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2011年10月23日
「東雅夫のイチオシ棚」 更新ビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
ホラー&幻想文学ファンなら必読の評論、紀田 順一郎『幻想怪奇譚の世界』。
泉 鏡花の小説に 中川 学が挿絵をつけた驚異のビジュアル本『龍潭譚』。
ロバート・カークマン企画・作、風間 賢二訳の『ウォーキング・デッド』は、アメリカの“ソンビ文化”の楽しさを封じ込めた傑作グラフィック・ノベル。
知られざる民間信仰を深く追求した小松 和彦『いざなぎ流の研究』。
貴重な奇談・怪談満載の『スウェーデン民話名作集 2』。
予約開始したアイテムも注目作がいっぱい。
猫にまつわる霊的現象を活写した加門七海『猫怪々』。
今年度ファンタジーノベル大賞受賞作、勝山海百合『さざなみの国』。
勝山さん、おめでとうございます。
そして第13回日本ファンタジーノベル大賞受賞作家、粕谷知世の新作『終わり続ける世界のなかで』。
恒川光太郎が新境地に挑む短篇集『金色の獣、彼方に向かう』。
学校で頻発する集団白昼夢を発端とする幻視サスペンス恩田陸『夢違』。
不思議・不条理の魅力にあふれる西崎憲『ゆみに町ガイドブック』。

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加門七海『猫怪々』
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勝山海百合『さざなみの国』
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粕谷知世『終わり続ける世界のなかで』
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恒川光太郎『金色の獣、彼方に向かう』
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恩田陸『夢違』
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西崎憲『ゆみに町ガイドブック』
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投稿者 coolmint : 2011年10月23日 15:29 | コメント (0) | トラックバック (0)
〈怪談えほん〉シリーズ、好発進御礼! 『悪い本』と『マイマイとナイナイ』の2冊同時発売でスタートを切った、小生監修の岩崎書店版〈怪談えほん〉プロジェクト。
おかげさまで従来の怪談文芸ファンに留まらず、幅広い層の読者の皆さまから大きな反響を頂戴しているようで、御礼を申しあげます。
絵本をはじめとする子供の本の世界と怪談本の世界――その双方に刺戟を与え、さらなる活性化に向けて一石を投ずることができれば本望であります。

