ』8月号が発売になりました。
今号の第二特集は「求ム、本当に怖い怪談実話」――『幽』怪談実話コンテストの選考委員5名が選んだ怪談実話本のマイベスト3と、そこから抽出された掌篇実話怪談5篇(『あやかし通信「怪」』より「女の顔のこと」/『新耳袋 第三夜』より「天狗のお宝」/『実録 お寺の怪談』より「参列者の頭上をよぎる煙」/『田中貢太郎 日本怪談事典』より「怪談会の怪異」/『鏡花百物語集』より「幽霊の葉書」)、さらには先日緊急募集された読者アンケートの結果にもとづく「読者が選ぶ本当に怖い怪談実話本ベスト10」という読書ガイドに徹した特集です。

▲山下昇平画伯によるホラー・ジャパネスクな隅絵にも注目!
ちなみにベストテンに関しては、過日、特集を担当した編集Rから、「アンケートの結果なんですが……これ、ヤラセと勘違いされないでしょうか……」と深刻な声で相談の電話がありましたが(笑)、公明正大な集計結果なのだから堂々と公表すればよい、とお返事した次第です。
構成と解説を担当した朝宮運河氏が、ランク外の本についても的確にまとめてくれていますので、ぜひ御注目いただきたいと思います。
そして興味を惹かれた書目は、ビーケーワンの「魅惑の怪談実話」特集で即、発注を!
http://www.bk1.jp/contents/booklist/0905_jitsuwa?partnerid=02a801
なお、特集ページに小さく告知が載っている夏の『幽』イベントですが、その後いろいろとありまして(笑)、9月12日に都内の会場で開催の方向で、ほぼ確定しました。
こちらもWEB幽などでの告知に、御注目のほどを!

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月08日 21:46 | コメント (0) | トラックバック (0)
『鏡花百物語集』発売です。▼ビーケーワンで「24時間」表示に変わりました。

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この〈文豪怪談傑作選〉シリーズに関しては、たとえば避暑地への行楽に際して携え、時間を忘れて読み耽っていただけるような……そういうシチュエーションを意識した編纂・構成をひそかに心がけています。
とりわけ今回の『鏡花百物語集』は、「浮舟」「露萩」という鏡花の名作怪談小説あり(特に「浮舟」は文字どおりの避暑地小説でありまして、こちとら暢気に避暑どころじゃねーぞ馬鹿野郎とお嘆きの向きにも、居ながらにしてジャパネスクなバカンス気分を味わっていただけるという逸品なのです!)、平山蘆江、松崎天民による達意のエッセイあり、『都新聞』に掲載された軽妙洒脱なコラムあり、そしてもちろん大正期の文壇を彩った数多の文人墨客名優たちが交々に物語る怪談奇聞実話の数々をたっぷりと……まさに一冊で、文藝怪談の醍醐味とバラエティを満喫していただける内容になったのではないかと自負しております。
どうか何卒よろしくお願い申しあげます!

▲鏑木清方画伯による鏡花作品の挿絵も収載。
こちらは『高野聖』の名高き一場面。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月08日 19:16 | コメント (3) | トラックバック (0)
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しましたビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
いろいろ入っています。
京都を舞台に現実と妖しの世界が入り乱れる、森見登美彦『宵山万華鏡』。
怪談噺で知られる円朝の何とミステリー『三遊亭円朝探偵小説選』。
コリン・ウィルソンの名著の新装版『世界不思議百科』。
予約アイテムにも注目作が目白押し。
福澤徹三『黒い百物語 叫び』 &平山夢明『こめかみ草紙 串刺し』は
怪談ファンには絶対のオススメ。
大人気「しゃばけ」シリーズ最新作、畠中恵『ころころろ』。
SFでは、トマス・ディッシュの名作の復刊『歌の翼に』。
「想像力の文学」シリーズの新刊、 佐藤哲也『下りの船』。
そして東雅夫編著の歴史的文学事典『日本幻想作家事典』。
文庫も充実。
綺堂の傑作を集めた『岡本綺堂怪談選集』。竹書房からは『蟻地獄』と『「超」怖い話』。
阿刀田高選の『つくづく奇妙にこわい話』。
今市子の傑作妖怪漫画『百鬼夜行抄』 の最新刊も入荷しています。

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福澤徹三『黒い百物語 叫び』
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平山夢明『こめかみ草紙 串刺し』 ![]()
畠中恵『ころころろ』
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トマス・M・ディッシュ『歌の翼に』
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佐藤哲也『下りの船』
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『日本幻想作家事典 』
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投稿者 coolmint : 2009年07月08日 14:04 | コメント (0) | トラックバック (0)
『日本幻想作家名鑑』
これが今回の『日本幻想作家事典』の元版となった別冊幻想文学版『日本幻想作家名鑑』(1991年9月/アトリエOCTA刊)であります。
91年というと18年前ですか(遠い目)。
この頃はまだ長閑なもので、この名鑑作成だけに半年くらい専念していた記憶が……(恍惚の目)。恐ろしいことに編者自装というか、表紙などの版下も自分でデザインして写植を切り貼りして作成してましたなーこの頃は。
時代からして当然ですが、この旧版には、あの京極夏彦もこの平山夢明もその福澤徹三もどの加門七海も……まだどなたも収録されてはおりません。
これがどういうことを意味するか、お分かりですね?(笑)
今回の増補改訂版では、いちおう2005年までにデビューされた方を対象としているようなのですが、史上空前のホラー&怪談文芸興隆期となった90年代からゼロ年代にかけてが、総て新規原稿というのは、これまた空恐ろしいことであるわけですよハイ。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月08日 13:03 | コメント (0) | トラックバック (0)
片手に、ピストル……は持ち歌ですが、右手で『文豪怪談傑作選 太宰治集 哀蚊』の解説を書きつつ、左手で『文豪てのひら怪談』の初校ゲラをチェックしつつ、右目で『日本幻想作家事典』のまだ山のようにある未チェック項目を確認しつつ、左目で『幽』怪談文学賞短篇部門の全応募作にサックリ(あくまでもサクッとですスミマセン)目を通していると(あくまでも比喩的表現ですので御注意ください)……いいかげん脳内が混線脱線錯綜しそうで困ります(笑)。
……と、いったような混乱にさらなる拍車をかけるかのごとき予約告知が、とうとう遂に図らずも青天の霹靂のごとく出てしまいました!
東雅夫・石堂藍/編著『日本幻想作家事典』
税込価格(予価): \7,875 (本体 : \7,500)
bk1ポイント倶楽部: 75ポイント(1%進呈)
国内送料無料でお届けできます
出版 : 国書刊行会
発行年月 : 2009.9
※価格は予価のため、お支払額が変更となる場合がございます
内容説明
『古事記』『雨月物語』といった古典から、京極夏彦や宮部みゆき等々の現代作家まで、わが国の怪奇幻想文学、ホラー、ファンタジー、伝奇小説、SFの分野に関わる古今の作家作品をことごとく網羅した、空前絶後の大事典。3000を超える項目を収録。巻末には、「怪奇幻想漫画家事典」と「怪奇幻想映像小史」を附録として掲載し、文学以外のメディアにおける幻想作家作品も解説。

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ほほほ、本当に9月に出るのかどうか、はなはだ心許ないというか全く予断を許さない状況ではありますが、思っていたより抑えめの価格設定になったようですので(私ゃ、てっきり一万円超えるものと思っていたぞ)、どうか皆さま、ふるっての御予約をお待ち申しあげております(たぶん豪華特典も付きます)。
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月08日 00:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月07日
売上げTOP10 更新しました!幻妖ブックブログの読者のみなさんがビーケーワンでお買い上げになった怪奇幻想系商品のランキングを発表しました。
あの雑誌の最新号でした!
ぜひご覧下さい。
投稿者 : 2009年07月07日 16:49 | コメント (0) | トラックバック (0)
『鏡花百物語集』見本出来!この夏の〈文豪怪談傑作選〉第一弾となる『文豪怪談傑作選・特別篇 鏡花百物語集』の見本が到着しました。

鏡花一流の女人幻想/水妖幻想を見事に描きあげた金井田英津子さんの装画はもちろんのこと、担当編集者Kさん考案による帯の惹句――今回はとりわけ「大正の怪談文芸ブームはすごかった!」のフレーズが、個人的にツボでした(笑)。
Kさんのキャッチコピーは、編者の予想もしなかった角度から各巻の本質を突いてくるので、毎回愉しみなのです。

▲小村雪岱の挿絵も、好い感じに入りましたよ。
10日前後発売の予定ですので、どうかよろしくお願い申しあげます!
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月07日 00:35 | コメント (1) | トラックバック (0)
2009年07月05日
本棚探偵がやってきた!拙宅最寄りの菊川駅改札で、本棚探偵こと漫画家の喜国雅彦さん@小生と同い年と、奥さんでやはり漫画家の国樹由香さん@空手有段者、それに双葉社の編集H@凸担と待ち合わせ。直前まで屋内の整理整頓にいそしんでいたため小生は汗だくである。いくら「現状維持で」と釘をさされていても、さすがに最低限の通り道くらいはつけておかないと……と手をつけだしたら大変な事態に(笑)。
部屋に入るなり、「いやん、これ可愛いー!凸」と壁から下がる恐竜てぬぐいコレクションに反応する編集H。さらにズカズカ奥へ踏み込むと、壁の音撃棒を見つけて「きゃー! キクニさん、ユカちゃん、見て見てー!凸」と大興奮。それって取材の趣旨から逸脱してはいまいか……。