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ここで更めまして、企画起ちあげに際して小生が寄稿し参加作家諸氏にお送りした「企画監修者緒言」と、帯にも一部が掲載されている「保護者の皆さまへ」の全文を、再掲しておきたいと思います。
※ ※ ※ ※ ※
〈怪談えほん〉プロジェクト/企画監修者の緒言
われわれが人生で最初に出逢う書物――それは多くの人にとって「絵本」ではないでしょうか。
色鮮やかで不可思議なフォルムに満ちた装画の数々に惹き寄せられ導かれて、まだ不馴れで、どこか呪文めく活字の世界へ、わくわくどきどきしながら参入した遠い日々……。
とうに作者もタイトルも忘れ果ててしまった絵本の中のワンシーンを、いまだ強烈に記憶されている向きも少なくないと思います。
紙という平面の上にひらける無限/夢幻の沃野に、思うさま眼と心を遊ばせる幼児期の体験は、読書習慣を涵養するためにも、きわめて重要なものと申せましょう。
しかしながら、こと「怪談」や「怖い話・不思議な話」といった観点から眺めるとき、絵本が置かれた現状は、なんとも寥々たるものがあります。
恐怖、怪奇、残酷、不条理……等々、民話や昔話の中には本来あふれていたはずの仄暗い領域から、ことさらに子どもたちを遠ざけようとする傾向は、近年ますます強まっているようです。
クリーンに滅菌された読書環境に育つことが、子どもたちの情操教育に良い影響を与えるとは、とても思えません。むしろ、幼いころから書物の世界で、さまざまな怖い思い、不思議な体験を重ねておくことが、長じて後の人生を豊かにすることは、われわれ自身の経験が教えてくれるところであります。
このほど、岩崎書店編集部の大胆な発意によって実現へと動き出した「震えて眠れ、子どもたち?怪談えほん計画(仮)」は、怪談文芸や怪奇幻想文学のプロフェッショナルたる作家諸賢と手を携え、子どもたちを本気で震えあがらせるような怖い絵本を生み出そうとする、真に画期的なプロジェクトであります。
かえりみれば大正年間――鈴木三重吉の提唱により旗揚げされた『赤い鳥』につどう時の文豪たちが、新たな童話・童謡の創造に嬉々として取り組み赫々たる成果をあげたごとく、さしずめ『赤い鳥』ならぬ『黒い鳥』の旗を掲げるかのようなムーヴメントを展開して参りたいと考えております。
是非とも本企画の趣旨と理念を御賢察のうえ、ふるって御参加くださいますよう、お願い申しあげます。
保護者の皆さまへ
子供たちは、おばけが大好きです。
不思議な話、怪しい話、怖い話が出ると、いきいきと目を輝かせて聴き入ります。
なぜ人は、おばけの話すなわち「怪談」に惹かれるのでしょう。
おそらくその根源には、未知の世界に憧れたり、眼前の現実を超えた世界を希求してやまない心――人類進化の源でもある探求心が息づいているのだろうと思います。
そしてまた、優れた怪談作品は、人の心の真実や世の中の真理を、恐怖する愉しみとともに私たちに教えてくれます。
幼いころから怪談に親しむことによって、子供たちは豊かな想像力を養い、想定外の事態に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらには命の尊さや他者を傷つけることの怖ろしさといった、人として大切なことのイロハを自然に身につけてゆくのです。
私たちが人生で初めて出逢う書物である「絵本」を通じて、良質な本物の怪談の世界に触れてほしい――そんな願いから「怪談えほん」シリーズは生まれました。
※ ※ ※ ※ ※
本シリーズはこのあと年明けに、京極夏彦+町田尚子によるホラー・ジャパネスク絵本『いるの いないの』、恒川光太郎+大畑いくのによる異界彷徨絵本『ゆうれいのまち』の2冊が、そのあと加門七海+軽部武宏による本格心霊怪談(!)絵本『ちょうつがい きいきい』が、それぞれ刊行予定です。
さらに! この機運を次へと繋げるべく、『幽』次号でも、子供の本と怪談の世界をめぐるユニークな特集が予定されておりますので、引き続きまして、何卒よろしくお願い申しあげます。
投稿者 東 雅夫 : 2011年10月23日 10:04 | コメント (0) | トラックバック (0)
2011年10月20日
繪草子『龍潭譚』の衝撃 先日の「ふるさと怪談トークライブin金沢」をはじめ、このところ石川県金沢市に足を運ぶ機会が、にわかに増えた。
金沢に赴くと、決まって立ち寄る場所のひとつが、皆さま御存知の泉鏡花記念館。
鏡花によって日本幻想文学や怪談文芸の世界に導かれたといっても過言ではない小生にとって、心のふるさとのような場所である。
その鏡花記念館に先日立ち寄った際、たまたま開催されていた(11月6日まで開催)のが「泉鏡花×中川学『龍潭譚』 Mac×Illustratorでよみがえる幻妖の美の世界」だった。企画展案内の文章から以下に引用させていただく。
今から100年以上前の1896(明治29年)11月、鏡花23歳の年に発表された「龍潭譚」。鏡花らしい幻想性にあふれた初期の短篇小説が、人気作家・万城目学氏(「鹿男あをによし」「プリンセス・トヨトミ」)が「週刊文春」で連載中の小説「とっぴんぱらりの風太郎」の挿絵を手掛け、注目を集めている京都在住の気鋭のイラストレーター・中川学氏のMac×Illustratorによる色あざやかな挿画で現代によみがえります。
会場に足を踏み入れるや、「龍潭譚」の名場面の数々が、卓抜な造形・構図と幽艶な彩色で壁面いっぱいに繰りひろげられているではないか。
何を隠そう「人生初鏡花」が『暗黒のメルヘン』所収の「龍潭譚」であった小生としては、これはもう欣喜雀躍ものである。
真紅の躑躅が乱れ咲く迷宮から魔界へと誘われた主人公の少年さながら、つかのま陶然たる夢心地に浸った次第。

驚きは、そればかりではなかった。
同館学芸員の穴倉玉日さんが、不敵な笑みを浮かべて取り出された、銀色に輝く一巻の大冊……繪草子『龍潭譚』と題されたその書物は、中川氏と友人のクリエイターたちが協力して造りあげた「夢の書物」なのだった。
その驚くべき陣容を、次に掲げよう。

【著作者】泉鏡花
【挿絵】中川学
【仕様】本体 A4判縦型(H297×W210×T15ミリ)
パッケージサイズ H400×W300ミリ
総52頁/フルカラー/真空パッケージ
オリジナルCD封入(全10曲) 楽曲制作 山口智
【装幀】錫箔+題字銀箔押 題字 上田普
【台紙絵】シルクスクリーン版画 封入(手刷)
【部数】完全限定生産200部(サイン/限定番号入り)
【価格】30000円
【企画編集】中川学/泉屋宏樹
【アートディレクション・デザイン】泉屋宏樹
【音楽】山口智(ミュージシャン)
【題字】上田普(書家)
【題字印刷】今泉浄治(刷師/今泉版画工房株式会社)
【プリンティングディレクター】築山万里子(アサヒ精版印刷株式会社)
【印刷】アサヒ精版印刷株式会社
要するに、本づくりに関わる気鋭の「職人」たちが、存分にその技倆をふるった結果、金三万円也という破格のお値段になってしまった……という、これはとんでもない書物なのである。




同書が、このほどビーケーワンで購入可能となったこともまた、ひとつの快挙といえよう。
同好の士諸賢に、この思うさま浮世離れした一巻を、全力で推奨させていただく次第である。
紙の書物だからこそ実現できた、この圧倒的なオブジェ感を堪能されたし!
※本書に関するさらに詳しい情報をお望みの向きは、下記の特設サイトを御高覧あれ!
http://www.ryutandan.net/

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投稿者 東 雅夫 : 2011年10月20日 11:22 | コメント (0) | トラックバック (0)
2011年10月17日
幻妖ブックブログ売上げTOP10 2011年9月幻妖ブックブログの読者は、いまどんな本を読んでいるのか?
読者のみなさんがビーケーワンで購入した本の売上げベスト10(+5)を発表します。
2011年9月の月間売上げ第1位はこの本でした!
★第1位

ゴーストハント 6 海からくるもの 幽BOOKS
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
bk1ポイント倶楽部: 14ポイント(1%進呈)
国内送料無料
出版:メディアファクトリー
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★第2位

チヨ子 光文社文庫
宮部 みゆき著
税込価格: ¥500 (本体 : ¥476)
bk1ポイント倶楽部: 4ポイント(1%進呈)
出版:光文社
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★第3位

女霊は誘う ちくま文庫
永井 荷風ほか著 東 雅夫編
税込価格: ¥924 (本体 : ¥880)
bk1ポイント倶楽部: 8ポイント(1%進呈)
出版:筑摩書房
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★第4位

奇跡なす者たち 未来の文学
ジャック・ヴァンス著 浅倉 久志編訳 酒井 昭伸訳
税込価格: ¥2,625 (本体 :¥2,500)
bk1ポイント倶楽部: 25ポイント(1%進呈)
出版:国書刊行会
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★第5位

クトゥルー神話FILE
東 雅夫編著
税込価格: ¥600 (本体 : ¥571)
bk1ポイント倶楽部: 5ポイント(1%進呈)
出版:学研パブリッシング
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★第6位

人造救世主 角川ホラー文庫
アドルフ・クローン
小林 泰三著
税込価格: ¥660 (本体 : ¥629)
bk1ポイント倶楽部: 6ポイント(1%進呈)
出版:角川書店
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★第7位