そんな担当Hをさりげに受け流しつつ、早速、熱心に書棚のチェックを始める喜国さん。さすが歴戦の探偵の名に恥じぬお仕事ぶりである。
居間兼応接間と奥の書庫2部屋をひとわたりご覧になっての第一声は――
「整然としてるじゃないですか」
うおおおー! よくぞ分かってくだされた。これぞプロの眼(笑)。
同時進行でいくつもの企画を抱えているうえに単発の寄稿依頼もあるため、いろいろな分野の資料をササッと取り出せないと仕事にならない。ゆえに、書棚は2列まで、床積み本も背文字の確認ができて手間取らずに抜き出せる高さまで……等々、それなりに自己規制を設けているのであるよ。当面不要な本は実家の書庫へ送り返したり、これでも人知れず苦労しているのだが、大方の反応は「人間の住む環境じゃないですね」とか「瘴気を感じる……」とか「なにこのゴミ溜め」とか、それはもう酷いものなのであった。
嗚呼これからは壁に「整然としてるじゃないですか。本棚探偵・喜国雅彦」と墨筆大書して貼っておこう!

さらに、「おみやげです」と、思いがけず嬉しいプレゼントまで頂戴する。
あの『新青年』の合本である。古雑誌マニアには堪りません!
果たして、どのような記事になるものか、来月号の『小説推理』掲載予定「本棚探偵の生還」に御注目のほどを。

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月05日 11:57 | コメント (1) | トラックバック (0)
2009年07月03日
Kwaiki: Weird Tales from JapanHaving said that, even today, ghost stories (including real tales) are often called kwaidan, and classical horror (in the West, this would be fiction through Shirley Jackson and Robert Aickman) is also still referred to as kwaiki shosetsu. It is for this reason that in this anthology, I have chosen to use the term kwaiki shosetsu in order to capture the tradition of Japanese horror fiction that dates back to kwaidan art forms.
えーいきなり何事かと思われたでしょうが、これは拙文を英訳した一節なのでありますな(英訳者はMiri Nakamuraさん)。
九州の黒田藩プレスから刊行予定の三巻本アンソロジーの第一巻解説「The Origins of Japanese Weird Fiction」の英訳が完成して、送られてきたわけです。
これからチェック作業をするのですが、自分が仕事で書いた長文を英語で読むというのは初体験でして、なんだか不思議な感じがするものです。
ちなみに、全3巻の内容は、下記サイトにてご覧いただけます(……ということに先ほど気がつきました/笑)。
http://www.kurodahan.com/mt/e/catalog/kaikicate.html
創元推理文庫版『日本怪奇小説傑作集』をベースにしつつ、海外向けにある程度のアレンジを加えて、まとめてみたものです。
これぞ「怪談ニッポン」の精華! と、胸を張って提示できるラインナップが組めたのではないかと思っております。
国内でも入手可能なはずですので、刊行の暁には、英語に堪能な向きは、ぜひ!
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月03日 01:07 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年07月02日
幽文作家の新刊2点! さてさて『幽』といえば『幽』怪談文学賞。
第三回の大賞受賞者・岡部えつさんの『枯骨の恋』は、先週の『SPA!』書評欄でも大きく取り上げられるなど快進撃中の模様ですが、第一回、第二回の受賞作家たちも負けてはいません!

▲こうして並べてみると、どことなーく共通点が!?
黒史郎さんの新作長篇『交錯都市』が一迅社文庫から、
勝山海百合さんの新作短篇集『十七歳の湯夫人』がMF文庫ダ・ヴィンチから、
それぞれ発売になりました。
かたや大都会で化物どもが跋扈する地獄絵図が繰りひろげられるパニックホラー、
かたやこれまた化物どもが妖しく美しく跳梁するアジアン怪談17篇の詰め合わせと、
それぞれ持ち味はまったく異なるのですが、どちらも昇り調子の勢いを感じさせる力作です。
いま最も活きのよい怪談&ホラーを堪能したい向きは、必読ですぞ。
ちなみに、上記の岡部さん、黒さん、勝山さんは、そろって『てのひら怪談』出身作家でもありますが、その『てのひら怪談』の母胎であるビーケーワン怪談大賞も、7月に入り、そろそろ佳境にさしかかってきた気配です。
今年はこれまでと違って、公募締切が7月末ではなく、7月21日(火)午前10時締切ですので、どうか、くれぐれも、お間違えなきように!

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投稿者 東 雅夫 : 2009年07月02日 22:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
『幽』最新号、発売!『幽』第11号の見本誌が、どどーんと到着。う、美しい!

▲緑のストライプがリニューアルの目印だ。
ビーケーワンでも、ひとあし早く、24時間以内出荷表示が点灯!

▲こーんな記事とか。

▲あーんな告知とか。

▲こーんな怖い写真とか……(誰に見せても、何でこんな光体が、夕暮れの山中で鮮明に写り込んでいるのか全く不明なのでした)。
話題満載でお送りする五周年記念号を是非、お買い求めください!

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▲いま注文すればオリジナル特典が付いてくる!
投稿者 東 雅夫 : 2009年07月02日 20:11 | コメント (0) | トラックバック (0)