幽霊詐欺師ミチヲ 2 招かざる紳士淑女たち 角川ホラー文庫
黒 史郎著
税込価格: ¥580 (本体 : ¥552)
bk1ポイント倶楽部: 5ポイント(1%進呈)
国内送料無料
出版:角川書店
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★第8位

やなりいなり
畠中 恵著
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
bk1ポイント倶楽部: 14ポイント(1%進呈)
国内送料無料
出版:新潮社
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★第9位

これはペンです
円城 塔著
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
bk1ポイント倶楽部: 14ポイント(1%進呈)
出版:新潮社
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★第10位

厭霊ノ書 竹書房文庫
実録怪譚
幽戸 玄太著 平山 夢明監修
税込価格: ¥660 (本体 :¥629)
bk1ポイント倶楽部: 6ポイント(1%進呈)
出版:竹書房
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☆第11位

幽 第15号
税込価格: ¥1,850 (本体 : ¥1,762)
bk1ポイント倶楽部: 17ポイント(1%進呈)
国内送料無料
出版:メディアファクトリー
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☆第12位

夢幻紳士 ASAHI COMICS
高橋 葉介著
税込価格: ¥1,050 (本体 : ¥1,000)
bk1ポイント倶楽部: 10ポイント(1%進呈)
出版:朝日新聞出版
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☆第15位

ルー=ガルー 2 インクブス×スクブス 講談社ノベルス
京極 夏彦著
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
bk1ポイント倶楽部: 14ポイント(1%進呈)
出版:講談社
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投稿者 : 2011年10月17日 16:39 | コメント (0) | トラックバック (0)
2011年10月13日
「東雅夫のイチオシ棚」 更新ビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
岩崎書店<怪談えほん>第一回配本が発売、宮部みゆきさんの『悪い本』を巡るインタビューを
公開しました。ご購入のお客様にはインタビュー完全ロングバージョンのテキストを配信致します。
単行本・ノベルス・文庫・電子書籍が同時発売の京極夏彦ダークファンタジー『ルー=ガルー 2』。
「虫けらの霊たち」を主人公とした奇想天外な幻想小説『虫けらの群霊』。
予約イチオシは紀田 順一郎の作家論やエッセイを集めた『幻想怪奇譚の世界』です。

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投稿者 coolmint : 2011年10月13日 18:06 | コメント (0) | トラックバック (0)
2011年10月05日
「東雅夫のイチオシ棚」更新ビーケーワンの辻です。
「東雅夫のイチオシ棚」 更新しました。
杉村顕道『宮城県郷土かるた』復刻版が予約開始!
宮城に生きた杉村兄弟が昭和24(1949)年、戦後復興途上のふるさとを謳い描いた幻の合作かるたです。
東欧のSF・ファンタジーの傑作を集めた『時間は待ってくれない』。
ホラーではありませんが
『遊郭のはなし』『色町のはなし』で知られる長島槇子の傑作時代小説『吉原純情ありんす国』にもご注目を。

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投稿者 coolmint : 2011年10月05日 11:34 | コメント (0) | トラックバック (0)
2011年10月04日
美麗フライヤー完成来る10月29日(土)に名古屋で連続開催される「ふるさと怪談トークライブ」と「金井田英津子〈文豪怪談傑作選〉原画展トークショー」のフライヤーが、堂々完成しました!


制作は地元名古屋在住のデザイナー小出ゆかりさん。
文豪怪談らしい雰囲気を濃厚に湛えた素敵なデザインに仕上げていただき、感謝に堪えません。
なお、金井田さんの原画展は29日だけでなく、継続して展示されますので(詳しくは→http://hurusatokwaidan.web.fc2.com/)、当日は御都合のつかない方も、ぜひお運びくださいませ!
投稿者 東 雅夫 : 2011年10月04日 16:20 | コメント (0) | トラックバック (0)






